Minecraft ~ある冒険家の旅路~ 作:セッキー.Jr
やっとの投稿で番外編て。
もう少し本編はお待ちください。
ちょっとネタに行き詰まっています…(;- -)
今回は自作の動画を元にした話を書いてみました。
では、番外編『クリーパーの恋』をお楽しみください。
私、エンジェル村に住む、ナバーナと申します!
毎日の日課、料理の練習、運動、勉強、そして読書!
この前、グレートスライヴシティに行った時に買ってきた本を読んでいます!
タイトルは「クリーパーの恋」。今日で4周目!
では、一緒に読んでみましょう!
ナバーナは本を開く―――
暗い暗い洞窟の中。
モンスター達は人間を襲うために各々の場所で隠れていた。
1匹のクリーパーがボーっとたっていた。
ドン!
スケルトンが触れて倒す。
「おら!下っ端!ボーっとしてるんじゃねぇよ!」
「あ、ごめんなさい…」
僕はクリーパーといいます。
まだ人を襲うのになれていない、下っ端なのです。
今日もさっき、叱られてしまいました。
しっかり考えていたのになぁ…
……
…
トン…
足音が聞こえる。
光が洞窟内に広がっていく。
「来たぞ…」
「キシシシ…」
先輩達がつぶやいています。
チャンスです。
ここでしっかりした所を先輩に見せれば…
クリーパーが陰から人間の姿を確認する。
僕のことをみと…
見るとそこには自分と同じ黄緑の服を着た女の子。
その時です。
僕の心が激しく震えだしました。
ただただその女の子を見ただけなのに。
そればかりではなく。
その女の子とお話がしたいとまで思ってしまいました。
「あ~れ~」
クリーパーのすぐ後ろで先輩のスケルトンが飛んでいった。
ここは廃坑。
エンダーマンが木材でバーカウンターを自作してポーションを作っていた。
「何なのでしょうか。」
「ん~?」
エンダーマンが蝶ネクタイのホコリをはたいて首につける。
「僕は、女の子に会いました。」
「ほう。」
「その時です。僕の胸が大きく震えだしたのです。
この震えは病気なのでしょうか?」
「病気…か。」
エンダーマンはポーションを振る。
そしてそのまま話を続けた。
「それは恋…だね。」
「こい?」
エンダーマンはバーカウンターにポーションを置いた。
「彼女に、会いたいのだろう?」
「うん。」
「ならば、勇気を出して、声をかけてごらんなさい。」
ぽーっ!
クリーパーの顔が赤くなる。
「なにやら熱がでてきたようです…」
「ほう、ならばなおさらだ。…恋とは、そんなものさ。」
「…うん。」
クリーパーは訳も分からずうなずいた。
それからというもの。
僕は勇気をだして告白しました。
返事は「よろこんで!」。
早速、夜にデートを申し込みました。
朝は苦手なので。
夜の都会はとてもきれいです。
まるで洞窟で光る鉱石みたいに。
「きれいだね~」
女の子は僕に話しかけます。
「うん。」
僕も答えます。
たったこれだけなのに、僕はうれしかったのです。
エンダーマンのポーションを飲んだら、
心が更に躍りました。
女の子は僕と楽しそうに笑っています。
僕は嬉しさのあまり公園で踊り始めました。
気づけば彼女はもういませんでした。
そういえば途中で「もう帰らなくちゃ」と聞こえた気がします。
僕は立つ気力も無くなってその場で眠りました。
夢の中は全部彼女の色に染まっていました。
彼女の笑顔は心に焼きついていました。
僕はそれだけで十分でした。
十分幸せでした。
気がつくと、僕は草原で横になっていました。
そこで僕は、今のが全部夢だったことにきづきました。
僕は告白もしていないし、彼女と笑っていないのです。
僕が彼女に近づいたら、彼女は僕を避けていくだろう。
もしくは僕は殺されてしまうだろう。
クリーパーは草原に咲いた一輪の花を見る。
きれいなバラです。
彼女に渡して、僕の気持ちを知ってもらいたいです。
僕は彼女に告白できますか?
クリーパーは月に問いかけるが、勿論月は答えなかった。
クリーパーはうつむく。
…お月様は意地悪です。
…僕は彼女と…笑えないのですか…
「きゃぁああああああ!!」
クリーパーは南からの声を聞く。
…あの子の声です!
クリーパーは夢の情報から、バラを口で持っていって走っていった。
どこですか?
草原を駆け抜ける。
どこにいますか?
山を飛び越えていく。
ここなのですか?
砂漠の砂を蹴っていく。
聞こえない。
巨大なキノコの横を抜けていく。
感じられない。
堅い粘土を踏みしめる。
あなたはどこに…!!
冷たい氷の上を滑っていく。
!!
彼女が3匹のモンスターに襲われていた。
「ひっひっひっひ…」
「この前はどうも」
「フッ飛ばしてくれて…」
「いや…いや!!」
夢の中の彼女の笑顔が思い浮かべる。
クリーパーは涙を流す。
僕は…
あなたの笑顔が見れただけで…
幸せです!
ありがとう!!
クリーパーが輝く。
ボォオオオン…
「「「ぎゃああああああああああああ!!」」」
モンスター達は吹っ飛んだ。
女の子は地面に落ちていたバラの花を取った。
「もしかして…私を…?」
女の子はその場に立ち尽くした。
それから。
女の子は大事そうにバラを家の鉢植えに植えたのだった。
私はこの話を読むたびに思う。
恋って、人を勇気付けさせてくれるのだな、と。
私もいつか、こんな恋をしてみたいな!
「おーい、ナバーナはおるか?」
「あ、はーい!」
ナバーナは机に本を置いたまま、駆けていった。