その時幽は昔のことを薄れていく意識の中で昔のことを思い出していた。
投稿遅れてすいませんでした。
それでは楽しんでいってください。
幽はフィオナに治療をしてもらいベッドで横になっていた
「幽なんで、あんなに怒ったんだろう・・・。」
ギルがフィオナとエルを侮辱した時、
幽は激昂したのだ
確かにエルがデュエルを繰り返し挑んできた時も
少々怒ってはいたがここまでのものではなかった
いくら侮辱したとはいえ、幽にとってはほんの50回以上
デュエルをして家に招いただけの赤の他人である
(50回という回数が微々たるものなのかは判断しかねるが)
赤の他人であるエルやフィオナが侮辱されたからといって
あれほど幽が激昂するものだろうかとエルは幽の様子を見ながら
そう思っていた
「幽・・・。あなた一体何を抱えてここに来たの・・・?」
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幽が目を覚ましたのは倒れてから4時間後、
もうすっかり日は沈み、辺り一面が暗闇に包まれていた
「・・・・ぅん。」
「あ・・・。幽!大丈夫!?
目覚ましたのね!?」
エルは幽の肩をつかみ勢いよく幽の体を揺らす
「ちょ、エル!?やめ、痛い!目覚ましたから!
覚ましたから揺らすのやめてくれぇ!!」
「こら、まだ幽さんケガしてるんだから・・・。
大丈夫ですか?どこも痛いところはありませんか?」
幽はげんなりとしながら
「こいつに思いっきり体揺らされたせいでめちゃくちゃ痛いです・・・。」
「こら、エル。あまり無理させてはだめよ。」
「う、うん。わかった。でも何ともなさそうでよかった・・・。」
エルは安心し胸をなでおろした
「あ、そういやギルって野郎達は?まだ、契約っていうの結んで
ないんだけど。」
「あいつらだったらデュエルが終わった後、そそくさと
逃げて行ったわよ。いやぁ、あれは見ていて面白かったわ!」
エルは愉快そうに話す
(チッ、あの野郎逃げやがったのか。あいつらにめちゃくちゃな
契約結ばせてやろうかと思ったのに。)
幽は顔には出さなかったが心の中で舌打ちしていた
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「あのさ、ちょっと聞きたいことがあるんだけど。」
「ん?何?」
エルは食事をとっている幽に気になっていたことを聞いてみた
「なんで私とママが馬鹿にされたときあんなに怒ったの?」
「え、なんでって・・・。そりゃ、知り合い馬鹿にされたら
怒るだろ普通。」
幽はそれが当然だというように話す
しかし、エルは
「それでも、あの怒り方は尋常じゃないよ。
あんたのいた世界でなんかあったわけ?」
「・・・・・・。」
幽はエルの方を無表情で見つめた
「私たちの事情とかは幽に教えた。
今度は幽が私たちに自分のことを話す番じゃない?違う?」
幽はため息をつき
「そりゃそうだけどさ、俺は昔にあったことを言うつもりはないよ。」
「なら、力尽くで喋ってもらうしかないね。うりゃっ!!」
そういうとエルは幽がケガしていたところを
思いっきり掴んだ
「いたたたたたたたたたた!痛い、痛いってば!」
「あんたが話すまで絶対話さないからね。
さぁ、は な し な さ い!」
エルは掴む力を徐々に強くしていく
「いったい!分かった!話す話すから!」
「よろしい。んじゃあ、話しなさい♪」
エルは満足気にそう言う
(エル、お前絶対後で覚えてろよ・・・!)
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俺は学校でもどこでも友人と呼べるような人がいなかった
元々人付き合いとかは苦手だったからどうしても周りから孤立しがちだった
それに何かに熱中することもなくただふらふらと生きているようなものだった
それは高校に入ってからも同じなんだろうと思っていた
だけど、高校に入学して一か月程して俺に近づいてきた女子がいた
「ねぇ、君遊戯王とか興味ない?」
近づいてきて開口一番に言われた言葉がこれである
もちろんこのときには遊戯王なんて興味なかった
「興味ない」
「えぇー、興味無いの?面白いのに・・・。」
「いいから、あっち行ってくれ。」
それからだった
暇さえあれば、その女子は俺の所に来るようになった
もちろんこっちはその女子の話なんて興味なんてないから
聞く耳すらもたないで無視してた
だけど、その女子は構わず遊戯王の魅力について語ってた
「それでさー、このカードとこのカードをね・・・・。」
「あのさぁ、これで何回目かは忘れたけど
いい加減一人にしてくれないか?
俺じゃなくても話し相手ならそこら辺にもいるだろ。」
正直、ウザったい
そう思っていた
だけどその女子は
「なに言ってんのさ、私が君と話したいから話しかけてるんだろう?
だったら別にいいじゃないか。」
「あのなぁ、そんな紙切れぐらいではしゃぐなよ、鬱陶しい。」
その女子のカードを紙切れといた瞬間だった
「ひどいなぁ、だったらやってみる?はいこれ。
今からデュエルをするよ。」
「やらない。」
「やるの!人の趣味を馬鹿にしたからにはその趣味の面白さを
身体で教えてあげる!」
「はぁ、一回だけだぞ。いいな?」
「うん!」
それからルールとかを教わりデュエルをした
二人とも同じデッキを使ってのデュエルだった
だけどコテンパンにやられた
悔しかったというのが本音だった
「くっそ、なんで・・・。同じデッキ使ってるのに・・。」
「ね?面白いでしょ?同じデッキでもプレイングによって
ここまで差が出るんだよ。面白いと思わない?」
「まぁ、確かにおもしろいちゃ・・・」
「でしょ!あ、まだ自己紹介してなかったね。
私は柊茉理(ひいらぎまつり)!このデッキあげるから!
また明日ね!幽!」
「あ、ちょ。」
「私のことは茉理でいいからー!」
それから、何度も新しいデッキを組んでは
茉理とデュエルする日々が続いた
だけど一回も茉理には勝てなかった
俺はそんな日々がずっと続くような気がしていた
だけど、高校二年生の冬
そんな日々に終わりが訪れた
「よ、茉理。今度の日曜の大会に出るデッキ、完成したのか?」
「あ・・・、うん。もう少しで完成するかな・・・。」
「そろそろ帰るか、行こうぜ。」
俺が教室を出ようとした時だった
バタッ
人が倒れたような音がして
後ろを振り返ると
茉理が倒れていた
「おいっ!茉理!大丈夫か?」
「ハァ・・・・・、ハァ・・・・・・。」
どう見ても顔色が悪い
救急車を呼んだ時にはもうすでに意識はなく
生死の淵を彷徨うような状態だったそうだ
茉理はもともと心臓が弱く、高校生活が送れるかどうか
怪しい状態だった
そんな彼女の心の拠り所が遊戯王だった
それで何も熱中するものがない俺を見て
誘ったのだそうだ
「茉理なんでそんなこと早めに言わねぇんだよ・・・。」
「だって・・・、そんなこと言ったらみんな私に遠慮する。
それが嫌だったから・・・。」
「でも、幽と短い間だったけどデュエルしたりとかできてうれしかったよ。」
「・・・・・・なんでそんなに諦めたような口ぶりなんだよ。」
「お医者さんに言われたんだもうそんなにもたないって。だから・・・・。
私だって諦めたくない死にたくないよ・・・。」
「・・・・・。」
それから、俺も医者にどうにかできないか掛け合っても答えはどこも同じだった
だから、最後に
「茉理、デュエルしようぜ。俺にできるのこれくらいしかないし。」
「え?」
「まだ、茉理は生きてるからデュエルできるだろ?」
「うん、わかった。最後かもしれないデュエル楽しまないとね!」
そのデュエルは接戦だったが
初めて俺が勝った
「まじか・・・。初めて勝った・・・。」
「えへへ、負けちゃった。でも楽しかったよありがと・・・。」
その翌日茉理は息を引き取った
デュエルしか茉理にしてあげることができず、
それが自分の無力さを知ることにもなった
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「そんなことが・・・・。」
「だから、あいつらにデュエルを挑んだんだよ。
エルやフィオナさんが馬鹿にされて怒ったのはあれでも生きようと
した茉理のことを重ねちまったから。これでいいだろ?」
「なんか、悪いこと聞いた気がする。」
「だったら最初から聞くんじゃねぇ、それとこの世界でやることも決めた。」
「?」
幽はニィっと笑い
「この世界の身分制度をぶっ壊す、それでそのトップにいるやつを
ぶっ飛ばす!」
「え、えええええええええ!?」
エルは驚きめちゃくちゃな大声で叫んだ
放り込まれた世界の身分制度をつぶすという目標を定めた幽
一方その目標を聞いたエルは・・・・・
なんか重い話になったような気がします
話は下手ですが楽しんでくれたのならばうれしいです