新章に入りました。これからも長い目で宜しくお願いします。
それではどうぞ!
いつもの一日?
遥輝side____
今日も家族揃って家を出て学校へ向かう。幸い去年に続いて今年もヴァーリと同じ教室だからよかった。それに、こいつらも一緒だし。
「よっ、遥輝!ヴァーリもはよっ!」
「お、二人ともおはよっ」
「松田、元浜おはよう」
「おはよう、二人とも早いな」
俺達に挨拶してきたのは松田と元浜だ。この二人は、昴達に紹介されてそのまま俺やヴァーリとも仲良くなった。
「お前らに宿題の答えが合ってるか聞くためにな!」
「同じく!」
「…丸写しは無理だぞ?」
「当たり前だ!そんなことすれば……」
「師匠にボコられるじゃないか…!」
「…!元浜!!」グッ
「…!松田!!」グッ
呆れながら俺が言うと、二人とも体をガタガタ震えさせつつ手を取り合って頷いた。師匠って士郎の事だが……そんなに怖いか?家では立派な家政夫してるし、どっちかっつったら女性陣が怒った時の方が怖い。
「やぁ、君達」
にこやかに笑いながら俺の元糞兄が近付いてきた。チッ、嫌な奴が来やがった。未だに俺が一誠だったことに気付かない馬鹿のくせに。俺に気付かないのは願ったりかなったりだが、やはりやることなすことウザイ。入学当初から松田と元浜についてあの時の俺と同じように嘘の噂を吹聴しまくってくるし仲間になれとか言いやがる。今回もどうせそれだろ。
「何の用だよ」
「早くこの変態達から離れないのかい?」
やっぱり。つかこいつ、まだ松田と元浜がするとか思ってんのかよ。いい加減鬱陶しいな。
「だからいつこいつらがそんな行動とったって言うんだよ。変な妄言すんな」
「もうしてるとは思わないのか?」
「は?するわけねーだろ」
「そもそも、んな事してたらとっくに師匠にボコられるわ」
糞兄の言葉に即行で松田と元浜が反論した。当たり前だ。
「それに、俺達は昔からダチだぜ?ダチと一緒にいて何が悪いんだ?」
「よく家にも来るくらい仲いいぞ?」
「そんな奴らより俺といた方が有益なのにかい?」
あ゛?
「有益どころか害しかねーよ」
「お前に言われる筋合いはない。とっとと失せろ」
「次、んな事言ったら社会的に抹殺してやろーか?」
「ちっ、早く後悔しなよ」
俺とヴァーリか殺気を込めて言い放つと、苦々しげに言って去って行った。何というか、最後の言葉が負け犬の遠吠えに聞こえたんだが、気のせいか?それでいて明日には忘れてまた話しかけてくるし。学習能力無いのか?
「何なんだよあいつ」
「本当暇だよな」
4人で頷きつつ教室の窓側の隅に寄って声を潜めた。
「……気付いたか?」
「人の気配じゃ無かったな」
「あの気配は」
『悪魔』
4人同時に俺達は言った。
「やっぱ、そう思うか?」
「てかそれしか無いだろ」
「ヴァーリとよく一緒にいたら悪魔の気配ぐらい分かるぜ」
「つか、分かんねーと師匠に叱られっし」
「てことは生徒会長かグレモリー先輩の眷属になったのか」
「あの様子から見たら自分からなったっぽいよな」
『あー……』
絶対ありそうだな。つか、もう一人の……神谷祐二だったか?そいつも生徒会長とグレモリー先輩の近くうろついてるから眷属になろうとしてるよな。何でなりたいんだか理解できねぇ。人間で生まれたんだから人間として生きたいと思わね?人それぞれだから仕方が無いらしいが。まぁ、姉さん達の言うとおり、
「様子見、だな」
「だな。それで俺達や家族に喧嘩討ったら」
「全力で利子つけてかえしてやろう」
ヴァーリが言ったと同時に頷きあった。後から家族に報告したら、兄さんに言われた。「それ、フラグ」って。
和哉side_
俺は3歳の誕生日、前世の記憶を思い出し、歓喜した。なぜなら、この世界は『ハイスクールD×D』だからだ。俺は前世で糞神のせいで間違って殺されたと説明され、三つの特典をつけて転生した。だが、脅しても特典が強すぎるものはつけれないと言われたのは残念だった。
俺の特典は幻術と赤龍帝の籠手、そして『兵頭一誠』の兄という立場だ。幻術以外の二つは、『本人に成り代わる』ことは世界が壊れるから出来ない、こういう特典としてなら大丈夫だ、と言われたからだ。
思い出した俺は兵頭一誠の立場を獲るため、すぐに行動を開始した。近所の住民にも両親にも幻術を使って一誠に味方がいないようにした。一誠が虐げられているのを嘲いつつ、神器が長時間発動できるように修行した。
やがて一誠が家から追い出された時は歓喜したな。これで俺のポジションは半分確立した。後はリアスに勧誘されるくらい強くなるだけだ。
中学2年でドライグと話せるようになったが、そこから
そして、駒王学園に入学して内心驚愕した。
何故、ヴァーリがここに通っているんだ!!何故、ヴァーリとモブが変態共と行動を共にしている!!何故俺以外にも転生者がいるんだ!!
踏み台とは仲良く出来そうに無い。どう見ても俺と同じ目的だったからな。
ヴァーリはこっちにつけば戦力になると思ったし、ついでにその家族も強そうだから巻き込んでやろうと思ったのに。チッ、何であいつらえの変態共から離れて行かないんだ。折角俺が教えてやったのに。
まあいい、俺は寛大だからな。
先日レイナーレとデートした帰りに襲われたのを逆に返り討ちにしてやり、それを見ていたリアスから勧誘を受けて兵士になれた。あの踏み台も兵士になったのは誤算だが、いずれリアス達は俺のものになる。現にリアスも朱乃も踏み台ではなく俺に懐いているからな。せいぜい頑張っていればいいさ。
今日はアーシアと会うはずだ。アーシアも俺のものにしてやる。