逃走中 ~Lucky 8 ~   作:ハルカン

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ミッション2 勇気

 

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サタン

「行くぞ! そらっ!」

 

 

ロックマン

「うわっ、振った! 遂に振った!」

 

 

サタンが振ったサイコロが、ハンターの目か8の目を出した瞬間ハンターが放出される

 

サタン

「どうだ……?」

 

 

ロックマン

「………………」

 

カウントが15から19までの間なら、ハンターを1体消滅させることが出来る

 

サタン

「ん?」

 

サタンが出したサイコロの目は……

 

 

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ロックマン

「ええーっ! 嘘でしょ!?」

 

 

サタン

「2…………」

 

サタンが出した目は2。 ハンターボックスのカウントは14に

 

 

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ロックマン

「14…………って、ええ? 15以上でクリアだっていうのにさ……あ~あ~」

 

 

サタン

「一番、中途半端な……」

 

ミッション終了まで残り3分

 

 

マック

「『サタンが2の目を出し、カウントは14に増えた』おいおい、よくそんなピンポイント引いたな」

 

 

ブラックピット

「……使えないな、このオッサン」

 

 

シェゾ

「何でわざわざ2出したんだよ……3から7まで出せば良かったろうが……」

 

 

ルキナ

「14……ギリギリ……土俵際の粘りが」

 

 

サタン

「まだチャンスはあるわけだ。 後の者が15以上にしてくれるのなら……」

 

ロックマン

「いやもう僕2出た瞬間……正直ガッカリしたよ、君には。 ハズレ引くより低い確率なんだから」

 

サタン

「もう振ってしまった以上、他の者に任せるしかない……さらばだ!」

 

ロックマン

「穴があったら入りたいっていうのはああいうことを言うんだろうな……」

 

 

トゥーンリンク

「まだチャンスはあるんだね、これ……とりあえずは」

 

 

マック

「あと誰だ? サイコロ振って無いのは……ルキナとブラピだけか?」

 

 

カウントは14にまで上がったが、サイコロを振ることが出来るのはルキナとブラックピットの2人のみ

 

もうほとんど、時間は残っていない……

 

ミッション終了まで残り2分

 

 

ブラックピット

「もうサイコロ振れる奴、残って無いんじゃないのか? これクリアはほぼほぼ無理だろう……」

 

スタッフ

「でもあなたはまだ振ることが出来ますよ?」

 

ブラックピット

「俺は絶対行かないんだよ、ミッションには……さっきから言っているように。 そこは絶対なんだ。 そこで俺が折れることは無いんだよ」

 

 

ルキナ

「とりあえず、現場に向かってみますか……?」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ルキナ

「またハンターが……」

 

もう一度ハンターボックスの元に向かおうとしたルキナ。 しかし、またもやハンターを目撃

 

ルキナ

「……3体いるんですよね。 ひょっとしたら(サイコロの)出目が悪ければ4体になるかもしれない……」

 

 

ブラックピット

「行くんだったら、主人公が行けばいいんだそういうのは。 俺がやる必要なんか無い。 他の正義感出してる奴らにやらせばいいんだ」

 

 

ルキナ

「今14ってことは15から19で止めるには2から5までの4パターン……6から8まで、そして1(ハンターの目)の4パターンを出せば放出……要はサイコロ振って2分の1の確率で放出されてしまうのですか……」

 

 

ブラックピット

「……俺はエリアのボスもやったこともあるんだ。 そんな俺がどうしてミッションに行かなきゃならないんだ。 大体ボスは最後の最後までジッと構えてるもんなんだよ」

 

 

ミッション終了まで残り1分

 

 

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ルキナ

「意外とリスクが高くなってますね……でも、ここまで他の皆さんにせっかくやっていただいたのに行かないのも、皆さんには悪いですし……私がいい目を出せれば、皆さんにとっていい結果になる」

 

 

ブラックピット

「仮にもボスの威厳ってものがあるんだ、俺には……悠然と構えて成り行きを見守ればいい」

 

 

ルキナ

「それでも当たりになる確率は50パーセント……どうしましょうか。 サイコロ振ってハンター放出か、ハンター消滅か……」

 

 

ブラックピット

「…………ボスはミッションに行かない!!」

 

 

ルキナ

「…………諦めます。 もう時間も時間ですし」

 

二人とも、ミッションは諦めた……

 

ルキナ

「はぁ~、自分が情けない。 でもしょうがないです。 下手に変なことやってハンターの目を出したら……もっと今後大変なことになりますから」

 

 

ラナ

「もうそろそろ残り40分になっちゃうよ……ミッションどうなってんだろ?」

 

 

マック

「10、9、8、7、6、5、4、3、2、1……」

 

 

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マック

「残り40分になったぜ……」

 

ピリリ、ピリリ、ピリリ

 

マック

「お、メールメール……頼む。 『ミッション失敗』!?」

 

 

ラナ

「『カウントは15にまで届かず、ハンターの数は3体のままだ』えぇ……失敗。 でもハンターは増えない……現状維持ってことかな?」

 

 

ロックマン

「僕らがサイコロ振ったのって何の意味も無かったってこと? 嘘だよ……無駄に運を消費しただけだよ、これじゃ」

 

サタン

「結局ルキナとブラックピットは放出を恐れて、挑みもしなかったのか……何たるチキンだ」

 

ロックマン

「あそこで2出したサタンもサタンだけどね……」

 

 

シェゾ

「結局追加ミッションは毒にも薬にもならなかったわけか……不必要に俺たちをもてあそびやがるな……」

 

 

ブラックピット

「……あ~あ。 何やってんだか。 まあ1体増えなかっただけでも良しとするべきか」

 

 

ハンターの数は変わらず3体。 残る逃走者は9人

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