異世界   作:永遠の二番煎じ

7 / 20
真実の館と軍

一成はボロボロの館を出た。するとシャルルが話しかけてきた。

シャルル「カズナリ!!!久しぶりだな。」

一成「ああ、シャルル・・・」一成は肩を落としていた。

シャルル「この館に入ったのか?」一成「まあな、偽りのものだと信じたいよ。」

シャルル「気持ちは分からなくもない。俺もグローリエに見せられた。」

一成「グローリエ?そういう名前の館主か。」

シャルル「僕も見たよ。フランス帝国の未来をね、そしたらドイツ人に占領されてたよ。」

一成「それは知ってるよ。ちょうど俺が生きてる時代に起きた出来事だからね。」

シャルル「じゃあカズナリは本当にアメリカ・イギリスと戦争をしてるのか?」

一成「あと中国や他にもいろいろな国相手に戦ってたよ。」

シャルル「カズナリの祖国ニホンは勝ったのか?」

一成「いや、国の戦争の結果でなく、家族の行く末が見えたよ。」

シャルル「そうか・・・俺は逆にフランスの歴史しか見れなかったがな・・・」

一成「まあ気にすることはない、鏡に映ったことが真実とは限らない。」

シャルル「そうだな、でもカズナリがフランスはドイツに占領されたのを知ってるから真実を映してるかもな。」

一成「ところでお前はこの世界でなにしてるんだ?」

シャルル「お前がエルフ国王から魔法で飛ばされた後はオーク軍撃退に向けて弓や船の原材料の木を切ってる。」

一成「西の森を伐採か?」

シャルル「まあな、オーク軍は半年後に完全武装で上陸してくるらしいからな。」

一成「例の監視者の予言か?」

シャルル「ああ、ダイロンは世界を把握できるからな。」

一成「エルフ人はやっぱりすごいな!」

シャルル「だからきっと人間の力とエルフの魔法を組み合わせればオークには勝てるさ。」

一成「オークって種族はよく聞くがどんな姿なんだ?」

シャルル「噂で聞いたことあるが500年生きてるエルフによると数百年前オーク帝国に派兵された時に見た姿は顔はイノシシみたいで体は人間に近いがオークのように頑丈らしい。」

一成「そいつはおっかねーな。」バカにしながら一成は言った。

シャルル「そんなこと言ったらオークに食われちまうぜ。」シャルルは一成を怖がらせながら言った。

一成「アメリカ兵じゃないんだから。」

シャルル「え!お前の時代のアメリカ人は人間食べるのか?」真剣な顔で聞くシャルル。

一成「知らねーよ、フランス野郎。」

シャルルと一成は別れて一成は西の森の拠点にシャルルは港へ用事に行った。

サリオンとマゴルヒアは食堂で晩餐を楽しんでいた。一成もそこに混ざった。

一成「で、あの後どっちが接近戦で勝ったんだ?」

マゴルヒア「引き分けだ。」

一成「え?引き分けなんて騎士道にあるのか。」

サリオン「まあな、ところでエルマンってよく聞くけどお前意味知ってるか?」

一成「え、知らないよ。なんでそんな地名が多いんだ?」一成は野菜を食べながら聞いた。

サリオン「何百年も前もエルフと人間が争っていた時、一人の異世界人が両軍に協定を持ちかけたんだ。」

一成「え!異世界の扉が数百年前も開いてたのか?」

マゴルヒア「異世界の扉が開いてない時でも、たまに異世界人がこの世界に漂流してくるんだ。」

マゴルヒアが補足した後、サリオンは話し続けた。

サリオン「そいつは異世界のイングランドという国から来た兵士だった。そいつは人間をヒューマンと母国語では発音していたらしい。そしてエルフにヒューマンを足して『エルマン』になったんだ。」

一成「なるほど、だからエルマンとつく地名が多いのか。」

サリオン「イーストエルマンやウエストエルマンにエルマンの谷は激戦だったらしい。だからそういう反戦の意味も含めて地名をつけたんだろうが、人間は命が短くいずれ戦争の悲惨さを忘れ、戦争になったんだ。」

マゴルヒア「人間が支配する世界は戦争で創られた歴史だろ?」

一成「俺はまだ16年しか生きてないから分からないけど、ここにいても元の世界に帰っても戦争には巻き込まれる・・・」

サリオン「せめて、カズナリが来たこの世界の時代には戦争が起こってほしくなかったが、カズナリがこの世界に来たのはある意味運命かもしれないな。」

マゴルヒア「基本的に異世界の扉が開いてなくてもこの世界で戦争が起きる時必ず異世界人がやってくる。しかもその異世界人も異世界の兵士だからな。この謎は俺が死んだあと解明されるかもな。」

マゴルヒアは笑いながら言った。

一成「ところで海軍を創設するのか?」一成はまじめに聞いた。

サリオン「カズナリ、海軍に入りたいのか?」

一成「異世界では海軍に所属していたんだ。そりゃあ入りたいに決まってるだろ。」

サリオン「海軍は基本的にエルフ軍しか持ってない。それにエルフ以外は海軍に入れないんだ。」

一成「また魔法の力か?」一成はあきれながら言った。

マゴルヒア「まあ、そういうことだ。俺とサリオンは剣での魔法しか使えん、それに人間は論外だな。」

一成「じゃあ船を沈める魔法を使えるエルフは海軍なのか?」

サリオン「それはイングロール国王が今志願兵を募っている。海軍はまだ創設すらされてない。」

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。