逃走中 ~Lucky 8 ~   作:ハルカン

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ミッション1 再起動

 

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現在GPSを解除出来ていない逃走者は8人。 更にミッションの時間が短縮され残り103分までに解除しなければならなくなった

 

 

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ラヴィオ

「男に二言は無いって言葉知らないんですかね。 この主催者は……あっ、もしかしたら主催者は女性ですか? 女性はこういうサプライズ好きですもんね。 僕は嬉しくないですけど」

 

 

サムス

「何でそういうことするのかしら? ミッションでそんなのある? とにかく……ゆっくり探してる暇は無くなったわね。 あと10分そこら……ちょっと焦らなきゃいけなくなってきた」

 

 

ティ

「あんまり動くとこれもまたハンターの餌食……しかし一気に8分も余裕を奪われたか。 今回ヤバいな……シンプルにヤバいな」

 

 

ブラックピット

「言うことコロコロ変えやがって、この野郎……。 何が『気が変わった』だ……気まぐれはサラダだけにしとけよ!」

 

 

未解除の逃走者達は……解除に急がなければならない

 

 

ラリー

「8分もずらすのかよミッションを……うわ危なかったな、これ……良かった、解除しておいて……早いに越したこと無かったんだよ」

 

 

ラナ

「早めに他の人探しておいて良かったよ! ラッキーだね……」

 

 

シェゾ

「まだ全然時間あるぞ、なんて余裕ぶっこいてたら危なかったのか……なかなかやるなこのミッション、所詮ゲームマスターの手駒でしか無いわけだ、俺たちは。 こいつ(ゲームマスター)のルール上でしか動けないのが癪にさわるが……」

 

 

サタン

「ということは私も急がねばならないと言うことか……他の者たちを助けるためには」

 

 

既に解除した逃走者のカードキーも使用可能

 

 

ブラックピット

「……ピーッ!」

 

ブラックピットが指笛を鳴らす。 その先には……

 

 

パックマン

「ん? 何か音が……」

 

 

ブラックピット

「キョロキョロしてんじゃない、あの丸ッコロ……気付け! ピーッ! ピーッ!」

 

 

パックマン

「あの船の中から聞こえてくるのか……汽笛でも備えてるのか?」

 

ブラックピットのアピールに気付かない……

 

 

ブラックピット

「何だあの丸畜生め……仕方ない、行くか……」

 

なるべく自分の持ち場を動きたくないブラックピット。 しかし背に腹は変えられず……

 

ブラックピット

「おーい! パックマン!」

 

 

パックマン

「あっ……ブラピか! おーい!」

 

ブラックピット

「ブラピって言うんじゃないっての……何回言わせるんだこの台詞」

 

パックマン

「ブラックピットという名前は長いからしょうがないって……そんなことよりほらカードキーだ。 これが必要なんだろ?」

 

ブラックピット

「お前の話は早いな……だったら俺の指笛にも気付けってのに……」ピッ

 

 

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ブラックピット

「さっさと俺の場所に戻らないとな……」

 

パックマン

「おい、カードキーは返せ! 何シレっと持っていってるんだ」

 

ブラックピット

「何だよ……俺が持ってても支障無いだろうが」

 

パックマン

「僕のカードキーが無くなるって! 返せ! 返せって!」

 

ブラックピット

「分かった分かった……駄々っ子かお前は」

 

パックマン

「まだ使う機会があるかもしれないんだから……信じられない」

 

ブラックピット

「他の奴らのことを気にしてると、足元をすくわれるぞ? このゲームでは自分のことだけ考えてればいいんだ、覚えとけ!」

 

 

ラヴィオ

「電話しましょうか……来てもらいます」

 

こちらも自分でミッションに動きたがらないラヴィオ、電話で未解除の逃走者を自分の元に呼ぶ作戦のようだ

 

ラヴィオ

「サムスさんですかね……僕がいるところに来てくれそうな妖精さんのようなお方は……逃走中においてはベテランさんだから大丈夫でしょう」

 

 

ピリリリリリリリ

 

サムス

「ラヴィオから電話……」

 

 ラヴィオ

 「ラヴィオです……解除しましょう!」

 

サムス

「え、ちょっと待って……あれ誰?」

 

 

マック

「おーい、サムス! カードキーを交換してくれ!」

 

 

サムス

「マック……?」

 

 ラヴィオ

 「マック? リトル・マックさん?」

 

サムス

「ちょ……ゴメン、待って」

 

マック

「ほら、これだカードキー。 それとも解除したのか?」

 

サムス

「まだしてないわ……」

 

 

ラヴィオ

「……もしもーし」

 

相手を見つけたサムス、ラヴィオどころでは無い

 

ラヴィオ

「あ……切れた」

 

 

サムス

「ここ通せばいいのよね?」ピッ

 

マック

「よしオッケー」ピッ

 

 

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マック

「サンキューな!」

 

サムス

「ここからも頑張りましょう!」

 

リトル・マック、サムス・アランも解除

 

サムス

「これでとりあえず安心……少なくともGPSの心配は無くなったわ」

 

 

マック

「ま、とりあえず一人の女性は救えたわけだ……しかしまだ救えるかな」

 

 

ラヴィオ

「電話切れました……不吉ですね」

 

一方、ラヴィオは……ほったらかし

 

 

マリオ

「急がないとしょうがないぞこれは……」

 

残りミッション時間が短縮され、慌てるマリオ

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーー

 

その近くに……ハンター

 

 

マリオ

「待て待て待て……通達通りに慌ててたら、ハンターいるんじゃない……? まさか」

 

ベテランの勘は……当たるか?

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

マリオ

「え……誰? いる? 誰か……殺気が凄い強い様な気が……ええ?」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

マリオ

「うわっ!」

 

サタン

「誰の殺気が強いのだ……」

 

殺気の強い男……サタン

 

マリオ

「びっくりした……ハンターかと思った」

 

サタン

「せっかく私が皆の者の解除に回っているというのに」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーー

 

その間に近くにいたハンターは別の場所へと移動

 

 

マリオ

「このカードキーを使わせていただきます……ありがとうサタン」ピッ

 

 

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サタンは、フォックス、ラナ、ルトに続いてマリオの装置も解除。 合計で4人の逃走者を助けた

 

サタン

「有難く思うのだぞ……」

 

これでまだ解除できていないのは4人となった

 

 

 

一方……

 

「いいぞ逃走者達よ……歯を食いしばって逃げるのだ……」

 

ビーッ、ビーッ、ビーッ

 

WARNING WARNING WARNING

 

その時カンティーヌの部屋に警報が鳴り響き、モニターにも警告が表示された

 

「な……何だ?」

 

カンティーヌがすぐに別のモニターを開き、原因を探る

 

「……ハッキングか?」

 

『逃走者に通達が出されました』

 

そして新たなメッセージが、既に表示された警告の上に表示された

 

「通達……? 馬鹿な……私しかこのゲームは動かせないはずだ……。 まさか……コピーか?」

 

ゲームデータをコピーされていたことを思い出すカンティーヌ

 

「しかし……今はそれどころではない。 すぐに通達を……」

 

モニターを触ろうとしたその時……カンティーヌが手を止める

 

「……いや、これはこれで成立する可能性がある。 想定範囲外だが……面白い。 私に立ちはだかる者が誰かは知らぬが……どう転がすのか見せてもらおうじゃないか」

 

唐突に逃走者達へと通達が送られた。 そして、逃走者達の身にも、異変が起きていた……

 

 

ビーッ、ビーッ、ビーッ

 

ルキナ

「はいっ……!? 何ですか? 腕の装置から音が……あれ、鳴らなくなっ――」

 

ビーッ、ビーッ

 

ルキナ

「ちょっと鳴らないでください! 見つかります、そんなに大きな音を鳴らされては……」

 

 

ビーッ、ビーッ

 

ブラックピット

「何だよ……今度は赤く光りだしたぞ、さっきは青かったんだがこのジャンクパーツ……しかも今、音が鳴った。 全く何が起こってるやら」

 

 

ビーッ

 

デデデ

「何じゃ一体……もう解除したんだからこの装置に意味無いんじゃないのか? どうにかしてくれ……!!」

 

 

ビーッ

 

サタン

「何だ……何なのだ? 急に……おや、音が消えた」

 

ビーッ

 

サタン

「何……!? タイミングが分からぬ……」

 

既にGPSを解除した逃走者の装置が再び光りだす。 この後、衝撃の通達が逃走者に届けられる……!

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