ハイスクールD×D wizard 希望の赤龍帝   作:ふくちか

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ドライグ『もうこの章も終わりなのか……』
ドラゴン『長かったような、早かったような』
イッセー「まぁまぁ、今度からは修学旅行じゃん。楽しみだなぁ」
ドラゴン『小学生か』
ドライグ『そっとしといてやれ。相棒の奴、中学時代はインフルエンザに罹ったせいで行けなかったんだよ』
ドラゴン『………マンモス哀れな奴』

今回はドレイク決着編です。


それと………二十歳にして円形脱毛症になりましたw
人間何処でストレス溜めてるか分かんないものですねぇww







MAGIC85『終わりのフィナーレ』

 

赤い鎧を纏ったドラゴンに乗った俺と晴人は、驚愕しているであろうドレイクを睨む。

 

『な、何だそのドラゴンは!?』

「分からねーか?いや、分からないだろうぜ。何せて――――俺の方のドライグとドラゴンが合体したんだからな」

 

 

そう――――あの闇の中で魔法を使った瞬間、あの場所に召喚されたウィザードラゴンと、晴人側のドライグが一つになったんだ。

言ってみれば、ウィザードラゴンが赤龍帝の鎧を身に纏ったような姿だ。

 

 

最初は誰か分からなかった俺と晴人だったけど、俺の方のドライグが『肉体を持っていた俺に似ている』…………そう呟いたのを聞いた晴人がそれを察したわけだ。

 

何より、ウィザードラゴンの瞳は赤かったのに、このドラゴンは左目が緑に輝いていた。

緑はドライグの瞳、だからな。

 

『こいつは俺もビックリだぜ!』

『…おい、人の体で喧しく喚くな』

『いや、すまんな。何せ久しぶりの体なもんで……テンションが最高にハイなんだ』

『フン………兎に角今は』

『あぁ』

 

 

 

 

『『貴様を跡形もなく消し去る!!!』』

 

そう言ってドラゴンは吠えると、ドレイクに向けて急接近する!

 

『ならば、もう一度貴様らを消し去るまでだ!!!』

 

ドレイクは近づけさせまいと幾重もの攻撃網を張る!

 

 

『『突っ込むぞ!』』

「っ、おいマジで突っ込むのか!?」

 

宣言通り、俺達は(無理矢理)弾幕の中へと飛び込む!

ダメージを覚悟していた俺だったけど………何と、一つもケガを負っていない!

 

『何っ!?』

『『貴様の生半可な攻撃で、俺を傷つけれると思うなよ。――――三下風情がぁ!!』』

 

お返しとばかりにドラゴンは翼を靡かせた。

 

 

 

 

刹那――――赤色の大竜巻が意思を持ったかのようにドレイクに襲い掛かった!

 

 

『ぐぅおおおおおおおおお!?』

 

ドレイクからは苦悶の声が!

二つの首も苦しそうに唸りを上げている!

 

「スゲェ!滅茶苦茶効いてるぜ!」

「よし!このまま――――うぉ!?」

 

と、ここで突如としてドラゴンが飛行スピードを上げた!

 

「何してんだよお前ら!」

『……すまん。今のは、』

『ヒャッハァ――――――――!!!!!最高潮にクライマックスだぜぇ!!!!!』

 

 

……何か、ドライグの方が滅茶苦茶テンション高いんですけどぉ!?

 

『今の俺は脳細胞がトップギアだぜ!!ドラゴンなれどもパーリナイッ!荒れるぜグォーーーーーーー、オンッ!!!!!』

「……お、おい。こんな明後日の方向にハイなドライグ、見たことないんだけど」

『…何でも肉体を久しぶりに得られた事での高揚感云々で、頭のネジが全部ぶっ飛んだらしい』

 

って、説明してくれてる間にもスゲェ宙返りしてるんですけど!!

 

 

「一応この体の主導権はお前だろ!?どうにかして止めろよ!」

『……もうこの勢いのまま倒しても良いんじゃないか?と言うより、ハイテンション過ぎてウザい……』

「お前今本音言ったな!?こいつの世話俺達に押し付ける気だなお前!?」

『……行くぞ!!』

「「いや何とか言えやぁぁぁぁ!!!!」」

 

とうとう気合で言い切ったドラゴンはドライグのハイテンションに巻き込まれる形でドレイクに接近する!

 

『小賢しいっ!!』

『行くぜぇ!ブラストベントォォォォ!!!!』

 

ドレイクが放った攻撃を、ドラゴンの翼になっていたバイクのタイヤ部分から突風を噴出し、相殺する!

激突した瞬間、ドラゴンは突っ込みながら爪で二つある頭を立て続けに切り裂いた!

 

『ギャァァァ!!……お、おのれぇぇぇぇ!!!』

『オラオラお次は岩石封じだぁぁ!!!』

 

逆上して襲い掛かってきた二つの咢を縦横無尽に駆けながら躱すと、周囲に岩石を漂わせ、そのままドレイクに投げつけた!!

岩石の雨霰を首をうねらせながら躱していたドレイクだったが、気づけば体の隅から凍結していっていた!

 

『HAHAHAHAHA!!!寒いのは嫌いかい!?』

『……キサマァァァァァ!!!!』

 

ちょ、滅茶苦茶怒らせてるんですけど!?

 

「お前何挑発してんだよ!?」

『あぁ、すまん。逆上させる為に挑発したんだが………別にアイツを倒してしまっても、構わんのだろう?』

「……もうヤダこのドライグ!」

 

あーっと、遂に晴人も匙を投げた!

でもこのドライグ、そんな事は知った事かと踏ん反り返ってやがる!

 

『今日は気分が良いんでな。特別に俺の絶技を披露してやろう!!!』

 

鎌首を擡げて此方を睨むドレイクに向かって――――ドラゴンは大質量の炎を吐いた!!

 

『フン、こんな程度のもっ――――!?』

 

それを見て防御しようと巨大な結界を張るドレイクだったが、その結界は炎が触れた瞬間消えていった!

そして、とうとうドレイクへと燃え移り、大きくその巨躯を燃え上がらせた!!

 

『ガ、アアアアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!!!!!』

 

先程よりも大きい声を上げて苦しむドレイク!

そして炎の規模は更に大きくなっている!

 

『…まさか、これをも再現できてしまうのか』

 

え、どういう事だドライグ?

って言うかあの攻撃知ってるのか?

 

『燚焱の炎火――――あれは俺が生前、肉体を有していた際に使っていた絶技………言わば、必殺技だ』

『その特徴は至ってシンプル――――有象無象あらゆる物を焼き尽くす。しかも、この体の持ち主の此奴の力も加わっての一撃だ。全盛期以上の一撃だぜ』

「「………スゲェ」」

 

見れば奴の肉体がどんどんと小さくなってきてやがる。

 

『名付けて……燚焱の幻炎!どうだ!?』

『フッ……悪くないな』

『……なぁ、今度俺とも合体してくれないか?』

『………何故貴様等とそう何度も合体せねばならんのだ!?絶対に断る!!』

『…俺もおっぱいドラゴンとか呼ばれたり弄られたりでストレス溜まってるんだよぉぉぉ!!!うおぉぉぉぉぉん!!』

『いやー、気をつけろよ?でないと作者みたいに禿げるぜ?』

『俺が思うに、此奴のストレスの一因には貴様も噛んでるんじゃないか?』

『……ぼく、しーらない』

 

 

 

…………これなら行けるぞ!

 

『……ゴホン。相棒!奴をこれ以上暴れさせれば、このアンダーワールドが持たない。さっさと決着をつけるぞ!』

「……あぁ!」

《チョーイイネ!キックストライク・サイコー!》

「飛べイッセー!」

「へ……うぉ!?」

 

そう言われて離れると、突如としてドラゴンが変形を始め、最後に後部にバイクがくっ付き、巨大な足のような形態に!

 

 

「よぅし、イッセー……ラストシュート、俺とお前で決めるぞ」

「――――あぁ!!」

 

俺達はすぐさま天高く飛び上がり、宙返りをし――――巨大な足状に変形したドラゴンにそれぞれ片足を押し付ける!

 

 

『ぐ、ぅぅ…………ば、かなぁ…!この、私が……ァ!!』

 

 

 

 

 

 

これで――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「フィナーレだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」」

『『『うおおおおおおおおおおおお!!!!!!』』』

 

 

そのまま巨大な足と共にドレイクに向けて落下!!

ドライグ達の雄たけびが上がったかと思うと、足には巨大な炎が灯り、俺達の周りを赤いオーラが纏う!

 

ドレイクは満身創痍の肉体で俺達を受け止めるが、その状態では抵抗も殆ど出来ずに、次第に追いつめられる!!

 

『馬鹿な………馬鹿なバカなばかな!!!この私が、こんなところでぇ―――――――――――!!!!!!!!!』

「「『『『ダァアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!』』』」」

『ギャァァアァァァァァァアァァアアァアァァァァアァァァァァアァ!!!!!!!!!!!!!!1』

 

 

ドレイクが叫びを上げると――――肉体が爆散!

 

 

そして、ドレイクが消えるのと同時に、アンダーワールドの亀裂も治っていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

 

 

 

 

「…っと!」

「ほっ」

 

 

地面に着地した俺達は、その爆炎を見上げる。

 

「やったな」

「……おう!」

 

俺達は互いの拳を合わせる。

 

『これにて一見コンプリート!メガロ……アンダーワールドはぁ?』

『……フン』

『……ハァ』

「……へへっ」

「っハハ……」

 

 

 

「「『『『日本晴れっ!!!!!!』』』」」

 

 

 

 

 

 

かくして、異世界を巻き込んだファントム騒動は、終わりを迎えた………

 

 

 

 




次回でこの章も終わりです

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