異世界   作:永遠の二番煎じ

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オーク上陸と抵抗戦線

釣り舟の上で漁をしながらレギンは言った。

レギン「お前知ってるか?」

一茂「なんの事だ?」

レギン「オークがこの世界も支配しようとしてるんだぜ。」

一茂「知らなかった。だが俺にはどうでもいい、ここ自体が俺の死後に近いからな。」

レギン「おいおい、他人事じゃないぞ。他国に攻め込まれた時のドワーフ軍の戦法覚えとけよ。」

一茂「ドワーフ軍の戦法?俺はこの世界では軍人じゃないぞ。」

レギン「ああ、ドワーフに軍なんてない。だがみんな訓練を受ける。ドワーフ帝国は帝国だが資本主義だ。帝国だったのはドワーフが神継承をして神になる前だ。ドワーフの帝国主義はもう何千も昔の前の話しだ。」

一茂「確かに海に戦艦もなければ陸には剣すらもってる人なんていないし、そもそも兵役自体あるのか?」

レギン「戦い方は親から教わる。俺には家族がいないからお前に教えてやるよ。」

一茂「そうか、ありがとう。」

エルマンの谷ではサリオン大将とアレクシス司令がオーク軍の海軍を見ていた。

アレクシス「どうやらオーク軍は連合軍を分断する作戦らしいな。」

サリオン「オークの帆船で海が茶色に見えるくらいだな。」

エルマンの谷北部の陸地にオーク兵が次々と上陸してくる。

アレクシス「こっちはまだ海軍も出来てないのに。」

サリオン「しばらくは別々だな。」

サリオンは西にアレクシスは東に撤退した。

一週間後南の島の人間とエルフはオークの上陸を知った。

西に住む平民はエルフ王国へ東に住む平民は人間共和国に逃げた。

地図↓

 ______________________________

|            ↓オーク軍南の島拠点        |

|エルフ王国 西の森 山 エルマンの谷 東の森 山 人間共和国|

|______________________________|

 

オーク軍は一週間でエルマンの谷から西は西の森手前まで、東は人間共和国の山の手前イーストエルマンの手前まで無血で占領していた。

エルマン軍は兵力温存のため兵士消耗を避けるため、戦略的撤退をしていた。一成はエルフ軍の人間隊に所属しており、エルフ軍は西の森で遊撃作戦を計画していた。人間隊もその作戦に参加していた。人間軍はイーストエルマンで迎撃する作戦を立てていた。

一成「なあ、マゴルヒア、勝てるのか?」

マゴルヒア「いや遊撃だ。勝つことが目標じゃない。どれだけ相手の兵力を減らすかだ。」

森での戦闘であったため歩兵隊と騎兵隊による遊撃が主な作戦であった。

一成「ところでサリオンはどこ行った?」

マゴルヒア「サリオンならエルフ王国の本部で指揮を取ってるよ。」

一成「じゃあここ西の森ではマゴルヒアが遊撃作戦の指揮を取ってるのか?」

西の森にはエルフ軍1000名が遊撃部隊に参加しており、オーク軍は一万の軍勢で西の森に進撃してきた。

マゴルヒア「よし!オーク軍の兵が進撃してくるな。全員火を放ち、撤退!」

一成「え!!さらに撤退か?」

マゴルヒアはケンタウロスみたいに変身して西に走った。

一成も覚えたての乗馬でエルフ騎兵隊に乗らしてもらった。

西の森は焦土と化したが、エルフ軍は死傷者なし、オーク軍は1000人以上の死傷者を出した。

マゴルヒア「ついに敵が本領に侵攻してくるな。」

一成「マゴルヒア遊撃隊長、ここからどうするんだ?」

エルフ遊撃部隊は城下町近郊まで撤退していた。

マゴルヒア「あとはサリオンが指揮する。俺はイングロール王族を護衛にあたる。良い人間、サリオンを頼んだぞ。」

そしてサリオンがケンタウロスみたいな姿で城下町近郊に到着した。

サリオン「よし!森に火を放て!!」

西の森の半分西は完全に焦土になった。

一成「サリオン、どうするんだ?」

サリオン「今のうちに王国から本隊をこの場所に派兵している。ダイロンによれば攻めてくる軍勢は5万らしい。」

一成「じゃあこっちはその倍の軍隊で迎え撃つために、森を焼いて時間稼いでんだな?」

サリオン「くるのは約3万人のエルマン軍だ。時間稼ぎは合ってるが。」

一成「それは心強いね。」一成は皮肉を言った。

イーストエルマンでは人間にエルフに女兵士まで最前線で戦っていた。

アレクシス「ダニエラ、君まで徴兵してすまないな。」

ダニエラ「まあ、一応兵士ですから。」ダニエラは妙に落ち着いていた。

アレクシス「お前のほうが上官の素質があるかもな。」アレクシスは笑いながら言った。

ダニエラ「いえ、あなたはこの島一番の兵士ですから。だから心強いです。それよりなぜ東の森でなく山でもなく東の森と山の間のイーストエルマンで迎撃するんですか?」

アレクシスは答えた。

アレクシス「ここなら進軍もできるし、撤退もできる。遊撃にはうってつけの場所だ。」

東の森からオーク軍が進撃してきた。エルマン軍は初めて見るイノシシの頭をした人間の体の兵士を見て不安になっていた。

アレクシス「聞け!!!エルマンの民よ、我が軍と同じ動物だ!!!敵はでかくて体格もあるが、頭はエルマンの方が上だ。ここで祖国のためにオークの進撃を止めるぞ!!!」

エルマン兵「おーーーーー!!!」

エルマン軍はオーク軍に突撃していった。

東の森とイーストエルマンで激しい攻防戦が繰り広げられた。

東の森には一万のオーク軍と500名のエルフ・人間連合軍が戦っていた。

智子はディネルースとともにひたすら剣や弓矢を錬成させられていた。

見張りのオークたち「魔王様はついに異世界を征服し始めたぞ。俺たちも異世界に行きたいぜ。この世界にはもう征服するものがないからな。ハハハハッハ!」隣の部屋からオークたちの会話が聞こえた。

ディネルース「きっと私の世界の話だわ。」

智子「私には地獄の仕組みが分からないからどうでもいいわ。」

ディネルース「あなたまだ分かってないようね。もしかして人間しかいない世界から来た人間?」

智子「え?なに言ってんの。」

すると隣の部屋が騒がしくなった。

オークたち「抵抗軍だ!!迎え撃て!!ダメだ!!!全軍撤退!!」

光の向こうから歩く音が聞こえてきた。

人間兵「ジャックさん!!こっちに牢屋がありますよ!!!」

ジャック「よし!みんな鍵を壊してやれ!!」

智子とディネルースは牢屋から出れた。

智子「あなたアメリカ兵?」

ジャック「え?俺は抵抗兵だけど君は?」

するとディネルースは代わりに答えた。

ディネルース「私は4種族の世界。彼女は人間の世界から来た、多分だけど。私たち二人とも異世界人の捕虜だったの。」

ジャック「そうか、ところで君たち二人の名前は?」

ディネルース「私はディネルース、ディネでいいわ。」

智子「私は智子よ。」

ジャック「俺はジャック。じゃあトモコ、君は混乱してるようだから君から話すよ。この世界の現状をね。」

トモコはジャックから長話を聞いた。この世界では魔王軍と人間抵抗軍が戦っており、島は二つしかない。東は人間の住む島、西はオークが住む島である。だが東の島は今や魔王の支配下にあり、人権がないということである。

しかし、頭のいい異世界兵によって抵抗軍として東の島ではゲリラ戦で奴隷場を襲撃して戦っている。

智子「じゃあ私はまだ死んでないし、あなたはアメリカ兵でもないってこと?」

ジャック「そうだ、この世界の魔王を倒せば君は元の世界に帰れる。」

智子はうれしそうであったが、元の世界に帰るのも嫌であった。

智子「でも、帰ってももっとひどい戦争が待ってるだけだわ・・・」

ジャック「どの世界もいまは世界大戦状態だ。戦争は三つの世界で同時に終わり帰れば多分終戦だよ。」

ジャックは励ます。

智子「じゃあ戦争が終わるまで隠れててもいい?」

ジャック「ああ、ディネと一緒に隠れとけ!!」ジャックは笑顔で答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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