優子「早く次に行こうよ‼明久♪」
明久「分かったからちょっと待ってよ~」
僕の名前は吉井明久
今何してるかって?それは優子…木下優子さんとのデート中です‼
デートの定番、遊園地で遊んでるところだよ‼
優子「はぁ~やっぱりジェットコースターは最高ね♪」
明久「僕はちょっと休憩したいかな…」
優子「そうなの…?ちょっとそこのベンチで休みましょうか」
ちょうどそこにあったベンチまで手を引いてくれた
優子「じゃあ私飲み物買ってくるから」
明久「ありがとう」
僕は自動販売機に小走りで走る優子を見て少し笑顔になった
今ではこんなに僕に優しくしてくれる優子だけど出会いは本当に最悪だった―――――
明久「あれ?この本何の本だろう?もしかして漫画かな⁉」
何気なく拾ったこの一冊の本から優子との出会いは始まった
ペラペラぺら
明久「これBL本だね…こんなの誰が持ってきたんだろう?」
こんな本を持ってたら皆に誤解される…っ‼と思い、とりあえず鞄の中に隠そうとしたとき
そこにいたのは何かを探している木下さんの姿だった
優子「はぁ…私の本どこに行ったのかしら…?あれが誰かに、見つかったら…」
明久「どうしたの木下さん?何か探し物?」
優子「えっ⁉だっ大丈夫よ‼え~っと…観察処分者さん」
明久「名前で呼んでよ木下さん‼」
優子「冗談よ、吉井君。でも、大丈夫だから早く家に帰ってほしいんだけど」
明久「でも、何か探してるみたいだし…僕も手伝おうか?」
優子「ほっんとに大丈夫だから‼さぁ‼早く家に帰って‼ね?」
明久「…分かったよ」
僕はしぶしぶながら家に帰る為に靴を履こうと腰を屈めた時だった
ドサッ
明久「あっ本が落ちちゃっ「あ~~~っ‼」えっ⁉」
優子「ちょっと吉井君‼この本どこで拾ったの⁉」
明久「(なんだこの気迫は…)ちょっとそこの階段で…」
優子「中身は⁉中身‼」
明久「ちょっとだけ…」
優子「~~~っ‼」
明久「もしかしてこの本…木下さんの…?」
優子「今すぐ忘れなさい‼この記憶を‼今すぐに‼」
明久「それは無理だよ…」
優子「…じゃあ記憶を消すしか…」
明久「ちょっと⁉さらっと怖いこと言わないでよ⁉誰にも言わないから‼」(秀吉には言っちゃうかもしれないけど…)
優子「絶対よ‼絶対‼それじゃあね‼」
これが僕と優子との最初の出会いだった
その次の日
秀吉「のぉ明久よ、少しお主に聞きたいことがあるのじゃが…」
明久「どうしたの秀吉?」
秀吉「昨日…姉上と何か喋ったりしたかのぉ?」
明久「ぎくっ‼べっ別に何にも無かったよ?」
秀吉「自分で『ぎくっ』なんていう奴は初めて見たぞ…で、何かあったんじゃな?」
まぁ…秀吉になら言ってもいいのかなぁ…?
僕は昨日起こったことを秀吉に話した
秀吉「全く姉上というものは…あのような本を何故学校に持ってきたのじゃ…」(;´・ω・)
明久「だから朝校門で会ってもなんか避けられたり、睨まれたりするんだよぉ…」
秀吉「そのせいか儂も最近家でとばっちりを貰うことが増えたのじゃ…」
明久「秀吉~どうにかして仲直り出来ないかなぁ…?流石に木下さんから毎日避けられたら
僕もう泣いちゃうよ?泣き叫んじゃうよ?」
秀吉「落ち着くのじゃ明久よ、まぁ…姉上もずっと怒ってるわけじゃあないじゃろう。もう一度謝れば許してくれるじゃろう」
明久「そうだよね‼よし謝りに行こう‼勿論秀吉もついてきてね‼」
秀吉「分かった。じゃが謝るのは明久じゃぞ?」
Aクラス
コンコン
明久「失礼しま~す。木下さんはいますか?」
翔子「…何か用?」
明久「ちょっとね、木下さんはいる?」
翔子「…ちょっと待ってて」
そう言って霧島さんは木下さんを呼びに行ってくれた
明久「…何か霧島さんと喋る時って緊張するね」(;・∀・)
秀吉「…分からなくもないのじゃ」('_')
優子「何か用?って秀吉と…吉井君じゃない、どうしてここに?」
明久「いやぁ…昨日の事でちょっと謝りたくて…」
秀吉「姉上?明久がここまで悩んでたんじゃそろそろ許してやってくれんかのぉ?」
優子「いや別に…そこまで怒ってないんだけど…」
「「えっ?」」
二人の声が重なった
明久「でも朝とか妙に僕の事避けてるじゃん‼」
優子「それは…あの時ちょっと言い過ぎたかな…って思って近づくのが少し億劫になってたのよ」
秀吉「じゃあ、家で儂に当たるのが多くなったのは?」
優子「それは私の気分」
秀吉「理不尽なのじゃ‼」
明久「じゃあ怒ってた訳じゃないんだ…」
優子「そういう事になるわね。ごめんなさいね、色々迷惑をかけたみたいで」
明久「そんな事無いよ‼僕の方こそ謝らないと…」
秀吉「とりあえずわだかまりが無くなって良かったのじゃ‼」
明久「それだけだったから…じゃあね‼」
次の日から僕は木下さんに避けられることが無くなった‼
それから少し経ったある日
明久「今日の夜ご飯は何にしようかな~」
今日は母さんからの仕送りが入ったので久しぶりの買い物に来ていた
明久「財布にお金が入ってるって素晴らしい♪」
いつもはゲームを買ったり漫画を買ったりで常に金欠だったからね
アリガトウゴザイマシタ‐
明久「奮発して少し買い過ぎちゃったかな~」( *´艸`)
でも、これで一週間は大丈夫だ‼
そんなことを思いながら家に帰る途中のことだった
―――離してください‼
明久「ん?」
何か聞いたことある声が…?
いい加減にして下さい‼
明久「木下さんの声だ‼」
でも…なんか怒鳴ってる?
僕は急いで声のする方に向かった―――
優子「いい加減離して下さい‼」
チンピラ1「そんな連れねぇこと言わないでさぁ‼」
チンピラ2「俺達と一緒に遊ぼぉぜ‼」
チンピラ3「とりえず連れて行こうぜ」
木下さんが柄の悪そうなチンピラ3人くらいに絡まれていた
僕は持っていたレジ袋から買った大根2本を取り出した
明久「おらっ‼」
僕は後ろからばれないように近づき思い切り振り下ろした
ゴンッ
チンピラ1「…っ‼」
明久「よっしゃぁぁ‼後二人‼」
優子「吉井君⁉」
明久「木下さん困っててそうだから助けに来たよ‼」
チンピラ2「いきなりなんだよコイツ‼」
そういいながら残りの二人が殴りかかってきた―――けど
明久「こんなの雄二との殴り合いに比べたら止まってるみたいだよ‼」
そういいながら持ってた大根で殴り返そうとしたんだけど…
チンピラ1「こっちだ‼こっち‼」
明久「えぇ…」
初めに潰したと思った男の一人が仲間を呼んできたって…
明久「この数は無理~っ‼逃げるよ‼木下さん‼」
木下「…っ‼」
僕は木下さんの手を取りとりあえず走った
だって大根だけでこの人数は絶対勝てないし‼
その後偶然近くをデート?(雄二の首に鎖が嵌められていた)していたので返り討ちにした
――――――――――
―――――――
―――
明久「助かったよ霧島さん‼」
僕は霧島さんにお礼を言ったなんで雄二には言わないのかって?それは…
雄二「おい翔子‼俺も明久を手伝ったのになんで視覚、聴覚、両手をふさがれてるんだ⁉」
霧島「…だってそうしないと逃げる」
優子「あはは…」
霧島「…じゃあ私たちデート中だから」//
雄二「おい明久⁉そこにいるんだろ‼俺を助けてくれぇぇぇぇェェェェェェ」
そのままずるずると引きずられていった
明久「…生きて帰って来いよ。雄二」
引きずられる雄二を見送ってさぁ僕も帰ろうかなぁ…って‼
明久「買った食べ物あそこに置きっぱなしだぁぁっ‼」
なんてこった…(:_;)
僕の手元にあるのは割れた大根×2だけだった
まぁ…今日の晩御飯はパンの耳かな…とか思っていると
優子「……(じゃあ私の家に来たら?」
明久「えっ?」
優子「だから~‼…私の家に来たら?って言ってるの‼」
明久「え?なんで?」
優子「なんでって…
さっき私を助けてくれたじゃない‼あの時、ホントに怖かった…道行く人は誰も見て見ぬふり…貴方が来てくれて私の手を引いてくれて…ホントに嬉しかった‼」
明久「でも、雄二たちも手伝ってくれたし…」
優子「何なの⁉私が感謝してるんだから素直にお礼を受けなさい‼」
明久「じゃ、じゃあお言葉に甘えて…」
優子「そう‼それでいいのよ」ニコ
そういって木下さんが笑顔で振り向き僕の手を引っ張った
じゃあ行きましょうか♪
明久「…っ‼」ドキ
木下さんの手が僕の手に…‼
優子「どうしたの?さぁ、早く行くわよ‼」
――――――繋がれた手はとても柔らかく暖かった
木下家
優子「さぁ着いたわよ‼」
明久「えっ…?」
僕は息を飲んだ
明久「…デカくない?」
だって…とにかくデカいんだよ?なんかこう…でかいんだよ‼
優子「さぁ‼とりあえず入ってよ」
言われるがまま僕は中に入った
秀吉「遅かったのぉ姉上って…明久?」
優子「…ちょっとね、助けてもらっちゃてね」
明久「それでちょっと食べるものが…ね」(;・∀・)
秀吉「…ちょっとは玩具類を控えてはどうじゃ…?」
優子「そういう話は後にしましょう早く中に入って‼」
明久「お…お邪魔しま~す」
そう言って僕は中に入ったんだけど…
そこにあったのは部屋、部屋、部屋‼
もう広くて多くて迷子になりそうだよ…
優子「吉井君は秀吉の部屋の隣でいいかしら?」
明久「あっ、も、勿論です‼」
優子「ふふっ、そんなに緊張しなくてもいいわよ」
優子「じゃ、夕食の時間になったら呼びに来るわね」
そう言って木下さんは部屋から出ていった
明久「それにしても凄い部屋だな…」
回りを見回すと高そうな家具や装飾が施された部屋だった
スッ
僕はベットに腰を下ろした
明久「…僕の家のとは大違いだなぁ…」(;´∀`)
ふかふかで手触りが最高だった
ついゴロンとベットに寝転がったその時だった
コンコン
明久「はいっ‼」
家族の方だろうか?失礼なことが無いように身だしなみを整えようとしたとき
秀吉「儂じゃよ。秀吉じゃよ」
明久「秀吉か…びっくりさせないでよ…」
秀吉が部屋に入ってきた、ってまぁここは秀吉の家だもんね…
秀吉「料理が出来たので呼びに来たのじゃ」
明久「それはにありがたいんだけど…ホントに僕も食べていいのかな?」
秀吉「大丈夫じゃよ‼さっき姉上から一連の事は聞いたのじゃ‼おぬしもなかなか男を見せたのじゃの」(*'▽')
明久「そんなにお礼される事でもないと思うんだけど…」
秀吉「そんな事気にするでない‼さぁ夕飯にしよう‼」
という訳で僕も秀吉について行こうと思ったとき、ふと秀吉の服に目が行った
明久「ところで秀吉の家着ってなんか新鮮だね‼」
秀吉「まぁ…確かに学校では常に…常に制服じゃからのぉ」
明久「もしかして木下さんも…?」(制服姿も似合ってるけど家着もいいんだろうな~)ニヤニヤ
秀吉「あぁ…明久よ、残念じゃが姉上は家じゃと常に「黙りなさい」痛っ何するのじゃ姉上」
優子「余計な事は言わなくていいの」
秀吉「…分かったのじゃ」
優子「さ‼吉井君も行くわよ‼ってどうしたの吉井君、私の格好何か変?」
明久「えっ⁉い、いや特に何にもないよ‼さっ行こ‼」(言えるわけないじゃん‼木下さんの学校との服装のギャップがやばいなんて…)
木下さんの服装は薄い紫色の服…ジェラートピケ?だっけ?
学校でのピシッとした服装と違いモコモコ素材のとても可愛らしい服装だった(*_*;
秀吉「多分明久は姉上の格好に少し惚けてるようじゃの…」
明久「秀吉~っ⁉///」
優子「…そ、そう」フイッ
優子さんは顔を僕から背けてしまった、まぁ…僕からこんなこと言われても嫌なだけだよね…
そう思うと心が少し痛かった…こんな感覚は初めてだった
優子「そんな事よりも早くリビングに行きましょう‼」
明久「そ、そうだね‼僕もちょっとお腹減ってきたし…」
秀吉「…そうじゃの」
秀吉と木下さんに連れてこられたリビングはこれまた凄かった
木下父「よくいらしてくれたね吉井君」
木下母「こんな食事ですが是非楽しんでくださいね♪」
明久「いえいえ‼こちらこそお邪魔してすみません」
お父さんとお母さんめっちゃ綺麗じゃん⁉ホントに親なの⁉
それにしても…大きなテーブルに並べられた食事はとにかく豪華だった
和食に中華・洋食と食べたことのない食べ物ばっかりだった
僕は学校での秀吉や木下さんの家での様子や学校での様子など色々な事を喋りながら
美味しい食事を頂いた。ホントにホントに楽しかった‼
木下父「是非泊まっていきなさいよ‼」
木下母「そうですよ~是非泊まっていってくださいよ~」
明久「いえ…それは流石迷惑ですし」
木下父「そうかい…じゃあまた今度遊びに来ておくれよ」
明久「来てもいいなら次もまた遊びに来ます‼」
木下母「是非お待ちしておりますわ~♪」
明久「それでは今日はありがとうございます‼」
優子「そこまで送っていくわ」
明久「いいよそんな‼」
優子「ほら早く行くわよ‼」
――――――――――――
――――――――
―――
明久「今日はホントにごめんね木下さん、迷惑かけちゃって…」
優子「だから…私が感謝してるのに貴方が謝らないで‼」
明久「ご、ごめんなさい‼」
優子「ねぇ…吉井君?」
明久「何?」
優子「…なんで秀吉と私で接し方が違うの?」
明久「え?ちょっと言ってる意味が…」
優子「だって秀吉は下の名前で呼んでるのに私は名字でさん付け、それに私には敬語でしゃべってるし」
明久「だって…」
優子「だって何⁉私に敬語を使わないでよ‼さん付けで名前を呼ばないで‼私にもっと気軽に話しかけてよ‼私と貴方に何か壁を感じて少し寂しいわ…」
明久「いや…それだと木下さんに何か失礼な気が…」
優子「だ~か~ら~それがいらないって言ってるでしょ‼てことで今から敬語禁止、名前も下の名前で呼んで‼」
明久「じゃ、じゃあ…ゆ、優子さん?///」
優子「…っ///」
明久「これでいいかな?」
優子「そうね、今日からその呼び方ね」
明久「じゃ、じゃあ今日は本当にありがとう‼じゃ、またあし――――
えっ?」
突然、頬に何だか柔らかい感触が…って⁉えっ⁉
そこにいたのは頬を紅く染めた優子さんだった
優子「べっ別に深い意味なんて無いから‼た、ただのお礼なんだから‼///」
そう言って元来た道を走って帰っていった
サスッ
僕は頬に残った柔らかな感覚を思い出すように頬を擦った
この瞬間僕は彼女に恋をした―――――――
その日から僕は優子さんをいつの間にか目で追ってたり何をしているのか気になっていた
何にも用事が無いのにAクラスに遊びにいったりもした
でも、僕はFクラスで彼女はAクラス…
いくら僕が彼女を思っても僕は観察処分者で彼女は学校の優等生
明らかに釣り合わない
いつしか僕は彼女への恋心を閉じ込め
普通の友達として振る舞えるよう
僕は装い始めた
そう…それが僕にとっても彼女にとっても
一番いい選択だと思い込みながら――――――
そんな生活が二か月ほどたったある日の事だった
明久「なんで僕がゴミ捨てに行かなきゃならないんだよ…」
掃除の時間にゴミ捨てじゃんけんで見事に負けた僕は、大量のごみ袋を持って焼却炉の前に来ていた
ドサッ
明久「よしこれで終わりっと…後で雄二を一発殴っておこうかな…」
そんな事を思いながら教室へ戻ろうとしたその時だった
???「貴女の事が大好きです‼僕と付き合ってもらえませんか?」
これは誰かの告白に遭遇してしまったらしい
僕は自分の好奇心を抑えれず草むらからこっそり覗いた
男子生徒はよくわからない人だった、分かることと言えば文月学園の生徒という事だけ
一方、告白された女子生徒はというと…
明久「優子さんだ…」
多分男の子のほうが優子さんに告白したんだろう
僕は、聞いていてはいけないと思いつつも僕は二人のやりとりに耳を澄ませた
???「お返事を聞かせてもらってもいいですか?」
優子「…ごめんなさい」
???「…理由を聞いてもいいですか?」
優子「貴方に恋心を抱いていないの、ただそれだけよ」
???「…本当にそれだけですか?」
優子「…それと、私にも好きな人が出来たからよ」
???「…そうですか…そういう事なら仕方有りません‼正直に答えてもらいありがとうございます‼僕は振られてしまいましたけど貴方の恋、陰で応援しています‼」
優子「そう、ありがとね」
???「それでは、時間を取らせてすみませんでした‼また明日も頑張りましょう‼」
そう言って男の子は走り去っていった
明久(そっか…優子さんにはもう好きな人がいるんだ…)
閉じ込めていたはずの感情が少しずつ滲み出してきた
明久(駄目だ…もう諦めていたはずなのに…)
少しずつ涙が溢れてきた
女の子みたいかもしれなかったが、そんなことを気にするほど
僕の心に余裕はなかった
次からどんな顔して優子さんに会えばいいんだろう…
そんな事を思いながら僕は教室に戻った
――――――――次の日から僕は少しずつ優子さんと距離を置き始めた
そんな生活が一か月ほど続いたある日
秀吉「ちょっといいかの明久」
明久「どうしたの秀吉?」
秀吉「最近、姉上を避けてるらしいの、姉上がお主に何か粗相をしたのかと心配しておったのじゃぞ?」
そっか…そんなに心配をかけてたのか…
でも…
明久「偶然じゃないかな?クラス違うのもあるだろうし…」
秀吉「でも、この前の様に最近、Aクラスに遊びに行ってないじゃろう」
明久「ま、まぁ…ちょっと遊びに行き過ぎたのでちょっと控えようかな~って感じかな‼」
秀吉「…明久よ、お主何か隠してないか?」
明久「べっ別に…?」(なんでこういう時の秀吉はこんなに鋭いの⁉)
秀吉「…まぁそれならいいのじゃ、それでも少しは姉上に会いに行ってあげてほしいのじゃ。最近少し、元気が無くての」
明久「分かったよ秀吉‼また会いに行ってみるよ‼」
多分自分から会いに行くことはないだろう…
そう思いながら僕は秀吉と別れ家に帰る為に昇降口に靴を取りに行った
――――――――するとその時は意外にも早くやってきた
「「あっ」」
優子さんがいたのだ
明久「あ、優子さんも帰るところなんだね」
なるべく顔や声をいつも通りに喋りかけた
優子「…ええ」
明久「じゃあまた明日‼」
そういって僕は駆け足になって学校を出ようとした――――「待って‼」
明久「っ⁉」
優子「ちょっと待ってよ吉井君‼」
明久「ど、どうしたの?」
優子「なんか最近私の事を避けてない…?」
明久「そ、そんな偶然じゃないかな?」
優子「偶然なんかじゃない‼だって最近Aクラスに来ることも無くなったし私の事を見ると
なんか避けてるし…」
だって言えるわけないじゃん‼
あの告白を聞いて貴女にどんな顔で会えばいいんだ‼
…なんてそんな事は言えず
明久「ホントに偶然だって‼」
優子「全然偶然なんかじゃないよ…私、休み時間…教室でずっと貴方が来るのを待ってたんだよ?それにいつの間にかAクラスでは、貴方たちFクラスの吉井君や坂本君秀吉や島田さん、それに姫路さん達がくるのが当たり前になってたの‼私だけじゃない‼皆待ってたのよ⁉」
明久「それは知らなかったよ…」
優子「私が貴方に悪い事しちゃった?何か嫌われるようなこと言っちゃった?
お願いだから私に教えて…?もう貴方と気軽に喋れないなんて耐えられないの…」グスッ
あぁ…僕はなんてことをしてたんだろう…
会いたくないという自分の勝手な思いで
色んな人に心配かけて…
大好きな人が涙を流して…
僕は最低だ…
明久「…確かに僕は少し貴女の事を避けてたかもしれない」
優子「…っ」
明久「僕は聞いちゃったんだ」
明久「貴女に好きな人がいるって」
優子「…っ‼」
明久「僕はその日からだんな顔で会えばいいか分からなくなった」
明久「優子さんの家を訪れてから」
明久「僕は貴女を好きになってた」
明久「でも…僕は学校の最底辺で優子さんは学校の優等生」
明久「それから僕は一度、あなたへの恋心をずっと奥にしまい込んだはずだった」
明久「はずだったのに…っ‼」
明久「あんなこと聞いたら…」
貴女に会うことが出来なくっちゃったんだよ…っ‼
優子「…」
明久「ごめんね…そういう訳だから」
明久「でも、今日の事は忘れて欲しい」
明久「明日からは優子さんの一友達として」
明久「またAクラスに遊びに行くから…」
明久「貴女の恋路を応援するから…」
明久「だから…」
パーーーーーーッン
明久「…痛っ⁉」
突然僕の頬に一発のビンタが飛んできた
明久「何で…?」
優子「あなた本当にバカなのね…」
明久「えっ…?今いう事…?」
優子「えぇ…ホントにバカよ」
優子「他人の事を本当に大切にできて…いつも周りを明るくしてくれる貴方なのに…」
優子「自分に向けられている感情を察することは出来ないのね」
明久「それってそういう―――――――」チュッ
今度は頬では無く唇に柔らかい感触
優子「私だってあなたの事が好きだったのよ‼」
明久「えっ⁉」
優子「私だって貴方の事が大好きだったの‼私を助けてくれたあの日から…」
優子「一緒にご飯を食べて…Aクラスで楽しく喋って…」
優子「いつの間にか…貴方と過ごす時間が私にとって大切な時間になっていったの」
優子「だからあの時貴方が聞いた私の好きな人っていうのは、あなたの事よ吉井君…」
優子「学力なんて関係ない‼」
優子「ただ…私はもっと貴方と一緒にいたかっただけなの――――――」チュッ
今度は僕からのキス
明久「てことは…僕たち両想いだったんだね///」
優子「ま…まぁそういう事になるわね///」
「「あははははははははっ‼」」
僕たちは顔を見合わせて笑い合った
明久「なんか…急に恥ずかしくなってきちゃったな…///」
優子「私も…///」
明久「優子さん、貴女の事が大好きです、僕と付き合って頂けますか?」
優子「…喜んで♪」
そして僕はもう一度彼女にキスをした
今日から僕と優子さんは恋人になった――――――――――
それから一杯遊んで
沢山勉強を教えてもらって
お互いの名前を呼び捨てで呼び合うようになって
そしてようやくデートに行くことが出来たんだよ‼
――――――――二人で遊ぶのと何が違うのって?
そりゃ~全然違うでしょ‼
何かこう…響きから違うよね‼(*´ω`)
そして今―――
優子「はいっ‼買ってきたわよ」
明久「ありがと♪」
優子「ちょっと具合は良くなった?」
明久「うんっ‼さっ‼次何乗りに行こうか?」ゴクッ
お茶を飲みながら気軽に尋ねる
もうあの時みたいな事を思う事もない
優子「じゃあ次はあれに乗りに行こうよ‼」
優子が指さすのは見るからにカタツムリみたいなジェットコースターだった
明久「…そうだね」
優子「ほらほらっ‼時間は限られてるんだから‼」
僕の手を取って乗り物まで走っていく
明久「優子っ‼」
優子「なに―――――っ⁉」チュッ
優子が振り向くときに合わせて唇にキスをした
優子「いいいいいきなり何するのよ⁉///」
照れてるところも可愛いな~♪
明久「なんかしたくなっちゃって」テヘペロ
優子「そういう事はあらかじめ言ってもらわないと私にも心の準備が…///」
明久「あれ…もしかして嫌だった…?」シュン
優子「別にそういう訳じゃないけど…///」
ホントに可愛い僕の彼女
明久「さっ‼走ろっか」
優子「もう…待ってよ~っ‼」
今度は僕が優子の手を取り走り出す
色々あったけど僕は今とっても幸せだよ‼
これからも僕は優子と
辛い事も悲しい事も楽しい事も共有したり
分かち合っていく
喧嘩するかもしれないし
嫉妬や妬みだって起こるかもしれない
それでも
僕は貴女の隣にいたい
出来ることなら永遠に―――――――――――――
どうでしたでか?
二話目はデート・ア・ライブか俺ガイルで書こうと思っています
次話もよろしくお願いします‼