逃走中 ~Lucky 8 ~   作:ハルカン

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ミッション2 目

 

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ラナ

「逃げなきゃだよ、逃げなきゃだよ……」

 

ピリリ、ピリリ、ピリリ

 

ラナ

「あ……メール来た。 メール来たよー」

 

 

ブラックピット

「『ミッション2 エリア内にハンターボックスとサイコロが出現』ハンターボックスか……」

 

 

ドラコケンタウロス

「『残り45分にハンターが放出され、合計4体になる』それはマズイよ!」

 

 

シェゾ

「『ボックスを封印するには、サイコロを振りハンターボックスのカウントを20からゼロにしなければならない』?」

 

 

ルキナ

「……来ましたね、ミッション」

 

 

ミッション2 ハンター放出を阻止せよ

 

エリアに八面体のサイコロと、ハンターボックスが出現した。 残り45分になると、このボックスからハンターが解き放たれ合計4体に

 

それを阻止するにはゲートに入りハンターボックスの目の前でサイコロを振り、ハンターボックスのカウントを20からゼロにしてボックスを封印しなければならない

 

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サイコロの2~8の目が出れば、出た数字の分だけカウントを減らすことが出来る

 

ただしサイコロには2~8の他、ハンターの目がある。 この目が出た瞬間、ハンターが放出されサイコロを振った逃走者に襲いかかる

 

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なお、サイコロを振れるのは逃走者一人につき1回だけだ

 

 

ロックマン

「11人いて……サイコロ振れるのは1人1回? しかもそのサイコロの目のうち一つは即ハンター放出……」

 

 

トゥーンリンク

「北の遺跡だって……行こう、行こう!」

 

 

ルキナ

「運が悪いと、一発でハンターが増えるわけですか……」

 

 

サタン

「……8分の1か。 とりあえず行ってみるか。 振るか振らないかは、すぐに決断する必要もないだろう……」

 

 

マック

「こういう場で一番いい目を引くのがいい男の条件……見とけよ!」

 

 

ハンターボックスを封印出来るかどうかは運次第……果たしてこのミッション、クリア出来るのか?

 

 

ブラックピット

「また妙ちきりんな指令だな、オイ……。 (ミッション)しない、しない……俺はこのゲームにいいカッコしに来てるわけじゃないからな。 わざわざ貧乏くじ引きに行くようなことはしないんだよ、分かったか」

 

完全に人任せのブラックピット

 

ブラックピット

「俺除いて10人で20ってこたあ……まあ行けるな。 別に放出されてもいいが、勿論増えない方が一番いいわけだが……まあ10人いれば俺は完全ノータッチで構わないだろう。 行かなくても大丈夫だな、10人がやりゃあ釣りが来るくらいだろう」

 

 

ラナ

「ちょっと待って、あそこじゃん! 私すごい近いところにいたんだ!」

 

真っ先にボックスの元に辿り着いたのは、ラナ

 

ラナ

「あのゲートに入って、サイコロを振るだけでいいの?」

 

ゲートを潜ると、サイコロを振るまでは出られない。 即ちハンターが放出されると、逃げ場が無い……

 

ラナ

「8分の1だもんね? 大丈夫でしょ……さっきのラッキータイムを乗り切ってるんだからこっちは……ラッキーガールだもん、ここは私がやらなきゃ!」

 

ラッキータイムを乗り越えた自信で、ミッションに挑む……

 

ラナ

「入りまーす!」

 

ゲートを潜り、もうサイコロを振るしか無くなった……

 

ラナ

「よしもうサイコロ振ろう……」

 

スタッフ

「どの目を出したいですか?」

 

ラナ

「勿論8を狙う! それが理想! 最低でもハンターの目は出さない!」

 

もう助かるには、ハンターの目を出さずにボックスのカウントを減らすしか無い!

 

ラナ

「ハンターが目の前にいるっていうのはすごいプレッシャーだけど……もうやるしかない!」

 

果たして、ラナの運命やいかに!?

 

ラナ

「よし……とりゃーっ!」

 

遂に……投げた!

 

ラナ

「お願い、お願い……」

 

2から8の数字を出し……

 

ラナ

「なかなか止まらない……」

 

ハンターボックスの封印に近づけることが出来るのか!?

 

ラナ

「1(ハンターの目)だけは駄目、1だけは……」

 

出たサイコロの目は……

 

 

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ラナ

「……2?」

 

2だ!

 

ラナ

「ああ……セーフ! 良かった……1出なかった!」

 

運を味方に付けた、白の魔女。 見事、封印に近付けた

 

ラナ

「もういいや、離れよう……もう振れないんだから……どうせなら6以上が良かったな……」

 

開いたゲートからそそくさと立ち去るラナ。 ハンターボックスのカウントは残り18

 

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ピリリ、ピリリ、ピリリ

 

ラリー

「ん、メールだメール……『ラナが2の目を出し、ハンターボックスのカウントは18となった』」

 

 

 

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マック

「サイコロを振ったら、逐一メールが来るのか? 残り18……って一番小さい目じゃないか」

 

 

サタン

「もっと大きな目は出せなかったのか……ということは私含めあと10人で合計18か……」

 

 

ブラックピット

「おお、やってるなミッション。 頼むぞ……俺にも響くんだからな、このミッションの結果は」

 

 

サムス

「……行きましょうか。 ハンターが増える恐怖はっさき味わったばかりだもの。 これ皆で協力しないといけないし……」

 

サムスも、サイコロのある北の遺跡へと動き出す

 

 

その近くに……黒い影

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

サムス

「結局やらなかったら、45分に絶対放出されるわけだから……」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

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見つかった……

 

 

サムス

「……あっ、来た!」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

サムス

「ちょっと待って……」

 

曲がり角を利用し、逃げるサムス

 

サムス

「曲がれば大丈夫……」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

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しかし、再びハンターが視界に捉える!

 

 

サムス

「まだ来てる……!」

 

また曲がり、視界から外れる……

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

サムス

「ああ、駄目……振りきれない!」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーポン!

 

 

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サムス

「ああ……何で!」

 

曲がっても曲がっても、自分の姿がそこから消える前に捕捉されたら意味が無い……

 

サムス

「あんなにしつこく追って来るなんて……」

 

 

 

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ドラコケンタウロス

「サムス・アラン確保、残り10人。 やべー……」

 

 

トゥーンリンク

「ベテランがまた捕まってる。 人数減ったよ……不利になるんだってこうなると……」

 

 

ルキナ

「もう人数が減っていく一方ですし……動きますか」

 

ミッションが来たら参加すると豪語していたルキナ

 

ルキナ

「よしっ……」

 

遂に、動き出す……

 

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ルキナ

「!! ……ちょっと待ってください、待ってください! いましたよ、いましたよ……」

 

まだ、行かない……

 

ルキナ

「移動はせめてハンターがいないときにしましょうか……」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ミッションに動けば、勿論ハンターに見つかるリスクは高くなる……

 

 

 

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シェゾ

「行くか、これ……? そんなに人数向かわなくてもクリア出来そうな気はするんだがこのミッション……」

 

こちらはミッションに行くか行かないか迷うシェゾ

 

シェゾ

「割と近いところにあるといえばあるが……」

 

 

ブラックピット

「残ってるのは後誰がいるんだ?」

 

迷うどころか、ミッションに向かう姿勢を全く見せないブラックピット

 

ブラックピット

「とりあえず……」

 

スタッフ

「ミッションやる気になりました?」

 

ブラックピット

「ミッションやらせようって気にはなった」

 

 

ピリリリリリリリリリ

 

シェゾ

「うん? 誰だ……ブラックピット」ピッ

 

シェゾ

「もしもし」

 

 ブラックピット

 「お前……向かうか? ミッション」

 

シェゾ

「はあ? そういうお前はどうなんだよ?」

 

 ブラックピット

 「俺のことは今どうでもいいだろ。 お前の意思だよ、意思」

 

シェゾ

「何でそんなに上から目線なんだよ……」

 

 ブラックピット

 「とりあえず、俺行かないからお前行ってくれ」

 

シェゾ

「何で俺が行くんだよ?」ピッ

 

 

ブラックピット

「……何で怒ってんだよ、あいつ! おまけに切られた……」

 

 

シェゾ

「ふざけるな……何だ今の電話」

 

 

ブラックピット

「『何で俺が行かなきゃいけねえんだよ!』って電話越しでキレられたな……生意気言いやがって」

 

 

シェゾ

「あいつ……何なんだ? どれだけ図々しいんだ……」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

シェゾ

「あの堕天使が行かないなら、俺も別に行かなくていいだろう……」

 

 

ブラックピット

「聞こえたか? 『何で俺が行かなきゃいけねえんだよ!』って……録音しときゃよかったな」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

見つかったのは……

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

シェゾ

「うわっ!」

 

シェゾ・ウィグィィ! 逃げ切れるか!?

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