それでは、3ページ目をどうぞ。
「じゃあおばあちゃん!美穂ちゃんと裏山に行ってくるね!」
「気をつけて行っておいで。」
「「はーい」」
僕たちは走り出した。
線路を越えて少し行くともう裏山の入り口だ。今は使われていないトンネルもあれば
崖にできたくぼみなんかも子供にとってはとても興味をそそる遊び場だ。
「このあたりにいるんじゃないかな?」
「え?普通は木の樹液がある木を探すんじゃないの?」
「夜だったらね、、、昼間は沢山の葉に被われた木の枝とかにつかまっているんだよ。」
「へーー、そうなんだ!」
「本当は夜探すほうが楽なんだけどね、今日は夕方には戻っちゃうからさ」
「でもこんな方法よく知ってるね!本とかには書いてなかったよ?」
「僕も最初は知らなかったんだけどさ、本で読んだことを実際に試したり、探しに行ったりして自分で経験しないとダメなんだよ。本だけ読んで知識だけあってもダメだから、、、」
透はそう言って少し悲しそうな顔をした。
「どうかしたの?」
「、、、なんでもないよ。 ほら!さがそ!」
--------------------------------------------------
そのころ、祖父の家では
side 俊介
「な!なんでじゃ~!!夕方にはかえるじゃと~?、、、わしゃー聞いとらんがや~!!」
「ちゃんと電話でいっといただろ~?」
とうとうぼけたかこの親父は。
「そんなことは一言も「おじいさん、ここにメモしてありますよ?」・・・や~?」
「「・・・はー、、、、」」
終わった。。。
ドンドンドン!
「?誰か来たみたいだぞ?」
「あら、村長じゃないですか?どうしたんですか、そんなにあわてて?」
ちょっと離れてはいるがこの人は村長の高嶺さん。ちょっと前まで大学で考古学の教授をしていたりと
とても博識なご老人だ。村人からの信頼も厚く、僕も昔お世話になった。
「た、大変なんじゃ!さっき動物園から連絡があって、チ「ブチ」ブルァーーー!!」
あ、噛みおった、、、
この日といい人なんだけどなー、、、リアクションがオーバーでうるさいんだよな。
ちなみに趣味はカラオケだそうだ。
「もちつけー高嶺さん!」
いや、落ち着けだから、、、
「まあまあ、高嶺さん。まずは深呼吸して。」
「すーーーーはーーーーー、、、すーーーーはーーーーー」
「はい、どうしたんですか?」
「チーターが動物園から逃げ出し「ブチ」ブルァーーー!!」
また、噛みやがった、、、って
「・・・え?」
「そのチーターは今はどうしておるんじゃ?」
「裏山のほうに走っていったという目撃があっての、今警察と消防隊が」
「裏山って、、、おじいさん!」
「ど、どうしたのかや?」
「どうしたのって、裏山にはとおるが!!」
「!!」
なんだって!
「とりあえず僕は透たちを探しに行くから!親父たちはここにいて!」
頼む!無事でいてくれ!!
--------------------------------------------------
said 透
僕たちはカブトムシを探すのに夢中になっていた。
「いないね~」
「まあそんな日もあるさ。もうちょっと奥を探してみよう。」
「うん」
僕たちは川の自然にできた石橋を飛びながら渡った。
最初は美穂ちゃんが怖がっていたけど、そんなに深くないし大丈夫だからとお手本を見せるとすぐに渡れるようになった。
ちょっと小川で休憩してふたたびカブトムシを探し始めた。
「あ!この木すっごい樹液が出てるよ!」
「ほんとだ!てことはこのあたりの大きな木を探せば、、、?」
僕は大きな木を見つけると同時にあるものを見つけた。それは鋭いつめで引っかいた傷がついた木。
なんだろう?この辺に熊が出るなんて聞いたことがないし、、、なんだかいやな予感がする!
「美穂ちゃん!ちょっと!」
「?どうしたの?」
「このあたり、様子が変だ!残念だけど今回はあきらめてもどろう!」
「まだそんなに遅くないよ?」
「違うんだ!コレ見て!!」
「、、、すごい傷ね」
「僕今まででこんなの見たことないんだ、熊かもしれない!」
「ええ?」
「とりあえず急いで戻ろう!」
「う、うん!」
どさ!!
「うわ!」「キャア!」
後ろを振り返るとそこには子鹿が落ちてきた音だった。
傷だらけでとても弱っていて、立てないみたい。
「ど、どうして?」
僕は上を見た瞬間、背筋が凍った。
頭上には白と黒の斑点模様、鋭い目つき、牙をむき出しにしてその動物は僕たちを見ていた。
美穂ちゃんも見てしまったのか震えている。
僕は何とか逃げようと少しづつ後ろに下がっていく。
頭の中は真っ白、のにかく今はこの場を美穂ちゃんを連れてはなるれることしか思いつかなかった。
とその時、その動物が木から飛び降りてきた。
この姿は見たことがある!チーターだ!色は白と黒の斑点模様で僕たち二人分と同じぐらいの大きさ。
その目は僕たちを敵とみなしているのかじっとこちらを見つめている。
僕たちが一歩下がると少し口を開いた状態で前足を前に出してきた。
絶対僕たちを敵だと思ってるよ~~~~!!!
「ガルルルルルーーー!」
ほらーーーーー!
もう小鹿のことなんて見てなよー!完全に僕たちを襲うきだ!
「う、うぅ、、、」
もう美穂ちゃんが限界かもしれない。見てはいないがもうすでに泣き出しそうだ。
く、何とかしないと!!
額からはいやな汗とともに鼓動がどんどん早くなる。
呼吸も速くなり苦しくなってきた。
胸に手を当てて苦しさに耐えながら美穂ちゃんを守りたいと強く願った瞬間、僕の心の奥底から力がわいてきた。
「と、透君がひ かっ て、、、」
僕が光につつまれると同時に、美穂ちゃんは気を失った。
僕は今胸ポケットにしまっていた赤く光る本をとっさにつかんでいた。
その赤い本から頭に何かが流れ込んでくる。私と一緒に「唱えろ」と。
僕には信じるしか道が残されていなかった。
「汝の意志は受け取った。これより、わが赤鋼の書と契約する」
「え?契約って?」
「さあ、唱えるがよい」
『汝の身は我の下に、我が命運は汝に! 聖なる意思に従い、この意、この理に従うのなら我に従え! ならばこの命運、汝が赤鋼の書に預けよう』
「・・・・・・・・・・・・・・・汝が赤鋼の書に預けよう」
頭に流れた文字を口にした瞬間、光が強くなり僕を包み込んだ。
「さあ、契約は終わった!唱えるのじゃ『セットアップ』と!!」
「なんか契約したとたんにフレンドリーになったね、、、」
「そんなこと気にしている場合ではなかろう!早よう唱えんか!」
「あ、はい 「セットアップ」 」
すると僕の体の服が変わって変身してしまった!!!
「え?ぼ、僕の服は?」
「心配せんでもよい、それはバリアジャケットといってどんな攻撃でも跳ね返す魔法の服じゃ!」
「ほ、本当!?」
これさえあればチーターなんて怖くなんて「シャーーーーーッ」
どんな攻撃でも跳ね返すジャケットのマントが引き裂かれた、、、
「やぶれーたーーーー!!!」
「ウ・ソ」
ブチ!「燃やすぞ!」
「い、いやすまん、、、なぜかわしはよくウソをついてしまうんじゃ。」
「次ついたら燃やす!とりあえず、今はあのチーターを何とかしたいんだ!何か方法はある?」
「ちょっと待っておれ、今から調べる。。。」
「うわーっっっキターーー!!」
「とりあえずこのページを唱えてみよ。」
「え?こ、これは、、、セ、セウシル!!」
唱える瞬間、チーターは牙をむいて飛び掛ってきた!僕はあまりの恐怖に目をつぶる。も、もうダメだ!!!
「ガン!! ギャアゥゥゥーー!」
え?
よく見ると自分の周りに透明な膜ができていた。
「これは自分の周り全体にバリヤーを作る呪文じゃ」
「ス、スゲ~~~!」
「ただし10秒だけの。」
スゥーーー、、、 バイヤーは消えた。
「、、、早く何とかしてーーーーー!!!」
「次はこのページを読むのじゃ!」
再びチーターが襲い掛かってきた!僕はあわてて本を落としてしまう。
「あ!!」
「早く本に触れて「ザケル」と唱えるんじゃ!」
僕は本に触れたがあまりよく聞こえなかったので聞き返した
「え?ザケルがなんて?」
すると電気が弾丸のように一直線に螺旋を描いてチーターに向かっていき
「ギャアゥゥゥーーーーーー!!!」
チーターはすごい勢いで木まで吹き飛んでいった。
いかがだったでしょうか?
初めての戦闘シーンでしたが、、、難しい!悲鳴とか攻撃の表現がとても難しいです。いい参考などあれば、教えていただけると助かります。
それでは次回もよろしくお願いします。
イムハタ ハジメ