マック
「見つけろ、見つけろ……」
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー
見つかったのは……
マック
「来たか……!!」
リトル・マック!
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー
マック
「あそこだ……!! あそこに逃げればイケる!!」
船の甲板を通り、ハンターを撒く作戦のマック
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー
マック
「やべぇ、やべぇ、やべぇ、やべぇ、やべぇ……うおあっ!?」
ドテッ
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーー
マック
「クッソ……うわあっ!!」ポン!
マック
「こけた…………最悪だあ!! 終わり方ショボ……」
甲板は思いのほか、足元が悪かった……
マック
「……恋愛と一緒で、一箇所に気を取られていると足元をすくわれるってわけか……勉強になったよ」
ゲーム残り時間3分
マック
「だが上手くいかないのがまた面白いところでもあるからな……次回あれば今回のことを教訓にして、他の――」
牢獄
ティ
「リトル・マック確保!」
デデデ
「あんなスポーツマンでも、ハンターは捕まえるんだからな……」
ロックマン
「残り2人?」
ティ
「残りは……シェゾ・ウィグィィとラナの2人!」
ラナ
「最後までいけるよね、これ……ああいけないいけない。 慢心を持っている場合じゃない。 ラストスパートで気を抜いちゃだめだよ……」
シェゾ
「はぁ……はぁ……」
満身創痍で移動を続けるシェゾ
ピーーーーーーーーーーーーーーーー
シェゾ
「…………まずい!」
シェゾ、疲労しながらも感覚を研ぎ澄ませハンターを察知!
ピーーーーーーーーーーーーーーーー
いち早く気づき、助かった……
シェゾ
「もう見つかったら、振りきるほどの体力は俺には無い……」
ゲーム残り時間2分
シェゾ
「賭けだな、こりゃ……はぁ、はぁ」
ラナ
「……あの辺、動かなかった? 気のせいじゃないと思うけど……」
ピーーーーーーーーーーーーーーーー
ラナの近くにも……ハンター
ラナ
「あっちから来るなら、そっち向かって十字の広場抜けた方が良さそう。 湖離れる」
こちらも危険を察知し、大きく移動する作戦……
ピーーーーーーーーーーーーーーーー
しかし、向かう先にも……別のハンター
ラナ
「こっちこっちこっち……」
ピーーーーーーーーーーーーーーーー
見つかった!
ラナ
「うわあーっ! こっちにもいた!」
ピーーーーーーーーーーーーーーーー
ラナ
「あっち行こうと思ったのに……!!」
ラナがキャンプ場を抜けて、浜辺に向かう……が
ピーーーーーーーーーーーーーーーー
ラナ
「うえーっ! もう逃げる場所無い……」
浜辺を抜ければ海……
ピーーーーーーーーーーーーーーーー
即ち、行き止まりだ……
ラナ
「あーん……」ポン!
逃げ道の選択を誤り……残り時間僅かで敢え無く確保
ラナ
「えー、でもしょうがないよね……判断鈍るよ、こんな状況じゃ……悔しぃ……」
初参戦ラナ、逃げ切りを目前に脱落
ゲーム時間残り1分
ラナ
「逃走成功はすぐそこだったのに……でも楽しかった! ありがとうございました!」
ティ
「確保情報! ラナ確保!」
リンク
「ええーっ! 凄い頑張ってたのに!」
ドラコケンタウロス
「……ということは?」
ティ
「残っているのはシェゾ・ウィグィィ!」
サタン
「よりによってあやつか……」
マリオ
「うわあーっ、シェゾ頑張れーっ!」
シェゾ
「はぁ……俺だけかよ……どうする?」
残るはシェゾ、ただ一人!
シェゾ
「きっつ……逃げるしか無いんだがな……このゲームの基本だ……」
3体のハンターが、シェゾを追い詰める!!
ラヴィオ
「もう隠れてた方がいいでしょ!」
サムス
「いやでも隠れてると、残り10秒で見つかっても追い詰められて捕まっちゃうかもしれないわ」
パルテナ
「逆に動いてた方がいいのでしょうか?」
ロックマン
「でもシェゾ最後見たとき、呆れるほどヘトヘトだったよ」
シェゾ
「この後の作戦というか……もうこの1本木の場所で……ハンター見つけたら気付かれる前に逃げる。 もう追われたら駄目だ……はぁ」
ピーーーーーーーーーーーーーーーーー
シェゾ
「見渡せる場所で……ハンターが来たら、うわ言ってる傍から!」
ピーーーーーーーーーーーーーーーーー
先ほどのハンターが、またもや……
シェゾ
「同じ型番のハンターか……? はぁ……はぁ……うっとうしい!!」
逃げ切れば134万円!! 捕まれば……一瞬でゼロ
ピーーーーーーーーーーーーーーーーー
牢獄一同
「10、9、8…………」
シェゾ
「この先にハンターいるなよ……」
牢獄一同
「5、4……」
シェゾ
「3、2、1…………はぁ」
バタンッ
シェゾ
「もう立てん…………逃げ切った。 はぁ……はぁ……」
ティ
「シェゾ・ウィグィィ逃走成功!!」
牢獄一同
「イエーイ!!」
ティ
「134万円獲得!!」
スタッフ
「見事逃げ切りました。 逃走成功です!」
シェゾ
「そんなことより。 しばらく……しばらく、休ませてくれ……」
そして息を整えた後、牢獄に勝者が凱旋
マリオ
「シェゾ息上がってるじゃん……」
トゥーンリンク
「足元もフラフラだし……」
シェゾ
「やかましい……」
ラフィーナ
「勝者の顔じゃないですわ」
ラナ
「あたし捕まった時、疲れてたけどそんなにボロボロじゃなかったよ?」
シェゾ
「何で俺、逃げ切ってそんなボロクソ言われなきゃいけないんだよ」
ロックマン
「いやいやおめでとうの裏返しみたいなところもあるよ」
リンク
「傷だらけのヒーローだね」
シェゾ
「一番きつかったのは……貴様だ、貴様! サタン!」
サタン
「何がだ……やるのか!?」
ティ
「これは言っていいと思うぞ……」
シェゾ
「あのタイミングでの8体ハンターがどれだけ辛かったか!」
サタン
「いや私も身を持って体験してるのだが……」
パックマン
「それをもっと大変にしたのがこのコ。 通報者」
マック
「そうそう、二人通報してたみたいだから」
ラヴィオ
「大丈夫です! 僕シェゾさんは通報してませんから」
シェゾ
「そういう問題じゃないだろ……」
ルキナ
「あのー……私も賞金獲ったんですけど」
シェゾ
「お前はお前でオイシイ所で自首するし……残ってミッションやったこっちの身にも……はぁ、はぁ」
ブラックピット
「いろんな奴が振りまわしたな、今回は……」
シグ
「辛かった~……」
サムス
「これで逃走成功者が出なかった日には……」
デデデ
「散々な回になるな。 そうなると賞金獲得者が自首だけ……」
ドラコケンタウロス
「何にせよ良かった良かったよ。 一人でも逃げ切って」
パルテナ
「終わりよければ、全て良しですね」
シェゾ
「決して良くはない!」
ラリー
「ルキナはシェゾの肩あたりに映るようにして……」
フォックス
「カメラの人ちゃんとやって。 何ならシェゾの腕で顔隠れるくらいでもいいから。 じゃ、シェゾ一言」
シェゾ
「闇の魔導師……逃走中制覇!! 戦果、134万円!!」
ルキナ
「心苦しくも私も125万1300円獲得致し――」
牢獄一同
「おめでとーっ!!」
ルキナ
「被せないでください!」
場所は、謎の世界……この世界のゲームマスター・カンティーヌは、逃走中を開催するためのアンドロイド『ハンター』を度重なる実験と研究で作り上げる
ハンターの恐怖、そして逃走者それぞれの人間模様を映し出す『逃走中』というエンターテインメントゲームを完成させ、成功させた
『ゲームデータを保存しますか? YES NO』
カンティーヌはイエスをタッチした
「遂に関与してきたか……何者かは知らぬが」
カンティーヌは今回のゲームの最初のミッションに起きた異変について考えていた
「明らかに私のゲームでのミッションの内容を、知っておかなければあんなことは起こせないはず……」
「おおい、カンティーヌ!」
そこへ、出先から戻って来たクラインが現れた。 その横には……
「目覚めさせてからすぐ仕事させて悪かったな、よくやってくれたよお前は」
最後のミッションに送られた、Mr.ゲーム&ウォッチ。 しかし、彼は理解しているのかいないのか……ただただ無機質に周りを見渡すばかり
「相変わらずだな……やはりお前に善悪を区別させるのは難しいか」
そう言いながらカンティーヌが、Mr.ゲーム&ウォッチの元へ近づく
「今日からお前は……私達と共に行く。 ……まあお前からの返事は期待していないが」
その言葉をかけられたMr.ゲーム&ウォッチは……再び理解しているのかいないのか分からない頷きをした
「……各自待機。 今日は皆御苦労。 次のゲームに備える」
ゲームマスター・カンティーヌ達に、新たな仲間が加わった。 逃走中は……続く