面倒くさがりやの異世界道中   作:黒月雫

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お待たせしました。
今回は短いですが、次は長くなります。
和哉sideと士郎sideが中心になります。
それではどうぞ!!


悪魔払いとの戦い及び久しぶりの再会  その1

 

和哉side―

 

はぐれ悪魔の一件から数日経った今でも化け物の正体は一切分からずじまいだった。そんな中俺は少し苛ついていた。

 

くそっ、何であんな化け物が出て来やがった。原作なら、バイザーを格好良く倒してもっとリアス達を惚れさせる算段だったっていうのによ!朱乃も白音も震えてるからか甘えるようにこっちに擦りよってきてくれるからいいけどな!リアスと木場は二人で真剣に話し込んでいるからあの化け物について話してるんだろう。あいつ、本当になんなんだ?ま、次会ったら俺が禁じ手使って瞬殺してやんよ。

 

そんな状況だったが、ある日、依頼で一軒の家に魔法陣を使って行くと、家の中が酷い有様になっていた。

 

 

「ひ、酷い(くっ、原作と違ってリアルで見るときついな)」

 

 

初めて見るリアルな○イオにびびりながら廊下を進んで行き、リビングに着くと、そこは床一面血塗れで依頼人ぽい家族が壁に血で描かれた十字架の上から杭で貼り付けられていた。そして、その隣に血文字で《悪魔に魂売りやがった馬鹿共》と書かれていた。そして、その作業が丁度終わったらしい血塗れの神父姿の女がこっちを振り返った。女は水色の髪を肩にかかる程度伸ばしていたが、返り血がベッタリとこびりついている。振り返った女は俺を見てすぐに右側の口角を上げ、嘲笑う。

 

 

「あっれー?悪魔じゃん。今更来たって感じですかー?でもー、残念でしたー。依頼人はこのとーり!ブスッと殺してあげたよ!神に魂を捧げてあげる僕ってやっさしー!ね、そう思わない?」

「だ、誰ですか(原作と違うだと!)」

 

 

どういうことだよ!原作だとここでフリード出てくる筈なのに何で全然違う女が出てくるんだ!

 

俺が心の中で憤っていると、女は質問の意味が分からなかったように首を傾け、両手で神父服を軽く引っ張りくるりとその場を1回転した。

 

 

「見た目見て分かんない?僕はシスターじゃなくて悪魔払いだよ」

 

 

分かってんだよ、と俺が思っているのを無視して女はニヤリと笑った。

 

 

「本来なら殺さないといけないんだけどー、今日の僕は機嫌がいいからさ!見逃してあげるよ」

「俺があなたを許す訳ないでしょ!」

 

 

こいつが多分フリードの代わりだと思うし、こんなキチガイ逃しとく訳にはいかねぇ。でないと、もしエクスカリバー戦で出てきた時困るし、踏み台じゃねーが、イレギュラーは消しとかねぇと気が済まねぇ。

俺は宣言すると同時に赤龍帝の籠手を出し、そのまま勢いよくダッシュして右手で殴ったが、簡単に躱された。女は俺の神器を見て驚いていた。

 

 

「!!へぇー、君があの赤龍帝だったんだね。なら……」

 

 

そう一端言葉を切ると、普通神父が持たないような刀身が赤黒い刀を取り出し、

 

 

「遊んでやんよイレギュラーぁあああ?」

「な?!」

 

 

俺に切りかかってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

士郎side

 

駒王町の隣町のとある一角、中世ヨーロッパを思わせるような建物が多く存在する場所に私は悠々と歩いていた。その裏道に、ポツンと一軒の木造の建物が存在している。蔦が生い茂る建物の中に入ると、まるでバーを思わせる喫茶店が目に入る。

 

喫茶店の中はさすがに平日だからかいつも少ない客がさらに少ないようだ。一人で経営しているマスターに声をかけ、奥の机で待たせて貰った。

 

今日、私は彼らと会う約束をしていた。まさか拓斗の言う原作キャラだとは知らなかったが。まあ、マスター達が言うように関わってしまったとはいえ、それで彼らから距離を置かなければならないというわけではない。私達が問題にしているのは“転生者に私達家族がどのようなイレギュラーなのかがバレるか”だ。

 

 

さて、待っている間に何か飲み物を頼もうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくして、私の目の前に二つの人影が映った。その人影に気付いた私はそちらへ顔を向けると、目的の人物が立っていた。

 

 

「久しぶりだな、二人とも」

「久しぶりだねぇ、元気だったか?」

「こちらは皆息災だったな」

「それはよかったね」

 

 

目的の人物の片方であるラフな格好をした30代くらいの男と握手を交わしていると、もう片方の10歳くらいの白い花柄ワンピースを着た女の子が二人のシャツの裾を引っ張る。

 

 

「お父さん、士郎さん」

「ああ、すまない。二人とも席に座ってくれ」

「んじゃ、お言葉に甘えて」

 

 

士郎が促すとそれに応じた二人は士郎と真向かいの席に着席した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「改めて、久しぶりだな。フリード、ミッテルト」

「おう、久しぶりだな士郎」

「うん、久しぶり士郎さん」

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