放り込まれた先が遊戯王メインの世界でした   作:斬耶

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最近、夜更かししまくって寝不足です


指南

「・・・はい?」

 

「だから、私にデュエルを教えてって言ったの!」

 

エルは気恥ずかしいのか顔を真っ赤にして言った

 

「え・・・なんで?別にエルに俺がデュエルを教える理由

 無いじゃん。」

 

「それはそうだけど・・・。でも、やっぱり今よりもデュエリストとしての

 腕を上げて、ママに楽させてあげたい。だから、お願い!」

 

「って言ってもなぁ・・・。俺の使ってるデッキは特殊だからエルの使ってる

 デッキとは回し方も違うし・・・。」

 

「基本だけでもいいから!ダメ・・・かな?」

 

エルは幽に近づいて上目遣いで頼み込む、しかも目をウルウルさせて

幽は一瞬たじろぐ

 

(ううっ・・・。そんな捨てられた子犬みたいな目で俺を見るなぁ!

 でも家に入れてもらって、飯もいただいてるのにここで無下に断るのも

 なんか悪いし・・・。)

 

幽は散々唸った結果

 

「しゃーねーな、分かったよ。できる範囲で教えてやっから、色々と

 世話にもなってるし。」

 

その言葉を聞いてエルは目を輝かせて

 

「本当!?ありがとう!」

 

エルはウッキャーとか言って幽の両手をつかんで上下に振る

幽は赤面して

 

「ほ、ほら、早くやるぞ!」

 

____________________________________

 

「さてと・・・・。」

 

テーブルに幽とエルが向い合うように座り、

幽は自分の持っているカードを種類ごとに並べていく

 

「まずは、基本からだな。遊戯王ってのはモンスター、魔法、罠の3種類に

 分類されている。ここまではいいな?」

 

「うん。確かその3種類のカードで40枚以上

 60枚以下のデッキを作るんだよね?」

 

「まぁ、そうだな。デッキの構築については後で言うから。まずはそれぞれの

 特徴を上げていくぞ。」

 

幽は種類ごとに分けていたカードの束から1つをエルの前に出す

その束のカードにはドラゴンや戦士の姿が描かれている

 

「これは『モンスターカード』だ。デッキの中で主軸を担うカードだな。

 モンスターはそれぞれレベルが表記されている。そのレベルに応じて

 召喚方法も変わってくる。」

 

「確かレベル1から4は普通に召喚できて、レベル5・6は1体、

 レベル7以上は2体、特殊なモンスターは3体のモンスターをリリースして

 『アドバンス召喚』するんだよね?」

 

「そう、さらにモンスターにも種類がある。

 ただのモンスターである『通常モンスター』

 それぞれ戦況を有利にする効果を持った『効果モンスター』

 融合という魔法カードを用いて召喚する『融合モンスター』

 チューナーと呼ばれるモンスターを用いた『シンクロモンスター』

 儀式魔法カードを用いて召喚する『儀式モンスター』

 同じレベルのモンスターを素材とする『エクシーズモンスター』

 そして、俺が使っている『ペンデュラムモンスター』だ。」

 

ペンデュラムモンスターという言葉を聞いてエルは

幽に質問する

 

「そういえば、モンスターってさ破壊されたりリリースされると

 墓地に送られるんだよね。でも、前にデュエルした時そのペンデュラム

 モンスターっていうのは墓地じゃなくてエクストラデッキに?」

 

「そういうルールなんだよ覚えろ。ただし、ペンデュラムモンスターは

 神の宣告で召喚を無効化されると墓地へ、奈落の落とし穴を食らうとエクストラデッ キに行かず除外される。」

 

「じゃぁ、あの時やってた『ペンデュラム召喚』って何?」

 

「ペンデュラムモンスターは魔法カード扱いとして『ペンデュラムゾーン』と

 いうところにセットできる。その際にカード中央に書かれた数字例えば

 

 赤1                    青9

 

 この場合レベルが2から8までのモンスターを一気に特殊召喚できる

 しかもその時にエクストラデッキにペンデュラムモンスターがいるなら

 そのモンスターも召喚できるっていう、これが『ペンデュラム召喚』だ!」

 

幽が熱弁するのを冷めた目で見るエル

 

「へー。」

 

「お前絶対興味ないだろ・・・。」

 

「だって、私のデッキにそんなモンスター入れてないし。」

 

「お前なぁ・・・。」

 

_____________________________________

 

そんなこんなでエルに『チェーン』の概念や細かいルールの裁定

デッキ構築を教えていく

元々エルは要領がいいのか、幽の想像している以上のスピードで

着々とデュエルの知識を物にしていった

 

(すげぇな、普通これだけのルールこんな短時間で覚えるのって

 結構苦労するはずなのに・・・。なら、力試しと行くか・・・。)

 

「で、まだ覚えることある?」

 

「いや、もうここまで来ると実践あるのみだな。

 てことで、力試しに俺とデュエルだ。」

 

「最初の時のリベンジもしたかったしちょうどいいわ。

 じゃぁ、あそこでやりましょう。」

 

幽とエルは最初に出会いデュエルをした町はずれの丘

そこで対峙するように向かい合い

 

「あの時はよくもあんなにぼろぼろにしてくれたわね!

 今度は私が幽を同じ目に遭わせてやるんだから!」

 

「やれるもんなら、やってみな。いくぜ!」

 

「デュエル!!」×2

 

幽LP 8000   エルLP 8000

 

「先攻は私がもらうわ!私はレスキューラビットを召喚!」

 

エルの目の前に救命具を身に纏ったウサギが現れる

 

「レスキューラビットの効果発動!自身を除外してデッキから

 ヴェルズヘリオロープを2体特殊召喚!」

 

レスキューラビットが消滅した後剣を持った禍々しいオーラを放つ戦士が

2体現れた

 

「レベル4が2体か・・・。」

 

「私はレベル4のヴェルズヘリオロープ2体でオーバーレイ!」

 

2体のヴェルズヘリオロープか光球となり光の渦に吸い込まれる

 

「いくわよ!エクシーズ召喚!原初の神の名を持つ侵略の竜よ、

 この戦場を侵喰せよ!現れよ、ランク4!ヴェルズ・オピオン!」

 

「グォァァァァァァ!!」

 

黒色の体で青の翼を持つ竜が雄叫びとともに現れる

 

「ヴェルズ・オピオンはエクシーズ素材を持っている間は互いにレベル5以上の

 モンスターを特殊召喚できない永続効果を持っているわ。幽のクリフォートは

 最低でもレベル5以上のモンスターしかいないからこれでペンデュラム召喚は

 封じたわ!」

 

(ヴェルズは基本低レベルのモンスターが多いからこの効果で詰むことは

 無いから、実質こっちが不利になるんだよなぁ・・・。)

 

幽が渋い顔をしているのを気にせずエルは続ける

 

「さらにヴェルズ・オピオンの効果発動!エクシーズ素材を1つ使って

 デッキから侵略の汎発感染を手札に加えるわ。そしてカードを3枚伏せて

 ターンエンド。さぁ、どうぞ~。」

 

エルはニヤニヤしている

先手でペンデュラム召喚を封じたのが余程嬉しいのか

 

「ふぅ・・・。俺のターン、ドロー!」

 

幽の手札

 

ハーピィの羽箒

スキルドレイン

スキルドレイン

禁じられた聖槍

クリフォート・エイリアス

神の警告

 

(聖槍でオピオンの攻撃力を下げてエイリアスで突破できるな)

 

「俺は魔法カードハーピィの羽箒を発動。相手の魔法・罠カードを

 全て破壊する!」

 

「ふぇ?」

 

エルの伏せカードが羽箒によって巻き起こされた風によって

吹き飛ばされようとしたのを見てエルは慌てて

 

「あわわわ!そ、速攻魔法発動!侵略の汎発感染!自分フィールド上の

 ヴェルズモンスターはこのターン魔法・罠の効果を」

 

「それにチェーンだ!速攻魔法発動、禁じられた聖槍!

 対象はヴェルズ・オピオン。攻撃力を800下げ、このカード以外の

 魔法・罠カードの効果を受けなくする!」

 

ヴェルズ・オピオンに聖槍が突き刺さり、

ヴェルズ・オピオンは徐々に力を失っていく

 

ヴェルズ・オピオン ATK2550→1750

 

「あっ。」

 

「そして俺はリリース無しでクリフォート・エイリアスを召喚!

 クリフォート・エイリアスでヴェルズ・オピオンを攻撃!

 いけっ!ショート・カット!」

 

クリフォート・エイリアスはヴェルズ・オピオン目がけて

突進しヴェルズ・オピオンの体を貫く

 

「うっ!」

 

エルLP 7950

 

「俺は2枚伏せてターンエンド。」

 

「まだ、勝負は着いてないわ!私のターン、ドロー!」

 

「罠カード発動!スキルドレイン!」

 

「え?あぅぅぅ・・・・。」

 

_________________________________

 

デュエルに勝利したのは幽だった

スキルドレインを発動した後エルは状況を打破するカードを

引くことができず、最初の時と同じように吹っ飛ばされて終わった

しかし、最初と今回で違うことといえば両者とも実力が拮抗していたのか

幽がとどめを刺す直前の互いのライフは

 

幽LP 200  エルLP 150

 

であった

 

エルは泥だらけで

 

「あぅぅ、また負けた・・・。」

 

(危なかった・・・、もし一回でもプレイングミスやってたら

 こっちが負けてた。)

 

「でも、最初の時よりも結構良かったとは思うぜ、個人的な意見だけどな。」

 

「そう・・・かな?えへへぇ。」

 

エルは頬を赤く染めて照れる

その時幽のデュエルディスクにメッセージが届いた

 

「ん?メッセージ?ターミナルからだけど何なんだろ。」

 

〈高山 幽様

 

 ランクB昇格おめでとうございます

 いくつか連絡事項がありますので

 デュエルターミナルにお越しください〉

 

「なんだろ・・・連絡事項って、エルわかるか?」

 

エルは首を振って

 

「ごめん・・・私もよく分からない。

 とりあえず行ってみましょう。」




なんだかんだで8話目投稿になりました

幽「8話ねぇ、よくそんなもん書く暇あるよなぁ。」

悪かったね、ハイハイどうせ私は暇人ですよ

幽「別にそこまで言ってねぇよ」

あ、あとデュエルの描写ですがクリフォートデッキの構築上
単調になったりする場合は割愛してます

幽「ちゃんと書けよ、出ないと手抜きとかって言われるぞ。」

いやそうかもしれないけど、スキドレ発動下でずっと相手をタコ殴りに
するのを書いても面白くないしねぇ
今回のデュエルだってあれだけ熱弁してたペンデュラム召喚使わなかったじゃん

幽「それは・・・まぁ、そうだけど。そっちのほうがこっちとしては
  デュエルを有利に進められるしさ。」

君にはエンタメ精神がないのかぁ!

幽「あぁ!?あまり調子に乗ると潰すぞ。」

ハイ、スミマセン

_____________________________________

エル「今回は私がこの2枚のカードの解説をするわ。」

レスキューラビット

効果モンスター
星4/地属性/獣族/攻 300/守 100
「レスキューラビット」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
このカードはデッキから特殊召喚できない。
①フィールドのこのカードを除外して発動できる。
デッキからレベル4以下の同名の通常モンスター2体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊される

エル「通常モンスター限定だけどここからすぐにエクシーズ召喚に
   持って行けるのが魅力のカードね。次にこれよ。」

ヴェルズ・オピオン

エクシーズ・効果モンスター
ランク4/闇属性/ドラゴン族/攻2550/守1650
「ヴェルズ」と名のついたレベル4モンスター×2
エクシーズ素材を持っているこのカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
お互いにレベル5以上のモンスターを特殊召喚できない。
また、1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキから「侵略の」と名のついた魔法・罠カード1枚を手札に加える。

エル「高レベルモンスターを特殊召喚するデッキにはかなり有効なカードね。
   効果で侵喰の汎発感染をサーチすれば、魔法・罠からも守って場持ちが
   良くなるわ。」

エル「でも、やっぱりランク4を出すならプトレノヴァインフィニティよね。」
幽&斬耶(作者)「や め ろ。」
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