Minecraft ~ある冒険家の旅路~   作:セッキー.Jr

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お久しぶりです。

やっとの投稿で番外編て。

もう少し本編はお待ちください。

ちょっとネタに行き詰まっています…(;- -)



今回は自作の動画を元にした話を書いてみました。

では、番外編『クリーパーの恋』をお楽しみください。


番外編6:クリーパーの恋

私、エンジェル村に住む、ナバーナと申します!

 

毎日の日課、料理の練習、運動、勉強、そして読書!

 

この前、グレートスライヴシティに行った時に買ってきた本を読んでいます!

 

タイトルは「クリーパーの恋」。今日で4周目!

 

では、一緒に読んでみましょう!

 

 

ナバーナは本を開く―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暗い暗い洞窟の中。

 

 

 

モンスター達は人間を襲うために各々の場所で隠れていた。

 

 

 

1匹のクリーパーがボーっとたっていた。

 

 

ドン!

 

 

スケルトンが触れて倒す。

 

 

「おら!下っ端!ボーっとしてるんじゃねぇよ!」

 

「あ、ごめんなさい…」

 

 

僕はクリーパーといいます。

 

まだ人を襲うのになれていない、下っ端なのです。

 

今日もさっき、叱られてしまいました。

 

しっかり考えていたのになぁ…

 

 

 

 

……

 

 

 

…

 

 

 

トン…

 

 

 

足音が聞こえる。

 

 

 

光が洞窟内に広がっていく。

 

 

 

「来たぞ…」

 

 

 

「キシシシ…」

 

 

 

先輩達がつぶやいています。

 

 

チャンスです。

 

 

ここでしっかりした所を先輩に見せれば…

 

 

 

 

クリーパーが陰から人間の姿を確認する。

 

 

 

 

僕のことをみと…

 

 

 

 

 

見るとそこには自分と同じ黄緑の服を着た女の子。

 

 

 

その時です。

 

僕の心が激しく震えだしました。

 

ただただその女の子を見ただけなのに。

 

そればかりではなく。

 

その女の子とお話がしたいとまで思ってしまいました。

 

 

 

「あ~れ~」

 

クリーパーのすぐ後ろで先輩のスケルトンが飛んでいった。

 

 

 

 

 

ここは廃坑。

 

エンダーマンが木材でバーカウンターを自作してポーションを作っていた。

 

「何なのでしょうか。」

 

「ん~?」

 

エンダーマンが蝶ネクタイのホコリをはたいて首につける。

 

「僕は、女の子に会いました。」

 

「ほう。」

 

「その時です。僕の胸が大きく震えだしたのです。

この震えは病気なのでしょうか?」

 

「病気…か。」

 

エンダーマンはポーションを振る。

 

そしてそのまま話を続けた。

 

「それは恋…だね。」

 

「こい?」

 

エンダーマンはバーカウンターにポーションを置いた。

 

「彼女に、会いたいのだろう?」

 

「うん。」

 

「ならば、勇気を出して、声をかけてごらんなさい。」

 

ぽーっ!

 

 

クリーパーの顔が赤くなる。

 

「なにやら熱がでてきたようです…」

 

「ほう、ならばなおさらだ。…恋とは、そんなものさ。」

 

「…うん。」

 

クリーパーは訳も分からずうなずいた。

 

 

 

 

 

 

 

それからというもの。

 

僕は勇気をだして告白しました。

 

返事は「よろこんで!」。

 

早速、夜にデートを申し込みました。

 

朝は苦手なので。

 

 

 

 

夜の都会はとてもきれいです。

 

まるで洞窟で光る鉱石みたいに。

 

「きれいだね~」

 

女の子は僕に話しかけます。

 

「うん。」

 

僕も答えます。

 

たったこれだけなのに、僕はうれしかったのです。

 

 

 

エンダーマンのポーションを飲んだら、

 

心が更に躍りました。

 

女の子は僕と楽しそうに笑っています。

 

僕は嬉しさのあまり公園で踊り始めました。

 

 

 

気づけば彼女はもういませんでした。

 

そういえば途中で「もう帰らなくちゃ」と聞こえた気がします。

 

僕は立つ気力も無くなってその場で眠りました。

 

 

 

 

夢の中は全部彼女の色に染まっていました。

 

彼女の笑顔は心に焼きついていました。

 

僕はそれだけで十分でした。

 

十分幸せでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気がつくと、僕は草原で横になっていました。

 

そこで僕は、今のが全部夢だったことにきづきました。

 

僕は告白もしていないし、彼女と笑っていないのです。

 

僕が彼女に近づいたら、彼女は僕を避けていくだろう。

 

もしくは僕は殺されてしまうだろう。

 

 

 

クリーパーは草原に咲いた一輪の花を見る。

 

 

 

きれいなバラです。

 

彼女に渡して、僕の気持ちを知ってもらいたいです。

 

僕は彼女に告白できますか?

 

 

クリーパーは月に問いかけるが、勿論月は答えなかった。

 

クリーパーはうつむく。

 

 

…お月様は意地悪です。

 

…僕は彼女と…笑えないのですか…

 

 

 

「きゃぁああああああ!!」

 

 

クリーパーは南からの声を聞く。

 

 

…あの子の声です!

 

 

クリーパーは夢の情報から、バラを口で持っていって走っていった。

 

 

 

どこですか?

 

草原を駆け抜ける。

 

どこにいますか?

 

山を飛び越えていく。

 

ここなのですか?

 

砂漠の砂を蹴っていく。

 

聞こえない。

 

巨大なキノコの横を抜けていく。

 

感じられない。

 

堅い粘土を踏みしめる。

 

あなたはどこに…!!

 

冷たい氷の上を滑っていく。

 

!!

 

彼女が3匹のモンスターに襲われていた。

 

 

 

「ひっひっひっひ…」

 

「この前はどうも」

 

「フッ飛ばしてくれて…」

 

 

「いや…いや!!」

 

 

 

夢の中の彼女の笑顔が思い浮かべる。

 

クリーパーは涙を流す。

 

 

僕は…

 

 

あなたの笑顔が見れただけで…

 

 

 

幸せです!

 

 

 

 

ありがとう!!

 

 

 

クリーパーが輝く。

 

 

 

 

 

 

 

 

ボォオオオン…

 

「「「ぎゃああああああああああああ!!」」」

 

モンスター達は吹っ飛んだ。

 

 

 

 

女の子は地面に落ちていたバラの花を取った。

 

 

「もしかして…私を…?」

 

女の子はその場に立ち尽くした。

 

 

 

 

 

 

それから。

 

 

 

女の子は大事そうにバラを家の鉢植えに植えたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私はこの話を読むたびに思う。

 

恋って、人を勇気付けさせてくれるのだな、と。

 

私もいつか、こんな恋をしてみたいな!

 

 

「おーい、ナバーナはおるか?」

 

「あ、はーい!」

 

 

ナバーナは机に本を置いたまま、駆けていった。

 

 

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