〇〇〇聖杯戦争シリーズ   作:フィル

12 / 40
どうもお久しぶりです。

楽しみにしていた方はお楽しみください。

では、本編をどうぞ。


黒幕の聖杯戦争

 

 

 

 

多くの並行世界の聖杯戦争では高いレベルのものから低いレベルのものまである。

 

これは数多の並行世界の中でも類を見ない、苛烈で最悪な聖杯戦争である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【セイバー陣営】

 

 

 

 

衛宮切嗣が召喚した英雄は理想の英雄だった。

 

切嗣と同質の願い。人類の恒久的な平和。彼はその願いのために召喚に応じた英雄。

 

彼の願いは人間同士が争うことのない平和な世界を作り出すこと。

 

彼は生前その願いをかなえる一歩手前にいた。その方法は人類共通の敵となり、国同士が協力し合うことで達成しようとした。

 

しかし、叶わなかった。

 

自分以上に正しい英雄に敗北した。

 

後悔も未練も憎しみもない。むしろ悪い気はしなかった。

 

死後、反英雄として英霊の座に昇華されたが、なにもできない自分がもどかしかった。

 

そして、この聖杯戦争。

 

あらゆる望みをかなえる聖杯。自分と同質の願いを持つマスター。

 

天命だと思った。

 

今回こそ願いを叶えよう。

 

人間同士が争うことのない平和な世界を作り出すために。

 

このイフリートの炎の力で……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【元ネタ イフリート〜断罪の炎人〜     神貫 】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ランサー陣営】

 

 

 

 

神代ではすべての神秘は魔法だった。

 

その時代の科学では再現できない現象、それが魔法だった。

 

ケイネス・エルメロイ・アーチボルトが召喚した英霊は原始の魔法使いだった。

 

はじまりの魔術師。世界に初めて「魔法」を生み出した存在。最初の魔法使い。

 

彼は不幸だった。奴隷として扱われ、偶然にも魔法を発現させた。

 

魔法とは苦しみに負けず挑み、戦った者へ与えられる奇跡という贈り物。

 

そのはずだった。

 

湧いて出てきたんだよ! 魔法を狙うウジ虫どもが! 根源に手を伸ばす輩が!

 

なにも努力せず、成果だけを奪う屑どもに、魔術師どもに!

 

奴らは妻を人質に私の魔法の研究成果を略奪したあげく、妻を殺した!

 

人間はなんと醜いか。

 

完全な不老不死を手に入れ、今度こそ大切な妻といるだけの世界を創造するために、

 

全宇宙の再創造。

 

世界の外側への干渉。

 

結果、その夢は破れた。

 

自分たち夫婦と同じような境遇の二人の夫婦に敗北した。

 

最後には妻と一緒に安らかに逝けた。

 

死後、英霊の座でまどろみの中で暮らしていたが、こうして召喚されてしまった。

 

なんと醜い世界なのか!

 

自分が敗北した結果、人間は自分勝手に暮らしている。

 

科学を軽蔑し、魔術で一般人を虐殺する魔術師。

 

命というものを理解していない。

 

ケイネス・エルメロイ・アーチボルトという屑は英霊の分身を高等な使い魔としてしか認識していなかった。

 

だから、殺した。

 

今度こそ、世界を再創造しよう。

 

それこそが私の願い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【元ネタ  magico         テュポーン・オズ】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ライダー陣営】

 

 

 

 

彼女が召喚される、できる時点で願いは半分叶ったと言えるだろう。

 

歴史に名を刻む。神となる。

 

奇しくもあらゆる並行世界において必ず偉業を成し遂げたからこそ時間軸を超えて英霊の座に昇華された。

 

しかし、英霊の座に自分が神にしたかった人はいなかった。

 

何故だ。何故だ。何故だ!

 

私の願いはおじいちゃんを神にすることだったのに、何故、おじいちゃんがいない!?

 

ウェイバー・ベルベットに召喚された彼女は聖杯戦争で戦い続ける。

 

おじいちゃんを神に、英霊にするために。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【元ネタ    ひぐらしのなく頃に     鷹野三四】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【パーサーカー陣営】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

奴はこの世に生まれた瞬間から世界に絶望していた。

 

絶望に絶望して絶望を絶望した最強の反英雄。

 

退屈しのぎに絶望を振りまき、世界を滅ぼしかけた存在。

 

人類史上最大最悪の絶望的事件の主犯。

 

人としての最後は希望に打倒されるが。その存在は現世でも、英霊の座でも永遠の存在として君臨する。

 

人々に憎悪され、その悪行が結果として人々を救うこと、悪を以て善を明確にするモノ。呪われる対象でありながら奉られる救世主。

 

あらゆる抑止の圧力を免除される“世界の敵”。

 

奴は聖杯戦争で遊ぶ。

 

絶望を振りまくために、人を不幸にするために……

 

「うぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【元ネタ ダンガンロンパ  超高校級の絶望   】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【キャスター陣営】

 

 

 

それは英雄らしくない人物だった。

 

軍人としては肥満である男。

 

しかし、それでも彼は英雄だった。

 

英雄か反英雄か難しい男。

 

神話の様に化け物を打ち倒した英雄。

 

同時にイギリスを壊滅させた反英雄。

 

はたして彼はどちらなのだろうか。

 

聖杯の召喚に応じた理由はただ一つ。

 

「手段のために目的は選ばない」と謳うほどの戦争狂だから。

 

戦争のために戦争を、自分たちのために戦争を……

 

死んでもなお、その心は変わらなかった。

 

度し難い愚かな人間の英雄。

 

雨生龍之介は彼の生き様に感動すら覚えた。

 

そして、彼につき従う。

 

歴史的に忌むべき軍隊の残党の残党になって。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「 諸君 私は戦争が好きだ。諸君 私は戦争が好きだ。諸君 私は戦争が大好きだ

 

殲滅戦が好きだ

電撃戦が好きだ

打撃戦が好きだ

防衛戦が好きだ

包囲戦が好きだ

突破戦が好きだ

退却戦が好きだ

掃討戦が好きだ

撤退戦が好きだ

 

平原で 街道で

塹壕で 草原で

凍土で 砂漠で

海上で 空中で

泥中で 湿原で

 

この地上で行われる ありとあらゆる戦争行動が大好きだ。

 

戦列をならべた砲兵の一斉発射が 轟音と共に敵陣を吹き飛ばすのが好きだ。

 

空中高く放り上げられた敵兵が 効力射でばらばらになった時など心がおどる

戦車兵の操るティーゲル の88mm が 敵戦車を撃破するのが好きだ。

 

悲鳴を上げて 燃えさかる戦車から飛び出してきた敵兵をMGでなぎ倒した時など胸がすくような気持ちだった。

 

銃剣先をそろえた歩兵の横隊が 敵の戦列を蹂躙するのが好きだ。

 

恐慌状態の新兵が 既に息絶えた敵兵を 何度も何度も刺突している様など感動すら覚える。

 

敗北主義の逃亡兵達を街灯上に吊るし上げていく様などはもうたまらない。

 

泣き叫ぶ虜兵達が 私の降り下ろした手の平とともに金切り声を上げるシュマイザーに ばたばたと薙ぎ倒されるのも最高だ。

 

哀れ な抵抗者達 が 雑多な小火器で健気にも立ち上がってきたのを 80cm列車砲 の4.8t榴爆弾が 都市区画ごと木端微塵に粉砕した時など絶頂すら覚える 。

 

露助の機甲師団に滅茶苦茶にされるのが好きだ。

 

必死に守るはずだった村々が蹂躙され 女子供が犯され殺されていく様は とてもとても悲しいものだ。

 

英米の物量に押し潰されて殲滅されるのが好きだ。

 

英米攻撃機に追いまわされ害虫の様に地べたを這い回るのは屈辱の極みだ 。

 

 

諸君 私は戦争を 地獄の様な戦争を望んでいる。

 

諸君 私に付き従う大隊戦友諸君。

 

君達は一体 何を望んでいる?

 

更なる戦争を望むか?

 

情け容赦のない 糞の様な戦争を望むか?

 

鉄風雷火の限りを尽くし 三千世界の鴉を殺す 嵐の様な闘争を望むか?」

 

 

部下達と雨生龍之介は手を上げて口々に叫ぶ、

 

 戦争(クリーク )!!  戦争(クリーク )!!  戦争(クリーク )!! 」

 

 

「よろしい―――ならば戦争だ!

 

我々は満身の力をこめて今まさに振り下ろさんとする握り拳だ。

 

だがこの暗い闇の底で半世紀もの間 堪え続けてきた我々に ただの戦争では もはや足りない!!

 

大戦争を!! 一心不乱の大戦争を!!

 

我らはわずかに一個大隊 千人に満たぬ敗残兵にすぎない。

 

だが諸君は 一騎当千 の古強者だと私は信仰している 。

 

ならば我らは 諸君と私で総兵力100万と1人の軍集団となる。

 

我々を忘却の彼方へと追いやり 眠りこけている連中を叩き起こそう。

 

髪の毛をつかんで引きずり降ろし眼を 開けさせ思い出させよう。

 

連中に恐怖の味を思い出させてやる。

 

連中に我々の軍靴の音を思い出させてやる。

 

天と地のはざまには 奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる。

 

一千人の吸血鬼 の戦闘団で 世界を燃やし尽くしてやる!」

 

 

「最後の大隊 大隊指揮官より全空中艦隊へ」

 

「第4次 聖杯戦争制圧作戦 状況を開始せよ 。征くぞ 諸君ッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【元ネタ ヘルシング         少佐   モンティナ・マックス】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【アーチャー陣営】

 

 

 

 

 

 

遠坂時臣は呼び出してはいけない存在を召喚してしまった。

 

心臓の形をした懐中時計を持つ人外。

 

魔法使い。神に近い存在。

 

そんな彼でも「ガイアの抑止力」と「アラヤの抑止力」と更に古い掟『天』に縛られている。

 

そんな彼はひどくずる賢い最低な存在だった。

 

聖杯戦争を知り、世界に戦争の惨禍をもたらそうと考えた。

 

過去に一度、聖杯なしで画策した。

 

その時は真祖や死徒二十七祖の吸血鬼ではなく、種類は違うがバンパイアという種族を作り出し、闇の帝王になる存在を生み出した。

 

闇の帝王を利用し、荒廃した世界を作り上げようとした。

 

「ガイアの抑止力」と「アラヤの抑止力」と更に古い掟『天』ですら干渉できないようにした。

 

結果、闇の帝王に裏切られ、世界は荒廃しなかった。

 

なんたることだ。屈辱だ。

 

自分に被害が及ばぬように自分以外の存在に世界を破滅させる。

 

その計画が台無しになった。最悪だ。

 

しかも、そのあとに闇の帝王の魂存在そのものを取引に娘を世界の荒廃に協力させたら、裏切られ、何もできないと思った闇の帝王のなれの果てが傷ある者の戦を阻止しやがった。

 

意気消沈していたところに聖杯戦争の存在を知った。

 

これならば世界を荒廃することが可能かもしれない。

 

所詮は人間の魔術師と、古臭い過去にすがりつく人間のなれの果てたちの戦争。

 

絶対に勝つに決まっている。

 

本来召喚される存在だったモノと入れ替わり、自信を召喚した。

 

これならば本体の分身であるから失敗したとしても最悪なことにはならない。

 

さぁ、最低最悪の聖杯戦争が始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【元ネタ  ダレンシャン     デズモント・タイニー】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【アサシン陣営】

 

 

 

 

 

 

言峰綺礼が召喚した英霊はホタルのように儚い印象を受ける女性だった。

 

彼女は母親の様に綺礼を慈しんだ。

 

遠坂時臣は車いすに乗る彼女に落胆し、自身のサーヴァントに頼り、彼女を捨て駒にしか考えていなかった。

 

アーチャーも彼女を軽蔑のまなざしで見ていた。

 

 

 

 

 

 

それ自体、自身の弱小さの顕れであることを知らずに……

 

彼女は数ある未来の反英雄だった。

 

世界に新しい秩序を作り出そうとした。

 

結果、自身の教え子たちに敗北した。

 

死後、英霊の座の長き静寂の中、突然、声が響いた。

 

そして召喚された。

 

荒ぶる神の声に従い、またもう一度、世界に新しい秩序を作り出そうと考えた。

 

宝具は荒ぶる神々の召喚。

 

数多の英雄の中でも最強に近い宝具の所持者。

 

薄い笑みの中、綺礼に己の真意を告げる。

 

綺礼は彼女につき従うことにした。

 

デズモント・タイニーに告げられた己の空虚の理由。

 

何に愉悦するか……。

 

それを知って絶望した。

 

聖職者として、抱いてはいけない歪み。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絶望した矢先に彼女は綺礼に道を示してくれた。

 

世界に新しい秩序を作る。

 

綺礼はそれに賛同した。世界は綺麗よりも汚いものが多いだろうし、アーチャーは絶対に歪んだ存在だと知っている。

 

自身の歪みを理解したうえで綺礼を肯定する彼の願いは絶対に肯定してはいけない代物だろう。

 

だから、私は彼女に……アサシンにつき従うと決めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【元ネタ ゴッドイーター2    ラケル・クラウディウス】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この聖杯戦争はどの並行世界でも類を見ない、世界に影響を与える願いを持つ反英雄の集まりだった。

 

彼ら一人だけでも世界を破壊することが可能なのに、それが七体もいる。

 

さすがは黒幕の英雄。

 

彼らの闘争によって、世界は終わりかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




前回の探偵だらけの聖杯戦争の繋がりみたくしようとも思いましたが、どうしても、謎や犯人系のラスボスではない人たちになってしまいました。
というか全員やばすぎぃ!!!

相対的にセイバーが主人公になってしまう不思議。
相対的にライダーがヒロインになってしまうん?

ライダー以外の全員の願望が世界に対して平和なり破壊なり考えていますが、実を言うとライダー以外の全員が世界の内に願望を抱いていますが、ライダーだけが英霊の座……世界の外に対して願望を抱いているので使用する聖杯の力が一番重くなるという不思議。

バーサーカーの正体は皆さんはゲームをするなりss読むなりで正体を知っていると思いますが、一応は隠しておきました。
次回のステータスでは真名を書こうと思いますがどうでしょうか?


あと一つ、探偵だらけの聖杯戦争の繋がりみたいなものを書きたいのですが、誰にするべきかわかりません。というか数が少ないです。
誰かーーー!
犯人系のラスボスの案をくださーい!





では、また近いうちに……
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。