WONDA   作:ワンダ

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この青年はこの戦いで何を得て、何を失うのだろう。
最後の一撃は切ない。


プロローグ

「 この古の地で十六体いる巨像をすべて倒せばお前の望みを叶えてやる。」

♦︎

 

 

 

「あこちゃー!遊びに来たよー!」

「「お邪魔しまーす」」

 

「よく来たわね。さあ、あがって」

「よーし今日は何して遊ぶ?」

 

憧とすでに憧の家にお邪魔している穏乃は阿知賀子供麻雀クラブのメンバーひな、桜子、綾を迎え入れた。

 

「えっと、三人とも今日はうちで麻雀しに来たわけじゃないのよね?」

「うん。憧ちゃんの家って確かプレステ2あるよね」

「あるっちゃあるけどソフトつまんないのしかないわよ?

家族みんなやんないし、なんで買ったんだろ…」

「大丈夫!ソフトはこっちで持ってきたから」

「えっ今日ゲームするの?」

 

活発な少女穏乃は明らかに残念そうな声を上げる。とにかく山や川で遊ぶのが大好きなアウトドアな彼女は麻雀を除けば、インドアな遊びは性に合わないのだ。

 

「まあまあ、このゲームは高い所が好きな穏乃ちゃんには案外ハマりそうかもよ。」

 

と三人組の中で一番おっとりとしているひながそう言うが、

 

「う〜ん。でもゲームはねえ〜」

 

と首をひねりあまり乗り気ではない穏乃

 

「まあとりあえずやってみましょ。それでどんなソフトもってきたの?」

 

乗り気ではない穏乃の肩を叩きながら、憧は桜子にゲームのタイトルを尋ねる。

 

「えーとワンダと巨像ってゲーム。」

 

「ワンダと…」

「巨像…」

 

あまりに簡潔としたタイトル名に憧と穏乃は思わずつぶやく。

 

「それはどういうゲームなの?」

「えっと、ワンダって男の人が巨像によじ登って、頑張るゲーム!」

「抽象的すぎるわよ。桜子。」

「ま…まあとりあえず、やってみません?実は私達少しだけ進めているんです。」

 

PS2の電源を起動しながらマイペースなひなはすでにコントローラをもっている。

 

「あんたたち…いつの間に」

「そうだね!やってみよ憧!」

「でもこの三人がやるんなら、うちら見てるだけじゃない。」

「いや、あこちゃーにやってもらいたいんだよ!」

「三体目の巨像がどうしても勝てない所存〜」

 

「いやいきなりそんなとこやれって言われても…」

「じゃああこちゃーの新しいセーブデータ作っていいから!」

「はあ…わかったわよ。じゃあコントローラ貸して。」

 

なんだかんだ小さい子の面倒見の良い憧は渋々ながら引き受けた。

 

♦︎

 

「えっとじゃあはじめからでいいのよね?」

「うん。でも私たちのセーブデータは消さないでね。」

「私はとりあえずは見てるだけだから!」

「あこちゃーガンバ!」

 

はじめからのボタンを押しゲームをスタートする。

 

[ほう…いにしえの剣か…]

 

[ドルミンとはあなたのことか?]

 

[呪われしこの地で死者の魂をも蘇る術を持つものがいると聞いた]

 

[その娘の魂をか…]

[ だがその剣があれば可能かもしれん…]

[この偶像と対をなす巨像を倒すのだ。]

 

[だが…その代償は重いかもしれんぞ…]

[覚悟の上だ]

 

♦︎

(なんかいかにも雰囲気ゲーって感じね)

 

青年ワンダがいにしえの地に訪れた理由が語られて行き、ようやくワンダを操作できる。正直まだわからないところもあるが、ようはこの広い大地に散らばる十六体の巨像を失った少女の魂を蘇えさせるため倒せという話なのだ。

 

「うおおおお!なんか面白そー!」

「このワンダって男の人がかっこいいんですよね〜」

「もしかして綾ちゃんワンダに惚れたの?」

「え?! いやゲームのキャラクターなんだからひなちゃん

ただ一途で勇気がある人だな〜って」

「あやちゃん!照れ隠ししなくてもいいんだよ!」

「だから違うって!」

 

隣で盛り上がっている少女達を尻目にコントローラを握っている憧はどう見てもこのゲームは自分向けではないと推察する。

 

(これは桜子達の期待に応えられそうにないわね…)

 

ーTo be continued




というわけで初投稿です。文才と語彙力のなさは初投稿なんでご勘弁を…なのでおかしいところがあれば遠慮せずツッコミ入れてください。次は今よりはマシに書きます。
次でワンダが出てきます。
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