逃走中 ~Lucky 8 ~   作:ハルカン

9 / 27
ロック開錠

 

【挿絵表示】

 

 

ラフィーナ

「何で私が牢獄で指をくわえて見てなければならないのかしら……しかも前回と合わせて二回目……いや三回目よ! 更に発信機! もう許さないわ運営!」

 

ティ

「……うるっさいな、さっきから……とにかく捕まってしまった以上、俺たちは何もすることが無い。 騒いだところでどうなる訳じゃない……メールだけを見てるしか無いわけだ」

 

ラフィーナ

「逆にあなたは何でそんなに冷静でいられるんですの……こんな私より先に……というか一番最初に捕まったという無様な結果なのに?」

 

ティ

「いや俺だって、結構ショックを受けてるんだよ……前回逃走成功したっていうのに面目丸つぶれだ。 とはいえ、それ以上にオカンムリなのが来たからあまりそういった感じを抑えてるだけだよ。 二人してブチ切れてる画はどうだ? 見てる人も不愉快だ、まだまだ冒頭から牢獄でくだ巻いてる映像は……」

 

ラフィーナ

「それにしたってあなたは発信機も鳴っていなかったわけでしょう? 情けないわね……この私を確保させるとは発信機が一番恐ろしいわよ!」

 

ティ

「………………」

 

ラフィーナ

「ハンターの数3体? それが全部私に向かってくること無いわ! そもそもですわね……」

 

ティ

「……早く他捕まってここ(牢獄の人数)増えないかな。 今のところ彼女(ラフィーナ)の愚痴を聞く拷問部屋だぞ」

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

ロックマン

「今どのくらい? 17万円。 なかなかの金額になってきたよ……とはいえ、今回1秒100円か。 貯まりがやっぱり遅いね」

 

今回の賞金は1秒100円ずつ上昇。 逃げ切れば78万円

 

ロックマン

「1秒200円とかが普通だったから、何か時間経ってないみたいに思っちゃうな……大金なんだけどさ、78万円も」

 

 

パックマン

「結構昔から逃げるのは得意なんですよ……30年以上前から」

 

初参戦ナムコの顔、パックマン

 

パックマン

「ただ僕の場合、そのあと自分が追いかけるっていうチャンスにも恵まれてたことを考えると……ずっと逃げてなきゃいけないこれはもっと辛いということだ……」

 

 

ラナ

「他の人(逃走者)たちと会うと、皆が皆不安そうな顔してるよね……そりゃ分かるけど結局ゲームなんだから……楽しもうよ! ハンターの恐さも楽しまないとね」

 

常に笑顔を見せながら、ゲームに挑むラナ

 

ラナ

「私の中での今日のテーマは明るく、楽しく、元気よく! これが今日のゲームのモットー! この3つは絶対に忘れない!」

 

 

リンク

「ちょっと僕の目線に、明らかに怪しいものが飛び込んできたんだけど。 何だあの宝箱……」

 

リンクの視線の先には……

 

リンク

「開けていいの? あの赤いヤツ……」

 

赤い……宝箱。 リンクが恐る恐る近づく

 

リンク

「ちょっと開けれるかどうかだけ試してみようか……あれ? 開かない。 鍵がかかってるのかな……」

 

リンクの見つけた赤い宝箱は、開かない……

 

リンク

「ダメだな……ロックがかかってるのかな? 今のところ何もやる必要無いのかな」

 

警戒し、宝箱のそばを離れる……

 

リンク

「一応場所は覚えておこう……今後のためにも。 フラグかもしれないから。 でロクなことにならないのかもしれないし」

 

 

ルト

「しかしハンターがここに3体もいるのか……」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ルト姫の近くに……ハンター

 

 

シェゾ

「何だありゃ? エラとか付いてないか……うろこさかなびとの仲間か? いやでも下半身が違うか……」

 

更に近くに……シェゾ

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーー―

 

 

ルト

「このような広いエリアであればあまり動かずにいればハンターに出会わないのではないか……?」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーー―

 

 

ルト

「解除するためにさっきまでは動いておったからのう……ハンターを見かけはしたが」

 

 

シェゾ

「あれただでさえ目立つのに、あんな道端の真ん中に立ってて大丈夫か?」

 

 

大丈夫……

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

【挿絵表示】

 

 

……じゃない!

 

 

ルト

「うおっ!?」

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

シェゾ

「ん? うわハンター! 近くにいたんじゃねえか……」

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ルト

「こっち来ておる……まずいゾラ!」

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

シェゾ

「追っかけてみるか、ハンター……」

 

ルトを追うハンター、その後ろを……シェゾが追う

 

 

ピーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ハンターは視界に入った逃走者から、目を離さない……

 

 

シェゾ

「結構、速いな……あの青い生き物も……」

 

 

ルト

「速い……速い! 逃げれん……!」ポン!

 

 

【挿絵表示】

 

 

ルト

「はあ~……油断してたゾラ……」

 

片時も油断出来ないゲーム……それが、逃走中だ……

 

 

シェゾ

「捕まったみたいだな……」

 

ハンターを追いかけたシェゾ。 ルト姫が確保されたらすぐさま退避

 

 

シグ

「ルト……確保。 へぇ~……」

 

 

パルテナ

「残り20人ですね……まだ20人も?」

 

 

シェゾ

「ハンターってのは視界に捉えた逃走者を確保するまで追うんだろ? だったら裏を返せば視界が狭まってるということだから、追っかけてる状態のハンターの背中を追うのはリスク高いように見えて低いんだよ……これいい作戦だ」

 

ハンターの傾向を掴み始めた……

 

シェゾ

「毎回出る度に成長してかないと、こっちもな……」

 

 

その頃、カンティーヌとは別行動をとっていたクライン。 手元のコントローラを使い、通信を行っている……

 

「……アズールか? 例の宝石を転送してくれ。 目的の場所に着いた」

 

そう言うとすぐにクラインの近くに宝石が転送される

 

「……これか。 ふん」

 

クラインの元に転送された宝石。 そしてクラインの目の前には大きな扉

 

「……5年前のあの日以来か。 あいつと顔を突き合わすのは」

 

そう呟いたクラインは、宝石を扉のくぼみにはめ込む

 

カチッ

 

「ロックが外れたか……随分大層に守ってたもんだな、あの野郎……」

 

そう言い、開かれた扉へと足を踏み入れ出す……

 

 

時を同じくして、カンティーヌの部屋

 

逃走者へ、新たなる通達を出す

 

 

 

ここまで3人が確保された

 

【挿絵表示】

 

 

残る逃走者はあと20人

 

【挿絵表示】

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。