物を転送するだけの仕事だったのに   作:磨殊

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第5話

 目の前にいる茶髪の女の子と紫色の髪の女の子。この高町さんの知り合いらしい女の子に事態の説明をするのも管理局員の仕事だろう、きっと。何でこの化物退治に巻き込まれてるのかは謎なんだけど。

 

「えーと、本当に何でも答えてくれるんですか?」

「もちろん。と言っても、下っ端だから知ってる事までしか答えられないけど」

 

 夜天の書については答えられるけど、闇の書について聞かれたら分からないし、あの防衛プログラムとかいうゲテモノなんて何がどうなってるのかさっぱり分からない。

 

「それでも十分助かるわ。説明も無しにここに連れてこられて放置されてるんだもの。何が起こっているのかさっぱり分からないわ」

「なのはちゃんとフェイトちゃんが何かと戦ってるということは分かっているんです」

「それさえ分かっていたら最低限はいいような」

 

 さて、どこから話そうか。高町さんは魔法を使えること。それもかなりの才能を持っている。ぶっちゃけた話、嫉妬しそう。ああいや、だからと言って今の選んだ道を後悔している訳じゃないから拗ねるな相棒。

 で、自分や高町さんが所属しているのが時空管理局。魔法を主とした技術体系を発展させた文明の治安維持を目的とする組織で、裁判権も持っている。そう、その通り。この世界でいうところの軍隊と裁判所が合体した……えーと、公務員ってやつかな。人気のある組織で給料も高い。でもって低年齢でも所属できて、万年人手不足。子供でも有能ならとことん扱き使う最悪の職場だよ一度滅びろ上層部!

 

「そんなところに入って、なのはとフェイトは大丈夫なのかすごく不安よ!」

「ぜひ考え直すよう説得することをオススメする」

「現役の人がそれでいいの?」

 

 家でも職場でも働かせ続ける組織を素晴らしく語るのは、子供の俺には無理です。

 茶髪の子と紫の子が大丈夫かこいつというような視線でこっちを見た後、お互いアイコンタクトで語り合って頷いたから、きっと説得してくれるに違いない。こんな職場、子供の頃に関わるもんじゃない。

 

「じゃあ、その時空管理局で働いてるバリオスさんがどうしてここにいるんですか?」

「そうよ。ここは魔法なんて空想上の産物よ」

「謎の古代文明遺産がここで目覚めて元気に暴れているから、その鎮圧と確保、かな」

 

 それがどうしてここ、魔法文明が発達してない世界で目覚めたのかは分からないけどね。でもって、どうしてそれが管理外世界で暴れているのを時空管理局が分かったのか。きっと高町さんがロストロギアと関わり合いになったんだろうなあ。なんでか知らないけどデバイスすら使いこなしてたもんな、あの子。

 というか、どうして管理外世界であんな才能の塊みたいな子が生まれたんだ。ここって管理外世界だから気づかれていないだけで、才能ある人が生まれやすいの? グレアム提督もここ出身だったはずだし。

 才能の事で悩んでいると、茶髪の子が話しかけてきた。

 

「あなたも時空管理局の人なら、私達に説明してないでなのはを助けなさいよ!」

「あー、うん、その。そうしたいという気持ちもあるにはあるんだけど」

「じれったいわね。私達は言われなくてもこの離れた場所でおとなしくしてるから、なのはの方に行きなさいよ」

「アリサちゃんアリサちゃん。バリオスさんすごく申し訳なさそうな顔して目が虚ろになってるから!」

 

 そりゃ言われるように出来ることなら加勢したいけど、もう出来ることはやったし、魔力も限界に近いから行ってもお荷物になるだけなんだよなあ。さっきは転送魔法を使った裏技みたいなもので攻撃していたけど、転送魔法って本来なら後方支援しか出来ない魔法なんだよね。

 

「えーとな、魔法と言ってもいくつか種類があってね。高町さんが得意なのはビームをぶっ放す事。自分が得意なのは物を転送、つまりワープさせる事なんだ」

「地味ね」

「人が気にしてることを何の迷いもなく言い放つ君は素敵だなあ、おい」

「す、すみません。アリサちゃんに悪気はないんです。アリサちゃん、初対面の人にそれは失礼だよ」

「ご、ごめんなさい。予想外すぎてつい口から本音が!」

「言われ過ぎて慣れてるからどうでもいいんだけどね」

「ちょっと、私の罪悪感返しなさいよ!」

 

 そんな事言われてもなあ。今まで何度も地味だ地味だと言われてきたし、職場も管理局で一、二位を争う地味部署と言われているからどうしても慣れるんだよね。実際、部屋に引きこもってひたすら転送魔法使うだけだから実際地味だし。

 笑いながらそう伝えると、アリサが地団駄を踏んで悔しがりだした。雰囲気通り活発だなあ、おい。

 

「ああもういいわよ、じゃあ次! 何でなのはがあそこで空を飛んだりビーム撃ってるの。なのはは地球人よ」

「この星の人って、偶に魔法使う才能ある人が生まれるんだ」

 

 ほんと、何でかは分からないけどね。恩人であるグレアムさんもこの星の出身だと言ってたし、先祖がこの星出身って人も時々見かける事がある。今は魔法文明が発展していないだけで、発展しだしたらこの星は凄い勢いで発展しだすのかもしれない。

 グレアムは英雄として褒め称えられている存在だし、高町さんもクロ先輩が頼りにするぐらい魔法を上手く使えるみたいだ。八神さんに至っては夜天の書の主に選ばれるぐらいの資質を持っている。地球恐ろしいね。

 

「なら、私達にも魔法を使える可能性があるんですか?」

「あるかもしれないよ」

 

 本当は先祖に魔導師がいない突然発生型の魔導師って珍しいはずだから、普通なら使える可能性は低いんだけど。なんせこれだけ魔法の才ある人がいる地球だ。この2人が魔法を使える可能性もあるだろう。要は魔導師の肝であるリンカーコアさえあればいいんだ、リンカーコアさえあれば。

 

「それなら、私達にも教えて――」

「それは出来ない相談だよ」

 

 アリサが顔を輝かせて魔法を教えて欲しいと言おうとしたのを遮り、バッサリと断る。そりゃ無理ってもんでしょ。

 

「どうしてよ! やっぱり、私達に魔法を使う才能がないから?」

「使えるかは俺には分からないなあ。そうじゃなくて、誰が教えるのさ」

「それは、えーと」

 

 俺はそもそもこの世界の住人ではないから無理。時々教えに来る事は出来るだろうけど、この星にいない時に何かあったら責任取れない。そんな無責任な事は出来ないから、俺は教える事ができない。

 次に教える事が出来るのは高町さんだろうか。たしかに彼女は優秀だよ。もう嫉妬してしまうぐらいに。士官学校の同期が見ても嫉妬するさ。ただ、それでも彼女はまだ魔法を使い始めて間もない新人だ。人に教える事を任せるには不安がある。それに、もしアリサ達が近接型の魔導師だった場合、高町さんみたいな遠距離型の魔導師には教えられる事があまりないだろう。

 ああ、インテリジェントデバイスという手もあるか。ただ、あのデバイスは値段が高い。とにかく高い。さすが高性能機。簡単なストレージデバイスならジャンク品を修理して渡すぐらいは出来るけど、アレはさすがに手が届かない。インテリジェントを買うくらいならストレージを数本買うという人もいるくらいだ。

 

「なら、なのはちゃんはどうやって魔法を覚えたんですか?」

「高町さんが持っているあのデバイスが教えたんじゃないかな」

 

 どうもあれ、インテリジェントデバイスみたいだし。でもって、もしかしたら教えてくれる先生がいたのかもしれない。魔法の文化がないこの世界で現役のインテリジェントデバイスを手に入れられる可能性なんて、それこそ誰かに貰うしかないんだし。

 

「なら私達もそのインテリジェントデバイスさえあれば!」

「あれはたっかいよー?」

「そんなに高いんですか?」

「完全オーダーメイド。人工知能搭載で完全な会話が可能。学習して持ち主に合わせて自分で自分を最適化していく」

「「うわぁ」」

 

 2人ともドン引きである。でもこれはまだ安い方。高いのになるとパーツも厳選されるし、無茶苦茶な変形機構を持つのも出てくる。18の子機となるインテリジェントデバイスを操作する親機とかいう頭おかしいのもあったっけか。値段は高層マンション建てられるらしい。

 

「さ、さすがにそれは私達じゃ手が出せないわね」

「だから諦めよう」

「そうですね。ごめんなさい、ワガママ言って」

 

 流石にインテリジェントデバイスを手に入れるのは無理だと分かって、2人ともシュンとして落ち込んでいる。さすがにちょっと可哀相かな。そりゃ小説やらアニメの中でしかない魔法が使えるかもと期待してたら落ち込むか。えーと、たしかメモ帳とペン持ってたよな。

 

「はい、これあげる」

「これは?」

「俺の連絡先。高町さんと友達なら、彼女にこれを渡せば連絡取れると思うよ」

 

 流石にこの世界の電話では連絡取れないけど、彼女が持っているデバイスを使えば連絡は取れるはず。クロ先輩が連絡する為の方法があるはずだから、それを使えば大丈夫でしょう。

 

「どうして連絡先を私達に教えてくれるんですか?」

「もしも、君たちがこの先も魔法を使いたいという思いを抱き続けるのなら。もしも、君たちがこっちの世界に移住する気になったのなら。もしも、君たちがインテリジェントデバイスを買うお金を用意できたのなら。そこに連絡して欲しい」

「連絡したらどうなるのよ。貴方が教えてくれるのかしら」

「転移魔法しか使えないのに、俺が教えて意味が無いって。伝手辿って優秀な人を教師に呼ぶよ」

「お金があったらデバイスを作ってくれるんですか?」

「コネを使っていいデバイス作ってくれる人を紹介しよう」

 

 なんせ俺がやっているのは地味だけども必要な仕事。前線で戦っている魔導師にも、試作デバイス作っている開発部にも大量の貸しがある。あいつらいつも無茶ばっか言うからなあ。

 この2人が本気で魔法を使いたいのなら、それを手伝うためにこのコネを使おうかなと思う。どうせこの先も貯まり続ける貸しだし、本気の人を手伝う為なら使っても惜しくはないや。

 2人はしばらくの間ただ呆然とメモを眺めていたが、何か決まったのか顔をあげてこちらの目を見て話しかけてきた。

 

「すぐに連絡してあげるから待ってなさい!」

「おいおい、もっとしっかり考えようよ」

「しっかり考えたうえで、すぐに連絡させてもらいますから」

「君もか!?」

 

 おいおいおい、もっとしっかり考えようよ。お金貯めるなんてほぼ無理なんだから、こっちに移住するか考えないとダメなんだよ? 「がんばろうねー」って笑い合ってるけど、君たち親の説得からしないとダメなんだけど大丈夫なのか。

 そんな事を考えていたら、結界が解けて通常の空間に戻って周りに人が歩き始めた。目の前にいる2人は急に周りの光景が変わったことに困惑している。おや、他の人はちゃんと結界に弾かれていたのにこの2人は結界の中にいた、と。これは本当にリンカーコア持っているのかも。

 

『バリオス、こちらの戦闘は終了した。君もアースラに来て欲しい』

『分かりましたクロ先輩。そちらに転移します』

 

「さて。無事に戦いも終わったみたいだし、俺は向こうに戻るよ。もう危険はないと思うけど、気をつけて帰りなよ」

「ちょ、ちょっと待ってよ。いったいどうなってるのよ、さっきまで人はいなかったじゃない!」

「それは後で高町さんに聞いてくださいな、と」

 

 この2人がこの後どのような決断をするのか。魔法を覚えるとするならどのような手段を取るのか楽しみに思いつつ転移魔法を発動する。あの様子だと、本当に連絡くるの早いかもしれないなあ。

 

 

 

 

 

 先輩のホロウィンドウ越しに映っていた戦艦アースラに転移する。目に映りさえすればそこの空間座標が分かるから便利だよね。

 

「やあ、みなさん。お疲れ様でした」

「……座標を伝えてないのに、本当に転移して出来るなんて」

「目に映りさえすればどこでも移動出来るって言ったじゃないですか」

 

 クロ先輩が唖然としているけれど、グレアム提督の部屋でちゃんと伝えたじゃないですか。航海の書の影響でリンカーコアと目が改造されているって。

 航海の書による改造で、この目はホロウィンドウ越しだろうと映像越しだろうとその空間の座標を把握できるようになっている。なので、普通は長距離転移しようと思ったらあらかじめ座標を知っている事が必要だけれども、この目のおかげで見ることさえ出来れば転移することが出来る。便利だけど、グレアムさん達にこの目を制御できるように鍛えてもらうまでは気持ち悪かったなあ。なんせ目に映る全てに空間座標が表示されて、数字を見ているのか風景を見ているのか分からなかったし。なのでグレアムさん達には多大な恩を感じている。

 

「あなたがクロノの言っていたライムさんね。私はここの艦長のリンディ・ハラオウンです」

「初めまして。クロ先輩の後輩で、輸送3課のライム・バリオスです」

 

 この人がクロ先輩の母親、か。先輩と違い背が高いし髪の色も緑色。先輩、きっと父親似なんだろうなあ。この先輩、後輩の自分にとうとう背の高さ抜かされたぞ。

 

「言いたいことがあるのなら、この場で聞こうか後輩」

「先輩先輩、背が追いついたから先輩見ると違和感しかないんですが! というか、むしろ先輩背が縮んだんじゃね!?」

「スティンガーレイ!」

「危なっ。短気だなこの先輩!」

 

 先輩がいきなりかましてきた射撃魔法を、適当な空間に転送魔法で送りこむことで回避する。言いたいことがあるなら言えといったのにこの対応は酷いんじゃなかろうか。転送魔法を使えなかったら喰らってたかもしれないじゃないか。

 ちょ、ちょっと待って、いくらなんでもスティンガーブレイド・エクスキューションシフトはやりすぎだと思うから解除して――あ、ちょっと掠りましたよ今!?

 

「はいはい、2人ともじゃれ合うのは後にしてちょうだい」

「「じゃれ合ってません!」」

「あはは、相変わらず仲がいいね2人とも」

 

リンディ艦長に止められ、士官学校でクロ先輩の同期だったエイミィ先輩に笑われたので、クロ先輩とじゃれ合うのを止める。個人的にはもうちょい続けたかったんだけどなあ。クロ先輩もそう思っているのかやや不満気な顔をしている。次は近接格闘でどれぐらい渡り合えるか確認したかったんだけど。

 

「まったく、昔は射撃魔法も体捌きで避けていたのに、それが本当の実力だったのか」

「いやいや、あの頃はまだ上手く使えなくてですね。それに、師匠達にまずは使って吠え面かかせるつもりだったんですよ」

 

 なのに闇の書の防御プログラム相手に使ってしまったから、あの光景を見ていた師匠達はもう対策考えてしまってるはず。不意打ちで一撃入れる予定だったのに無念。師匠達の驚く顔が見たかったのに。

 

「まあそれはいいや。何で私はここに呼ばれたんでしょうか。ミッドチルダに帰るだけなら、自力で転移できますよ?」

「その前に、あなたに会って話をしたいと言う人がいるの。会ってくれるかしら?」

「それはかまいませんが。会いたい人?」

 

 リンディさんが言うには、闇の書もとい夜天の書の管理人格と守護騎士が会って話がしたいと言っているらしい。そういえば航海の書が夜天の書の試作量産型ってバラしてたっけ。こっちも夜天の書に話があるからちょうどいいや。防御プログラム暴走とやらも解決したから、話をするのは落ち着いてからでもいいと思っていたんだけど、相手の方から話があるっていうならこれから話してしまおうか。

 リンディさんに了承の旨を伝えて、クロ先輩に夜天の書の管理人格のいる部屋へ案内してもらう事になった。なんでも、先程まで争っていた相手だから自由に歩き回らせる訳にはいかず、こちらに来てもらう訳にはいかないらしい。

 というのは建前で、先程の戦いの後で夜天の書の主が倒れてしまったので、誰にも邪魔されずに看病出来るようにとの配慮らしい。

 

 

 

 

 

 という訳でクロ先輩とやってきました夜天の書の管理人格達がいる部屋へ。

 

「やあ、呼び出す形になってすまない。だが、消え行く前に一度話したかったんだ」

「消える? バグは消したんじゃ?」

 

 夜天の書の管理人格改めリインフォースが言うには暴走していた防御プログラムは消したものの夜天の書の基本構造は修復出来ず壊れたままで、このままだと防御プログラムが復活して再び暴走してしまうらしい。なので、リインフォースは自分の解体を決めたそうだ。

 リインフォースは儚く微笑みながらこちらに話しかけてくる。

 

「だから、その前に君と――私の系譜の魔導書とその主と話したかったんだ」

 

 その諦めた顔が、諦めているのに俺達と話せて自分は幸せだと宣うその顔が――

 

「気に入らないなあ。なあ、相棒?」

「……!!」

「ど、どうしたんだい?」

 

 リインフォースが狼狽えてこちらに話しかけてくるが、気に入らないものは気に入らない。こっちは一応は正義の味方、時空管理局の局員だ。詳しい事は分からないけど、悲運の少女がいて、その少女が自力で悲しい運命を打ち破ってハッピーエンドだと皆が喜び騒いでいるのに自らその空気に水を差そうとする魔導書が気に入らない。何助かったのに自ら悲劇のヒロインに成り下がろうとしているんですか。訳が分からない。

 

「そうでしょう先輩。助けた、助けられたと思ったのにその手を振り解かれるなんて、憤りを感じるじゃないですか!」

「だけどこれしか方法はないんだ。今度暴走したら、上手く止められるとは限らないんだ。だから分かって欲しい。私は主はやてを苦しめたくはない」

「だから、諦める前に相談してよ! こちとら伊達に夜天の書の量産型じゃないんだよ?」

 

 ああもう、イライラするなあ。こっちが夜天の書の系譜の魔導書って分かってるんだから、ただ一言「どうにかならないか」と言ってくれたらいいんだよ。なんでそこに気づかないかな。

 航海の書を起動してリインフォースに差し出す。しかし、リインフォースは戸惑って受け取ろうとしないので強引に押し付ける。いいから、受け取ってよ、ほら。

 

「航海の書は、たしかに夜天の書から様々な機能を削除しているよ。融合騎じゃないしね。でも、夜天の書の名を冠しているんだ。あなたを基礎にして作られているんだ」

「――そうか、航海の書を解析すれば夜天の書の基礎構造を直せるかもしれない」

「し、しかし、直るとは限らないし、直るまでに防御プログラムが復活してしまう」

 

 リインフォースの言う事ももっともだ。けど、そこはクロ先輩がデュランダルを使って夜天の書を凍結、そして自分が転送魔法で一時的に虚数空間に叩き込めば問題はないはず。あそこは一切の魔法が使用できなくなるから、デバイスである夜天の書も活動停止するだろう。クロ先輩もおそらく問題はないと言ってくれている。

 さて、可能性は示した。手段も提示した。

 

「さあどうする夜天の書、その管理人格リインフォース。悲劇のヒロインに成り下がるか、それとも眠りについて王子様の助けを待つ普通のヒロインになるのか。どっちを選ぶ?」

「どっちを選んだとしても、時空管理局は。いや、少なくとも僕達は協力する事を約束する」

「私は――」

 

 

 

 

 

 こうして、後に闇の書事件と呼ばれる事件は幕を閉じた。




魔法少女リリカルアリサ&すずか、始まります(嘘)

そんなこんなで久々の投稿です。
遅くなってもエタることは無いです。
でもってこれにてA's編終了です。
これから空白期なのでバリオス君が輝くはず。
うちのオリ主、本編に出しても活躍出来ないからなあ……

言い訳にしかなりませんが、遅くなった理由としては
・書いているうちにプロットが迷子になった
・リアルにスクライア一族やってたので忙しかった
というのがあります。
うちのバリオス君、こんな熱血キャラじゃないし、説教というか説得するようなキャラじゃなかったはずなのにどうしてこうなった。
プロットの段階だとシリアスはさっさと終わらせて、オチもコメディチックに終わらすはずだったのに、何でこんなシリアス継続してるの?
でもってリインフォースの印象がなのセントの影響でかなり変わりました。
どうしてくれるんですか、ヒロイン不在のつもりだったのに!
アインス可愛いよアインス。
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