「お二人にご迷惑をお掛けしまして、本当にすいません!」
ベルが気絶から回復すると、突然謝り始めたのが今の現状だ。
いきなり謝りだしたベルに、セルリも俺も戸惑いの表情を浮かべていたが、セルリは何とか持ち直したようで話し始める。
「別に気にしてないわ!それより貴女、体調は大丈夫?いきなり気絶するなんて危ないわよ!」
セルリの話した内容が意外だったのか、ベルは驚きの表情を浮かべる。
「わっ私のような者の心配は必要有りません!体調も本当に大丈夫ですから」
ベルの余りの必死さに若干セルリが引いている。
「そっそう。それなら良いわ!それで今日私達が貴女の所に来た理由は、メンバーの顔合わせと、これからの予定を決めようと思って来たの!」
ベルは話を聞いて、何故かとホッとした様子でいるが、何か緊張する事でも有ったのだろうか?などと考えている間に自己紹介が始まっていたようだ。
「既に知っていると思うけど、私の名前はセルリ!エリート戦士で戦闘力は6100よ!一応貴方達二人の上司って事になるから宜しく!」
セルリが自己紹介を終えたので、次は俺だろう。
「次は俺だな。俺の名前はリーク、下級戦士で戦闘力は一応4200だな!「えっ4200!あっ、すいません続けてください」これから宜しく頼む」
続いてベルも緊張しながら自己紹介していく。
「つっ次は私ですね!私の名前はベルです。下級戦士の非戦闘タイプで、戦闘力は…1000です。私とっても弱いですけど、どうか宜しくお願いします!」
ベルは本当に戦闘力から見ても、下級戦士の非戦闘タイプで間違いないようだ。本当にベジータ王は何を考えているんだろうか…
「皆の自己紹介も終わった事だし、次は今後の予定を決めるわね!私達が戦争に投入されるのは大体三ヶ月後位だから、その間二人はどうしたい?」
「俺としては三人で修行したいと思う。そうすればセルリにとっておきも教えられるし、ベルも死なない位には強くなれると思う」
俺の提案にセルリも賛成してくれる。
「私もベルさえ良ければ、それで良いと思うわ!」
後はベルの気持ち次第かな?
ベルは俺達の話を聞いて、少しの間思案顔でいたが、しばらくすると覚悟を決めた顔になって、懇願してきた。
「わっ私本当に弱いですけど、死にたく有りません!だっ、だから修行の邪魔になるかも知れないですけど……私を強くして下さい!」
聞いているだけでその必死さが感じられる位、その言葉には力強さや覚悟を感じた。
「これで決まりね!明日からガンガン修行するわよ!場所はどうせ誰も使ってないんだから、訓練所でやるわよ!」
そう言ってセルリが話を締め括ろうとするが、そうはいかない。
「何を言ってるんだ?修行は今日からに決まってるだろ。三ヶ月間死ぬ気で頑張ろうな?俺もこれで組み手してくれる人に事欠かなくなるし最高だぜ!」
セルリは顔を引き攣らせながら、質問してくる。
「リークはさっき迄、私と戦ってボロボロだったんだから今日は辞めましょうよ!それに私も今日は疲れたし……」
「大体はメディカルマシーンで治ったし、俺は大丈夫だ。セルリも既に数時間は休んだんだし、気も充分回復している。それじゃあ楽しい修行が、待ってる事だし行くぞ!」
俺はセルリとベルの手を掴み、そのままズルズルと訓練所に向かって引きずっていく。
セルリは絶望の表情で、ベルはまだ状況を把握しきれていないのか困惑した表情で、訓練所に連れて行かれるのだった……これから想像を絶する修行の数が待ってるとも知らずに
設定
・Dr.ライチー。後数年でデストロンガスやハッチヒャックを作り出す天才化学者。現在もベジータ王等のサイヤ人を絶滅させる為に、日夜研究を重ねている。
・デストロンガス。生命細胞を破壊する毒ガス。サイヤ人でさえ数日で死にいたる。現在開発中。
・ハッチヒャック。怨念増幅装置の別名であり、サイヤ人に恨みを持ち死んだ者の怨念を増幅し、ゴースト戦士として作り出すことが可能。現在調整中。