D×Dの時系列は一巻と二巻の間、ブギーはエンブリオ炎生からビートのディシプリンの間です。
ブギーからはffさん以外あまり出てきません。出てくるとしたら統和機構の構成員と合成人間が少し出るくらいです。
太陽が沈み始める夕方、フォルテッシモはホテルに着いた。
ホテルに着くまでの間彼は、町をぶらぶらと歩いていた。その行動に目的はなく、ただ何か無いものかと意味もなく歩いていた。つまり暇つぶしである。そんな時、朝に貰った胡散臭いチラシを思い出した彼は町中で見るよりはホテルの部屋で見る方がいいだろうと考えホテルに向かっていたのだ。
ホテルの部屋の中で胡散臭いチラシを眺めるフォルテッシモにエンブリオは質問をする。
"こんなチラシまだ持っていたのか気味悪りぃし捨てたほうがいいんじゃないのか?"
「確かに、これは胡散臭いが願いが叶うってんなら少し試してみてもいいだろう、物は試しさ、効果なしなら捨てるがな」
"とうとうオカルトまで手を出し始めたか"
「だいたい、俺もお前も傍から見ればオカルトだろ」
"否定はしないな。所でお前の願いてのはやっぱり強い者と戦うことか?"
フォルテッシモは返事をしなかった。理由はそのとおりで、彼の願いは強い者と戦うことである。
チラシには魔法陣が描かれている。つまり、儀式か何かをしなければならないのだろう
しかし、フォルテッシモはオカルトの儀式については詳しくは知らない。だから、チラシを眺めながら念仏でも唱えるように頭の中で
(俺と対等の物と戦いたい)
そう、チラシに向けて望む。
すると、チラシは一瞬だが赤く光ったような気がした。
フォルテッシモは、その一瞬を見逃さず、成功したかと思ったが、身の回りを見まわすと何も起きてはいない、今のは失敗だったか、赤く光ったのは単なる見間違えか、そう思うと彼はそのチラシをゴミ箱に向けて投げる。
もとより期待をしていなかったがこんなカルトに少しでも信じた自分が間抜けに思え、余計に腹が立った。
"結局ただのカルトだったな"
「チッ、そうみたいだな」
フォルテッシモは最近騙されてばかりだと思いながらベットに向かう。
「暇だな、何か刺激的なこと起きないかねえ」
"そんなにお前の望む事が起きたら世界は壊れちまうぜ"
エンブリオはフォルテッシモの独り言にツッコミを入れる。そんなツッコミなどお構いなしにフォルテッシモは、
「宇宙人とかよぉ、妖怪とか、悪魔とかこの世界に侵攻すればいいのにな。」
"そんなファンタジーな事起きるわけがねえだろ・・・"
「だったらいっそ統和機構を敵に回してみるか」
"そんな事言ってのけるのはやっぱりお前だけだな"
そんな話をしている時だった。部屋のドアにノックが入った
「こんばんわ!悪魔グレモリー様のお使いの者ですが、すいません!召喚された方はこのお部屋ですよねぇ?」
元気な若者の声が部屋の外から聞こえる。疑問に思ったフォルテッシモは外にいる者に質問をする。
「統和機構の構成員か?」
「トーワキコー?なんですかそれ、あのこちらはこのお部屋の、えっとこの舞阪さん?この人に呼ばれたようで来たのですが」
「俺が呼んだだと・・・そんな覚えは無いぞ」
「えっ!?チラシとか何かもらいませんでした?魔法陣とか描かれてる」
「・・・なん、だと・・・あの悪趣味なチラシの・・・」
「はいそうです。」
フォルテッシモは離れた所からドアに触れずに扉を開けた。そこには学校の制服を着た茶髪の少年だった。
時は少し遡り駒王町にある高校駒王学園その学園の旧校舎にて
「イッセーどうやら仕事の依頼が来てるみたいだけどこの依頼者誰に向けているのか分からないの」
赤い髪をした少女はイッセーと呼ばれる少年に話しかける。
「つまり、誰を指名してるのか分からないってことですね部長、しかし、こんな事ってあるんですかね?」
どうやら赤い髪の少女はイッセーと呼ばれる少年の先輩にあたる。
「たまにあるわ。たぶん悪魔の召喚が分からず、ただ願いをこめただけのようね」
「願いをこめただけでも反応するんですね。」
「そうね。今朱乃も祐斗も小猫もアーシアも仕事でいないからイッセーあなたが行ってきて」
「はい分かりました部長!!」
「場所は近くのホテルよ。学校から自転車で十分くらいの所にあるわ」
時は戻り今、
「つまりこのチラシはお前らが作ったもので、何か望みがある奴に渡しそれを願えばお前らが来るってわけか」
「で、お前は何者だ?このホテルの警備は厳しいしそんな所にお前みたいなのがここまで来れるわけがない。それになぜ俺がこのチラシに向けて何か望んでいたことを知っている?なぜ場所が分かる?お前MPLSか?」
フォルテッシモは目の前の少年に向かって質問攻めをするが、少年は少し困惑ぎみで、
「えっと、そのなんて言いますか。俺は悪魔です。」
「はぁ悪魔?」
「悪魔です!!」
「証拠は?」
「はい?証拠・・・」
「悪魔ってんなら何か人間にはできない事の一つや二つあるだろ。それを見せろや」
「はいじゃあ悪魔の羽をだします。」
「悪魔の羽?」
「まだ悪魔になって日が浅いので飛べるかは微妙ですが羽ならだすことができます」
そういうと少年の背中から真っ黒な二本の羽が出てきた。
「手品か」
一瞬疑うフォルテッシモだが、背中を見ると服からついているのではなく。羽は生物のように動く。それに、フォルテッシモがもつ疑問も彼が悪魔である事が前提なら納得はある程度できる。人の目に触れずにここまで来ること、彼がチラシに向かって何か望んでいることが分かること、彼がここにいることが分かることも、
「そうか、あぁ名乗ってなかったな。俺の名前はリィ舞阪、フォルテッシモとも呼ばれることがあるが言いにくいだろう。舞阪でいい」
「兵藤 一誠です。イッセーと呼んでください!!」
それから数分後、
「つまりお前さんは少し前に殺されてそれから主の強い悪魔に助けられ悪魔に転生したと?」
「はい、そんな感じです。」
「人間の住む世界と違い悪魔が住む世界、天使、堕天使が住む世界がありこいつらは人間の世界にもたくさんいるわけね」
「はい、俺みたいにもともと人間だった奴もいれば生まれた頃から悪魔な奴もいます。」
フォルテッシモはイッセーから悪魔やその周りの事について聞いていた。それで分かったことはそうやって転生した悪魔の数は少なくはないこと、悪魔や天使、堕天使は統和機構が監視しているMPLSのように人間にはない能力を持っていること、悪魔は人間の望む願いを叶えそれに見合う対価を人間が払うビジネスをしていること。
「そういえば舞阪さん、聞くの忘れてましたが、何か願いというかそういった望みはありますか?」
「お前さんとどっちが強いのか?それを戦って決めてみないか?」
「はい?」
「言葉の通りだよ。お前がどれくらい強いのか見てみたい」
フォルテッシモは鋭い目つきで殺気すら感じさせる眼差しでイッセーを見据える
「まさか殺し合いとか言いませんよね?」
「そうなるかもな」
イッセーはおどおどしながら悪魔ビジネスのための携帯端末を見る。フォルテッシモの望みに対する対価がどれくらいかを見るために。実際悪魔でも出来ないあるいは、難しい願いになるほど、対価も高くなる。このフォルテッシモの場合、この願いを叶えたら彼の魂は消えてしまう。つまり魂をもらうということだ。
「あの、そしたら対価としてこちらに魂を払うことになります。決戦で勝っても負けても舞阪さんの魂が無くなり舞阪さんは死ん」
「冗談だよ」
するとフォルテッシモの顔から先ほどまでの殺気のある表情からまるでイタズラ小僧のような表情になった。
「はいっ!?」
イッセーは驚きと同時に安堵の表情になる。
「じゃあ、舞阪さんの願いは?」
「お前らみたいなのと話がしたかっただけだ。対価はこれでいいか?」
フォルテッシモはそう言って、二枚の商品券を渡した。その商品券はフォルテッシモが朝食べていたクレープの無料券である。
「はい、大丈夫です。」
「またいつか呼ぶと思うからじゃあな」
「はいまた今度」
イッセーは部屋を出た。
(はぁー、死ぬかと思った)
イッセーは、あの舞阪と名乗る男が只者ではないと思っていた。
あの時のあの表情、あの殺気を感じる鋭い目つき、そして自分とほぼ同年代くらいの人間がなぜこんな高級ホテルにいるのか等疑問に思うがそれも気のせいだろうとイッセーはわりきる。
(この二枚の無料券だれにあげよう部長にあげようかな?それともアーシア?いつもお世話になっている朱乃さん?甘いもの好きな小猫ちゃん?クソ選べねぇ)
一方ホテルの部屋の中では、
"お前の望んだ通り悪魔が来たな。どうだオカルトに出会えた気持はよ、んんっ?"
「悪くはないな。たぶんあいつも俺と戦うだけの力はあるが」
"魂取られると聞いてビビっただろ?"
「兵藤一誠との戦いが果たして俺の魂を賭ける事に値するかまだわからんからな。つまり様子見だ。」
「あいつはたぶん強い。いずれ俺の方から会いにくるぜ兵藤一誠」
"けけけけっ!かわいそうだなイッセーくん"
ffさんとイッセー君を会わせてみましたが難しいです。
あとこの物語で話す事にたぶんなると思いますがMPLSと神器は同一の物ではありません。似てるけど別物という感じで書いていきます。