Minecraft ~ある冒険家の旅路~   作:セッキー.Jr

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20:真夜中のジャングル

ガサッ・・・

 

ガサ・・・

 

四方八方から音が聞こえる。

 

だが姿が見えない。

 

 

ガサッ・・・

 

「そこだ!」

 

少年が影を狙って矢を放つ。

 

「シュッ・・・!」

 

「やばい・・・クリーパーだ・・・」

 

 

ガサッ

 

「そしてこっちだ!」

 

ビュッ・・・

 

「カラン・・・」

 

「スケさんまで!?」

 

「くそぉ・・・ここまで多いと弓矢でもきりがないぞ・・・!」

 

「ひとまずそこの木に登ろう!」

 

少年達はいそいで傍の背の小さい木に登った。

 

 

 

 

モンスターたちが姿を現す。

       クリーパー・・・

  ゾンビ・・・      クリーパー・・・

スケルトン・・・         クリーパー・・・

 クリーパー・・・    クリーパー・・・

        蜘蛛・・・

 

 

「く!よりによってクリーパーが多い!」

 

「こんな数のクリーパーに爆破されちゃひとたまりもないよ!」

 

「朝まで経ってもクリーパーは死なないからな・・・」

 

ビュッ!

 

「うわ!矢が!皆気をつけろ!」

 

「この木なら蜘蛛は寄ってこないが・・・」

 

「ライモン!後ろ!」

 

「・・・!ガブッ!」

 

もう少しでやられるところだった。

 

後ろの背の高い木から蜘蛛が伝ってきたのだ。

 

「こりゃそんなに時間かけてられないぞ・・・」

 

「背の高い木を伝って砂漠に出ればなんとか踏ん張れるけど・・・」

 

「あっちだな・・・」

 

ここから二つ、三つ木を伝っていったところに砂漠が見える。

 

「よし!いくぞ!」

 

少年達はジャンプしながら砂漠へ目指した。

 

 

 

 

「もうすぐだ・・・到着!」

 

砂漠には着いた。

 

 

が、そこには無数のクリーパー。

 

スケルトンやゾンビもところどころ見つけた。

 

「や・・・やべぇ・・・」

 

後ろからはさっきのモンスター軍団。

 

「か・・・囲まれたよ・・・もうおしまいだ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

「にゃおー」

 

「・・・?・・・・」

 

「・・・?・・・・」

 

「・・・・?・・・・」

 

「「「「「「「・・・・・・?・・・・・・」」」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぬ、ぬこだ!」

 

「か、かわえぇ・・・」

 

「カラン・・・コロン・・・」

 

「ヴァー」

 

見るとスケルトンやゾンビたちも見とれていた。

 

「シュ・・・シュー!」

 

クリーパーたちは拡散していった。

 

「い、いまだ!」

 

「逃げるぞー!」

 

「よしきた!」

 

 

少年達は猫を抱えたまま、夜の砂漠を走り出した。

 

スケルトン達はようやく気づき、追いかけてきた。

 

 

 

 

 

クリーパーやゾンビは歩いていた。

 

そのとき、背後から走る音。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見ると人間が鬼のような形相で猫を抱えたままこっちに走ってくる。

 

「うぉぉぉおおおおおおお!!!道を開けろぉぉぉおお!」

 

「にゃー!」

 

クリーパーとゾンビは驚いて逃げる。

 

 

 

どちらも人間に。

 

 

 

人間達と狼はそのまま砂漠を走っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バタン!

 

少年は自宅のドアを急いで閉めた。

 

「はあ、はあ、はあ・・・」

 

「なんとか、逃げ切ったな・・・」

 

「もう、なんか無理やりな展開だな、もはや作者もネタぎ・・・」

 

「わーーわーーわーー!それを言うな!」

 

(ナイス、少年。b)

 

 

 

 

「おいら、もうドキドキしまくりだよ・・・」

 

 

 

 

 

「こんな冒険も、いいね!」

 

ジャックは言う。

 

 

 

 

 

 

 

「・・・ああ、そうだな!」

 

「まったくだ!スリル満点だ!」

 

 

 

少年達は思いっきり笑う。

 

 

 

 

ヴァー・・・

 

 

ドンドン!ドンドンドン!

 

 

 

 

バリッ!

 

 

「ヴァー!!」

 

 

 

「「「あ゛」」」

 

 

 

 

 

 

 

その後、少年達はボコボコにやられるのだった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「シゲンハドウダ・・・?」

 

「ハイ、カクニンシマス。モクザイ1378000コ、セキザイ893680個・・・」

 

 

 

ここは無数の黒い柱が建つ漆黒の世界。

 

謎の生物が目録を読んでいる。

 

 

 

「・・・ハナ65879個。イジョウデス。」

 

「ソウカ・・・・・・モウスグダ・・・」

 

謎の低い声。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・セカイハ・・・モウスグイッショクトナル・・・」

 

 


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