~エイジ722年~
「バーダックの息子の戦闘力は幾つだ?」
「下級戦士の息子にしては高い120だが、エリート戦士の息子には到底届かんな」
(んっ?バーダック?戦闘力?何処のサイヤ人だよ!
「それにしても全然泣かねえガキだな!」
ドンッ!
突然の揺れに感情が抑えきれずに泣いてしまう。
(俺ってこんなに泣き虫だったっけ?)
「おぎゃあ!おぎゃあ!おぎゃあぁ!」
「バカッ!!育成カプセルを叩くんじゃねぇ!ツフル人から奪ってきたのにも、限りがあるんだ。」
「わ、悪かったよ」
まっ待てよ!俺ってもしかしてサイヤ人になっちゃったのか!しかもサイヤ人とか死亡フラグビンビンじゃねぇかよ!
「おぎゃあ!おぎゃあ!おぎゃあ!」
ヤベッ泣き疲れてきた…
「おぎゃあ!おぎゃぁ、おぎゃぁ……」
もう無理…
こうして俺の転生?憑依?の人生は始まった。
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エイジ725年
「だりゃりゃりゃりゃ!だりゃあああ!!!」
無呼吸打法の全力でパンチやキックを繰り出すが、片手で防がれてしまう。
「ほう、またパワーをあげやがったな。餓鬼の割には良い動きをするが、あくまでも餓鬼レベルだなっっ!!」
連撃を防ぐ片手とは逆の拳が、高速で俺の顔面にめり込む。
「うぎゃぁぁあああ!!」
いってぇぇぇええええええええ!!!鼻がっ!!鼻があ!!
「リーク痛がりすぎだ。少し小突いただけだろ!!本当に俺の息子かよ…」
俺の父である“バーダック”は、呆れ顔で頭を抑える。
そうあの有名な、ドラゴンボールの主人公の父、その人だ。そして俺は、その“息子”であり名前はリークだ。
「父さんが強すぎるんだよ!俺の戦闘力は、父さんの戦闘力の十分の一の550程度なんだから、手加減してくれよ!」
「甘ったれるな!それにお前の戦闘力は、あてにならんだろうが!!一時的に戦闘力を上げて最大は1000相当だろ」
上げても五分の一じゃねぇかよ!などと思われるだろうが、この親父。俺の気の増幅の術をいつの間にか身に付け、戦闘力は10000迄上げるので、結局力の差は十分の一であり変わらない。
「取り敢えず今日は終わりだ。ギネも飯を作って待ってるだろう、早く行くぞ」
因みにギネとは父さんの嫁さんで、俺の母でもある。
「母さんのご飯は旨いからね。それと父さん明日も訓練に付き合ってくれないかな?」
「明日か…明日は仕事だ。それにたまにはギネの相手でもしてやれ。ギネもリークが構ってくれないと落ち込んでいたぞ」
「だって母さん…父さんの惚気話しかしないんだよ。父さんの惑星テネシーでの活躍とか8回は聞いたよ!」
ジト目になり愚痴を溢す。
「…」
父さんは居たたまれなくなったのか、無言で家に向かって飛んで行ってしまった。
「俺も帰るか。」
気を放出して父さんの後を追う。
これが俺こと“前世”の記憶を持つ、サイヤ人リーク三歳の日常です。
設定
・時代は、ベジータ王率いるサイヤ人とツフル人の全面戦争開始のエイジ720年から五年後で、現在も戦争中になります。
・サイヤ人とフリーザが手を組むのは、これから六年後のエイジ731年です。バーダックは地上げ屋の仕事ではなく、ツフル人との戦闘で戦闘力を上げています。
・バーダックの妻ギネに関しては、銀河パトロールジャコの単行本巻末のドラゴンボール マイナスから、引用させて頂きました。
・年齢設定と致しまして、バーダック25歳、ギネ24歳、リーク3歳としています。
・主人公の名前リークは、ネギを英単語にした所から取りました。