さて、今回はデバイスと使い魔に名前をつけます。魔法の訓練も開始するので少しは面白くなってきだすのではないかと思います。
それでは、5ページ目をどうぞ。
side とおる
僕は誰かが呼ぶ声で目を覚ました。
「と くん、、、透 ん、、、、、透君!!」
「あれ?美穂ちゃん?」
「よかった!」
僕は体を起こしてあたりを見渡した。
ここは山の中。まだあまり力は入らないが、何があったのかを思い出さないと、、、
「は!チーターは!?」
「私が起きたときにはいなかったよ。。。ありがとう、守ってくれて!」
「うん、子鹿もいなくなってるね。」
どこに行ったんだろ、、、それともあれは、、、ゆめ?
カサカサ
「ツッ!!」
僕は草むらが動いたほうを向いた。
「にゃ~~!」
そこには白い猫がいた。。。猫?
<俺だよ俺>
「え?」
「どうしたの? きゃーー!なにこの子猫?かわいいーー!」
<ど、どうして子猫?っていうかこの頭に話しかけてくるこれってなに?>
<念話という魔法じゃ。これならば、人前でもわしらと話ができるじゃろ?>
<魔法って便利だね。で、何でチーターが子猫になってるの?>
<これか?これは猫バージョンだ。チーターバージョンにもなれるけど、こっちの方が魔力の消費が少ないそうだからな>
<そっか、ありがとう。これでお父さんたちにも話がお願いしやすくなったよ!>
パリパリ!
「キャ!」
「どうしたの?」
「わかんない。なんだかピリピリしてしびれたみたい。」
「どうしたんだろ?」
<魔法生命体になる前に主の電気を浴びておったからの~。電気の性質がついたんじゃろ>
<ああ、まだ制御ができないが、電撃を使うことができる>
<すごいね!!>
<おそらく、魔物の呪文で電撃関係の呪文ならそやつの意思で使うことができるようになるじゃろ>
<そうか、これからよろしくな、とおる>
<うん。そう言えば名前どうしよう?>
<とおるが決めてくれ>
<ん~~ん、、、、じゃあシロ>
<それって犬につける名前じゃないかの?>
<そっか~、、、じゃあねーーー、、、>
<マグニ、、、そうだ!マグニにしよう!>
<マグニとは何じゃ?>
<北欧神話にでてくる有名な雷の神様 トールの息子の名前だよ>
<お主まだ小学生じゃよな?>
<僕本がとても好きなんだ。マグニはね、とてもお父さん思いのいい子でお父さんを助ける話があるんだよスノッリのエッダっていう本なんだ>
<そうか、ありがたくいただこう>
「この子の名前はマグニっていうんだ」
「え?もう名前までつけてるの?」
「うん。この子がチーターに襲われた時、間に割り込んできたんだ。その後のことは覚えてないんだけどね。。。」
(ウソついてごめん!!)
「そうなんだ。ありがとう、マグニ」
「にゃ~~~」
<そろそろわしにも名前が「ヘルメス」、、、即答じゃな、、、>
<うん、もう決めてたんだ!>
<ちなみに何の由来なんじゃ?>
<ウソをついた神様の名前>
<何じゃと!?わしは生まれてこの方「すでに何回うそ言った?」なんでもないです。>
<まあ、他にもいろんな意味があるから!計略に長けた神なんて言うし>
<計略の~、、、フォッフォッフォ!計略にの~!>
どうやら気に入ったようだ。ちなみに狡知に富んだ計略にだけどね。。。
とりあえず、これからのことを考えよう。
まずはマグニを飼ってもらえるように「と~お~る~~~!!」
???おとうさん?
「今透君のお父さんの声がしたよ?」
「うん。 おとうさ~~んここだよ~~!」
「と、とおる!!みほちゃん!!」
バッ!!
お父さんは僕たちに駆け寄るとギュ!と抱きしめてくれた。
「お父さんどうしたの?」
「この山に動物園から逃げ出したチーターが逃げ込んだって聞いて飛んできたんだよ!あぁ、とおる達が無事でよかった。。。」
あ~なるほどね。
「にゅ~~~。」
「?この猫はどうしたんだい?」
「あのね、この子をどうしても飼いたいの!!」
「ダメだよ~、お父さん、あんまり猫は得意じゃないんだよ。」
!!!緊急事態発生!!!そんなの聞いてないよ!
「だから猫は変えないよ、残念だけど。」
そ、そんな!!!マグニが飼えないなんて。。。
「それより、二人が無事で本当によかったよ!どこも怪我はしてないみたいだし」
「うん!とっても怖かったけど透君が守ってくれたよ!」
・
・
・
「「え!?」」
ちょっとまって!まだ言い訳する方法が見つかってないよ!
「チーターがとっても怖い顔でこっちにきたんだけど、おっぱらってくれたの!」
「とおる!!怪我はないのか?本当に大丈夫か!!?」
「う、うん、、、僕もあんまり覚えてなんだけどね、この猫が間に入って助けて「よし!お前は今日からうちの家族だ!」、、、え?」
「うちの息子を助けてくれたんだ!お前は今日からうちの家族だよシロ!」
<<さすが親子だな>>
「ちがいますよ。この子にはマグニっていう名前があるんです。」
「そうなのかい?」
「はい。透君がつけたんです。」
「そうか~いい名前だな。よろしくな!マグニ」
「にゃ~~~。」
こうしてお父さんの説得は考える余裕もなくわずか30秒で解決した。
とりあえず、よかった。。。はは。。。
こうして、無事にマグニは家族に迎えられ、僕たちはおじいちゃんたちと別れて家に帰った。
お母さんはマグニのかわいさに一目ぼれしたらしく、すぐに抱きついてかわいがっていた。
こうして家族が1匹増えたのだった。
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僕たちは次の日から、体力と魔力をUPさせるためにトレーニングをするようになった。
とりあえず、僕の本来の目的は剣道をやることだったので、早朝ランニングを始めた。
30分走って野球ができる公園まで行くと、ヘルメスに結界をはってもらい、いろいろな魔法を試してみる。
氷、炎、水、雷、土、風の魔法の他に、身体強化や植物を操る力まである。
名前に「ギガノ」がつく呪文まではすべて使ってみたが、とても驚いた。ってかこわい!!
そして「ディオガ」の名前がついた呪文で僕は心臓が止まるかと思った。。。
あんなの使うことってあるの?ってぐらいの威力だった。(ディオガブロアを使用)
ディオガブロアは上級呪文の中でもかなり上の方の呪文らしいが、ヘルメスがわざと唱えるように仕向けたらしい。
だって、今まで本のページに表示されてる順に唱えていたのに、ヘルメスが進めるからちょっと飛ばして唱えて見たところがこのざまだ。やはりヘルメスは名前にぴったりだったと僕はこのとき確信した。
ちなみに、最近ではウソをついた場合、マグニにハムハムしてもらうようにした。(ヨダレでびしょびしょ(笑))
燃やそうとすると、勝手にシールドを張るんだけど、これがけっこう僕の魔力を使うのだ。牙を突き立てないようにすればシールドが張られないことがわかって以来、これが定番のおしおきとなった。
(ちなみにマグニいわく、なんだか懐かしい味がするらしく、結構気に入っているらしい。)
トレーニングのときはマグニも一緒にしている。本来のチーターモードになって呪文を唱えたり、グラウンドを走り回ったり、僕と模擬戦をしたりしている。基本的には非殺傷設定モードなので、怪我とかはしない。
なんでも、任意で物理的なダメージを無くす事ができるらしい。
?これ使えばマグニを危ない目にあわせることもなかったのではないかって?
とりあえず、この設定があるということを知ったときは、ハムハムしてもらったよ?あの時は起動したてで設定が何一つされていなかったそうだ。
マグニはとても優秀らしくて、とにかく早い。ただでさえチーターだから早いのに、『シュドルク』(自身の肉体強化)を使ったら僕では手も足もでない。他にもザケル、ザケルガ、ガンレイズザケル、ラシルド、テオザケル、ディガルクロウなどをつかう。(ちなみに、バオウ・ザケルガは使えないらしい)
そんなトレーニングをした後は小学校に通い、放課後は剣術道場に通う。
隣町にあるので、少し遠いけど、学校以外にも友達ができて楽しい。まだ剣道は初心者だけど、早朝のトレーニングなども影響して、体力はすこしづつついてきているようだ。
(あまり実感はないが、学校で鬼ごっこをしている時なんかに友達に早くなったね!って言われるようになった。)
うちに帰ってからは宿題をしたり、本を読んだり、美穂ちゃんと遊んだりして過ごす。
お風呂に入って寝る前には、一日の閉もかねて、結界を張ってある呪文を唱える。
『バオウ・ザケルガ』
「バオオオオオオオオオォォォォォォォォーーーーーーーー、、、、、 」
この呪文、体力を全部持ってく、、、あぁ、眠たくなってきた。。。
そう、この呪文は今日1日使用した魔力を使った分だけ溜まる別の魔力を使って攻撃する呪文。
巨大な電撃の竜なんだけど、一度早朝トレーニングで使ったとき(もちろん結界の中で)はビルが崩壊した。
何しろ、約半年分の魔力が溜まった状態だったので。なので、こうして一日の終わりに発散するようにしている。
ちなみにだが、この呪文を使うことでメリットもある。
魔力がすっからかんになるけど、寝ているうちに魔力を回復する。これを繰り返すと、魔力の最大値が増えるらしい。
僕は最初Cランクだったらしいのだが、今ではBランクまで上がっているそうだ。
成長するだけで多少魔力量は増えるそうだが、僕はあまり期待できないらしいのと、マグニをもっとノビノビ生活させてやるためにも、魔力量のUPは必要不可欠なんだそうだ。
まあ僕としても、マグニのためにもやる気全快なんだけどね!
こうして僕の3年生は順調に夏休みを迎えようとしていた。。。
ご閲覧いただき、ありがとうございました。
次回はなのはとの出会いを書こうと思います。
それでは次回もよろしくお願いします。
イムハタ ハジメ