逃走中 ~Lucky 8 ~   作:ハルカン

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Lucky(ラッキー)

 

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パックマン

「どうなんだ……耐えられれば確かにラッキータイムだが……」

 

岩陰に隠れて、ハンターの場所を確認するパックマン

 

パックマン

「どこ行ってもいるんじゃないのか……ほらほらほら、いました……」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

パックマン

「8体ですよ? どこから来たって不思議じゃないぞ……」

 

 

ハンターは神出鬼没。 更に数は8体

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

パックマン

「あのハンター……ダメだ。 ここ今動けない」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーー―ー

 

 

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パックマン

「とにかくこの8分間は凌がなきゃしょうが――」ポン!

 

 

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パックマン

「えっ?」

 

前のハンターばかりを気にして、後ろから迫るハンターに気付かない場合もある……

 

パックマン

「……えっ?」

 

パックマン確保により、賞金ボーナスが更に8万円プラス。 現在16万円

 

パックマン

「…………えっ?」

 

 

サムス

「ほら、もう二人目確保じゃないの……パックマン確保残り16人」

 

 

サタン

「これでもう生き残りの連中に16万円か……確かにオイシイな、このミッションは! 賞金額が一気に上がるぞ。 捕まりさえしなければ……だが」

 

 

ラッキータイム中に逃走者が確保されると、一人ごとに現在の賞金が8万円ずつプラスされる

 

更にラッキータイムで8人丁度確保されると、賞金ボーナスは2倍。 128万円が加算される。

 

しかしそのボーナスを得るには、8体のハンターに8分間耐えなければならない

 

 

ラリー

「この密告用電話で、8人確保ピッタリにすればボーナスが倍になるってか……」

 

ラヴィオ、トゥーンリンク、ラリーは宝箱から密告用電話を獲得している

 

しかし、他の逃走者は誰が獲得したかまでは知らない

 

ラリー

「しかし完全なる裏切りだろ、そりゃ……。 今となっちゃ78万円で十分だから、ラッキータイム中止してくれよ……」

 

 

ルキナ

「でも今もしかしたら……密告者がいる可能性が? 見られているかもしれないってことですか?」

 

 

ロックマン

「本当にいるのかな? 通報者って……いるんだろうなあ」

 

 

パルテナ

「今、このタイミングだと他の人とも出会いにくいですよね……ひょっとしたら裏切るかもしれませんので」

 

 

ラヴィオ

「あっ、いた。 あそこ……女神が」

 

密告用電話を持つラヴィオ。 発見したのは……

 

 

パルテナ

「……誰かいるのですか?」

 

パルテナはラヴィオに気付いていない……

 

 

ラヴィオ

「……どうしますか、とりあえず。 ここに通報出来る電話がありますけど。 そしてあそこを8万円が歩いてますが。 裏切りですよ……ここで、やっちゃうのは。 どうしますか?」

 

果たして……

 

ラヴィオ

「これ通報したら最低に映りますよね。 どうする、僕……お金のために?」

 

ラヴィオの決断は……

 

ラヴィオ

「でもでもでも……世の中でお金が一番大好き、いっちゃいましょうか!」ピッ

 

ラヴィオ、携帯を操作しだした!

 

 

パルテナ

「……8体もいるのであれば、ここも危ないですかね」

 

 

ラヴィオ

「パルテナ様、発見しました。 えーっと十字の広場ですね……そこにいます、ハイ」ピッ

 

 

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ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ラヴィオの通報を受けた近くのハンターが、即座にパルテナの確保に動き出す

 

 

ラヴィオ

「これで首尾よく確保されれば、皆の賞金が増えると……皆のために僕は通報したんですよ、ええ。 皆のために!」

 

 

パルテナ

「誰もいませんよね……?」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

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見つかった……

 

 

パルテナ

「あっ、ハンターが……!」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

パルテナ

「はぁ……はぁ……あら、近い!」ポン!

 

 

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通報から、あっという間に確保

 

パルテナ

「……この女神の足を持ってしても、ハンターに捕まるとは……侮れないですね。 本気を出せば良かったです……」

 

これで賞金ボーナスは24万円に……

 

パルテナ

「フォックスの恨み確保でしょうか……」

 

 

ドラコケンタウロス

「通報によりパルテナ確保。 最低じゃん……賞金ボーナスは24万円。 ……それどころじゃないってば」

 

 

トゥーンリンク

「うわ、最低だ……ラリーかラヴィオが通報した……ごめんなさい! 宝箱、いの一番に開けたのはおいらです! 反省してるから! 変なものバラ撒いちゃった!」

 

 

ラリー

「やってんのかよ、通報……どういうことだろ、おいらやってないのに? 多分ラヴィオだな、やったのは」

 

 

ラヴィオ

「ごめんなさいね、女神様……しかし、これはゲームです。 時には非情なこともしないと……サバイバルですからね」

 

 

リンク

「ちょっと誰? こんなただでさえ8体もハンターいる大変な状況で通報してるのって! 裏切りだってこんなのは! あっ、マック?」

 

マック

「おい、リンク! お前通報してんだろ?」

 

リンク

「僕通報してないし!」

 

通報に怒りを見せるリンクとマックが合流。 互いを疑いあう

 

マック

「女性を通報するなんてよ……最低じゃねえか。 男の風上にも置けないぜ、そんな奴!」

 

リンク

「僕はやらないし、何で男って決めつけてるのマックは? ならあそこ(船)でこっち見てるブラピも疑えば!?」

 

 

ブラックピット

「人間っていう生き物はな、ああやって争うんだよ。 ほら、ここでもわーわー見苦しく言い合ってるのが分かる。 醜いもんだ……」

 

 

リンク

「あっ、今度は誰? シェゾだ」

 

シェゾ

「ん? ここは安全か? どこもハンターだらけだが……」

 

マック

「お前は通報者か?」

 

シェゾ

「真っ先に聞くことがそれか。 俺は通報してないぞ、別に……」

 

マック

「いやお前怪しいな……もっと必死になって弁解するべきだ、通報をしてないならば」

 

シェゾ

「その前に、ハンター8体いるってのにこう集まってるのが良くないだろ。 通報以前に普通にハンターに見つかって捕まれば一巻の終わりなんだぞ」

 

マック

「ふざけんなよ、ヘンタイが……」

 

シェゾ

「それ関係ないだろうが! 今、そいつ(通報者)の特徴でヘンタイを匂わすものは無かっただろう……そいつはヘンタイじゃない可能性もあるんだぞ、だからヘンタイの俺だと決めつけるな! ……まず俺、ヘンタイじゃねえんだわ!」

 

リンク

「何を一人でお祭り騒ぎを……」

 

 

シグ

「うーん……」

 

湖の周りをフラフラするシグ

 

シグ

「結局今、ハンターが多いんだったっけなぁ……」

 

増えたハンターの警戒は、出来ているのか……?

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

シグ

「(ラッキータイムは)残り4分か……半分」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

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シグ

「…………ふぇっ?」

 

接近するハンターに気付いた!

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

シグ

「え~、こっち来てる~? やっぱり増えてるし~」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

シグ

「あ~も~……」

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーポン!

 

 

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シグ

「う~、急に来た~……」

 

ハンターに気付いたが、時既に遅し……

 

シグ

「やだ、こんな終わり方~……」

 

 

ラナ

「また来た確保情報……シグ確保。 これは通報じゃないんだ。 だから良しってわけじゃないけど……」

 

4人目の確保、これでボーナスは32万円に。 倍額まではあと4人……

 

ラナ

「通報じゃなくても、こんなハイペースなのに……8体いるんだよ?」

 

 

りすくませんぱい

「不動の状態でラッキータイムが終わるのを待った方がいいな……」

 

草むらの中で身体を丸まらせ、ラッキータイム終了を待つりすくま

 

 

ラヴィオ

「あ、またいます……8万円が。 何やってるんでしょう?」

 

その様子を、通報に夢中なラヴィオに見られた……

 

ラヴィオ

「何やってんですかね? あれ……全く擬態出来てないですね」

 

 

りすくませんぱい

「カメ作戦だな……」

 

スタッフ

「……はい?」

 

りすくませんぱい

「首も足も手も全部引っ込めて、完全に小さくなる。 そしてうずくまってハンターの数が元に戻るのを待つ」

 

 

ラヴィオ

「でっかい身体の人が……人なんですかね? キャンプ場でちっちゃい逃げ方してます。 丸くなってますので目線を下げて探してください」

 

りすくませんぱいを……通報する

 

ラヴィオ

「えーと、彼……彼、名前なんでしたっけ? まあいいですかね、そこは」

 

 

 

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ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

りすくませんぱいの位置情報が、近くのハンターに伝えられる

 

 

りすくませんぱい

「ここならハンター見つかる可能性低いんじゃないか……?」

 

 

ラヴィオ

「もう隠れるまでの過程を全部見ましたからね……簡単ですよ、こんなのは」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

りすくませんぱい

「あっちにハンターの姿見えたぞ……頼む」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

頼んでも……

 

 

りすくませんぱい

「………………」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

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ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーポン!

 

りすくませんぱい

「うおっ!」

 

 

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りすくませんぱい

「何という……地味な確保だ。 逃げることも出来ずに……」

 

見逃してはくれない……

 

 

ロックマン

「通報によりりすくませんぱい確保……賞金ボーナスは合計40万円。 嘘ぉ……」

 

 

ブラックピット

「(ボーナス倍額の8人まで)あと3人だぞ……だったらもっと通報してもらおうか、ここまで来たら。 散々、足引っ張って中途半端に終わらせやがったら一番腹が立つ」

 

 

ラヴィオ

「よし……! りすくませんぱい確保! ボーナス40万円! フフフフ……」

 

確保情報のメールを読みボーナス額を確認。 笑いが抑えきれない……

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

そんなラヴィオの近くに……ハンター

 

 

ラヴィオ

「自首ですね……これ(ラッキータイム)が終わった瞬間に自首ですね。 賢いでしょ、これ……! 目標まであと3人でボーナス128万円……」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

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ラヴィオ

「さてさて次のカモは……あらっ!?」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ラヴィオの運命は!?

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