For Your Happiness   作:皆斗

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本当にこれ読んでくれてる人いるのかな・・・・・。
感想お願いします。


空白~blank~明日美

夜風に当たりながら、湊真は物思いに耽っていた。白の城壁にもたれ掛かって、空を見ながら。そうしていると、城門を出てきた明日美が湊真を見つけるなり、ゆっくりとこちらの方に歩いてきた。

「明日美・・・」

「湊真・・・・・」お互いに名前を呼び合うだけ。

そのあと沈黙が続いた。城門の前は階段になっている。そして、階段の横、城壁の前は芝生の坂になっている。そこに、腰を下ろした明日美が重く閉ざされた口を開いた。

「私は馴染めないのかな・・・・・」

それは、湊真が予想もしなかった言葉だった。

てっきり、湊真同じで風にあたりに来たのだと彼は思っていたのだ。

「どーした?」

「私は、8年の時間も眠ってたから」

彼女は8年前の戦闘の被害で死んだのだ。彼女は蜜羽達と同じ村の出身。蜜羽たちが必死に逃げた日、村が燃えた日、そのときに死んだのだ。それからどーなったかは聞いてない。

「教えてくれないか?なぜ君が今生きているのか」湊真が疑問を投げかけた。するとどうだろうか。

「あはは。死んでるっての~」声をあげて明日美は笑った。そして、疑問に答える。

「私は、一度死んだ。けどね、目覚めたら柩の中にいた。それで、開けてみると目の前に男の人がいた長い髪で、切れ長の目、整った顔立ち。そのときには、もう死んでから3年が経っていたの。」

「三年か。ちょうど俺らが士官学校に入るあたりだな。」

「それを知っていたわ。見ていたもの。」

その言葉に、多少なりとも驚くと思った明日美は、湊真のすんなり受け容れる様子逆に驚いた。

「びっくりしないのね」

「だって、明日美はここにいる。そして、柚樹のピンチがわかったのも、それで納得が行く。違う世界から、こちらを見ていたんだな」

「うん。そうだよ。続けていい?」

「ああ」

「私はそれから力の使い方を覚えた。私は血を吸って生きる事も知った。長い間血を吸わなければ死ぬことも」

「そっか。5年間大変だったな」

「私は、その間のみんなを知っていても、私の事は知らないでしょ?」

「だから、不安か?」湊真はようやく明日美の不安がわかった。

「うん」

「大丈夫だ。君は変わってないから。前と同じように接すればいいんじゃないか?」

「そうかな?私、やっていけるかな」尚も不安そうな明日美を後押しする。

「心配ない。みんなも変わってない」

「そうだね。ありがとう」

こうして、ネガティブ思考明日美タイムは終了の鐘を鳴らした。

明日からたくさんの書類仕事があるのを考えると湊真は早く寝なければならないと思った。

それもその筈、魔装断片(古代遺跡から発掘されたデータを元に作り出された兵器)についての報告、戦闘の報告、周辺諸国の情勢など、たくさん仕事があるのだ。問題は山積みだ。

「明日美。そろそろ戻ろう」

「そうだね」

 

立ち上がって、城門をくぐって、それぞれの部屋に戻っていく二人。明日美は心に溜め込んでいた思いを吐き出せた事で、湊真の元へ歩いてきた時よりも軽やかな足取りだった。空白の8年間を一人で過ごした明日美にとって、抱え込んでたのはそうとうに重かったのかもしれない。

 

~終~




この話はどーでもいいんで、飛ばしてもよかったんですけど、書きたかったんで書きました。
読んでくれてるありがとうございます。
てか、読んでる人いますか?w
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