ポケットモンスター シンオウ変記 ~4人のマルチバトル~   作:蓬莱玉の三難門

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見てくれてありがとう御座います。
蓬莱玉の三難門というものです。

というわけで、あらすじとタグに書いてある通り、練習小説です。
ちょっと僕には無理そうですが、まあ、上手くなるように頑張ります。

では、よっけるむとうっとの!!!(ゆっくりみていってね!!!)

※今作はシンオウ地方を舞台にしています。


表第一話 懐かしき命日

大晦日。

まるでクリスマスを思い出させるような深々(しんしん)とした雪が外で積もる中、私はキッサキシティの小さな家の中で、一人寂しく、昔のアルバムを見ていた。()

 

そう、私がまだ小学生低学年だった、彼との思い出を――――――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・畜生!」

 

「・・・怖いよぉ。怖い・・・よぉ・・・!」

 

「・・・OOO・・・。耐えて。怖いのは、僕だって一緒だ。でも、逃げるわけには・・・いかないじゃないか。」

 

 

 

 

 

 

あれは、大晦日の日。

私と彼が、昨日降り積もったふわふわの雪で雪遊びをしていた時――。

 

「わーい!今年も雪だぁ!」

 

――――段々思い出す昔の記憶。

私の中で一番新しい、彼との記憶――――

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・雪なんてこの前も降っただろ・・・」

 

「そうだっけぇ?」

 

「・・・そうだよ。」

 

私と彼、年齢は彼と殆ど変わらないのに、何故か彼の方が大人びてる。

だから、私は最近になってもお転婆って言われるのか?

 

・・・それは、分らない。

 

 

 

ここまではいい記憶。

いい記憶・・・だったんだけど――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――此処から先は、忌わしい記憶。

 

 

私と彼とで、雪を固めて雪合戦。

ふわふわの新雪を小さな手で固めるのは確か、大変だった記憶がある。

二人ともが当てられた雪で濡れ始めた時、私はあるものを見つけた。

 

 

 

 

 

――――――それは、不思議な形をした石のような何かだ。

いや、石だろうけど、石だろう・・・けど・・・。

その石の感じは、石ではなく、幾何学的な何かだった。

青みを帯びた石に黄色っぽい光を走っている。

 

 

 

そして、一番不思議だったのが、石に見えなかった原因が――――

まるで何かを表すかのようにカクカクに切り取られた、その形だった。

それは、何かに嵌め込めと言いたげな形。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最悪だ。

 

ここで、私は真実が分ってしまった。

 

キッサキの端っこに有る、神殿。

 

『キッサキ神殿』の石製の硬く閉ざされた扉。

 

その扉の横にあった、謎のでこぼこの形にそっくりだったからだ。

 

まるで、ぴったり当てはまるかのように・・・・・・・・――――――――――

 

 

 

 

 

 

「わぁ、何だこれ!」

 

「ん?何何!?」

 

驚きと喜びと楽しみで叫んだ私に、彼が寄ってくる。

そして、彼は発見してしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・ねぇ、OOO、これさ、そこの危険神殿(現:キッサキ神殿)の扉の横の(くぼ)みに、ぴったりはまりそうじゃない?」

 

「え?OOO君、そう?・・・・あ、うん!これ、ぴったりはまるよ!!!」

 

 

――――キッサキ神殿の秘密に。

 

そう、これは、キッサキ(危険)神殿の入り口の石扉を開くための鍵。

何故かこの頃にはないはずの、いや、今にもあんまりない、はめこみ式の鍵。

カードリーダー式の進化で、シンオウ地方だと、ナギサシティの一部、しかも、ビルやジムなどの重要機関ぐらいにしかない。

 

しかもそれが開発されたのもここ数年。

この神殿自体が造られたのは500~600年ぐらい前。

一回も改修工事はされてないみたいだし。

 

・・・これはよくある『オーパーツ』ってやつなのかな。

 

 

 

 

 

 

おっと、話がずれてしまった。

 

 

私達は、キッサキの中でも危険区域に指定されている場所に建っている危険神殿。

『ここから先、危険区域につき立ち入り禁止』と書かれたロープが張られている上を乗り越え、私と彼はそのまま奥へと進んでいく。

 

 

 

危険神殿――

約200年前に発見され、その近くにあった小屋から見つかった資料によって、約500~600年前に作られたことが判明した神殿。

しかし、石製の扉は一度も開かず、中の危険度は『?%』

だから、取り敢えず危険区域となっている。

 

 

 

 

 

 

――その真相がやっと明らかになる。

 

 

私は、彼と一緒に拾った石を危険神殿の窪みにはめこむ。

石が急に光り、扉がそれに共鳴し、光りガタガタと鳴り始める。

 

「・・・ねえ、OOO君、何か、扉、ギシギシいってない?」

 

「え?・・・! 本当だ!!」

 

扉がギシギシと音を立てる。

私達はそれに気付いた。

 

でも。

でも。

 

 

 

 

 

 

 

 

―――逃げれなかった。

自分自身、心の中から湧いてくる、好奇心に勝てなかった。

 

 

 

 

 

ガキッ。

バン!

ドン!

グオォォォォォォォォン!!!!!

 

「・・・!?!?ちょ、OOO!!危ない!!下がれ!!」

 

 

扉が凄い音を立ててへし曲がり、吹っ飛んだと思ったら粉砕した。

 

その扉の奥から、鋼、岩、氷で構成された、三体の生き物が出てきた。

いや、もしかしたら生き物じゃないかもしれない。

 

そして。

 

その謎の生物がいきなり殴りかかってきた。

 

 

――ポケモン。

私はそう直感した。

そして――

 

 

 

――ばかぢから。

ポケモンの、かくとうタイプの中でもかなりの威力を誇る技。

 

全国ポケモン協会の調べた結果、威力は120。

それが三匹。

つまり、360。

 

その威力を持った力が私に向けて飛んでくる。

 

 

―――――――そのポケモンの名前は、レジスチル、レジロック、レジアイスだ。

 

 

 

確かに、彼のいうとおり危ない。

奴らとの距離は十分ある。

だから、今からよければ間に合う。

 

 

 

のに。

私は逃げれなかった。恐怖におびえて、足が出なかった。

 

だから――――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「OOOOO、守る!!!」

 

ガキィィィィィィィィィィィィィィィィィン!!!!!!!!!!!!!

 

彼が守ってくれたんだ。

とっさに自分のポケモンを使って、私を守ってくれたんだ。

 

 

 

「OOO!下がってろ!!これは危険だ!」

 

「で、でも・・・でも・・・」

 

「だから、下がれ!!」

 

「・・・うん・・・。」

 

ポケモン三匹の馬鹿力が力を失う。

それと同時に、彼のポケモンの守るが解かれる。

 

彼が残りのボールに手を掛け、             投げる。

 

「OOOO!岩に向かってめざめるパワー!」

 

「ガァゥ!!」

 

電気を帯びたポケモンが反応し、そのポケモンの周りに緑色の球体の力が集まってくる。

 

「ジジジジジジ・・・」

 

しかし、それに氷がすぐに反応し、一閃の氷の光を撃って来る。

その氷の光は完璧に電気のポケモンに向けて放たれていた。

 

「OOOOO、サイコキネシスで守れ!OOOOはそのままめざめるパワー!!」

 

「ガウアァ!」

 

「トゥルルルゥゥ・・・」

 

もう一匹の緑色の髪のようなものを持ったポケモンの目が青くなる。

そして、氷の光が急に弾け飛ぶ。

 

それと同時に電気のポケモンから緑色の力が何個も解放される。

その力は岩に向かって飛んでいく。()

 

その(たま)は岩に直撃した。

重そうな岩の体が吹っ飛んでいく。

 

ガッシャァァン!!!!!

「ジ、ジィジィジジジ・・・」

 

岩の体が砕け散った。

 

 

残りは氷と鋼―――レジアイスとレジスチルだ。

 

「ちっ、相手は鋼だろ・・・OOOOOは危険だな・・・OOOOO!神秘の守り!」

 

「トゥルルゥ」

 

緑髪のポケモンから虹色のオーラが発生する。

 

「正直あんまり意味は無いけど・・・まあ気休めだ。OOOO、氷にアイアンテール!」

 

「ガルゥ!」

 

電気のポケモンの尻尾が銀色に煌めき出した。

 

「ジリジリジジジジリジジジジ」

 

が、標的の氷を守るように、鋼が銀色の光を溜め始めた。

 

「んだと!?んな、馬鹿な!?っ、OOOOO、さきどり!氷に集中攻撃をかけろ!」

 

その彼の声と共に、緑髪のポケモンも銀色の光を溜め始めた。

 

「OOOOO、相打ち狙うぞ!冷凍ビーム!」

 

「シャリリィン」

 

最初に守るで守ってくれた氷のポケモンも相手の氷が使ったのと同じような氷の光を放出した。

それと同時に鋼の光が放出される。

 

ガッギィィィィィィィィィィンンン!!!!!!!!!!

 

氷と鋼が物凄い音を立ててぶつかり合う。

威力は互角。

二つの閃光は、動くことはない。

 

「OOOOO、氷に放出!」

 

「トゥルルルルゥゥ・・・」

 

「ジジジジジジジジジジジジジジ」

 

緑髪のポケモンが溜めた鋼の光を打ち出すと同時に、向こうの氷が氷の光を急に放出する。

 

ガッギィィィィィィィィィィンンン!!!!!!!!!!

 

さっきと同じ音が鳴った。

今度は互角ではなく、こちらのポケモンが『押している』。

でも、その力はほぼ互角だから、押し切るまでに閃光は消滅してしまうだろう。

 

でも、実はこっちにはまだ攻撃をしてないポケモンが居た。

 

「いまだ!OOOO、アイアンテール!!」

 

「ガァゥッ!!」

 

そう、電気のポケモン、このポケモンがまだ氷に攻撃するために残ってたのだ。

氷は緑髪のポケモンと打ち合っているため防げない。

 

これは勝った!

そう思ったんだけど・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ジィジィジィジジジジジ!」

 

まさかの、ポケモンの真上からさっき吹っ飛んだはずの岩の腕が吹っ飛んできた。

『アームハンマー』

 

「ガルゥッ!?!?」

 

電気のポケモンが吹っ飛ぶ。

 

「んな!?攻撃力の高い、しかも効果抜群の力を食らって、まだ生きてるの!?畜生、どうする!?」

 

四匹の攻撃の打ち合いが終わる。

すると、彼のポケモンの頭上から沢山の岩が落ちてきた。

『いわなだれ』

彼のポケモンは岩雪崩の攻撃をもろに喰らった。

 

「・・・畜生!」

 

「・・・怖いよぉ。怖い・・・よぉ・・・!」

 

「・・・OOO・・・。耐えて。怖いのは、僕だって一緒だ。でも、逃げるわけには・・・いかないじゃないか。」

 

「ジリジリジリジリジジジジジ」

 

「ジジジジジジジジジジジ」

 

相手の二匹がうなった時、雪が舞ってるキッサキが、急に寒さと吹雪に覆われる。

『ふぶき』

周りの木々が唯でさえ雪で白いのに、更に白くなっていく。

木の葉がパキパキと音を立てる。

 

「さ、さむ・・・い・・・。」

 

「んだと・・・天候まで使って必中させやがるか!防ぎようがねえ・・・いや、ある!OOOOO!日本晴れ!」

 

「トゥゥゥゥゥ!」

 

彼がそういうと緑髪のポケモンが反応し、空は黒雲が晴れ、見る見るうちに陽気を取り戻していった。

 

「吹雪は晴れならそうそうあたらねえ・・・。OOOO、岩にアイアンテール!」

 

「ガルゥ!」

 

「OOOOO、氷にアイアンヘッド!」

 

「シャリリン!」

 

二匹のポケモンの尾が、頭が、鋼のように輝きだす。

 

「ジジジジジジジ」

 

「ジィジィジィ」

 

「ジリジリジリジリ」

 

それに対応して、氷と岩と、さらに鋼も、腕が煌き出す。

『ばかぢから』

 

「よし来た!OOOOO、鋼にさきどり!ばかぢからだ!」

 

「トゥゥゥ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文字では表せない轟音が轟く。

それと一緒に放たれる異様なほどまでの光り。

私は耳を塞ぎ、目を瞑った。

 

「行けぇ!!!!!!!!!」

 

「きゃぁ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光と音が止む。

そして、私はゆっくり目を開ける。

 

そこには―――――――

 

 

 

 

 

 

 

勝ち誇った顔をした彼のポケモンと、倒れ尽きた三体のポケモンが居た。

 

「・・・・・・よし!」

 

「・・・・・・勝ったぁ!」

 

私達はハイタッチする。

何か、短くて長い戦いだった。

でも、私は何もやってないけどね。

 

「はぁ・・・。」

 

「・・・なんか、疲れたね。」

 

「本当だよ・・・。有難う、休んで。OOOOO、OOOOO、OOOO。」

 

彼がポケモンを戻す。

 

「御免ね、OOOちゃん。怖い思いさせちゃって・・・。俺・・・なんていえばいいか・・・。」

 

「大丈夫だよ!!私は全然気にしてないから!ね?そんなに落ち込まないで・・・よ?」

 

彼は倒れ崩れた。

そして、泣き始めた。

 

「ごめん・・・ごめんね・・・・・・」

 

「・・・そ、そんなに泣かないでよ・・・。私まで・・・泣きたくなっちゃうじゃん。・・・勝ったんだから、勝てたんだから・・・笑おう?ね?」

 

「・・・うん。・・・ごめんね。笑おう!」

 

彼は立ち上がる。

 

 

 

 

―――泣き止んで。

 

 

 

 

 

 

 

 

私達は家に戻る。

私は自分の家に。

彼は彼の家に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日。

彼はいなかった。

正月に私たちが実家に帰って、そしてキッサキに帰った時には、もう彼はいなかった。

 

「OOO君・・・OOO君・・・。嘘でしょ・・・帰ってきてよ・・・。」

 

彼が居ない。

その感情は、私の胸の中で爆発した。

 

 

 

 

 

「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああんんんんんんんんんん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

私は崩れ落ちる。

目から沢山の涙を流しながら。

キッサキの深く積もり感覚がなくなるほどの大雪の上に。

 

声が枯れそうになる。

目の前が見えない。

崩れ落ちた足はもう感覚がない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――あれからどれほど時間が経ったか。

気が付いたら、私は家のソファーにいた。

 

 

彼は帰ってくるか分らない。

どこにいったかもわからない。

連絡がつくかもわからないし、次、生きて会えるかも分らない。

 

でも、私は勘で思った。

彼にはまた会える。

彼はきっと、このキッサキに帰ってくる。

証拠はないのに私は、そう確信した。

 

だから私は、今でもこの私が生まれ育ち、彼と過ごし、忌わしき記憶が封印されたこのキッサキに住んでいるんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これが、私の彼との最後の思い出。

私は、この思い出を、彼との命日って呼んでいる。

何故なら、これが彼との思い出が途絶えた日だから。

命日とはちょっと意味が違うかもしれない。

でも、これが、この思い出と一番相性がいい言葉なんだ。

 

この寂れた小屋は、彼と、その家族が住んでいた家。

何故か家の鍵は空きっぱなしで、だから、私は毎年、大晦日にここに家にあったアルバムとかを持ち込んで、一日全ての思い出を思い出している。

 

 

 

 

 

 

 

 

最後になったけど・・・

私はキッサキシティのジムリーダー、スズナ。

それでいてキッサキ神殿の管理者である。

 

 

 

 

鐘が鳴る。

ふと机の上の時計を見ると、もう既に年は変わっていた。

 

正月。

もう既に日は周った。

 

「あけましておめでとう。」

 

私は、誰もいない小屋の中で、一人淋しく呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カンカン

 

小屋の木の扉が鳴った。

今は深夜0:10分。

元から人気のない小屋だが、今は正月深夜。

普通、訪ねて来る人などいないはずだ。

 

「はーい、ただいま!」

 

でも私は、昔からの好奇心で、小屋の扉を空けた。

自分と彼を危ない目に合わせ、そして、いくつもの嬉しい事を提供してくれた私の好奇心。

今度も、良いことがあるか悪いことがあるかは分らない。

その好奇心に、私は身を委ねた。

 

ガチャ

 

扉が開く。

いや、私が開ける。

 

そして、

扉を開けた先にいたのは――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「久し振り、スズナ。これまで心配かけてごめんな。ん?俺か?忘れてないだろうな、俺だよ、俺、来夢(くるゆめ) 歩叶(あゆと)だよ!しばらく間を空けちまったけど・・・雪の町、キッサキに帰ってきたぜ!!!」

 

「・・・・・・あ、あ、歩叶君!?歩叶君!?・・・・・・心配したんだよ!!歩叶君!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼が立っていた。




はい駄作ー。
っつーか、沢山の更新できてない小説があるのに更に作り上げてしまった・・・

来年から中学生なんで、忙しくなるか徹夜で頑張るか・・・(忙しくなりそうだな)
文芸部入りたい(取り敢えずテニスしろ。運動しろ)

・・・っとまあ、私用はこの辺にして。

すいません、こんな駄作で。
ちょっと暇なかったんで、今度手直しを入れてみます。

それでは今回はこの辺で。
次回も、
よっけるすとうっとの!!!!!(ゆっくりしていってね!!!!!)
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