ソードアート・オンライン~黒の魔法剣士~   作:ドラグニル

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岩の悪魔

 

「さてと…そろそろ旅に出るか!!」

 

キリト達はクリアを目指して旅に出るのであった…

 

◆◆◆◆

 

 

「そういえば皆ってどんなジョブにしたんだ?」

 

「私は魔法使いだよキリト君」

 

「あたしはまぁ格闘家ね」

 

「(何で格闘家があるのに剣士が無いんだよ…おかしいだろこのゲーム)」

 

キリトはアスナとリズベットのジョブを聞き、リズベットのジョブに驚きを隠せなかった。

 

「わ、私は使い魔使いです」

 

「私はお兄ちゃんと同じで魔法剣士だよ~」

 

「まぁリーファはそれが合ってるよな…(あれ?使い魔って魔女とかが使う魔物の事だよな…)」

 

シリカとリーファのジョブを聞きキリトはシリカの優しい笑顔が逆に恐ろしく見えてしまったことは別の話である。

 

「最後は私ね…私は魔法ガンナーよ」

 

「は?」

 

「だから魔法ガンナーよ」

 

「いやいやおかしいだろ‼このゲーム魔法がメインなのにガンナーって‼」

 

「何言ってるのキリト、“魔法” って言ってるじゃない」

 

「何か…無理矢理過ぎる気がする…」

 

キリトはこのゲームは本当に無茶苦茶だということが今はっきりした…。これは本当に魔法メインのゲームなのか?キリトは一人そう思うのであった…

 

◆◆◆◆

 

 

「プゴーー!!」

 

キリトたちは街を出て直ぐの森で敵と遭遇していた…

 

「オオオオ‼」

 

キリトの剣による攻撃で豚のモンスターはダメージを負って弱りそこをアスナが炎の球体で追撃する。

 

「Le Graver dans ma flamme《我が炎で燃やせ》!!」

 

「ナイスだぜアスナ!!」

 

「うん!!キリトくん?キリトちゃん?」

 

「キリトくんだよ!!」

 

…とアスナはわざとらしくキリトをちゃん付けで呼んでみたりする。それをキリトは何があろうとくん付けで呼ばせようと必死になる。

 

「はいはい、夫婦漫才はそこまでにして先に進むよキリト、アスナ」

 

「夫婦!!……夫婦かぁ」

 

「夫婦だってキリト君…」

 

せっかくリズベットは二人の世界にいるキリトとアスナを元に戻そうとしていたのにこれではかえって二人には逆効果である。そうなるとリズベットはため息をついて呆れて言葉もでない。

 

「仕方ない…シノンお願い…」

 

「しょうがないわね…ちょっとそこの二人…周りから見たら百合にしか見えないわよ今のあなた達」

 

「んな!?」

 

「違うもん!!私はキリト君が好きなだけだよ!!」

 

「そうは言っても今のあいつは女よ?」

 

その言葉を聞いて現実に引き戻されたのか、キリトは半泣き状態になり、アスナは何故か頬を染める…

 

「そうだ、今の俺は無いんだ…大切な何かが無いんだった…」

 

「百合…百合か~、でも…キリト君がそういうのは好きなのかな…でもでも……」

 

「ありがとうシノン、やっと元に戻ったわね二人とも…さぁ行くわよ!!」

 

『おおー』

 

覇気のない返事と共にキリト達は洞窟の中に入っていく。

 

「……やっぱり順応性が高いというか…流石はあのデスゲームや、死銃との戦いを繰り広げたことはあるねあのメンツは…けど分かってるのかな?このゲームではゲームオーバーこそしていいけれどクリアをしなければ帰れないってこと…」

 

そう言いながら謎のフードを被った人物は森の奥に消えていく…

キリト達は知らないこのゲームはクリアするまで現実には戻れないあのデスゲーム似て非なるものであることを…

 

◆◆◆◆

 

「だいぶ奥まで来たな…皆大丈夫か?」

 

「えぇ大丈夫」

 

「まぁ何とか…」

 

「ピナのお陰で私も大丈夫です!!」

 

「キュルルー♪」

 

「それにしてもなっがいわねーこの洞窟…」

 

「確かにそうね…」

 

キリトは一度アスナ達の安否を尋ね、アスナ達はこの世界の戦い方に未だ少し不馴れながらもついてきていたのであった。

 

「皆ー‼ボス部屋っぽいところ見つけたぞ!!」

 

キリト達はボス部屋の手前まで遂にたどりついていたのであった…。その時シリカは少しだけアイテムを揃えようとメニュー画面を開いたときにあることに気付く…そうそれは忌まわしきあのデスゲームの時と同じログアウト画面が無いことに…

 

「え?…そんな、そんなことって…」

 

「?どうしたんだシリカ」

 

「い、いえ多分私の見間違いですはい!!だから何ともありません!!」

 

シリカは自分の見間違いだと自分に言い聞かせてこの場を乗りきることにする。そしてシリカはボスを倒した後にまた確認することを決意する。

 

「皆!!行くぞ!!」

 

『了解!!』

 

ボス部屋に入るとそこはあたり一面が大理石の床で広がっていた。そしてそこに一体の岩のモンスターが立っていた。

 

「あれがボスか…名前は…ロックデーモン?」

 

「来るわよ!!」

 

シノンがそういうとロックデーモンは巨体という見た目に反して人間と同等のスピードでキリト達に近付く。

 

「アスナ!!シノン後方支援頼む‼」

 

「任せて!!Un soufflé un vent par lui-même!!《疾風よそのものを切れ!!》」

 

「Tirez avec balle feu《火の弾で撃て》」

 

アスナの風のかまいたちにシノンの火の弾丸が纏い高速の火のかまいたちがロックデーモンを襲う。だが、ロックデーモンの4本あるHPゲージの内の1本の十分の一も減らなかった…

 

「オオオオ!!」

 

「やあああ!!」

 

「おりゃああ!!」

 

キリトとリーファとリズベットの三人は近接攻撃によりロックデーモンのHPを削る。ロックデーモンはキリト達を凪ぎ払おうとするがそこをシリカの虎のような使い魔が防御する。

 

「サンキューシリカ!!」

 

「お兄ちゃん!!スイッチ!!」

 

「任せろ!!あああああ!!」

 

リーファの攻撃と共にキリトの高速の剣舞によりロックデーモンのHPが減る。

そして残りのHPが少しになり、誰もが勝利を確信した…だが、ロックデーモンの最後の悪あがきにキリトに攻撃を仕掛ける。

 

「しまっ…」

 

「そうはさせないよ~」

 

後ろから先程のフードの人物がロックデーモンに止めをダガーで切り刻む。あまりの高速の連撃にキリトは唖然とす…そして、questclearと表示され辺りが明るくなる。

 

「……誰だか分からないがありがとう、助かったよ」

 

「いやいや、気にしない気にしない…、ってそれよりやっぱり君達気付いてないね…」

 

「何が?」

 

「このMLOの世界に君達は囚われているんだよ」

 

『え?』

 




いや~オリジナルキャラをやっと出せた…そういえば今回シリカのピナに続き、新しい仲間ができました。
名前はラト…まぁ安直すぎるけど気にしない気にしない…
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