ハイスクールD×D~アルギュロス・ディアボロス~短編劇場   作:Mr.エメト

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少々、短めですが今回はソーナ・シトリーをスポットを当てました。

アトラスファンならではの懐かしい紹介があるかも?


ソーナの探究、新たな目標

ソーナの探究

 

 

生徒会室で呼ばれた鋼弥。

ドアをノックして入室すると、ソーナが座って待ってた。

 

「お待ちしてました、涼刀くん」

 

「話というのはなんだ?」

 

「以前から魔界の悪魔について、興味がある事を覚えてますか?」

 

初めて会った時の会話か……。

 

「ああ、覚えている」

 

「冥界の学校を作るときに、魔界に関する教材も得ようかと考えてます」

 

「それで、俺の協力が必要というわけか」

 

「生徒会のメンバーにも伝えておきました。後は涼刀くんと同行すればいいのですが」

 

鋼弥はしばらく考えているが、コクリッと縦に頷く。

 

「前に約束してたからね。行こうか、魔界へ」

 

リアスたちにも連絡を取って、二人は魔界中央の国へ――――。

 

 

◆◆◆◆

 

 

=魔界中央の国 博物館ニカイア=

 

 

鋼弥とソーナがついたのは大きな博物館だ。

学者系の魔界人や悪魔が多く入っている。

 

「魔界の歴史や悪魔を知るのならこの博物館がお勧めだ。リオやリーザも知識を得るために通うよ」

 

「こんな大きな博物館があるなんて……」

 

「名前は"勝利の街"という意味だ。どうも地上世界である出来事からとった名前らしい」

 

鋼弥がそう説明して、二人は博物館の中へ。

様々な魔界の歴史や伝説の武器などが展示されていた。

色々と見るソーナは大きな絵を見つける。

海に浮かぶ巨大な建造物の絵が飾られており、題名は"カテドラル"と書かれている。

 

「これは別世界の悪魔が蔓延る荒廃した東京で起きた最後の戦いの舞台となった絵だ」

 

「別世界のですか……?」

 

「世界というのは幾つか別れて、想像がつかない出来事が起きているんだ。

 禍の団やゾロアスターの活動が酷くなれば、この世界も悪魔が蔓延る世界になるかもしれない」

 

争いが激化、人間世界は荒廃、弱者である人間は悪魔たちに蹂躪されてしまう世界。

そんな起こりうる未来は避けなければならない。

だからこそ、鋼弥みたいな悪魔を討伐するハンター、騎士団、悪魔召喚師が存在している。

 

「次の場所へ行こうか」

 

次の展示物は"悪魔召喚機器の歴史"と書かれていた。

ハンドベルトコンピューター、これが最初に使われていたものと書かれている。

銃型COMPデビライザー、大正時代に使われていた封魔管。

更には携帯電話、スマートフォンを使った召喚アプリというものがある。

ガントレットと呼ばれる銀色の籠手型召喚機も展示されていた。

 

「悪魔を召喚する際に色々な機器を使っていたのですね」

 

「これも、時代の流れというものだな」

 

二人が次の展示物へ向かったのは悪魔辞典と呼ばれるエリアである。

悪魔や魔獣などの像が多く展示されており、特徴も書かれていた。

 

「これが魔界の悪魔ですか……冥界の悪魔とは違って、人の姿を保っている者はいないのですね」

 

「魔界の悪魔は神々しい姿や荒々しい姿をすることによって人間たちから畏れ敬い信仰を集めている。

 唯一神によって、追放された者は魔界に堕ち姿形を変えた。

 ここからルシファー陛下を初め多くの魔王、邪神、魔神などが誕生したとも言われている」

 

魔界の悪魔たちの説明を聞いているソーナ。

分け隔てもないレーティングゲームの学校を創立する為に真剣な表情だ。

二人は十分に見回って、アイスを食べている。

 

「ここのアイスは美味しいから、たまに食べたくなるんだよ」

 

「本当においしいですね」

 

鋼弥はバニラ味、ソーナのソーダ味のアイスを食べている。

 

「その、役に立てたかな?」

 

「貴重な資料をみれて大変、勉強になりました。ありがとうございます」

 

「そうか、それはよかった。それに……こうやって羽を伸ばす機会はなかったからね」

 

不意に笑みをこぼす鋼弥、ソーナは鋼弥の顔を見てドキッとする。

冷徹で笑う事もない印象が強かったが、笑顔を見て鼓動がはやくなる感じだ

 

「どうかしたか?」

 

「い、いえ……なんでもありません」

 

頬を少し赤めるソーナ。

鋼弥の顔がまともに見れなくなりそうだとソーナは思い始める。

けど、解っている。この恋は叶わないものだと。

彼にはリアスの"女王"の姫島朱乃と付き合っている。

それだけではなく、多くの女性たちに慕われていることも……。

 

 

◆◆◆◆

 

 

次の日――。

地上世界に帰還し、魔界で得た資料を読むソーナ。

魔界式のレーティングゲームの"ファンタジスタ・バトル"のルールや試合形式、フィールドに関する本も購入している。

 

「冥界におけるチェスではなく6対6の人数を決めてが多いですね」

 

過去の試合なども紹介されており、名勝負も多くある。

堕天使で構成された"ダークナイツ"、妖鬼や鬼女で構成された"鬼凶組"、獣、龍、鳥で構成された"ザ・ファング"、上位の天使や大天使で構成された"聖天"、幻魔や英傑で構成された"ヒーローズ"、

更には破壊神、魔神、女神などが構成されている"神羅"、魔王で構成された"グランデビルズ"といったチームが多くある。

 

「異なる種族でも、チームを組んで共に戦う……魔界だからこそか」

 

ソーナに新たな目標が生まれた。

冥界で分け隔てないレーティングゲームの学校を創立、魔界の悪魔チームと交流試合し試すこと。

自分たちの眷属たちを強くし、いつかは挑んでみたい気持ちは強くなる。

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