ハイスクールD×D 最強のMPLS   作:Slider

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なんとか形になってきたので、続きを書いていこうと思います。


第四話

路地裏にて一人何者かから逃げていた。

そいつは入り組んだ迷路のような路地裏を走り抜けようとする。

しかし、抜けても抜けても右に曲がる道、左に曲がる道

その道中にゴミ箱や自転車、錆びた室外機やダクトまでも破壊しながら走る。

もちろん、破壊行為をしたくてこのような事しているのでなくただ逃げているだけ

だが、たどり着いた先は行き止まりである。後ろからは口笛が聞こえた。

曲名は分からないが、クラシック音楽の演奏で流れていそうな曲だ。

その口笛が耳に響き渡る。逃げている者にとってその口笛は恐怖を煽る音だろう

するとそいつの背中から羽が生え路地裏を飛び立つ、最初は追跡者から格好の的だと躊躇ったが

状況が状況だ、一刻も早くその場から逃げ出したいのだ。

 

路地裏を囲むビルの屋上に着地し、そのままビルとビルの間を飛び越え路地裏から離れる。

そいつの姿は暗闇で見えずらいというのもあるが傷だらけでもはや男なのか女なのか判別できない。

その上、背中の羽もあって人ではない化け物の姿だ。

だがそんな化け物ですら今、謎の追跡者から逃げていた。

「ヒッ!?」

また、あの音が響いている。あの口笛が

(あんな、遠くまで飛んだんだぞ!なぜここまでこれる!?)

「早くこの町から抜け出さなくてh、、、、ガハッ」

化け物に赤い衝撃波が命中、体中に食らいコンクリートの床に無様に叩きつけられる

前を見るとそこには赤いロングヘアの女性が近づいてくる

「ずいぶん逃げていたようだけど、もうここまでよ」

「あなたは主を殺し、更に街の人々を襲う"はぐれ悪魔"、冥界に行っても死罪でしょうね。」

「だからここで消し飛ばしてあげる。」

化け物は引きつった顔で赤髪の女性に手を伸ばす。そして

「頼む助けてくれ!!私は今とんでもない化け物に殺される」

女性は驚くまさかこの"はぐれ悪魔"は自分ではなく別の存在に恐れている

という事は悪魔狩りを行う教会や堕天使と言った勢力まで絡んでいる。

そうなると少しまずい状況だ。はやくこの悪魔を消し炭に

「ガッ!?」

化け物の動きがピタッと止まる。見ればワイヤーが化け物に絡みつき拘束しているのだ。

(この口笛、この曲ってニュルンベルクのマイスタージンガー!?)

(まさか、あの噂は本当だったの?)

ワイヤーは更に食い込み

「ギャァヤヤァヤヤアアァァァァァァ」

体中の至る所が切断された。

 

化け物のバラバラ死体を挟む形で赤髪の女性と黒マントの人物が佇む。

「あなたが噂の死神かしら?」

すると黒マントは口を開く

「まさかこんな離れた街でも僕の噂が広まっているとはね。僕の名はブギーポップ、世界の敵の敵さ。」

黒マントはブギーポップと名乗り、赤髪の女性も名乗る

「私はリアス・グレモリーと言うわ。ところで世界の敵の敵って?」

彼女の質問にブギーポップは

「世界の危機を生む存在、僕はそんな世界の敵を始末する。だから世界の敵の敵なのさ」

"世界の敵、世界の危機" 女性は疑問を感じた。

こんなはぐれ悪魔が世界に大きな影響でも与えるのだろうか?

それに対してもブギーポップはまだ聞かれてもいないのに返答する。

「この化け物は世界の敵にはならない。本来の敵を殺した後ついでに始末しただけだ。」

「ただこの化け物は僕でも見たことがない。一般的には悪魔というのかな?」

逆に聞き返した。化け者を始末した彼でも悪魔についてはあまり認識していないようだ。

「ええ、この化け物・・・いえ私含めて悪魔は存在する。こいつは従えていた主を殺し、街の人々を

襲うから討伐要請がでていたの、しかしこいつが世界の敵でないならなぜあなたがこいつを始末するの?」

リアスの問いにブギーポップは、

「それは、詰まるところ悪魔等という存在がこの世界にとって不安要素であるからさ。」

「この世界の住人である人類は君たちのような異世界の住人を認識していない、しかし君たちは人類と近い所にまで存在している。つまり人々は異形の者達が近くにいることを知らずに生きている。もしその事実に人類が気づけば世界は一瞬で変化する。君たちは人類を、いや世界を変えてしまう要因になる可能性がある。」

「そこの化け物は人類に自らを認識させようとする動きがあったから取りあえず始末した。」

リアスは驚くまさか我々悪魔や敵ではあるが天使や堕天使が世界の敵にあたる可能性があることに

「なら、あなたは私も始末するのかしら?」

リアスはブギーポップに問う、しかしブギーポップは左右非対称の顔をした。

変わった顔だ右は驚いたような顔、左は馬鹿にしたような、呆れているような顔

「君たちが世界の敵であるかどうかそれは僕には判断できる事ではない。

僕は自動的だからね。もし君が敵なら今頃君の首は宙を舞っているだろう。」

「つ、つまり」

「君、いや君たちは世界の敵ではない。」

リアスはとりあえずホッとした。正体不明の相手と事を構えずに済みそうだからだ。

しかし、ブギーポップは

「だけど世界の敵ではなくても人類の敵として認識される可能性はあるだろう。この世界には裏で全てを操る存在がいて進化した人間を保護、始末している。」

「彼らは、世界を監視している。この星に現れた異星人ですら認識しているのだから君たちが監視対象になるのも時間の問題だろうね」

「それにその組織に所属する人類最強の超能力者も君たち悪魔の存在を認識してこの街にいる。」

リアスは絶句する。

「そんな・・・」

ブギーポップは話を続ける。

「もし彼が君や君の仲間に近づいたら彼は恐らく君達にとって驚異となるだろう。」

「君でも君の下部である龍の因子を持つ彼でも今の状態ではあの最強くんを止める事は難しいだろうね。」

「これは僕からの警告だよリアスさん、彼と事を構えるとしても今の君達では不安定だ。とても彼の相手になるとは思えない。まともにやり合えば君達は大きな傷跡を残す事になる。その傷がもしかすると僕を浮かび上がらせる要因になるかもしれない。」

「君達と対峙する事がないよう祈るよ。」

するとブギーポップは暗闇に消えて行った。

 

一人残されたリアスは一人つぶやく

「悪魔と天使と堕天使の三つ巴どころではなくなる。ただでさえ今、聖剣エクスカリバーを巡ってややこしいというのに」

足下には無残に切断された怪物。まるでそれが自分達が歩む未来になるのではないのか、それを暗示しているような気がした。

 




取りあえずブギーポップが現れましたが、ビートのディシプリンやヴァルプルギスの後悔のようにただ主要人物に語りかけてくるだけにとどまるつもりです。
次回はまたFFさんメインになる予定です。
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