Minecraft ~ある冒険家の旅路~   作:セッキー.Jr

65 / 96
お久しぶりです。

やっとの投稿で番外編て。

もう少し本編はお待ちください。

ちょっとネタに行き詰まっています…(;- -)



今回は自作の動画を元にした話を書いてみました。

では、番外編『クリーパーの恋』をお楽しみください。


番外編6:クリーパーの恋

私、エンジェル村に住む、ナバーナと申します!

 

毎日の日課、料理の練習、運動、勉強、そして読書!

 

この前、グレートスライヴシティに行った時に買ってきた本を読んでいます!

 

タイトルは「クリーパーの恋」。今日で4周目!

 

では、一緒に読んでみましょう!

 

 

ナバーナは本を開く―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暗い暗い洞窟の中。

 

 

 

モンスター達は人間を襲うために各々の場所で隠れていた。

 

 

 

1匹のクリーパーがボーっとたっていた。

 

 

ドン!

 

 

スケルトンが触れて倒す。

 

 

「おら!下っ端!ボーっとしてるんじゃねぇよ!」

 

「あ、ごめんなさい…」

 

 

僕はクリーパーといいます。

 

まだ人を襲うのになれていない、下っ端なのです。

 

今日もさっき、叱られてしまいました。

 

しっかり考えていたのになぁ…

 

 

 

 

……

 

 

 

 

 

 

トン…

 

 

 

足音が聞こえる。

 

 

 

光が洞窟内に広がっていく。

 

 

 

「来たぞ…」

 

 

 

「キシシシ…」

 

 

 

先輩達がつぶやいています。

 

 

チャンスです。

 

 

ここでしっかりした所を先輩に見せれば…

 

 

 

 

クリーパーが陰から人間の姿を確認する。

 

 

 

 

僕のことをみと…

 

 

 

 

 

見るとそこには自分と同じ黄緑の服を着た女の子。

 

 

 

その時です。

 

僕の心が激しく震えだしました。

 

ただただその女の子を見ただけなのに。

 

そればかりではなく。

 

その女の子とお話がしたいとまで思ってしまいました。

 

 

 

「あ~れ~」

 

クリーパーのすぐ後ろで先輩のスケルトンが飛んでいった。

 

 

 

 

 

ここは廃坑。

 

エンダーマンが木材でバーカウンターを自作してポーションを作っていた。

 

「何なのでしょうか。」

 

「ん~?」

 

エンダーマンが蝶ネクタイのホコリをはたいて首につける。

 

「僕は、女の子に会いました。」

 

「ほう。」

 

「その時です。僕の胸が大きく震えだしたのです。

この震えは病気なのでしょうか?」

 

「病気…か。」

 

エンダーマンはポーションを振る。

 

そしてそのまま話を続けた。

 

「それは恋…だね。」

 

「こい?」

 

エンダーマンはバーカウンターにポーションを置いた。

 

「彼女に、会いたいのだろう?」

 

「うん。」

 

「ならば、勇気を出して、声をかけてごらんなさい。」

 

ぽーっ!

 

 

クリーパーの顔が赤くなる。

 

「なにやら熱がでてきたようです…」

 

「ほう、ならばなおさらだ。…恋とは、そんなものさ。」

 

「…うん。」

 

クリーパーは訳も分からずうなずいた。

 

 

 

 

 

 

 

それからというもの。

 

僕は勇気をだして告白しました。

 

返事は「よろこんで!」。

 

早速、夜にデートを申し込みました。

 

朝は苦手なので。

 

 

 

 

夜の都会はとてもきれいです。

 

まるで洞窟で光る鉱石みたいに。

 

「きれいだね~」

 

女の子は僕に話しかけます。

 

「うん。」

 

僕も答えます。

 

たったこれだけなのに、僕はうれしかったのです。

 

 

 

エンダーマンのポーションを飲んだら、

 

心が更に躍りました。

 

女の子は僕と楽しそうに笑っています。

 

僕は嬉しさのあまり公園で踊り始めました。

 

 

 

気づけば彼女はもういませんでした。

 

そういえば途中で「もう帰らなくちゃ」と聞こえた気がします。

 

僕は立つ気力も無くなってその場で眠りました。

 

 

 

 

夢の中は全部彼女の色に染まっていました。

 

彼女の笑顔は心に焼きついていました。

 

僕はそれだけで十分でした。

 

十分幸せでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気がつくと、僕は草原で横になっていました。

 

そこで僕は、今のが全部夢だったことにきづきました。

 

僕は告白もしていないし、彼女と笑っていないのです。

 

僕が彼女に近づいたら、彼女は僕を避けていくだろう。

 

もしくは僕は殺されてしまうだろう。

 

 

 

クリーパーは草原に咲いた一輪の花を見る。

 

 

 

きれいなバラです。

 

彼女に渡して、僕の気持ちを知ってもらいたいです。

 

僕は彼女に告白できますか?

 

 

クリーパーは月に問いかけるが、勿論月は答えなかった。

 

クリーパーはうつむく。

 

 

…お月様は意地悪です。

 

…僕は彼女と…笑えないのですか…

 

 

 

「きゃぁああああああ!!」

 

 

クリーパーは南からの声を聞く。

 

 

…あの子の声です!

 

 

クリーパーは夢の情報から、バラを口で持っていって走っていった。

 

 

 

どこですか?

 

草原を駆け抜ける。

 

どこにいますか?

 

山を飛び越えていく。

 

ここなのですか?

 

砂漠の砂を蹴っていく。

 

聞こえない。

 

巨大なキノコの横を抜けていく。

 

感じられない。

 

堅い粘土を踏みしめる。

 

あなたはどこに…!!

 

冷たい氷の上を滑っていく。

 

!!

 

彼女が3匹のモンスターに襲われていた。

 

 

 

「ひっひっひっひ…」

 

「この前はどうも」

 

「フッ飛ばしてくれて…」

 

 

「いや…いや!!」

 

 

 

夢の中の彼女の笑顔が思い浮かべる。

 

クリーパーは涙を流す。

 

 

僕は…

 

 

あなたの笑顔が見れただけで…

 

 

 

幸せです!

 

 

 

 

ありがとう!!

 

 

 

クリーパーが輝く。

 

 

 

 

 

 

 

 

ボォオオオン…

 

「「「ぎゃああああああああああああ!!」」」

 

モンスター達は吹っ飛んだ。

 

 

 

 

女の子は地面に落ちていたバラの花を取った。

 

 

「もしかして…私を…?」

 

女の子はその場に立ち尽くした。

 

 

 

 

 

 

それから。

 

 

 

女の子は大事そうにバラを家の鉢植えに植えたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私はこの話を読むたびに思う。

 

恋って、人を勇気付けさせてくれるのだな、と。

 

私もいつか、こんな恋をしてみたいな!

 

 

「おーい、ナバーナはおるか?」

 

「あ、はーい!」

 

 

ナバーナは机に本を置いたまま、駆けていった。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。