ティ
「え? 開けたのか、宝箱?」
ルト
「開けたからそなたは呆気なく捕まったのではないのか?」
フォックス
「違うんだ……確かに宝箱を開けようと思って行ったけど、俺は開けてないんだよ……先に開けてたのはパルテナだったんだよ」
ラフィーナ
「本当ですの?」
フォックス
「ハンターに気を取られてる隙に、俺の腰の発信機にカードキー通されてよ……」
ルト
「そなたはまんまと実験台になってしまったゾラか……」
ティ
「(カードキー)通そうとしているのに気付かないのも、それはそれでだと思うが……」
フォックス
「頭の中、ごっちゃごちゃだったんだよその時は……悔しいったらない。 最近すぐ捕まるな俺は……スランプかな」
ティ
「それより青い宝箱のロックが外されたみたいだぞ。 今度は一体何が入っているんだろうな……」
ラフィーナ
「さっきのが発信機を起動させるカードキーっていうデメリットだったわけですわよね?」
ルト
「二回連続でデメリットは無いじゃろ……」
フォックス
「いやいや分からない、ひょっとしたらハンターが直接入ってるかもしれない」
ティ
「いやハンターが入ってたら分かるだろう……宝箱のサイズで分かるって」
ラフィーナ
「それでもメリットもデメリットもあるって告知している以上今度はメリットでないとバランスが悪いですわ」
ティ
「しかし今回は最初のミッションの時間短縮とか意地が悪い指令が多いから、またデメリットってのも重々有り得るだろ……」
ルト
「デメリット、デメリットの可能性はあるか……」
フォックス
「今回1秒100円だから、賞金増額とかあると思ったけどな……」
ラフィーナ
「だったら開けるべきですわよ。 今回の賞金78万円? 6ケタはケチですわ、7ケタは狙わないと」
ティ
「……金かよ」
りすくませんぱい
「もう私は開けるのはやめようと思う……」
パルテナ
「もう私は開けませんよ……トラウマになります」
ブラックピット
「俺か? 別にこれはミッションでは無いが……まあ行かない。 行くわけ無い」
デデデ
「これでもしハンターを足止めすることが出来るようなものが手に入れば……碌に動けないワシでもゲームを有利に運べるぞ」
トゥーンリンク
「……悩むなあ。 デメリットの次にメリットってあるかな。 二個目って……」
マリオ
「普通にまたデメリットだよ……こんなの。 僕は開けない、絶対に」
ロックマン
「やめようよ、こういう揺さぶるようなの……普通にミッションでいいじゃん。 生々しい汚い部分出てくるって……」
ラヴィオ
「正直最初の宝箱はどうでもよかったんですけど……これ行きたくなってきましたね。 2連続のデメリットは無いですよ、おそらく」
北の畑にある、青宝箱のロックが外された
先ほどの赤宝箱はデメリットだったが、果たして今度の宝箱の中身は……?
ラリー
「………行ってみてもいいんじゃないか。 よっしゃ……今度は大丈夫だろ。 おいら開けにいこう」
トゥーンリンク
「行こう……ちょっと興味引かれてきた。 ちょっとぐらい欲かいてみようっと……」
デデデ
「例えばハンター用の武器とかがあれば、命が二つあるようなもんだぞ……。 だとしたら是が非でも欲しい」
ラヴィオ
「やっぱり宝箱ってのはロマンですよ、ロマン。 宝箱……いっただっきまーす!」
青宝箱に向かう姿勢を見せたのは、ラリー、トゥーンリンク、デデデ、ラヴィオの4人
ただし、中身は開けてみるまで分からない
ブラックピット
「いちいちこんな通達に心を踊らされてる奴の気がしれないんだよな……わざわざ、苦労するほどのことか?」
ミッション同様、全く宝箱に興味を示さないブラックピット
デデデ
「努力が大事だ、この手のは……」
アドバンテージの欲しい、大王様
ブラックピット
「……努力することってのはダサいからな」
デデデ
「ワシみたいなのが逃げ切るには地道に努力せねばならぬ……こういう小さなことでハンターを制するような武器を手に入れるのが大事だと思うぞ……それくらいの努力は惜しまぬ方がいい」
ブラックピット
「たかがこんなことで努力することはダサいだろう。 ダサいことは別に俺はしたくないんだよ」
デデデ
「前に出た時も、何とかこのハンディキャップでしか無い身体を隠す努力をして……うおっ!?」
ピーーーーーーーーーーーーーーー
デデデの目の前にハンター出現!
デデデ
「まずい……! これはいかん!」
ブラックピット
「俺はそんな面倒な努力はダサいからしない。 ずっと隠れ続けて逃走。 これが一番この番組の理に適ってるはずだからな」
ピーーーーーーーーーーーーーーー
デデデ
「だぁ~!」ポン!
デデデ
「カッコ悪……出会い頭か」
宝箱の誘惑に吸い寄せられたデデデ……努力は実らず、ダサく散った
ブラックピット
「デデデ確保。 ……妥当だな」
マリオ
「デデデ向かったんじゃないの宝箱のところに……欲に目が眩んで。 危険だよ……周り見えなくなるんだから」
ラヴィオ
「やっぱりね……宝箱ですよ。 宝って言葉に弱いんですよ、皆……行っちゃいます! 賞金が入ってたら……勢いそのままに、僕は自首電話に行っちゃうかもしれませんね」
トゥーンリンク
「メリットに賭けよう。 イチかバチかの時は向かった方がいい!」
ルキナ
「行きたい気持ちはあるんですけど……万が一またデメリット引いた時に皆様への負担が大きくなってしまったら、詫びても済まないです……」
ロックマン
「メリットだった場合、僕らにもそのメリットがあるのかっていうのは……ハンターが1体減るとか分かりやすいメリットだったら是非開けて欲しいし……ああ、じれったい!!」
トゥーンリンク
「あれじゃない? 青い宝箱って……」
最初に北の畑に到着したのはトゥーンリンク。 青宝箱は目の前
トゥーンリンク
「これでしょ……誰も来てないし、開けちゃっていいの?」
マリオ
「あんまりこういうのをポンポン開けられると怖いよ……でかいデメリット引くかもだから」
シェゾ
「何で皆考えないんだ? これはどんどんゲームが罠を置いていってるだけだぞ……」
トゥーンリンク
「よし……開けよ」
トゥーンリンクが青宝箱を開けた!
トゥーンリンク
「え?」
その中身は……
トゥーンリンク
「何コレ……? ガラケーだ。 しかも3個」
青宝箱に入っていたのは、携帯電話3個
トゥーンリンク
「これ発信機……とかじゃないよね。 今回、何もかも疑ってかかってるような気がする、おいら……」
ラヴィオ
「あ……リンクさーん! リンクさーん!」
ラリー
「あそこだろ宝箱って……あれ、もういるじゃん2人も……先越されたかな?」
そこへ、ラリーとラヴィオもやって来た
ラヴィオ
「もう開けました? 何ですか? 何が入ってました?」
トゥーンリンク
「ガラケーが入ってたんだけど……それも3個」
ラヴィオ
「だったらこれ一人1個ってことでいいんじゃないでしょうか?」
ラリー
「そうだよな、一人で3個持つようなものじゃないから分けよう」
トゥーンリンク
「もうパッと見でメリットなのかデメリットなのか全然分かんないしなあ……」
ラリー
「これにもし発信機が付いてるんだとしたら、その辺に捨てればいいわけだし」
ラヴィオ
「う~ん……正直期待外れですよ。 宝箱ってもっと豪華な物が入っているものだと思ってました。 宝じゃないじゃないですか電話なんて」
トゥーンリンク
「……あれ、ダメだ。 電源が入らないけど……何なんだろう、本当にこれ」
3名の逃走者に、用途不明の携帯電話が行き渡った
ピリリ、ピリリ、ピリリ
ロックマン
「おおっとっと……メールメール」
ラナ
「『青宝箱が開けられ、中身が逃走者の手に渡った』また報告だけだよ……」
リンク
「案外皆行くんだね……勇敢だと思うよそれは……ビビってるもんな僕……」
パックマン
「手に渡ったってことは……ハンターとかじゃ無かったって解釈でオッケーかな」
トゥーンリンク
「もう何なんだよ……この電話。 電源も入らないっておかし――」
ピリリ、ピリリ、ピリリ
トゥーンリンク
「うおっ!? ちょっと待ってちょっと待って携帯……びっくりした!」
ラヴィオ
「何ですか……鳴りましたよ、この携帯……」
ラリー
「え……メール来た。 何!? 嘘……!?」
突然、3人の携帯電話が起動
トゥーンリンク
「メールが来て電源付いた。 『この携帯電話は密告用電話』えぇ?」
ラリー
「『他の逃走者の位置情報を本部に通報すれば、その逃走者の元にハンターを向かわせることが出来る』」
ラヴィオ
「……それ、どう考えても僕らにメリット無いですよね? 減ったら減った分、僕らが追われる可能性上がりますから」
トゥーンリンク
「……ひっどいな、これ。 裏切りじゃん。 開けなきゃよかった……通報なんて、そんなことおいらには出来ないよ……」
3人が手に入れた携帯電話は、密告用電話
この電話から本部へと他の逃走者の位置情報を通報すれば、直ちにハンターがその場所へと向かう
ラリー
「通報するわけないじゃん、だって人数減ったらおいら達不利になるよ? 狙われやすくなる」
ラヴィオ
「別に……今回、そんな確保させたいほど恨み妬み嫉みがある人出てないですよ……」
この3名に意味もなく他の逃走者を、ハンターに通報する理由は無い
その頃、指令室のゲームマスター・カンティーヌ
「まあ、当然通報する意味は無いと思うか……」
「それはそうでしょうね……カンティーヌ」
先ほどアズールと呼ばれた女が、カンティーヌの元へと戻ってきた
「む、アズールか……クラインに送ったのか? あの宝石を……」
「ええ。 それより一体どういうつもりなのかしら? この逃走者への贈り物は」
「逃走者というのはどこまで欲に忠実になれるかを試すだけだ……」
そう言いながらモニターをタッチ
そしてエリアに置かれた、緑の宝箱のロックが外された
果たして、3人が手に入れた密告用電話とは一体……!?