ドラゴンボール~生き残りのサイヤ人リーク~   作:濁り

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第十四話・隠れんぼ前半

 「いっ、居たわ!北の方向に気を感じるわ!」

 

 セルリはその感知した気の場所に向かって飛ぶ、そして大きな岩の裏に気を感じたようだ。

 

 「やっと見つけたわよ!リーク!」

 

 セルリは岩の裏に回り込みリークを探したが、そこに有ったのは、空中に佇む気の塊で有った。それを確認したセルリは顔を真っ赤にして地団駄を踏む。

 

 「またこんな簡単な手に引っ掛かるなんて……絶対に見つけ出してやるんだから~!!」

 

 

 どうしてこのような事になっているかと言うと、遡ること五分前の事だ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 「「隠れんぼですって!(ですか?)」」

 

 二人は息ピッタリに、同じ事を聞き返してくる。

 

 「そう隠れんぼだ。」

 

 自信満々に答えると、ベルがそろそろと手を上げて質問してくる。

 

 「えっと…今日は気をより正確に、感知するための練習をするって聞いてたんですけど……」

 

 確かに気の感知練習をすると言ったのに、隠れんぼをすると言われたら戸惑って当然だろうから、説明をする。

 

 「隠れんぼって言っても、タダの隠れんぼじゃないぞ。俺は既に幾つかの気の塊をこの周辺に設置している。そして俺自身も気を小さくして隠れる、それを見つけるのが今回の訓練だな!言っておくが探すのにはスカウターは禁止だぞ。」

 

 ベルは少し考え込んだ後に、この隠れんぼの意味を理解したのか、真剣な表情をつくる。

 

 「確かにそれなら気の感知練習になりますね!リークさんの気を感知するのにも、気を小さくされているので見つけにくいでしょうし、気の塊に騙される事も有るので、意外と大変ですね。」

 

 俺とベルの説明で、セルリも今回の隠れんぼの意味が分かったらしい。

 

 「それじゃあ二人とも分かったみたいだから、セルリ達は目を瞑って一分数えてくれ、一分が経ったら探しはじめて良いぞ」

 

 「分かったわ!」

 

 セルリが答え、ベルがコクリと頷いたのを確認して、俺も飛びある程度離れた所で一度完全に気を遮断して、走って適当な岩の影に隠れる。

 

 「それじゃあ楽しい隠れんぼの始まりだ!」

 

 

 それから五分が経ち、最初のセルリが地団駄を踏む場面に戻る。

 

ーーーーーーーーーーーーsideベル

 

 小さいけど確かにリークさんの気を感じたのでそこに舞空術?を使って向かう。

 

 私はセルリさんやリークさんより戦闘力は低いですけど、リークさん曰く「気のコントロールや感知に関しては、俺達三人の中でも一番上手い」と言っていたので、この隠れんぼではセルリさんに勝ちたいです。

 

 (他に勝てるところが無いんですけどね……)

 

 自虐的な事を思いつつも、舞空術でリークさんの気の近くに接近してみましたけど、ハズレだったようで気の塊が光っているだけでした。

 

 「次は東の方にある気の所に言ってみますか。たまに動いているように感じますし」

 

 私はまた飛び立ち、気の存在する方角に向かう。

 

 「それにしてもリークさん……気の塊が少なくてもまだ二十個程有るですけど、頑張りすぎじゃないですかね?」

 

 私は頑張って気の塊を設置するリークさんの姿を想像して小さく笑った。

 

ーーーーーーーーーーーーーーside out

 




設定

・気の塊をその場で固定化して留めることにより、スカウターや気を感知する者達の目を欺くことも可能。
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