逃走中 ~Lucky 8 ~   作:ハルカン

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ミッション2 深入り

ミッション2 ハンターを減らせ!

 

ハンターボックスの前にある八面体のサイコロを振れば、ハンターボックスのカウントを増やすことが出来る

 

残り40分までにそのカウントを15まで増やせば、現在3体のハンターのうち1体を消滅させることが出来る

 

ただしハンターの目を出すかカウントが20を超えた場合、即ハンターボックスの封印が解かれエリアに放たれる

 

 

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なおカウントはマックが出した8の目の余りの分を加算し、5からのスタートとなる

 

 

残り10人の逃走者のうちまだサイコロを振っていない逃走者は、サタン・ルキナ・ラリー・ブラックピット・ロックマンの5人

 

 

【挿絵表示】

 

 

ロックマン

「残り40分までだから……もう10分も無いんだ」

 

 

ラリー

「欲を出すと怖いよ、これ……敢えて行かない方がいいんじゃないか? 3体のままでも……変に手出して4体になるとキツイし」

 

 

シェゾ

「これが成功すれば今後、相当有利にゲームを運べるんだが……まあ、何にしたって俺にはもうどうすることも出来ない。 既にサイコロを振ったからな」

 

 

ブラックピット

「ハンターが減るのはこの先大きいが……絶対俺は(サイコロ)振らない。 ミッションなんかやらん。 これで捕まったらアホらしいったらない。 他の奴らにはやってもらわないと困る」

 

 

サタン

「面白い。 その挑戦、受けて立とうでは無いか……勝負所はここだな」

 

 

ルキナ

「下手したらこれヤブヘビになりかねませんよ……でも、向かわないと……顰蹙(ひんしゅく)ものですよね」

 

 

追加ミッションの反応は人それぞれ。 ハンターの数を減らす誘惑が……逃走者を揺さぶる

 

 

ロックマン

「ゲームの難易度変えられるんだもんな…………行っちゃうか。 とにもかくにも早めに行っておいた方がリスク低いからね。 行こう!」

 

早めにハンターボックスへ向かい、リスクの低いうちに振りたいロックマン

 

ロックマン

「ハンターの目さえ出さなければいいんだから……大丈夫だ。 僕はそこまで運が無いわけじゃない」

 

 

ラリー

「さっき振っとけばよかったかな……そしたらここで、変なプレッシャー与えられることも無かったろうに……」

 

木の陰に隠れ、ミッションについて考えるラリー

 

ラリー

「(ミッション)行くのやめとこうかな……もう自首狙いだよ。 最初絶対自首とか有り得ないって思ってたけど……自首すっかな」

 

ゲーム難易度よりも、目先の賞金が気になるラリー

 

 

その近くに……ハンター

 

ピーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ラリー

「いや……(サイコロ)振ってから自首の方がカッコはつくか?」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ラリー

「でももう100万円超えてっから……いい頃合いだと思うんだな。 電話行くか! サイコロはもう知ったことじゃない!」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ラリー

「そのまま自首!」

 

木から離れ、ラリーが自首に動き出す!

 

ラリー

「でえっ!?」

 

 

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ピーーーーーーーーーーーーーーー

 

出た瞬間に鉢合わせだ!

 

ラリー

「なーっ! 待って、コンチクショウ! おい!」ポン!

 

 

【挿絵表示】

 

 

ラリー

「うわあっ……ヤダよー……さっき通報しなかったんだから自首ぐらいしてもいいだろ……」

 

抜け駆けしようとした、罰だ……

 

 

トゥーンリンク

「ラリー確保、残り9人……ほら確保されてってるもん。 ハンター減るのなら減ってほしいなあ……」

 

 

ロックマン

「あれかな? サイコロの場所って……」

 

まだサイコロを振っていないロックマンが、ハンターボックスの元に到着

 

ロックマン

「まだカウントは5のまま……つまり大きい数字を出して、ハンターが増えることは無いか。 結局僕が振ってもクリア出来ないわけだし、ハンターの目さえ出さなきゃいい」

 

ロックマンはどの目を出しても15に到達しないため、懸念材料はハンターの目だけ

 

ロックマン

「行こう……来たんだから振って行こう。 記念に」

 

ロックマンがゲートを潜った

 

 

サタン

「ん? やってるな……」

 

そこへ、同じくまだサイコロを振っていないサタンも登場

 

サタン

「うーむ……先を越されたか」

 

こちらも、先にサイコロを振りたかったようだ……

 

 

ロックマン

「よし……振るぞ!」

 

迷い無くサイコロを手に取り……

 

ロックマン

「どうだ! そりゃっ!」

 

果たして……

 

ロックマン

「……ハンターの目出ないでくれ」

 

ロックマンが振った……

 

 

サタン

「…………出るか?」

 

 

サイコロの目は……

 

 

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ロックマン

「7だ! 7だ!」

 

 

サタン

「クリアか……」

 

 

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ロックマンが7の数字を出しカウントは12にまで増え、次に振った逃走者でクリアになる可能性が出てきた

 

 

トゥーンリンク

「『ロックマンが7の目を出し、カウントは12に増えた』 ああ、これで次の人が8出した日には、ハンターが増えちゃう……上手いことかいくぐってよ、次で」

 

 

ブラックピット

「余計なことだけはするなよ……ハンター増やすのはやめろよ……なんだったら最悪3体のままでもいい、俺は……」

 

 

ドラコケンタウロス

「でもこれでハンターの数が2体になれば万々歳なんだけどなー。 いっちばん平和になるのに……ここで振らないのは信じられないよねー」

 

 

ラナ

「もう後は他の皆に任せるしかないからね……とりあえず祈りが届きますように」

 

 

ロックマン

「じゃあ、サタン……お願い。 バトンタッチ」

 

サタン

「……これだと、ハンターの目だけじゃなく……」

 

ロックマン

「8出したら終わりだよ。 20に到達した時点でドボン。 つまり8分の2の確率でハンター出ちゃう」

 

サタン

「うぬぬ……」

 

ロックマン

「でも3以上7以下出せばクリア。 ハンター1体消滅。 そっちの可能性の方が全然大きいから。 分かるよね?」

 

サタン

「よし……私の手で皆の者を救ってやろうではないか……」

 

ロックマン

「頼むよ、頼むよ……」

 

ロックマンに続いてサイコロに挑むのは……サタン

 

サタン

「チキンレースだなもはや……」

 

ロックマン

「ゲート潜ったよ……サタンがゲート潜った。 後戻りできない!」

 

サタン

「よし……これか。 これ(サイコロ)を振らねばならぬのか……」

 

 

ロックマン

「意外と出すんじゃないかな……ああいうタイプは」

 

 

サタン

「何か言ったか?」

 

 

ロックマン

「いえ、何も! 頼むよ、サタン!」

 

 

サタン

「任せておけ……私で絶対にクリアしてみせる!」

 

 

ロックマン

「絶対にハンターの目と8は出しちゃ駄目だよ!」

 

 

サタン

「何回も言わなくてもわかる! 私がそんな失敗を起こすように見えるか!?」

 

 

ロックマン

「そういうわけじゃないよ! 頑張って」

 

 

サタン

「おう! しっかりと私の雄姿を目に焼き付けるがいい!」

 

 

ロックマン

「……本当は失敗するように見えるけど、漲る闘志に水を差しちゃいけないから」

 

 

サタン

「行くぞ! そらっ!」

 

 

ロックマン

「うわっ、振った! 遂に振った!」

 

 

果たして……ハンター消滅か? それとも……ハンター放出か?

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