俺が初めて殺しをしてから三日が経った頃、俺の配属先を知らせる通達が届いた。
実は配属先には、大体四種類のパターン存在する。
一つ目は、下級戦士が五人で一チームを組むパターンだ。このパターンは、原作の父さんのチームを思い出して貰えると分かりやすいだろう。弱い者同士が徒党を組む事で、戦力を安定させるのが狙いだ。
因みに今の父さんは、原作から逸脱した強さになってしまったので、単騎遊撃として危険度の高い戦場に派遣され、戦場を飛び回っているらしい。
俺の存在そのものが、原作に影響をあたえているのか。それともフリーザの部下になる頃にはトーマ達と一緒に行動するようになるのか…今のところ分からないのが現状だ。
今はそれを置いてくとして二つ目は、ベジータ王の近衛兵だが、これはエリート戦士しかなることが出来ないので、俺には関係ない。
たとえ俺や父さんがエリート戦士以上の戦闘力を誇ろうとも、下級戦士はエリート戦士になることは出来ないので、ベジータ王の近衛兵はあり得ない。
三つ目は、主力とも言えるエリート戦士と下級戦士の混合チームだ。二、三人でのチームが一般的で、ベジータ、ナッパ、ラディッツのチームが分かりやすいだろう。
このチームに入ると言うことは、危険度の高い戦場に送られる事も多いので、俺としてはここに入りたい。
そして四つ目は、強い敵の居ない辺境の星に飛ばされる事だ。これは下級戦士の中でも落ちこぼれに当たる奴らや、非戦闘タイプの奴らがお払い箱として送られるパターンだ。悟空やターブル何かはこのパターンだ。
配属の話はこれくらいにして、俺は自分の配属先の書かれた紙を開き見る。
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通達
下級戦士リークを、エリート戦士セルリ、
下級戦士ベルの部隊に編成することを命
ずる。
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「よっし!」
配属の中で一番入りたかった、混合チームに入れたので明日からの生活が楽しみだ。
絶対に父さんと同じ位に強くなってやる!
ーーーーーーーーーーーーーーsideセルリ
「なんで私が下級戦士二人のお守りなんてしないといけないのよ!」
少女は怒りに震えるが、近くに居る老人のサイヤ人が、少女の怒りを沈めようと言葉を紡ぐ。
「しかしセルリお嬢様…リークと言う少年は、あの“バーダック”の息子と言う話しですし、噂によれば戦闘力8700を記録したと…」
少女は普段からツリ目だが、その目を更に釣り上げ老人を怒鳴りつける。
「そんなの嘘に決まってるじゃない!現に今年の戦闘力検査では、私が一番の戦闘力6100だったのに、私より高い訳が無いのよ!」
少女はやり場の無い怒りを発散するかのように、地団駄を踏み建物を揺らす。
「セルリお嬢様お止めください!このままでは建物が壊れてしまいます!」
「五月蝿い!もう良いわよ!明日そのリークとか言う下級戦士をボッコボコにして、辞めさせてやるわ!」
少女はスタスタと何処かに行ってしまう。老人はリークと言う少年の、無事を祈る事しか出来なかった。
ーーーーーーーーーーーーーsideベル
「なんで非戦闘タイプの私の配属先が、混合チームなのよ…」
少女は絶望に満ちた表情で落ち込む。
「しかもよりにもよって何で“あの”二人がチームメンバーなのよ!」
あの二人とは、噂では今年一番の戦闘力を出した少女と、この星で知らない者は居ないと言われる最強の下級戦士の息子である。そしてその中に居る非戦闘タイプの私……きっと神様は私の事が嫌いなのだ。
「もう駄目だ!お仕舞いよぉ」
少女は某M字禿げの台詞を呟くが、救いは無いのだった。
設定
・エリート戦士セルリの名前は、野菜のセルリラブから取りました。
・セルリの戦闘力6100<理由エリートの中のエリートの戦闘力はこのくらいだと思い6100に。>
・下級戦士ベルの名前は、野菜のブロッコリーを英語にしたベルペッパーから取りました。
・ベルの戦闘力1000<理由非戦闘タイプの戦闘力は多分ラディッツより弱いと思い1000に。>
・配属の種類に関しては、ベジータ王の側近達とバーダックの部隊、ベジータ達の部隊、悟空やターブルの惑星送りをヒントに考えました。
・近衛兵。エリート戦士の中でも、王に高い忠誠心を持つ者だけが入れる戦士の最高職。
・混合チーム。ツフル人との戦争での主力。危険も多いが給料は高い。
・下級チーム。捨て駒としても使われる、扱いのあまり良くないチーム。給料も安い。
・惑星コース。捨て駒にもなれない者達が送られる。飛ばされた惑星を破壊できれば、下級チームに再配属もある。