学園アリス 蜜柑最強   作:蒼維

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第3話 蛍との再開

 第3話

 

今、蜜柑と鳴海が学園アリス本部内の待合室にやってきた。

 

本部にいくのに車で移動するため、どこか落ち着かないようだ。

  

「ここでまっててね、蜜柑ちゃん。じゃあアデュー☆」

 

鳴海は語尾にハートが付きそうな勢いで言って出てった。

 

一々オカマ口調、疲れないのだろうか。。。

 

「うん!わかった!まってるなー!」

 

蜜柑は元気に返事をしたがその顔には焦りの表情が浮かんでいた。

 

鳴海は待合室にさっきの日向 棗も一緒においてったのだ。

 

だが日向を見て蜜柑は疑問に思った

 

「なー、日向サン、もしかして起きてるん?」

 

その言葉に日向はピクリ、と動いた

もちろん目敏い蜜柑はその動きを見逃す筈もなく、すぐさま1歩後ろに下がった

 

 「っ、」

 

蜜柑が下がったと同時に棗が蹴りを繰り出してきた

 

それでも蜜柑が1歩下がっていたので足は空を切ったが、

 

「あっぶな!!急に蹴ってくるとか非常識やなぁ」

 

カラカラ、と笑いをこぼす蜜柑

 

その顔には焦りや驚きの感情はなく、ただ純粋に面白がっているだけのようだった。

 

「なっ、、

 

…… お前、何者だ?」

 

棗が蜜柑に問う。

その問いに蜜柑は答えずに窓の方へ歩いて行った

 

蜜柑が離れても日向は警戒を解かなかった

 

「何者ゆうてもなぁ、ウチは新入生の佐倉、」

 

苗字まで言ったところで蜜柑は窓を開けた

 

するとそこに鷹と1人の金髪の少年がいて、鷹から離されて中に入ってきた

 

蜜柑は鷹から降りたことについて少々驚きながらも飛び込んできた金髪少年をキャッチした

 

「え、」

 

「うわっ」

 

「っと、危ないやん」

 

上から棗、金髪少年、蜜柑、の順番だ

 

キャッチされた少年は降りようとジタバタしたからか、すぐに蜜柑は降ろした

 

「ふぃー、この学校って不良ばっかなん?

  平気で、もの壊すやん」

 

「おい、」

 

金髪少年が入ってきた事について少し驚いていた日向だが、キャッチしたことで殺気が飛び出ていた

 

「えっ、と・・・誰?」

 

日向が殺気を出しているが、それを気にせず少年は話だした

 

彼はよく見ると金髪で青い目をしている

 

「あ、せやったせやった、ウチのことやんな!今日から転入してきた佐倉 蜜柑デース!よろしゅうな!

 

 で、あんたらは?」

 

「…乃木 流架(のぎ るか)。」

 

「………日向 棗、 

 

 おい、お前は何者で、アリスは何だ」

 

日向がそう聞いた時一瞬だが、蜜柑の顔に迷いの表情が見てとれた。

 

それに日向は気づいたが蜜柑が話し出したので思考はそちらに引っ張られた。

 

「…無効化と」

 

蜜柑が無効化まで言った時、慌ただしい足音が聞こえた。

 

どうやら流架が入ってきた時窓ガラスを割った音で慌ててやって来たらしい。1人ではない。

 

ドアが開いて入って来たのは鳴海ともう1人の黒髪の人だった

 

入ってくるや否やすぐさま蜜柑に話しかける

 

「大丈夫!?蜜柑ちゃん!?

 

 …て、あれ?普通に話してる?」

 

 「棗、流架!?」

 

鳴海は蜜柑の心配をしたかと思うと日向たちと話しているのを見て驚いていた。

 

もう1人の先生は日向と流架に呼びかける

 

その間にも棗と流架は窓から逃走しようとしていた。

 

 「じゃあな、佐倉蜜柑。」

 

逃げる前に棗は蜜柑に言った

 

蜜柑は棗が自分に呼びかけてくれた事に対して嬉しい気持ちになっていた

 

だが、蜜柑の様子に気付かず鳴海は彼女に対して声をかけた。

 

どうやら嬉しい気持ちを噛みしめていた事を、何かされて黙っているに違いない、と思ったらしい

 

「み、蜜柑ちゃん・・・」

 

「……ん?何?先生」

 

「あ、いや、そうだ!」

 

蜜柑からの返事が素っ気ないものであったために、気まずい空気になってしまった

 

その空気に耐えられなかったのか鳴海は何か閃いたようで、どこからか出した箱を持ってきた

 

その箱を蜜柑に渡すと開けるように促す。

 

蜜柑はすぐに箱を開けた。

 

中に入っていたのは……

 

「ジャーン!蜜柑ちゃんの制服デース!」

 

鳴海が今にも効果音が付きそうな勢いで言った。

 

蜜柑は余程この制服が気に入ったのか目をキラキラと輝かせた

 

「うわー!制服や!すっごーい!!かわいい!」

 

どうやら蜜柑は制服がとても嬉しかったのだろう。

 

「着替えて来る!」

 

と制服をもって隣の部屋に()()()いった

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

早速、着替えた蜜柑。目を輝かせて、鳴海にどう!?と聞いている

 

それに鳴海は応えて

 

「うわー、かわいい!」

 

と蜜柑をベタ褒めしていた。。

 

 「ありがとー! なー、先生!

 

  さっきから思っててんけど、あの人は誰なん?」

 

蜜柑は褒めてもらってご満悦なのだろう、ようやく先ほど鳴海と一緒に来た黒髪の男性に興味を移した

 

その問いに若干戸惑いながらも黒髪の男性は答える。

 

 「あ、ああ、俺は岬だ」

 

 「岬先生な!よろしく!」

 

岬の名前が知れて満足なのか再び笑顔を見せる。蜜柑はよく笑う

 

そんな時に扉がノックされた

 

 「学級委員2名入ります。」

 

扉が開いた時に蜜柑は泣きそうになる

 

 「…蛍!」

 

 「え?、・・・蜜柑?」

 

そう、蜜柑は目的であった蛍との再開が出来たのである

 

蛍が元気そうにしているのを見て蜜柑は安心していた

 

だがそんな空気をぶち壊すかのように鳴海は告げる

 

 「え、と蜜柑ちゃん。

 

  取り敢えず教室行こっか」

 

鳴海は蜜柑と蛍に睨まれながら移動することとなったのであった…………

 

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

やはり来た時同様に先程いた本部から車で移動する

 

車の中で蜜柑は再び蛍と話すことにした

 

 「ほ、ほんまに、蛍?」

 

会えたのが嬉しすぎて夢ではないかと何回も聞いてしまう蜜柑

 

そんな蜜柑の様子をみて蛍はとても優しい顔で応えた

 

 「ええ、そうよ、

 

  こんなところまで、来るなんて、ばか、

 

  本当にばか。

 

  おいで、蜜柑。」

 

蜜柑はそこに居たのは紛れもない蛍だと確信した

 

 「ほ、蛍ー!」

 

蜜柑は蛍に思いきり抱きついた。強く強く抱きしめた。そこにいる存在を確かめるかのように。

 

気のせいか、蛍の目も少し潤んでいる。

 

 「君たちはほほえましいんだか、

 

         あやしいんだか。」

 

鳴海は小声でそう洩らした

 

それがどういう意味なのかはわからない。

 

────────────────

 

教室の前まで着いた時に一緒に来た(であろう)男の子が話しかけた

 

 「あ、あの、佐倉さん。

 

  ようこそ 初等部B組へ。

 

  こんなクラスだけど頑張ってね。」

 

蜜柑は目をぱちくりさせた

 

どうやら蛍しか眼中になかったようで、気づかなかったらしい。

 

蜜柑が気づいていなかった事を知ってか知らずか男の子は自己紹介をした。

 

「あ、あのぼくこのクラスの委員長をやっている飛田って言います。

 

わからないことがあったら、なんでも聞いてね。」

 

 「あ、うん!よろしく!委員長!蜜柑でいいよ!」

 

自己紹介をした飛田に蜜柑は笑いかける

 

その笑顔を見た飛田は顔を真っ赤にしてショート寸前だ

 

 「ん?どうしたん?委員長、風邪?」

 

 「あ、いや大丈夫だから」

 

蜜柑の完全なる天然発言に飛田は冷静に返す。

 

 「この天然たらしが」※蛍です

 

我らが蛍様は何やらお怒りのようだ。。。

 

またまたそんな空気をぶった斬るようにして鳴海が教室のドアに手をかける

 「じゃあ改めて、ようこそ初等部B組!」

 

 

────さぁ、今、扉が開いた。

 

 

これから学園(ここ)での生活が始まる─────

 

 

 

 

 

 

 

 






いやぁ。。
大変ですね…笑笑
前回の修正から実に1ヶ月以上...
ほんとうに申し訳ない
ですが、読んでくださった方々、ありがとうございます!
読者様がいるだけで励みになります^^
遅くはなりますが、これからも更新は続けていきますので、何卒よろしくお願いします!

最近すぐにお腹痛くなる...誰かこの痛みを無くす方法ないですかね笑笑
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