Q.転生って? A.ああ、そこってARC-V!?   作:ムラクモYP

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おひさしぶりです。
失踪したとおもった?ざーんねんおれムラクモ。 
違うんです!!大学が始まって思うように時間がとれなかったんです!!
俺は悪くない悪いのは皆ドン・サウザンドってやつなんだ!!
と言うわけで続きです。多分次回にはデュエル描写が入るはずです。
……入るよね?


Q.幼なじみって? A.それって仲間じゃないかな?

「おはーよ、遊香ちゃん」

 

「おはよー、柚子お姉ちゃん」

 

「おっす、遊一」

 

「うむ。おはよう遊一」

 

「ああ、おはようふたりとも」

 

 家を出るとすでに出ていた妹と挨拶していた幼なじみ(最も俺自身にとっては幼なじみという感覚ではないが)たちがいた。

 

 遊香としゃべっているストロングそうな少女は柊柚子。遊勝塾の塾長の娘でもあり。榊遊矢の幼なじみだ。そのかわいらしい外見とは裏腹になかなかのストロングさを持ちあわせている少女だ。ちなみになぜか彼女がつっこむ際にはどこからともなくハリセンが現れる。どういう……事なんだろうな。

 

 そんな彼女のデッキは幻奏デッキ。幻奏デッキは音楽をモチーフにしたデッキテーマで特殊召喚する事で耐性持ちになったりするデッキだ。特にエレジーアリアの布陣になると突破するためにはトリシューラか満足空母やトライヴェールなどの対象を取らないバウンスや除外、さらにはビヨンドなどの対象取らない効果無効等ではないと突破できない一度固まると相手にするのが大変なデッキだ。実際アリアエレジーの布陣で20ターンほど硬直したことがある。……本当にあれはきついデュエルだったなぁ……。

 

 続いて俺に挨拶してきた二人の少年。ひとりは赤と緑のボサボサ髪の年相応に幼い顔つきの少年と制服の学ランをしっかりと襟元まで閉じるほどの硬派でとても中学生とは思えられない体つきの少年(?)。

 

 ボサボサ頭のトマトヘアーの少年の名前は榊遊矢。遊勝塾の名前の元ともなっている。エンタメデュエリスト榊遊勝の息子だ。

 

 しかし榊遊勝が謎の失踪をしてからは何かとからかわれることが多いのだがそんなことに挫けずに自身も父親の後を追ってエンタメデュエリストを目指しているところはかなり好感度たかいぞ。

 

 彼のデッキはEM(エンタメイト)。ペンデュラムと呼ばれる新しい召喚法を駆使するデッキだ。まあ、名前とは裏腹にかなりの脳筋を叩き出すんだけどな。ペンデュラム展開後のパートナーガやシルクロで打点が2100もあがるんだよな。しかも団結の力とか使うとさらに4000アップとかもいけるからな(棒)。あの脳筋軍団は主人公が使うデッキじゃないだろ……。後に彼はペンデュラム召喚という新しい召喚法を見せるのだがそれはもう少し先のことかな…。

 

 最後に学ランにリーゼント、極めつけに下駄という変わった格好の大男。彼の名前は権現坂昇。彼は彼自身の父が師範を勤める不動のデュエルを極める権現坂道場の跡取りだ。権現坂自身は遊勝塾所属ではないが遊矢、柚子の幼なじみとしてこの三人でいつもつるんでいるのうだ。

 

 ちなみに彼のデッキは超重武者モンスターたちのみで構成されているいわゆるフルモンスターデッキだ。それにしては超重武者モンスターはフルモンスターとして発動する効果が強いものばかりなので油断はできないんだよなぁ。うっかりしてるとスサノーOにイワトオシ装備でダメステバスターガントレットなんてされたら7600の貫通持ちで攻撃してくるんだもの……軽くトラウマものだよ(白目)。

 

「ん? どうしたんだ遊一、いきなり目から光がなくなってるぞ!?」

 

 っと、いけない。前世の主人公勢デッキのトラウマがよぎったせいでレイプ目になっていたみたいだ。

 

 しかしまあ、俺もこいつらのデッキを組んで使っていたわけだがARC-Vの登場キャラたちはどうしてこんなにも面白いんだろうな。あ、クイズ野郎は奈落の落とし穴に入っていてください。

 

「いや、ふと昔のことを思い出してな。ちょっとトラウマがよぎっただけだから気にしなくていいぞ」

 

「今日のお兄ちゃんなんか変なんだよ。 朝から私に驚いて牛乳を吹いてくるんだもん! そのせいで朝から大変だったんだから!!」

 

「ごめんよ、マイシスター。今度甘いものをおごるから非力なお兄ちゃんを許してくれ」

 

「え! 本当に!! じゃあ、氷結界堂の『ブリューナクのアイス最中』がいいなぁ」

 

「オーケー。じゃあ、学校終わったら買いに行こうな」

 

「うん! 約束だからね!!」

 

 ああ~~^、妹可愛いんじゃ~~^、レスキューラビットがピョンピョンするんじゃ~~^

 

 ウサギ、ヘリオロープ、オピオン……うっ、頭が。

 

 しかし、妹とはこんなにも可愛い存在だったんだな。リアルの友人は妹なんてうるさいだけとか言っていたがあれは嘘だったんだな。

 

「ところで遊矢、石島プロとのことどうするの?」

 

「……うーん。 どうすればいいんだろう……」

 

「無理に戦う必要がないのだから、お前自身が戦いと思うなら挑んでみるのも一つの手だぞ遊矢」

 

 うん? この流れだとどうやら時系列はアニメの一話あたりなのかな? 少し確認してみるか。

 

「石島プロってあのバーバリアン使いのチャンピオンのことだよな? それがどうして遊矢と戦う話がでてるんだ?」

 

「聞いてよ遊一! 昨日、家に石島プロのマネージャーのニコって人が来てエキシビションで遊矢とのデュエルを石島プロが希望しているっていったのよ!」

 

 ふむ。この流れはアニメどおりか。なら、少し遊矢を後押ししてやるか。

 

「なるほどな。多分石島プロのことだから遊矢のお父さん、遊勝さんとのデュエルで決着がつけられなくなったから遊矢と戦うことで隠れている遊勝さんを引きずり出そうとしているのかもな」

 

「え? でも父さんは母さんや塾長、俺たちでもどこにいるのかわからないのになんでそんなことを……」

 

「多分だけど、石島プロは納得してないんだろうよ。自分が不戦勝でチャンピオンになったことが。だからこそ、遊勝さんの息子の遊矢をエキシビションで戦って遊矢を完膚なきまでに叩きのめせば、遊勝さんが出てくると考えたんじゃあないかな」

 

「でも……もしかしたらただ単に遊矢を見せしめにしようとしてるのかもしれないし……。昔みたいに……」

 

「柚子……」

 

 柚子は昔のことを思い出して目に涙を溜めていた。それに遊矢と権現坂が苦い顔になった。

 

「お兄ちゃん……」

 

 妹の声のする方に顔を向けると妹までもが泣きそうな顔になっていた。……これは、なんとかしないとだよなぁ……。

 

「ま、大丈夫だろ。なんかあったら俺がLDSに乗り込んでやるから」

 

「というか、遊一は元からLDSじゃないか」

 

「そうよ! その時は遊一にLDSで抗議してもらいましょう!!」

 

「この男、権現坂も協力しよう!」

 

「いや、お前は自分の道場をなんとかしろ」

 

 これでさっきの重い空気ははらえたかな。あとは遊矢自身がどうするかだな。

 

「決めたよ。柚子、権現坂、遊一。おれは石島プロとデュエルする。そして、父さんのデュエルをみんなに魅せてやる!!」

 

 そうそう。この笑顔だよ、遊矢。エンタメデュエリストなら笑顔じゃないとな。

 人を笑顔にするにはまず自分から笑わないと相手も笑えない。誰かが言っていたような気がするがいったい誰だったかな。まあ、いいか。

 

「さあ、学校に行こう。早くしないと遅刻になるぞ!!」

 

 そういっておれは学校の方へと走り出した。それに続いてみんながついてくる。

 

「あ、待てよ! 一番最後だったおまえが何で一番先につくようになるんだ!!」

 

「む、ひとりだけ抜け駆けとはけしからんぞ! 遊一!!」

 

「待ってよー! お兄ちゃん!!」

 

「おう、待っているぞマイシスター!」

 

「このシスコン!!」スパァン!!

 

「いてぇ!! 柚子! ハリセンはやめろ!! 俺の頭がおかしくなったらどうする気だ!!」

 

「そんなこと知らないわ、私の管轄外よ!」

 

「ひでぇ!!」

 

 こんなやりとりでも皆が笑顔になって笑っている。これがおれにとってのポジションじゃないかな? そう思って学校に向かう。

 

 余談だが、授業は普通にあったみたいです……。ふぇぇ、教科書持ってきてないよぉ……。

 

 

 

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