異世界   作:永遠の二番煎じ

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オーク帝国と世界侵略

一成は目が覚めたがそこは病院らしいところだった。周りにも負傷兵が多数横たわっていた。

一成「痛ッ!背中痛いな・・・あれ!」

アリエル「どうもまさかここで会うとは、カフェ以来ですね。」

護衛兵「アリエル王女行きましょう。」

一成「アリエル?そういう名前なのか。」

アリエル「あなたはカズナリね、負傷者名簿を見たわ。」

護衛兵「もう行きましょう、あとは衛生兵や看護者に任せましょう。」

アリエル「じゃあね、カズナリさん。よかったらエルフ城に来てください。」

一成「ハハハ、あんたエルフの王女だったんだな。」一成は乾いた笑いをした。

アリエル王女は負傷所から出て行った。その後サリオンがやってきた。

サリオン「よう!元気か、カズナリ?」

一成「シャルルは?エルフ軍はどうなった?今はいつなんだ?」

サリオン「質問が多いぞ。カズナリ!それだけ疑問があれば大丈夫そうだな。」

サリオンはそう言って出て行った。その後シャルルが見舞いに来た。

一成「シャルル、生きてたのか・・・」

一成はその一言を言って気を失った。

シャルル「おい、俺中将に格上げされたんだぞ!だめだな・・・」

ディース酒場では一茂とエリゴスが話していた。

一茂「前から気になってたんだが、なんでオーク帝国から亡命したんだ?」

エリゴス「それは俺がオークらしくないからだ。見た目はオークだけどな。」

一茂「オークらしくない?」

エリゴス「つまり、気性が荒くないし良心的なオークだからだ。」

一茂「そうか、どうやってこのドワーフ帝国には来たんだ?」

エリゴス「百年前くらいに同じ考えを持ったオーク兵が少数で船を奪って東に進んだんだ。最初20人くらいオークはいたがオーク軍の偵察隊と勘違いしてまだ力を持っていたドワーフの神が嵐を起こした。そして船は転覆して俺だけこの島に流れ着いた。」

一茂「神話みたいだな。」

エリゴス「俺は20年牢獄に入れられ、信用をもらった。そして今に至る。」

一茂「そもそも、お前は何歳なんだ?」

エリゴス「150歳くらいだな。」エリゴスは記憶をたどりながら言った。

一茂「じゃあお前だけなのか?この島にいるオークは。」

エリゴス「そのうちもっとやってくるよ。南じゃあ人間・エルフ軍とオーク軍が戦争してるからな。」

一茂「そうなのか!どうやってそんな情報が入るんだ?」

エリゴス「もう質問はやめてくれ。俺は疲れたよ。」

一茂「すまない、つい酒が進んで・・・」

エリゴス「じゃあシルビアに変わってやるよ。」

一茂「おい!俺はお前と話した方が楽しい!!!」一茂は酔っていた。

するとエリゴスは店の奥に行き代わりにシルビアが出てきた。

シルビア「大丈夫、カズシゲ?」

一茂「ああ、意識はしっかりしてる。」

シルビア「スペイン人は歌と踊り好きだから、ギター弾いてあげるね♪」

一茂「有名な音楽家はゲルマン系が多いぞ。」

シルビア「まあまあ、私が作ったギター弾いて歌ってあげるから。カズシゲは踊って。」

一茂はひょっとこ踊りをした。

シルビア「なに!その踊り!!!」シルビアは一茂の踊りを見て爆笑していた。

次の日町が騒がしかった。

 

 _________↓ディース酒場がある

|         町 |

| 首都        |

|______レギン宅_|

 

エリゴス「大変だ!ついにオーク軍がドワーフ帝国にも上陸してきた。」

一茂「・・・なんだ、こっちは二日酔・・・」

エリゴス「俺はドワーフに殺されるかもしれないから身を隠す!!シルビアを頼むぞ。」

エリゴスは酒場の裏から出て行った。すると酒場にドワーフが押し寄せた。

ドワーフたち「おい!エリゴスどこ行った!!」

一茂「どうした!」

ドワーフたち「よし!同族以外血祭りだ!!!」

一茂「まじかよ!!」一茂も裏から逃げた。

一茂はシルビアが住む共同住宅に行った。

シルビア「なに?朝から、頭痛いんだけど。」シルビアは機嫌が悪かった。

一茂「逃げるぞ!!!」

一茂はシルビアを家から強引に連れて逃げた。人目があまりない森に馬を用意して南に逃げた。

一茂「よし!行くぞ!!」

シルビア「何があったの!!?」

一茂「オーク軍がついに上陸してきたらしい。首都は一週間で陥落してドワーフの難民が東に押し寄せてきた。ドワーフ国民は今正気を失ってる。俺たちも殺されかねない。」

シルビア「エリゴスは大丈夫?」

一茂「あいつはオークとして一人で100年この島を生き抜いた。心配ないさ。」

シルビア「こうしてるとなんか死んだ恋人を思い出すわ。」シルビアは切なく言った。

一茂とシルビアは馬に二人で乗馬してた。

一茂は大日本帝国陸軍優秀候補生として特別に乗馬訓練もしていたため、馬を操れた。

一茂「そうか・・・でもお前には生きてほしいと処刑された恋人もきっと思ってるぞ。しっかりしろ!!」

3日かけて人目を避けてレギンの家に着いた。

一茂「レギン!」

レギン「おお!!生きていたか、お前の事を他のドワーフたちが探し回っていたぞ。舟で逃げろ。」

一茂「あんたも来い!俺たちを逃がせばただじゃあすまないぞ!!」

レギン「俺はここで育ちここで死ぬ、それよりその美人を連れて逃げろ。」

一茂はレギンの言われた通り、舟で南に向かって逃げた。

一茂はレギンに手を振った。ドワーフたちが遅れてレギンの家に到着した。

ドワーフたち「レギン、お前裏切ったな。」

レギン「そうだ、たしかに嘘はついたが逃がしたのはオークではないぞ。」

ドワーフたち「同族以外は敵兵だ!!!レギンを処刑しろ!そうだ!死罪だ!」

レギンはひざまずき、一人のドワーフが斧をレギンの襟足に当てていた。

一茂「やめろ!!!同族は殺さないんじゃないのか!!!」舟から北にかすかに見えた。

一人のドワーフは斧を振りかぶり、レギンの首を刎ねた。

一茂「どうしてなんだ!!戦争はいつもこういう展開じゃないか!!!どの世界も一緒なのか!!!」

シルビア「かわいそうに・・・」シルビアは一茂を抱きしめてあげた。

一茂はシルビアの腕の中で泣きながらしばらく言った。

一茂「どうしてレギンが・・・どうして・・・」

舟の上で5日経った時一茂はシルビアに話し始めた。

一茂「レギンはいいやつだった。この世界で初めて会った動物だった。俺はドワーフ式戦術も教わって久しぶりに親父と会ってる気がした。親父は満州に出兵されて以来会ってない。レギンが海でこの舟で拾ってくれなかったら、俺は今どうなっていただろう。やっぱりここは地獄かもな。」

シルビア「・・・まあとにかく休んで。」

さらに舟で5日シルビアと一茂は漂流した。

一茂「やばいな・・・もう食料がなくなってきた。南に島なんてあるのか。」

シルビア「あれそうじゃない、西の方見て。」

一茂も西に陸地を発見し、二人は西に舟の舵を取った。そして砂浜に上陸した。

女兵士たち「お前たち異国の者か?」

一茂「違う!ドワーフ帝国から亡命してきた。」

女兵士たち「ではアビー女王に会うか?」

二人は女兵士に連れられて王の間に行った。

アビー「おお!カズナリのようでカズナリではないのか・・・」

一茂「一成を知ってるんですか?」

アビー「そうだ、カズナリもこの東の浜で流れ着いた。」

一茂「では、一成に会わせていただけますか?」

アビー「それが・・・カズナリは反対海岸でオークと戦っているんだ。」

一茂「そうですか!!じゃあ生きてる望みがあるということですか、陛下?」

アビー「ところで二人はなんという名前だ?」

一茂「俺は一茂と申します。」

シルビア「私はシルビアよ。」

一茂は西に最前線へ行くことに決めた。

シルビア「気をつけて。休まなくて大丈夫?」

一茂「シルビアこそ、友達作れよ!」

一茂とシルビアは共和国城の前で別れた。シルビアは共和国本領を守る新米兵士になった。

 

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