ドラゴンボール~生き残りのサイヤ人リーク~   作:濁り

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第十一話・修行2

 あれから俺達の楽しい修行ライフが幕を開けたが、最初の一ヶ月は、基礎的な肉体面でのトレーニングを集中的に行った。

 

 理由としては、気の増幅何かをいきなり習得しても、その急激な気の上昇に体が耐え切れ無くなって、怪我をしたら元も子もないからだ。

 セルリは最初文句を言ってきたが、一ヶ月後にちゃんと気の関知や増幅の仕方を教える約束をして、何とか折れて貰った。

 

 それと勿論初日に、重りは装備して貰った。重りの重さは、最初は合計40キロ程度だったが、現在では、セルリには俺の三分の二の重さの合計600キロ。ベルには五分の一の重さの合計180キロで、生活と組み手をしてもらっている。

 

 そして何故組み手かと言うと、何かの漫画かテレビで見た「腹筋をしても腹筋をするための筋肉しか付かない。」の理論にそって考え、戦いの中で付いた筋肉は戦う為の筋肉になる理論で、組み手を中心にメニューを組んだ。

 

 この理論は正しかったようで、俺含めて三人とも随分筋力や体力が上がったと思う。

 

 見た目はあんまり変わってないが……これはサイヤ人の体が可笑しいのか、それともこの世界ではこれが普通なのかは疑問だけどな。

 

 

 そんなこんなで一ヶ月が経ち、基礎は出来上がってきたので、約束の気関連の修行にも取り掛かるかな。

 

 セルリとベルの二人は今、先程迄のトレーニングで疲れたのか地面に仲良く突っ伏している。

 

 「もっもう…無理です……限界」

 

 「私も……すっ少し休ませ……なさいよ」

 

 初日は言葉を発する事も出来なかったので、それを考えれば充分な進歩だろう。

 

 「大丈夫、大丈夫。話せる元気があるじゃないか。それより今日は特訓開始から丁度一ヶ月。約束の気関連の修行も始めようか」

 

 俺が気関連の修行を始める事を伝えると、セルリとベルはとても嬉しそうにしている。特にベルにいたっては涙まで流しているので、そんなに嬉しいのだろうか?

 

 「よっ良かったです!グスッ……私これで重りとも組み手ともさよなら出来るんですね!」

 

 ベルは勘違いしているようだ。あくまでも気の修行“も”始めるだけで、肉体面でのトレーニングが終わる訳じゃない事を教える。

 

 「言っておくがあくまでも、気の修行も始めるだけで、今までの修行も続けるぞ?時間は確かに短くなるが、これまでよりも更に効率的に肉体面も鍛えるから安心してくれ!勿論、重りもこれまで以上に重くしてくからな」

 

 セルリとベルは俺の話しが進むにつれて、何故かこの世の終わりの様な表情を浮かべ始め、ベルにいたっては気絶してしまった。

 

 

 結局その日の内にベルが起きる事はなく、気の修行は明日に持ち越しとなった。

 

 そしてその日ベルは、某もうだめだぁ…おしまいだぁの人が乗り移ったのか寝言で「これからが本当の地獄だ…」等と自分の未来を予知する発言をしたとかしないとか……




設定

・戦闘力。戦闘力とは気の大きさだけを表したものではない。悟空が重りを外した時にも戦闘力は上がったのが根拠である。その者のパワーや気の大きさを全て合わせた数値が戦闘力となる。

・気の急激な増幅は身体に負担をかける。

・気とは全ての生物や植物が持っているもの。メタルクウラは生命エネルギーとも言っていたため、おそらく気を全て使い果たすと死亡する。

・修行を重ねても見た目が変わらない理由。肉体は変身(例・フリーザ・スーパーサイヤ人化等)や年齢による成長でもしない限りある一定で成長の限界を迎えるため。後の成長は全て、気での強化が上手くなっていっているのを筋力が増えたと勘違いしているだけ。
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