異世界   作:永遠の二番煎じ

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エルマンの谷・対エルフ騎兵戦

馬車の中で一成とシャルルは拘束されていた。

シャルル「縄をはずしてくれよ。もう三日間くらいこの状態だぞ。」

一成「ずっと太陽が出たままなのに時間が分かるのか?シャルル。」

一成とシャルルはずっと馬車の中にいたため外が分からなかった。

女兵士「だめだ、異世界人はそう言って逃げたことがある。」

一成「シャルル、お前には地図読めたか?」

シャルル「ああ、俺の知らない言葉だったが読めた。あれはアラビア語か?」

一成「分からない。ただ言葉も通じてるから俺は混乱してるよ。」

一成とシャルルは女兵士に護送され、エルマンの谷に派兵された。

アレクシス「ご苦労、ダニエラ。」

一成とシャルルは食料とともにアレクシスに引き渡された。

アレクシス「私はアレクシス、君たちは異世界人だね。名前は言わなくていい。どの剣が使える?」

アレクシスは急かすように俺たちに剣を選ばせた。

刀、両刃、斧、レイピア、槍、槍斧などその他にもいろいろあった。

シャルル「じゃあ俺はレイピアを使う。フェンシングをしたことがあるからな。」

一成「俺はどれも使えません。」もちろん日本刀みたいなのもあったが一成は剣道はしたことがなかった。

アレクシス「剣を使わずに生きてきたのか?弓矢は使えるか?」

一成「すいません、俺は異世界では銃を撃ってましたから・・・」

アレクシス「そうか・・・異世界人で君が初めてだよ。剣と弓の両方が使えないのがな。」

アレクシスはそう言って一成にボウガンと矢の束、ナイフを渡した。

アレクシス「初心者向けの武器だ。頑張れよ、新兵!!」

一成は吹き抜けの屋根の下にある紙束が見えた。

一成「あの紙束見てもいいですか?」

アレクシス「ああ、もう少しで負傷兵を乗せた馬車が戻ってくる。君たちにはそれに乗ってもらって戦場にいってもらう。だからそれまでならいいぞ。」

一成「おい!シャルル。こっちに来てくれ。」

そこには異世界人のことがはがきくらいの大きさの紙に一枚一枚書いてあった。

南軍海軍のビル、大西洋上で北軍海軍の砲撃で海に落下。

魔王抵抗軍のエメリッヒ、ライメル村の小川に落下。

清軍海軍のリン、英国海軍に船を沈められ漂流。

アレクシス「そこには異世界人の元の世界から来る直前の情報が載ってる。」

シャルル「カズナリ、俺たちだけじゃないんだな。」一成「そうみたいだな。リンは多分アヘン戦争の時の兵士だ。」

シャルル「え!!!お前こいつと知り合いか?」一成「清と英国の戦争は学校の歴史科で習った。」

アレクシス「もちろん銃や大砲という異世界の武器も知ってるが、この世界では使われていない。」

アレクシスから説明を聞いていると負傷兵を乗せた馬車が戦場から返って来た。

男兵士「おーい、手伝ってくれ!」すると女兵士たちが運んだり、その場で治療していた。

一成とシャルルその他に負傷から復帰した兵士たち合わせ6人くらい馬車に乗り込んだ。

馬車の中は血だらけで一成やシャルルは元の世界の戦争を思い出していた。

シャルル「なあ?なんで俺も弓矢を所持しなくちゃならないんだ?」すると男兵士が言った。

復帰兵「異世界人か?ここでは弓矢とナイフは装備が義務づけられている。」

シャルル「カズナリはボウガンだけだぞ?」シャルルは一成の武器を指しながら言った。

復帰兵「アレクシスの判断だ。俺はアレクシスに異論はない。」

一成「アレクシスは上官か?」

復帰兵「上官?いやリーダーだ。身分は人間軍みんな平等だ。」

シャルル「だから女王も武装してたのか。護衛付きだけどな。」

すると平原の戦場についたらしい。男たちの叫び声が無数に聞こえる。

シャルル「なんだあれ!!!ケンタウロスかよ!!!」

上半身がエルフで下半身が馬のような体をしたエルフ軍と人間軍は剣を持って戦っていた。

馬車は兵士を降ろしたそして負傷兵が担ぎ込まれ、馬車は引き返していった。

一成「ケンタウロスってなんだよ?」

シャルル「よくヨーロッパの神話に出てくる架空の生物だ。」

復帰兵「あれはエルフ騎兵隊だ。エルフは魔法を使える。気を付けろ。」

復帰兵はそう言って疾風のごとく、エルフ騎兵隊と人間軍の乱戦に突っ込んでいった。

シャルル「カズナリ!俺の勇姿観ててくれよ!」シャルルはそう言って乱戦に入って行った。

一成「おい!シャルル待てよ。俺銃しか使えないのに・・・」俺は一人立っていた。

負傷兵「おい、そこの弓兵手を貸してくれ!!」一成は負傷兵に手を貸した。

一成「大丈夫か?」負傷兵は右足に深く斬られた切り傷があった。

一成は大日本帝国海軍で教わった応急処置をした。持っていた布で切り傷の上をきつく締めて巻いた。

負傷兵「ありがとう、だが君の後ろからエルフ騎兵隊の増援がきた。終わりだ・・・」

一成は振り向くと上半身エルフで下半身が馬の生物が横隊で突撃してきた。

一成はシャルルを見てみると、何人ものエルフ兵を斬り捨てていた。

一成「さすが、フランス帝国大陸軍人だな。俺も戦う理由がまだ理解できてないがやるしかないようだな。」

一成はボウガンをエルフ騎兵隊の増援に撃ったが、当たらなかった。ボウガンは装填に時間がかかるため、ナイフを取り出し白兵戦を覚悟した。

すると東の森から無数の矢が放物線を描き、増援のエルフ騎兵隊に降り注いだ。

負傷兵「第二陣だ!!!助かったぞ。」どうやら人間軍の弓隊が隠れていたようだ。

北からきたエルフの増援は西に敗走し、乱戦しているエルフ騎兵も西に逃げ帰った。

シャルル「どうだ!カズナリ!俺の騎士道観てたか。」シャルルは誇らしげに言ってきた。

きっとシャルルは相手が撤退したことに満足していたのであろう。

第一陣はわずか50名の生存であった。第二陣も平原に合流し、250名の中隊くらいになった。

負傷兵「エルマンの谷はどうやら占領に成功だな。」

一成「話すな、負傷兵!もう安全だからな。」

すると西から100人くらいの人が飛んできた。

兵士たち「逃げろ!エルフの飛行隊だ。東の森に隠れるんだ!!」

一成「シャルル!手伝え!!」

一成とシャルルは負傷兵を引きずりながら東の森に隠れに向かった。

兵士たち「間に合わない!!弓矢で応戦しろ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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