面倒くさがりやの異世界道中   作:黒月雫

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始まります。よろしくお願いします!


プロローグぽくないけど一応プロローグ

転生、という言葉を知っているだろうか?多くの一次作品への転生というのは、神や天使、悪魔などによって様々な理由により新たな世界で力を貰うなどの有無関係なく新たな人生を歩むこととだと私は考える。転生小説では、転生してから踏み台になったりハーレム目指したり原作を必死に変えようとしたりなどのことをしているが、それを為そうとする本人の決めた第二の人生なので興味ない。どちらにしろ一次作品に転生した時点でその場所は平行世界であることに変わりないのだから。無理やり原作に沿わせようとか変えようとか考えている時点で哀れだと思う。そう考える時点で原作に囚われていると。前世を引きずり過ぎるのも考えものだが。まあ、考え方は人それぞれだ。

 

 

さて、こんな初っ端から何故私がこんなことを言っているのか。

 

 

結論として、私と同居人が転生者であるからだ。と言っても、私は同居人や存在するだろう他の転生者達のように神などのミスで~とか、もっと生きていて欲しいからとか、そういった過程をまず歩んでいないというかそういった記憶がない。歩んだ人物は知っているが。かといって、いつの間にかこの世界にいた、という訳でも無い。きちんと両親から生まれたことは覚えている。

 

 

まず、何故私が転生者であると分かっているのか。有り体に言えば、前世の記憶があると認識しているからだ。ただ、その記憶は朧気しかなく、そういう情報が自分の中にあるという感じでしかない。先程言った通り神などの存在に会って力を貰ったなどという記憶は一切持たない。あったら面白いのだが。

 

 

私に前世の記憶があると気付いたのは5才の時の事件が原因だが、至極面倒なため、これは後々話そう。それをきっかけに前世を思い出した(?)私が思ったのはやはり面倒だと、どうでもいいと言うことだった。

 

 

私にある前世の記憶は簡単に言えば、途中途中抜けまくっている動画を何も感じない状態で一気に見ている感じだった。それも死んだ理由とかそういう情報もない。場面での思ったこととかそういった感情もない。

 

 

因みに前世の私の最後の記憶は普通の16才の女で、一人でご飯を食べている所だった。初めて記憶を見た時、なんでそこで終わった、と突っ込んだのがいい思い出だ。

 

 

慌てることは無かったが、他の転生者でもそういうものなのか二次作品で色々調べた結果(調べ方がおかしいと同じ転生者の同居人に言われたが)、私は変わり者だ、と判断してそのまま転生者であるという事実のみを認め、前世を気にすることを止めた。自分が自分であるという事実は変わりないのだから。

 

 

同居人はテンプレのようにミスをした神に転生を頼まれ、了承し、3つの能力を得てこの世界に放り出されたらしい。この世界の説明もなく。これを聞いたとき、おいキチンとサポート付きの仕事しろと思うことは今もある。

 

 

たまたま散歩していた私が困っていた同居人を助け、まあ、やはり色々あって一緒に暮らす事になってなければ盗みを働いて罪人になってたか餓死してたぞ。普通に生活していて、サバイバルスキルを持つわけ無いし。戸籍も準備されてなかった。

 

 

あと、同居人の死因は砂浜で転倒した拍子に鋭く尖った貝が頭に突き刺さって死亡、だそうだ。死亡の仕方がテンプレの斜め上にいってた。

 

 

まあ、堅苦しく長ったらしくなったが、とりあえず私と同居人が転生者であるということが分かってくれればいい。

 

 

では何故こんな事を言っているのか。それは、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お、お帰り。早かったなって……おいおい。とうとう誘拐したのか」

「ボロボロになって彷徨ってたのを拾っただけ。断じて誘拐じゃない」

「俺と似たようなもんか。てか、そいつ髪の色が違うけどどう見ても

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

兵藤一誠なんだけど。どうしてこうなったし」

「え?」

「??な、んで……俺の名前………知ってるの?」

 

 

どうやら私が拾ったのはこの世界の重要人物らしい。




訂正しました。
・二次作品への転生~
   →一次作品への転生~
・「(セリフ)。」
   →「(セリフ)」

教えて下さり、ありがとうございます。
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