正輝&ミッテルトⅡ   作:斬刄

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因縁の二人
本物とクローンの再会


はぐれ悪魔がこの夜に襲撃し、リアス達と真弓達が対処してから悪魔達は敵わないと思い、逃げていった。

全滅することはなかったが、サーゼクスによると転移してここにきたのか分かるが、何が原因なのか不明だと知らせが来た。それを聞いたリアス達は困惑している。

 

この問題は悪魔側では解読できないようにされているとデウスの方から真弓に連絡がされていた。デウス以外の神がデウスに関与する人物達を不幸に陥れようと何か企んでいるというのを念話で話していた。

『幸い、君達のいる世界にイレギュラーが大量発生しているだけだ』

「そう、リアス達にも伝えておくわね」

『彼らにも知る権利がある、では切るぞ』

 

デウスはそう言って念話を切った。

その次の夜に真弓はイライラしながらまだ仕事をしていた。彼女もまた原作に関わってもないのに仕事以外の厄介ごとが増えたからだ。

 

「前は迷惑オリ主騒ぎ、昨夜は地獄から脱獄してきた悪魔の退治に…そして今度は神様の反乱⁉︎しかもデウスに敵対とかマジ意味分かんない‼︎一体どこのバカな神がこっちの神様に喧嘩ふっかけたのよ!なんの恨みがあんのよ!ふざけんな!」

「その神が昨夜の厄災を?」

「ええそうよ…死んだはずの悪魔を呼び出して!どうやら地獄世界では大きい空洞を開けて、その空洞から地獄で収容された滞在人が脱獄したらしくて。地獄側から使者を送って連れ戻そうといってもその使者全員の火力が転生者を滅する実力者であり、悪魔以上に強いというのもあって加減を間違えると町一つ滅ぼしかねないから、私達で解決しなさいって…デウスから直々に電話が来たのよ…また、面倒なことになるわよ。オリゼロ」

「そうか…」

 

彼女自身、まさかルガールが転移されてやってくるとは思ってもなかった。電話に出た時に驚いており、天の助が送られてきたと言われ、すぐに正輝の家の元に送られることとなった。この世界ではルガール運送という運送業をしており、迷惑なことは何一つしていない。

悪魔達以外にも地獄からやってきた輩は幾らかいる。さらに脅威を及ぼす敵が増えているだけでなく、転移された被害者はまだいた。

 

トリコ、小松

 

その2人がトリコの世界からこの世界に転移されていることに驚いた。ここに転移したこと分かったが何処にいるのか探さなければ、彼ら2人が本当に無事かどうかわからない。

 

「…見つけ次第確保!そして報告!いいわね!」

「了解しました」

 

龍とグルガンの2人と真弓が作り出した格闘家達は外に出て、2人を探しに向かった。真弓は青ざめている。もし転生者或いは悪魔に襲われて大変な目にあったら。

「あの2人ってイグニスの関係者達でしょ…」

 

真弓は悪魔達を燃やした跡を調べていた。その焔は色が全く違い、明らかに不自然であったこと。焔を採取し、どうやって悪魔を蹴散らしたかをドラえもんの特典で長々と調べていた。至る所に散らばってあった火の粉、焔の色、滑り際の焦げ加減、調べてゆくうちにある人物が浮かび上がる。

 

「うそ、でしょ…」

 

その焔を扱っていた人物は…キングオブファイターズの主人公の一人、しかもクリザリッドと因縁があるK'のものだった。焔の色は違っていたが、ブラックアウトというもので移動しただけで焔が自動的に付加されている。

 

「クリザリッドをここに呼び出して、このことを報告しないといけないわね」

真弓はクリザリッドに連絡した。ここに呼び出し、このことを知らせ、対策を練ろうと考えていた。

*****

 

夜がなんか騒がしかったけど、なんかあったのかな?でもみんな何事もないかのようにすました顔で登校してるし。アルバイトの途中に真弓さんからメールが来た。

 

ーーーーーーー

 

正輝へ

 

絶対に夜の外出は厳禁よ、ミッテルトを含めてね。

 

真弓より

 

ーーーーーーー

 

 

どうやら俺、ミッテルトにクリザさんは夜での外出はダメと送られてきた。やっぱりあの夜に何があったんだろう…とにかく真弓さんの指示に従うしかないか。

「ただいま、メールは来たか?」

「はい、こちらに来ましたよ」

 

クリザリットさんが家に帰ってきたけど真弓さんから呼び出しが来たらしく、夕食の方は簡単なものにして欲しいとのことで。

「ミッテルトと俺、天の助は夜に外に出ちゃダメだから、いいね?」

「はーい!」

「ほーい!」

天の助はいつもの通り、ふざけてるけどもういいや、ツッコムの疲れる。

「えっとさ、正輝」

「ん?何?」

ミッテルトの方は赤面になって、俺に駄々をこねている。料理を教えたりとか、クリスマスの用事とか。

まぁ、家事スキルの方は俺だけじゃな。

冬の方は多分一緒に楽しむことって少なくなるし、修学旅行もあるからミッテルトはほぼ自宅待機なんだよな。真弓さんに頼んでどこでもドア貸してもらうのも手だけど、迷惑かけてしまうし。

まぁミッテルトには料理とか、お菓子作り(ケーキ)とか、自分でやるんだな。

「うん、いいよ」

 

それを聞いてミッテルトは喜んでる。ミッテルトがやりたいことがあるなら俺も協力するし、クリザさんも喜ぶだろう。それにつられて天の助がこっちに寄りかかってくる。

あのさ、俺料理中なんだけど、集中させてくれ。

「ねーねー、これ買って買って」

「衣服類?あのさぁ働いたんだから自分で買え」

「ううっ…どうしてこんなに冷たいの?」

 

ハァ…まーたふざけてるよ。

その格好でも十分いいと思うんだけどなぁ、商売できるんなら。ぬのハンカチで顔当てて泣いたりして、まぁいつものことなんだけど…

「ハイハイ分かったから、余裕があれば買ってやる。ただし付き合ってもらうよ?」

「ワーイ!ヤッター!ヤッタヨー!マンモスラッピー!マンモスラッピー?マンモスラッピー!」

「家で騒ぐな、ご近所迷惑だ。高熱シャワー浴びせて、ところてん溶かすぞ」

ミッテルトが笑って、天の助がボケをして俺がツッコミをして…こんなやり取りを幾度かしていた。

 

*****

 

クリザリッドはコートを着て、外に出かける。夏が過ぎ、寒い時期が迫っているために夜の外は寒くなっていた。

 

 

「ん?部活帰りか?」

「あ、はい!クリザさんは何処に?」

「あぁ…真弓さんのところにね」

 

剣道部の2人である、村山と片瀬に出会った。2人はマフラーをつけており、一緒に帰宅している途中だった。村山がクリザリッドに話をかけようとするが、

 

「あのさ、クリザさん。クリスマス用事ってある?村山が」

「ち、ちょっと片瀬!私が言いたかったのに…」

躊躇っている村山の代わりに片瀬が村山の話したいことを言った。

 

「クリスマスか?分かった。その日は村山さんのために空けておくよ。楽しみにしている」

「良かったね!村山」

「うううっ…」

クリザリッドは2人と長々と楽しく話してはいるが、背後から誰かに付けられいることに気づいている。

「それと…君達2人は、早く帰って欲しい。高校生の女子2人が危ない夜中に長くいるのは危険だ」

「で、でも私まだ話したいことが」

「時間が空いていれば、ゆっくり聞くことにする。空いている時間はこちらから後でメールで伝えるよ。私の方は問題ない」

 

そう言われ、村山と片瀬は帰っていった。クリザリットは人気のない場所に移動する。結界を張ろうとする様子はなく、一般人がつけていた。

 

「隠れているのはもう分かっている…出てこい。ずっとこのままならこっちから行くぞ?」

クリザリッドを尾行しながら隠れていた人物が現れ、右手で殴ろうとする。それをクリザリッドが振り帰って、迎え撃とうとしたが、

「K'…⁉︎」

「お前は…ツッ⁉︎」

 

お互いの顔を見た瞬間、目を見開いて、殴ろうとした拳が止まった。K'の拳はクリザリッドの顔の目の前かで、クリザリッドの拳はK'の顎近くで止まっている。2人は後ろに飛び、一旦その場を引いた。転移され、迷子になっていたK'とこの世界に転生されたクリザリッド。

しかし、

「テメェ!」

「なぜ貴様がっ…!」

 

K'とクリザリッドは警戒していた。

K'から見ると、元々クリザリッドは気に入らない人物であり、かつてクリザリッドはクローンゼロに見捨てられて倒されてしまった。が、その彼が目の前にいる。問題は、この男が本当にクリザリッドかどうか分からない。

しかし、もし彼が本物なら

 

(今ここで決着(ケリ)をつけてやる‼︎)

まだクローンだと馬鹿にしているのなら、あの計画にまだ因縁があるというのなら、いまここで終わりにしてやるとK'は両手にグローブをはめ、いつでも戦う用意をしている。クリザリッドの方は

(俺のことを敵だと思っている。奴のことだから話でわかる相手ではない…私がやったあの計画のことについてだろうが。ここで私を潰す気でいるのだろう。こうなれば戦って分からせるしかないな…いいだろう。お前を倒して、真弓さんのところに送る)

「お前がその気ならかかってこい。もう前の俺とは違うぞ」

 

K'はまだ生きているクリザリットを倒そう構え、クリザリッドは話しても分からないなら力づくでK'を再起不能にして真弓の元に連れて行く。こうしてK'がクリザリッドと戦う羽目になっているのは…クリザリッド計画を打破して以来だった。

クリザリッドはK'のクローンであり、互いの言動を聞きながらこう思った。

 

(舐めんじゃねぇぞ、テメェ…)

(二度目だからといって舐めるなよ)

 

クリザリッドは真弓からK'のことを知る前に、もう道中に出会ってしまった。

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