桃太郎「ちょ、ちょっとお二人さん…!?」
「お二人共も性格が合わないのね~・・・」
「いいぞ~、もっとやれ~♪」
ビキッ…!
鬼灯「…一旦休戦しましょう」
雅「同意だ」
ヘラヘラと寄って茶々をいれてきた白澤に二人は張り合いをやめ、キッと白澤に定めた。
「・・・へ?」
サーッと血の気が引いていく白澤にじりじりと詰め寄る鬼神と羅刹。
「ちょ、ちょ…!!待て待てって…!何で僕に詰め寄ってくるのさ!?」
「アンタの言動が一々癪に障って仕方ないんだよ…」
「つまり、存在自体がむしゃくしゃするんです…」
「八つ当たりにしか聞こえない!!こんなところでチームワークよすぎだろ!!」
すると、パキパキと指を鳴らしながら詰め寄る雅が突然、
クラッ・・・
「!う・・・?」
頭を抱えよろつくなか、倒れそうになったところを鬼灯が支えた。
「!大丈夫ですか?」
「あ…ごめん…急にかっとなったから酔いが回って…」
「た、助かった…!ってお前!何軽々しく雅ちゃんに触ってんだよ!」
「支えているだけですよ。貴方みたいに邪な考えを持ち合わせていません。というか、さっきから貴方、雅さんに執着しすぎですよ」
「執着するも何も。僕は雅ちゃんのことが好きなんだもん」
「はぁ?今日会ったばかりで、何言ってんだか・・・」
「貴方みたいな女たらしに務まりませんよ、雅さんは」
「おお、よく分かってんじゃ・・・」
「むしろ、私の方が務まりますよ」
刹那、そっと雅を抱き寄せ、無表情で爆弾発言を唱えた。
その場に居た閻魔大王、ならびに極卒達はその場で凍りつき愕然とした。
「・・・な、何を言ってんだよ!!しかも無表情でどえらい発言しやがって!!冗談にも程があるぞ!!」
「冗談もありますが、貴女はまんざらでもなさそうですね。こうやって私に寄り添っているんですから」
見上げると鬼灯の顔が目と鼻の先にあり、雅の頬が赤く染まった。
「そっちからしてきたんじゃないか!!」
鬼灯の腕から振りほどき、少し距離を置いた。
「全く、なんなんだよアンタは…!人をおちょくる限度があるだろ!それに誤解を招くような発言も!!みろよ、周りが凍りついたこの感じ!!」
「それを鵜呑みにし、信じた貴女もその一人ですよ」
「こ、こいつ…!!」
閻魔「ま、まぁまぁ二人とも…!きっと飲みすぎたんだよね、もういい時間だし切り上げようか?」
「いいや、迎え酒だ!この鬼神をへべれけにするまで何人たりとも口出し無用だ!!」
どんと一升瓶を机に叩きおき、黒衣の鬼神を睨みつける。
「馬鹿なことを考えますね貴女は、どうなってもしりませんよ」