まだ全然お話は前半なのですが、がんばっていきたいと思います。
それでは、20ページ目をどうぞ。
シェリーさんはまたお仕事があるみたいで優雅にお辞儀をして戻っていった。
僕たちは今、清麿さんの働いている施設にきていた。
テレビでもよく見る大企業で、ここは海外研究施設だそうだ。
清麿さんにもシェリーさんに話した内容を説明したのだが、まったく疑問がないのだろうか?
アンサートーカーってすごいんだな~。
特殊能力「アンサートーカー」
どんな状況や疑問、謎でも、瞬時に「答え」を出せる能力。戦闘中ならば、どのようにしたら相手に攻撃を当てられるか、どのようにしたら相手の攻撃をよけられるかなどの「答え」が出せる。
ただし、出せる「答え」には状況や実力にもよるが限界はあり、例えば本人を見ないで予想として答えを出す場合は完全には正解が出せず、またあらゆる手段を用いても状況が打破できない場合は「答え」が出ない。
なんてすごい能力なんだ!これならテストで何もしなくても毎回100点じゃないか!
え?清麿さん能力なしでも毎回100点?、、、これってただの天才なだけじゃないの!?
まあ最近見た12人のアメリカ超能力者集団 MJ12(マジョスティック・トゥエルブ)全員よりもぜんぜんすごいけどね!うらやましい!
「清麿君は何でもわかってしまうんだよ。」
「今はもう使えないですけどね」
「え?そうなんですか?」
「今この地球上で常にその能力を使えるのはでデュフォーぐらいだよ。」
「そのデュフォーさんには会えないんですか?」
「あいつは絶対に会えないね。それこそ運に任せるしかないよ。こちらが合おうとしてもアンサートーカーで逃げられるんだ。」
すごい力をなんて無駄遣いに、、、
「まあ、あいつの境遇からしたらほとんどの人は敵に見えるからな。そっとしておいてやってくれ。」
「あの、僕どうしても助けたいんです。」
「しかしこればっかりはどうしようもないよ。魔界へ行く方法なんて、それこそすでに俺たちが試している。」
「それじゃあ方法はないんですか?」
「俺のアンサートーカーはもう使えないんだ。もともと人間の脳には負担が大きすぎるみたいでね。これ以上使うと俺の脳が異常をきたすらしい。だから、デュフォーに頼んで魔界の王を決める戦いの後に封印してもらったんだ。」
「じゃあ方法はないんですね、、、」
「いや、あるとすればその魔本かな。」
「え?」
「そいつは本来、王を決める戦い時しか現れない。なのに今ここに実在している。」
「ヘルメス!どういうこと?」
「サスガ、ゼンカイノマカイノオウ、ユウショウパートナーデスネ。」
「その声は!決着が付いたときに聞こえてきた声!」
「え?ヘルメスじゃない!?」
「ゼンカイ、マカイノオウヲキメルタタカイデ、ワタシハ、マモノガニンゲンカイニヲオヨボシタエイキョウヲモトニモドシマシタ」
「ああ、確かそんなことを言っていたと思う。」
「ソレハコノチキュウトイウホシノナカダケナノデス」
「え?」
「ってことはアリシアちゃんたちがいた世界で起こったことは元に戻っていないの?」
「ハイ」
「お前の力で戻せないのか?」
「アノチカラハセンネンニイチドシカツカエナイノデス」
「使う方法はないの?」
「ムリデス、デスガ、、、キヅツケラレタショウジョヲ、メザメサセルホウホウハアリマス」
「教えてください!」
「コッチノマホンガサイワイデシタネ、ソノホンノチカラヲツカエバショウジョハメザメマス」
「ほんと!」
「ウソデハアリマセン。ナノデソノテニモッテイルヒヲケシテクダサイ」
「あ、ごめん、、、ついヘルメスだと思って。」
「タダシ、ツカエルジュモンハセイゲンサレマス。」
「どのくらい使えなくなるの?」
「ジュモンノキョウジャクニモヨリマスガ、キョウリョクモノハ1ニチニ1ドトイッタトコロデショウカ?」
「ならいいよ。」
「ソレトマリョクモタリマセン。」
「ジュエルシードで何とかならないかな?」
「20ハヒツヨウデス」
「ほぼ全部だよね!!わかったよ集めるよ!」
「まってくれ!呪文はどんなものでも使えるのか?ディオガ級ならまだしも、シンの呪文はとても強力だ、魔物ですら負担が大きかったのに、この子は大丈夫なのか?」
「ジッサイドウナルカハワカリマセン」
「これは一度デュフォーに相談したほうがいいかもしれない。」
「もう一人のアンサートーカーの人でしたっけ?」
「なぞなぞ博士、彼は今どこにいるかわかりますか?」
「彼を探すのは骨が折れそうじゃの、じゃが、必ず探して見せよう。」
「お願いします。」
「いいかい透君、デュフォーに確認するまで悪いがその少女を目覚めさせるのは待ってくれ、何が起こるかわからないからな。」
「、、、わかりました。」
僕としてはジュエルシードを集めたらすぐに起こしてあげようと思っていたんだけど、、、僕のことを心配してくれているみたいだし、ここは素直に従っておこうと思う。
その後は帰りの飛行機の時間まで、清麿さんと博士と魔本について2時間ぐらい話した。
この魔本ってもともと2つだったみたい。
で、ヘルメスは命を吹き込んだり創造したりする魔界の神書だったらしい、神様のくせにウソつくんだけど、こいつ!
で、本来は1つだったのを数百年前に悪い魔物が2つにムリヤリ分けたんだって。
ほんと、ゾフィスといい悪いやつはどこにでもいるもんだ。
その後、僕たちは日本に帰った。今は日曜日の夕方、明日は学校、休みたいけど母さんに怒られるからなー、、、フェイトちゃんに連絡もしないといけないけど、、、母さんに相談しようかな。
「あれ?透?」
「明久か」
「おやおや、透君のお友達かね?」
「はい。」
「どうしたの透?元気ないね。」
「うん、少し悩み事をね、、、 ねえ、明久。」
「うん?」
「たとえばだけど、、、友達の誰かが治らない病気にかかってしまったけど、自分がその方法を見つけたらみんなに教えるでしょ?」
「もちろん。」
「でもね、その方法を実行するにはある人を見つけないといけないんだ。どこにいるかわからなくて、自分たちだけで治してしまうとどんなことが起こるかわからない、、、危険な方法だった。」
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「つまり、今教えても、助けてあげられないんだ。」
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「明久なら教える?教えない?」
「教えるに決まってるじゃないか。」
「え?」
僕にとっては予想外だった。
正直そのデュフォーさんが見つかるまでこの伝えるかどうしようか迷っていた。
なのに明久は何の迷いもなく、教えるといった。
「どうして?」
「だって、その人が見つかれば治してあげれるんでしょ?だったらみんなで探せばいいじゃないか。」
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「それに、きっと透や姫路さんがそんな病気だったら、みんな不安でいっぱいだよ。」
「!!」
「治す方法がある、それがわかっただけでいいじゃないか。その後はみんなで相談するよ。きっとその方がいい方法が見つかるよ。僕バカだからさ、たぶんすぐに透に相談かな。」
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「明久、、、やっぱりいいやつだな!」
「えぇ!?どうしたの?」
「いや、明久と友達でよかったなと思ってさ!ありがと!」
「うん、悩みはなくなった?」
「バッチリ!じゃあ急ぐからまたしたな!」
「うん、また学校で。」
「いい友達じゃの。」
「はい、親友の一人です。」
「それじゃあ私も早く見つけれるように出発しようかの。」
「ありがとうございます。ここまで送ってもらって。」
「何のこれしき、見つかったらすぐに連絡しよう。」
「はい、僕たちも残りのジュエルシードを集めます。」
「それではの。」
博士は僕を家に送るとすぐに帰っていった。
荷物を家に置くとすぐにフェイトちゃんの家に向かった。
家には誰もおらず、僕は転送ポートで時の庭園へと向かった。
そこにはプレシアさんがいて、相変わらず無茶して調べつくしているようだった。
とりあえず今回得た情報を伝えると、とても喜んでくれた。
「あれ?フェイトちゃんとアルフは?」
「ジュエルシードを探しに言っているのよ。なんでも、他に集めている人がいるみたいなの。」
「え?じゃあ戦ったんですか?」
「同じ年ぐらいの女の子だったそうよ。まあ当然フェイトが勝わよ。」
「よかった。」
ってかほんと、プレシアさんってフェイトちゃんにベタベタだよね、この前まで虐待していたとは思えない。
「それじゃあ僕も探しに行きます。」
「もうこちらに向かっているそうよ。またひとつ見つけたそうよ。」
「すごいですね!これで7個目ですね。」
「ええ、相手の子がいくつ持っているかにもよるのだけれど、、、場合によっては」
プレシアさん超怖い顔してます!なんかビリビリ周りではじけてるし!
「ただいま、母さん!、、、母さん?」
「あら、お帰りなさい。」
あ、元に戻った。フェイトちゃんグッジョブ!!
「あ、透お帰り!どうだった!?」
「うん、ちょっと希望はもてたかな。ね、プレシアさん。」
「そうね、とりあえず、やはりジュエルシードは必要よ。なんとしても集めないといけないわ。」
僕はフェイトちゃんにも今回の出来事を話した。
ちょっと寂しそうにしていたけれど、僕のことも心配してくれてるし、方法があるってことがわかったおかげでとってもいい笑顔をしてくれた。
「あ、これ。今日は温泉お近くで見つけたよ。またあの子が来たけど、今回も私が勝ったので、今回の分とあの子が持っていた分で2つ」
これで8個になったわけか。でも、その子はどうして集めてるんだろ?
「ねえ、フェイトちゃん。」
「?」
「そのジュエルシードを集めてる子ってどうして集めてるの?」
「わからない。あんまり話してないし、アルフが話さなくていいって。」
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「アルフ、どうして?事情を話せば僕たちの見方になってくれるかもしれないじゃないか!」
「う、、、」
「今度会ったら話し合ってみなよ。」
「それは避けたほうがいいかもしれないわね。」
「どうしてですか?」
「本来、このジュエルシードはロストロギア、そんなものをばら撒けば、確実に時空管理局が動くはず。」
「じゃあその子が時空管理局かもしれないの?」
「その可能性はあるわね。だって、この星に魔法文化がない以上、デバイスを持っていて、ジュエルシードを封印できる魔導師は管理局の可能性が高いわ。」
「時空管理局だった場合はまずいんですか?」
「まずいわね。管理局はとりわけ、次元世界の崩壊を招きかねないロストロギアについては、最優先で対処するの、私たちが集めたものも取り上げられてしまうわ。」
「交渉はできないんですか?アリシアちゃんのことを説明すれば「あなたがモルモットになる可能性があるわ」、、、、、」
「じゃあその子に見つからないようにしないとね。」
「、、、、ねえ、透。」
「どうしたの?フェイトちゃん。」
「あのね、ジュエルシード集めのこと、これからも私とアルフに任せてくれないかな?」
「え?そんな、、、僕も手伝うよ。」
「そうね、透君にはこちらのほうを調べに行ってもらいたいの。」
「え?僕がですか?」
「ええ、これはあなたがいないとダメだと思うの。」
その内容は月の石を研究していた施設があった場所が見つかったとのことだった。
場所はミッドチルダという世界にあるらしい。魔界の王を決める戦いがあったころ、多くの研究者が行方不明になったそうだ。
「まあこれはヘルメスがないとだし、、、わかりました。 フェイトちゃん、あんまり無茶しないでね。」
「うん。ありがとう。」
「じゃあ僕そろそろ帰ります、明日学校なので。」
「ジュエルシードは任せて!」
「ミッドチルダに行くのは土曜日を予定しておいて、それまでに準備をしておくわ。」
「わかりました。 それじゃあおやすみなさい。」
「「おやすみなさい。」」
こうして、僕たちは本格的に動き始めるのだった。
いかがだったでしょうか?
清麿たちは一時的に登場しましたが、基本こちらもバカテスと一緒で
サポートでしか考えていないので困ったときなどに登場したりするぐらいで
考えていただければと思います。
それでは次回もよろしくお願いします。
イムハタ ハジメ