緋弾のアリア  《鼠の書く舞台》   作:通りすがりの床屋

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2弾目 鼠と遠山の邂逅Ⅰ

思いの外、あっさり武偵高に転校手続きが済んだ

緑松(みどりまつ) 武尊(たける)東京武偵高校の校長

通称『見える透明人間』

あれがどういう意図で俺達の転校をタダで許可したのか

俺達がイ・ウーの残党と気付かなかった?

それは有り得ない

東京武偵校で最も危険な人物といわれるあれが間抜けな訳がない

まぁ、いいシャーロックレベルの化け物と見て警戒しておこう

しかし噂通り記憶に残らなかったな超能力者か

 

「お義父様、今武偵高は夏休み中で二学期まで暇ですがどうします?」

 

雑賀(さいが) 真理音(まりね)

かつて仕事で浚ってきた少女だ

長い茶髪を三つ編みにしている

体系は理子のようなロリ巨乳というやつである

やや、人間不信気味で旦那(女)と義父の俺以外にはゴミを見るような目を向ける

二つ名は『移動する武器庫』

彼女が俺をお義父様と呼んでくるかというのは俺の義理の娘である灰塚 フランの自称正妻だからだ

武偵高では装備科(アムド)を選択している

同性相手とか不合理的ぃという意見は叩き潰すからな———『魔宮の蠍』がな!

ちなみに俺の義理の娘で真理音の意中の相手である灰塚 フランは隣にいる

肩まである灰色の髪、金色の目、身長は191cmもあるらしい

俺とは全くの他人だがブラドから押し付けられ書類上腹違いの妹となっている

なのに何故、娘とかは気にしなくていい

彼女は無口で滅多に言葉を発さないのが玉に瑕

二つ名は『完成された人類』とかだったと思う

フランはジャンヌと同じ情報科(インフォルマ)を選択した

 

「真理音、ここでお義父様呼び禁止な」

 

「では、お義兄様でよろしいですか?」

 

……どうせ、校内で会うこと少ないだろうしなんでもいいか

俺は二年で二人は一年だ

 

「暇潰しは好きにしていいぞー」

 

暫く、極東戦役が始まるまで二人に出番はないからな

 

「お義兄様はどうしますの?」

 

「ちょっくら、ワトソン君を見にいく。フランのこと頼んだぞー」

 

「はい!必ず、幸せにして見せます!」

 

苦笑いで真理音に引きずられていく娘を見送り今日退院するらしい遠山キンジがいる武偵病院に歩を進める

 

※ ※ ※

 

もう———本気は出さない

ヒステリアモードも自重する

そうやって、今度こそ平和な日常を享受する『平凡な高校生』に一歩ずつ近づいていくんだ

———その、思いと共に———

 

「失礼しまーす」

 

新たな日常への一歩を踏み出そうとしたところ来訪者が来るのだった

 

「誰だお前?」

 

うちの制服を着ている中学生くらいの小柄の少年だ

なんか雰囲気と動きが素人っぽいな

ここ最近、こいつみたいな普通のやつ会うことなかったな……

 

「お前が遠山キンジか。カナと違って普通そうだな」

 

前言撤回、普通のやつじゃなさそうだ

 

「そんな警戒することねぇよ。俺はイ・ウー最弱と自負しているからな」

 

イ・ウーのメンバーかよ……ッ!

神様はどうやら俺に普通な生活を許してくれないらしい

 

「シャーロックの敵討ちに来たのか?」

 

俺はいつでも抜けるようにベレッタに手をかける

 

「はぁ?全部じぃさんの計画通り進んだ敵討ちも糞もねぇだろ」

 

少年は人を馬鹿にしたような笑みを浮かべて椅子に座る

油断しているのか余裕の表れか

どちらにしても気が抜けないな

 

「なら、なんの用だ。病み上がりの身としてはできれば戦いないんだが」

 

「何、秋から学友となるお前に挨拶に来たんだ」

 

「学友だと……?」

 

「イ・ウーは解散したんだ。俺達は行く宛がなくてね」

 

俺達、か

ここでこいつをやっても仲間が報復に来るだけか

 

「イ・ウーのメンバーが武偵になるのか?」

 

「疑わしいって目だな。理子やジャンヌは武偵としてうまくやれているのをお前は知ってるだろ?」

 

「あぁ、あいつらのことは少なからず知ってるからな」

 

「でも全く知らない俺に気を許す気はないと。それが正しい判断だな。まぁ、お前がどう思おうと気にしねぇけどな」

 

 

 

「ではでは、自己紹介しておくぜ?灰塚 礫、二年、専門科は諜報科(レザド)、ランクはEだよろしく」

 

 

こいつ、同い年だったのか……

 

 

 

 

 




主人公、礫君は19歳です
二歳ほどサバ読んでます
でも、夾竹桃もサバ読んでると思うから問題ないよね!
その設定いるかと思うだろ?
お兄さんもぶっちゃけいらんかなと思う
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