霊界の魂霊   作:HASE36

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ここからデーモン篇を描こうと思います。
休日、開いた時間でなるべく描いて行きますので
不定期投稿ご了承くださいm(__)m


デーモン篇
ep5.行く宛


ゴースト

霊界に害的な存在“魔人”が生まれてから1000年

優秀な遺伝子を持つ魔人の間から生まれた子は

更に能力の高い魔人へと進化をし

やがてその魔人達は“個”を持つようになる。

個によって一人一人が“意”を持つことでそれは上下関係、縄張り意識、それを括る理性を得ることが出来た。

個を獲得した魔人の歴史から更に100年。

魔人は霊界に漂う霊力に長年触れる続け生きていると突然、細胞が破壊され消滅する。

しかし1100年経ったことで知能が低い魔人の体はとうとう霊力に対抗できる力、

邪気が生成された。

それにより魔人は絶大的な力を得たと同時に弱肉強食の時代が始まった。

更には強いものが結束し弱い者を支配し、同じ魔人の中でも有能者と低俗者という、力の境界を作ってしまった。

更には支配権の優越感に溺れる魔人は種の頂きを狙い、同種の間で様々な亀裂が生まれる。

理性に乗っかる個と意を持つ魔人は思考も人へと近づき弱い者は強い者への憧れ、それに対して退化への恐怖。

その混濁された意志は強い者の下へ就こうとする。

そうしたことにより遂に魔人の中で大規模な対立軍が多数生まれた。

それから80年司り、種の頂きに最も近い組織が

 

 

結人「、、、デーモン」

 

結人と凪沙は資料室でデーモンのことを調べあげていた。

 

凪沙「それが魔人の訳文書。デーモンは妖魔連合とも数々の死闘を繰り広げてたの。はっきり言って私達個々の力じゃ敵わない敵。実力派の朱雀でもきっとボスには手も足も出ないと思う」

結人「そんな奴等をどうして調べあげようとしてんだよ?」

凪沙「、、、結人は死ぬ前に、死に関わった人物がいる?」

結人「死に関わった人物?」

凪沙「私から聞かれたら分かりにくいと思うけど霊界に住む人間のほとんどがその人物に殺されている」

 

結人はその時、自殺ネットの支配人を頭に思い浮かべた。

 

結人「ゴースト?」

凪沙「死役人のゴースト、殺し屋のキル、麻薬密売のセル、テロ首謀者のゼツ。名前は様々あるけど通称“彼”で名を知り広められているの。私達はその“彼”に殺された」

結人「アイツ、、、正気じゃねぇとは思ったけどそんな危ねえのか」

 

凪沙は結人をチラリと見た。

 

凪沙「結人がどの“彼”と関わったかは知らないけど心に何かしらの闇が無いと関わる機会はないはず」

結人「、、、」

 

凪沙は少し言葉が過ぎたことに気づき、誤解を解こうと動揺した。

 

凪沙「ぁ、き、聞く気はないから大丈夫!。私なんて記憶すらないんだし」

結人「、、記憶はあったら面倒なとこあって、なかったらどこか虚しくてよくわかんねぇよ」

凪沙「あはは。そうだね。でもここで過ごす記憶は忘れたくないよ」

結人「ああ。大事にしてろよ」

 

結人は本題に話を戻した。

 

結人「そんで?。ゴーストとデーモンがどんな繋がりにあるんだよ?」

凪沙「奇妙なことだけど霊界で“彼”を見たという噂が飛び交ってるの」

結人「はぁ!?。アイツは普通の世界とこの霊界を行き来できるってことか!?」

凪沙「そうとしか考えられない。だから接触していた真相を突き止めればここにいる人達は現実世界に蘇られる手段が見つかるかも知れない」

 

結人はこの任務による視野が一気に広まったように感じた。

 

結人「そうと決まれば次は何をするかだな」

 

するとそこに賢二が入ってきた。

賢二「ああ。それなら決まってんよ?」

結人「賢二!?。どうしてお前が」

 

賢二はするとがっくりと肩を降ろした。

 

賢二「え?。知らね?。前は凪沙と朱雀、俺、そんでもう1人、結人と同じ部屋の土橋ってやつとこのデーモンの任務就いてたんだぜ?」

結人「そうだったのか」

凪沙「ごめんごめんいうの忘れてたよ」

賢二「はぁ」

 

賢二はつまんなそうにため息をついた。

 

結人「そうだ!。決まってるってどういうことだ?」

賢二「ああ。それが最近どうやら十闘士の動きが目立ち始めてるらしい」

結人「十闘士?」

賢二「お前が戦ったガーゴのクラスの手先だろうよ」

 

凪沙は戦闘を振り返るように話し始めた。

 

凪沙「確かにここに襲ってきたのといい、急に大胆な動きが見られるよね」

賢二「そんで俺なりに見つけた情報がデーモンの旧アジト」

結人「アジト?」

賢二「ああ。かつて粗熱密林と呼ばれていたデーモンの領域下があってな。今ではどこにも管理されてされてない孤島だ。そこにある旧アジトにデーモンの刺青のマークと同じマントをしている魔人達が入っていくのをトレジャーの人が見かけたらしい」

結人「この世界にはトレジャーもいんのか」

賢二「まぁここのロードセンター繋がりのな。俺はそいつと何度か顔を合わせたことがあってな。デーモンを見つけた時すぐに知らせてくれたんだ」

結人「?」

凪沙「ぁ」

 

結人のしかめた顔に賢二は少し苦笑いを浮かべた。

 

賢二「ここの組織はロードセンターっていう正式名称があってな?

その組織の俺らみたいな隊員はロードナイトって言うんだぜ?」

結人「、、、俺、初耳だぜ」

凪沙「ごめんそれも説明してなかった」

賢二「教えるの下手くそかっ!」

 

賢二がツッコミいれるも

凪沙は本を閉じ。

開き直った表情で席を立った。

 

凪沙「じゃあそのデーモンのメンバーを拘束してアジトに連れ帰るってことでいいね」

賢二「、、、たく。そうだよ。ようやくデーモンの懐に潜り込めるチャンスが来たな」

 

結人はこの緊迫感に凄まじい心拍数の振動と気持ちの高揚感を覚えた。

 

賢二「そんじゃ明日、小型船を出す。久々の出張だ」

 

そうして夜になり結人は部屋に帰宅した。

 

結人(、、、土橋のやつまた夜まで遊んでんのか)

 

結人は服を脱ごうとした。

あらかじめ今日の帰りにショップに行き服を買ってきていた。

 

結人(一応、大差から祝い金としてある程度金貰えたからな。1ヶ月粘んねーと)

 

結人は着替えを取り出し銭湯へ向かった。

一階に降りて銭湯が見えるとそこの女性風呂の入り口から騒ぎ声と物を投げる音が聞こえた。

 

きゃー!!

ガタンガタタガン!!

 

結人「!?」

 

するとそこから直人が姿を現した。

 

結人「と、土橋!!。何してっ」

直人「う、うるせそこを退け!!」

 

結人は壁に寄り直人を受け流した。

その後を追いきれなかった女子の大群が玄関から見える景色を見つめいた。

 

結人(ほ、ホントにろくでもない奴)

 

するとそこに銀髪の長髪、レディースの特攻服のように布を胸回りに巻き、黒いボンタンそして赤い羽織を着る女が結人の胸ぐらを掴んだ。

 

結人「ぇ、、え!?」

?「ぉーいあんちゃん。アイツが女性風呂から出たの見たよなー見てたよなァ?アレ犯罪だよなァ見過ごす奴がいるわけねェよなァ?」

結人「ぁ、、は、はい」

?「、、、なら、、。ッンであのゲス野郎を抑えることさえしなかったんだえぇ!?。まさかテメェはアイツの協力者なのかハゲ!!?」

結人「ち、違う!。勢いがあったからつい!。俺はただ風呂はいる為に来たんだ!」

 

そのイカツイ女は結人の手に持つ着替え見て、嘘ではないと感じた。

すると結人を掴みあげていた手を放した。

 

?「アンタ、新人だろ?。ウチは西城彩香だ。そっちは?」

結人「、、な、長瀬結人」

彩香「ふん。次またこんなことあった時はとっ捕まえろ。ただ首はウチが獲りてぇから生け捕りにしてな」

結人(ぶ、物騒すぎる)

 

結人は彩香に恐怖を覚えた。

女子軍と彩香は姿を消し結人は壁に寄りかかり座り込んだ。

するとそこに花がやってきた。

 

花「結人くんも大変だなー」

結人「んだよ見てたのかよ。弁解しにこいっての」

花「えへへ。私も私で彩香ちゃんに見つかったら色々と面倒だからさっ」

結人「お前も因縁付けられてンのかよ!?。かわいそ」

花「!」

 

結人は花の一瞬の表情のぎこちなさを見逃さなかった。

 

結人「どうした?」

花「ん?。いやいや何でもないよー」

結人「あぁ?」

花「んー、ちょっとしたことで少し思い出すことってあるじゃん?。あー思い出したから部屋でそれやんなきゃねーって!」

結人「そ、そっか」

 

花は女子寮へ続く渡り廊下へ足を進めた。

 

花「結人くんはどうして死んだの?」

結人「は?。それ聞くかよ普通」

花「そっかそっか。いやさもし結人くんも自殺だったら私と一緒だねーって思って」

結人「、、お前も」

 

花はせかせかと走りその場をあとにした。

 

結人(この前言ってた凪沙の言葉が本当ならここにいる大抵の人が何らかの過去を持って死んだ人だってことだよな)

 

結人は立ち上がった。

 

結人「俺一人がそうじゃないんだ。それを踏まえてこれからも頑張るぞ」

 

と、自分にそう鼓舞を打った。

 

その頃ロードセンターでは

ローズガーデンの公園の道をレム大佐が歩いていた。

 

?「おやおや一人で空気でも吸いに来たのですか?」

 

レムは足を止めた。

 

レム「何のようだ、、、黒閖准佐」

黒閖「いいえ」

 

執事姿の凛々しい姿の男は噴水の淵に腰を降ろしていた。

少佐とほぼ同じ官位と実力を持つ。

 

黒閖「私もちょうど空気に当たりたくて」

レム「、、、」

黒閖「私のことが許せませんかまだ」

レム「いいや。仕方のないことだった」

黒閖「そうとは思えませんよ?。今、私の存在に気づいた時から私に対する嫌悪感が滲み出ている」

 

レムは黒閖の方へ振り向いた。

 

レム「そういうお前はわざと俺を挑発しているように見える」

黒閖「それは失礼しました。准佐と言う官位に落とされてから私にも鬱憤というものがありましてね」

レム(鬱憤、、、また分かりやすい目で、、わざと嘘を言ってくる)

黒閖「官位を失わせなかったのは私を傍に置いておきたかったから。そうですよね?」

レム「、、、妖魔連合の」

黒閖「、、、」

レム「いや、、」

 

黒閖は少し息を漏らして笑みを浮かべた。

 

黒閖「アナタはやはりどこか優しい。妖魔連合のリーダーであったあの魔人も殺せなかった」

レム「、、、」

黒閖「しかし残りはデーモンだけです。そうすればこの世界の魔人は人に屈するしかない」

 

黒閖はゆっくりとローズガーデンを跡にした。

 

レム(黒閖、、俺は殺せなかったんじゃないんだ)

 

 

レムはタバコを手にとり、煙が宙を煽った。

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