ピリリ、ピリリ、ピリリ
ラナ
「うおー……また鳴った。 何だか続々来るじゃん、せわしなく……」
パックマン
「『通達・エリアに置かれた緑色の宝箱のロックを解除した』またかい。 これで3個目の宝箱メールだよ……」
りすくませんぱい
「『ただし中に入っているものがメリットなのかデメリットなのかは開けてみなければ分からない』もう見飽きたぞ、この文面は……コピー&ペーストでもしてるのだろう」
マック
「『場所は南の海岸。 開けるのは早い者勝ちだ』はいはい……よーやるよ。 ったく……」
ロックマン
「しかも2個目の宝箱の中身すら発覚してないのに……ゲームマスター、メール送る順番間違えてない?」
南の海岸にある、緑宝箱のロックが外された
赤宝箱の中身はGPSを起動させるカードキー、青宝箱には密告用電話
果たして、今度の宝箱の中身は……
マリオ
「…………デメリットだよ。 全部デメリットって言ってるな。 それでもやっぱり……デメリットだと思う」
リンク
「3個目でしょ? ……1個くらい開けてもいいかな。 うー、迷う……迷ってる間に決断してるから、僕開けられないんだろうなあ……」
トゥーンリンク
「もう僕は開けないよ……もう開けて、ケッタイすぎるもの手に入れちゃったし……」
ラヴィオ
「2個開ける度量は僕には無いですね……お譲りします」
ドラコケンタウロス
「これでもし開けてハンター1体消すアイテム取ったりすると……それやったあたしヒーローじゃない? ただ失敗したくないよなあ……」
サムス
「何だろ……? こんなに宝箱をゴリ押しされると開けたくもなるのよね……冒険してみるかしら」
サタン
「……行くか。 私が開けようではないか」
ちょうど宝箱出現地点の海岸手前のキャンプ場にいたルキナ
ルキナ
「おや、割と私は近いところにいるんですね……南の海岸ですよね? 緑色の宝箱は」
サタン
「確かこの辺だと言っていたな、メールでは……」
そこへ、サタンもやって来た
ルキナ
「あら……? 行くんですか?」
サタン
「いっそここで男らしくチャレンジしようとな……」
ルキナ
「いいですけど……ただ気を付けてください、デメリットの可能性もありますから」
サタン
「よしっ……悪いが私が開けさせてもらう」
ルキナ
「どうぞ……」
ルキナはサタンに、宝箱の場所を伝える
サタン
「そう言いながらデメリットは1個だけなんじゃないのか?」
ルキナ
「デメリットを引いて、私のせいで皆さんに負担をかけるわけにはいけませんからね……」
デメリットの可能性があるものに、敢えて固執せずのルキナ
サタン
「何だかんだ言おうとも、誰かが開けなければならんのだろう……ならば私が!」
メリットの可能性を信じ、チャレンジしに行くサタン。 果たして……
トゥーンリンク
「この電話一体何に使えっていうのさ……その辺に捨てちゃおうかな」
一方2つ目に出てきた青宝箱を開け手に入れた密告用電話を、忌わしく扱うトゥーンリンク
トゥーンリンク
「おいらはこれ使いこなす自信無いな……」
これがメリットなのか、デメリットなのかがトゥーンリンクは判断出来ない……
ロックマン
「あっ、ラリー?」
ラリー
「お、ロックマンがいる」
同じく密告用電話を入手したラリーにロックマンが接触。 しかしロックマンは、そんな物騒な物を持っているとは知らない
ロックマン
「2個目の宝箱開けたの誰か分かる?」
ラリー
「さあ……? どうなんだろな……おいらは分からん」
やはり手に入れた物を、大っぴらには出来ないようだ……
ラリー
「宝箱3つ目出たけど、お前は開けに行かないのか?」
ロックマン
「デメリットに決まってるでしょ……それじゃ!」
ロックマンがラリーのそばから離れる
ラリー
「今、あのロックマンを森にいますって通報すればハンターに確保させることが出来るんだよな……」
通報するのか……?
ラリー
「……何のメリットがあるって言うんだよ、だから。 絶対使わないってこんなの」
こちらも、無駄な殺生はしない……
サタン
「あれだな……緑宝箱。 そんなに大きいわけでは無いな……」
海岸の緑宝箱を見つけたサタン
サタン
「ということはハンターがいきなり出てくることは無いと踏んだ。 では……遠慮はせん」
迷い無く……
サタン
「中身はなんだ!」
開けた……
サタン
「……? 何だ、これは……」
緑宝箱の中身は……
サタン
「スイッチ? レバーか……?」
謎のレバー……現在はオフになっている
サタン
「何だ、手紙が入ってるぞ……」
一緒に入っていた手紙を手に取るサタン
サタン
「『この宝箱を開けた者に告ぐ。 このレバーをオンにすると、リスクは高いが賞金大幅アップのチャンスがあるラッキータイムを発動させることが出来る。 発動させるかさせないかは君の自由だ』な……どういうことだ」
緑宝箱に入っていたのは、オフになったレバー
このレバーをオンにすれば、リスクはあるが賞金を増やすことが出来る『ラッキータイム』が発動するらしい
サタン
「そうか……ここで賞金変動の可能性が出てくるのか。 いや確かに……1秒100円で最高78万円は少ないわけではないが……道理で普段よりもせこいわけだ。 このレバーを入れると、(1秒)100円なのが増えるわけだな」
レバーを入れれば、高額賞金の可能性が待っている
サタン
「ただ……その『ラッキータイム』とやらが具体的に何なのかが書いていないのは腹が立つな。 リスクが高いとしか書かれていない」
ラッキータイムの内容、それが不明なのが気がかりだが……
サタン
「しかもそのような重要と思える仕掛けを私が発動させるのは……」
ここに来て、魔界のプリンス・サタンが迷う……
サタン
「……お誂え向きだろう!」ガチャン
わけが無かった……
サタン
「これでその『ラッキータイム』が発動するはずだが……」
ピリリ、ピリリ、ピリリ
サタン
「おっ……早速」
パルテナ
「『サタンが緑宝箱を開け中にあったレバーを入れたことにより、残り78分から70分までの8分間ラッキータイムが発動する』ラッキータイム……?」
シェゾ
「あのオッサン勝手なことを……『この8分間のラッキータイムの間、ハンターを5体追加し』!?」
パックマン
「ご……5体!? 多くない……? 『合計8体となる。 その間1人確保されるごとに、現在の賞金に8万円のボーナスが追加される』」
シグ
「…………どういうこと? とにかくハンターが増えるの~?」
ラヴィオ
「1人確保ごとに8万円……2人で16万円……3人で24万円!? 『更にラッキータイムでピッタリ8人が確保されれば』」
ブラックピット
「8、8、8……ってしつこいな。 『賞金ボーナスを2倍にする』」
マリオ
「8万円×8人=64万円、更に倍でボーナス128万円!? これ下手したらとんでもない額になるぞ……200万円超える!」
ロックマン
「『なお青宝箱に入っていた逃走者の位置をハンターに通報する密告用電話が3人に渡っている。 ラッキータイム中は密告者にも気を付けたまえ』 え……そんな奴いるの!?」
トゥーンリンク
「ええっ……!? これ(密告用電話)まさか……このラッキータイムのための……?」
ラリー
「……この電話って、このラッキータイムで8人確保させるためのアイテムだっていうのか?」
ラヴィオ
「あららららら……これ、そういうこと!?」
ラナ
「8体のハンターに加えて、3人も通報する人がいるの……? どういうこと……味方も信用できないってことだよね!?」
サムス
「エグいわ……今回エグいわ」
マック
「今回の宝箱がメリットになるのかデメリットになるのか……この8分間で自分が捕まらないかで決まるんだ。 二極化するわけだ」
サタン
「8体のハンターだと……確かに生き残ることが出来ればラッキーだが……リスクが大きすぎないか!?」
ルキナ
「ちょっと待ってください……あと10秒で発動しますよ!」
突然の異常事態に、状況が飲み込めない逃走者たち
しかし、気持ちの整理が付かなくとも……生き残れば天国、捕まれば地獄の……ラッキータイムが、幕を開ける!
5体のハンターがエリアに追加され、合計8体
ピーーーーーーーーーーーーーーー―
牢獄
デデデ
「何じゃ……ありゃ!?」
ティ
「ハンター5体走って行ったぞ!」
フォックス
「絶対捕まるだろ、あんなの! 8分も耐えられるか!?」
逃走者を追い詰める、8体のハンター!
ラッキータイムの8分間が経つまで……悪夢の時間は終わらない
リンク
「ちょっと待って、いたよ、いたよ、いたよ……」
ピーーーーーーーーーーーーーーーー
早速増えたハンターを、リンクが視認
リンク
「あっち逃げても……ハンターまだいるんじゃないの!? 8体もいるんだから……」
サムス
「これは相当キツイわ……今までの逃走中に無いんじゃないかしら。 やるんだったら私達を巻き込まないで欲しいわ……」
ラナ
「お金は確かに欲しいけど……こんなので増やすのはヤだよ!」
マリオ
「8体なんか把握しきれないって……何でこんな罰を与えるんだよ!」
ピーーーーーーーーーーーーーーーー
ドラコケンタウロス
「見つかったら終わりじゃん、これ……追われた時点で」
ブラックピット
「俺は絶対捕まらない……他の奴らがガンガン捕まってくれる分には全然構わない」
シェゾ
「サタン……あの野郎……! とんでもない試練だぞ……!」
サタン
「……通知されていないリスクほど怖いものはないな。 だが……ここで耐えてこそだ!」
ピーーーーーーーーーーーーーーーーー
マリオ
「来た……! 来たよ、こっちに……!」
森の中でハンターを発見、木に紛れ逃げようとするマリオ
ピーーーーーーーーーーーーーーーーー
マリオ
「やっばい、向こうにもいる……」
ピーーーーーーーーーーーーーーーーー
逃げた先にも、別のハンター……
マリオ
「嘘……これやばいぞ、逃げ場が……」
ピーーーーーーーーーーーーーーーーー
見つかった……
マリオ
「嘘だよ、これ!」
ピーーーーーーーーーーーーーーーーー
前門の虎、後門の狼……
ピーーーーーーーーーーーーーーーーー
マリオ
「ぬあぁ……こんなんで!」ポン!
ラッキータイム中の確保により、8万円の賞金ボーナスが全員に追加
マリオ
「何だよ……こんなのって無いよ……。 何にもする前に……サターン!! やってくれたなぁーっ、デメリット!!」
ピリリ、ピリリ、ピリリ
ラリー
「……何だよ。 あっ、確保情報」
マック
「マリオ確保……残り17人。 賞金ボーナス8万円追加。 けぇ~……」
シェゾ
「このまま自分は生き残って他が捕まれば、逃げ切った時の賞金が増える……ハイリスクだ」
果たして……ラッキータイムにより、賞金額は幾らまで上がるのか……!?