「うたわれるもの 偽りの仮面」
ひゃっほい!
雁夜は夢を見た。
己が召喚した英霊の過去。
それは語る必要のない物語である。
この物語を見る者に告ぐ。
これより先は見てはならぬ・・・・・・見ずとも良い物語。見ずとも良い
見れば心憂い必ずや後悔する。
これよりは見てならぬ物語なのだ。
夢を見ていた。
赤ちゃんの泣き声。満点の星空。
紫色の流れ星・・・・・・こっちに向かって・・・・・・落ちた。
衝撃のあと、目の前には炎。近くの屍と遠くの屍・・・・・・
殴る。殴る。殴る。
その男は男を殴っていた。
「シャガクシャ。おいらはただお前が生まれた話をしただけだよ。おまえんちに堕ちた星の話」
シャガクシャ・・・・・・この男の名はシャガクシャ。
「てめぇ、俺は呪われた子供だとしゃべっていたろ!」
「そ・・・それは・・・・・・」
殴りとばす。周囲には殴られた男を心配する者たちが集まっていた。
シャガクシャは走り去っていった。
バカヤロウ! 憎い! 全てが憎いぞ!
シャガクシャは一人で生きていた。呪われたこと呼ばれ、いつも怖がられ、一人で・・・・・・
皆死ね! 死ね! 死んじまえ!
シャガクシャが憎む度に・・・肩がひどく疼いた。
酷く疼く。
こいつは憎むのを・・・心のどこかで・・・・・・楽しんでいる。
年月が経ち・・・シャガクシャは大人になり兵士となった。
人を殺した・・・・・・いっぱい殺した。
憎しみを糧に、敵味方を殺した。
いつしかシャガクシャは国の英雄となった。
民衆にほめたたえられながらもシャガクシャは憎んでいた。
呪われた子と呼びながら、今度は英雄と祀り上げる。
信用できんぞ! 皆死ね!
この男にとって他人への憎しみが強さの源だった。
しかし、この男にも安らぎの時があった。
ある姉弟と仲良くなったのだ。
その姉弟はシャガクシャに温かい料理をもてなした。その時シャガクシャは初めて笑みを浮かべた。
弟のラーマはシャガクシャのようになりたいと言った。
姉は戦争になったらシャガクシャの口の中に隠れると冗談交じりに言った。
始めて人の暖かさを感じた。
まもなく戦乱が襲った。
国を滅ぼすほどの敵。
シャガクシャは逃げた。
姉弟を逃がすために・・・・・・
姉を連れてシャガクシャは山中へと入った。
姉弟だけは死ねせない。それだけを願った。
安全な場所へと連れて行った。しかし、そこはもう待ち伏せをされていた。
―――矢がひどくゆっくり見えた。
姉に矢が刺さり・・・・・・シャガクシャは姉以上に矢が刺さった。
だが、シャガクシャにとっては致命傷にはならず、姉には致命傷になった。
「・・・死ぬな・・・死ぬな!」
「・・・うれ・・・しい・・・・・・はじめて・・・優しい・・・言葉を・・・・・・かけてくれた」
言葉が途切れ途切れになり・・・・・・
「私・・・・・・やっぱり・・・シャガクシャ様の口の中に隠れていれば・・・・・・良かっ・・・・・・た」
姉の目に光がなくなった。
「あ・・・あ・・・うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
悲しみの絶叫が憎しみへの雄叫びへと変わる。
全員を皆殺しにした。
記録に残らずとも・・・・・・男は英霊の座へと認められた。
歴史に残らずとも・・・・・・男は英雄だった。
過去現在未来においてシャガクシャのような偉業を成し遂げた者はいない。
傷を負いながらも素手で300の兵団を皆殺しにした。
あぁ、これこそ英雄。これこそ勇者。
視界が歪んだ。
場面は変わり・・・シャガクシャは弟を助けに王都へ向かった。
国は炎上しており・・・ラーマも死にかけていた。
「・・・シャガクシャ様」
ラーマは呟いた。
王都の皆がシャガクシャを待っていた。
呪われた子と呼ばれながらも、シャガクシャは皆を憎むどころか・・・大人になり皆を護った。
皆がシャガクシャにあやまりたかった。
違う・・・違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う。
俺は憎んでいたんだ。
他人が俺を憎んでいる・・・だから俺も憎んで・・・だから・・・だから・・・俺は本当は・・・・・・
「俺は違うんだよ・・・俺は・・・俺は・・・・・・・」
悲しみが男を包んだ。
目の前に・・・何かがいた。
男が憎しみを浮かべ・・・前方の何かを見た瞬間・・・・・・
夢は途切れた。
【元ネタ 原作 うしおととら とら」
長期的な作品を書くかもしれないので明後日以降はこのシリーズは不定期になるかもしれません。
できるだけ一週間おきに投稿はしていましたがネタがどんどん・・・少なくなり・・・
私としては何かをテーマに聖杯戦争を作っているのでバラバラになるのはちょっとと考えております。
例としては「探偵だらけ」「狂戦士だらけ」と全員が同じテーマにしたいと考えています。
テーマなしに好きなキャラを参加させるとカオスな作品がよりカオスになり・・・なにより題名が考えづらいのでテーマを第一に考えていました。
しかし、そろそろネタ切れが起きてしまい考える時間が欲しくなりました。
だから不定期にします。
今長期を考えている作品で
「偽りの第惨事聖杯戦争」
「二人組の聖杯戦争」
があります。
他にも剣士・槍兵・騎兵・・・・などのすべてのクラスに適合した作品は考えております。
明後日以降は不定期にする予定なので皆様の感想欄でのアイディアとか自分が作りたい作品のネタ探しとか・・・色々とがんばってください。
今まで見ていた読者の感想などでアイディアが浮かんだこともあるので、このシリーズは皆様のアイディアのおかげも多々あります。
今がFateの二次創作がどんな状況下は詳しくは見ていませんが、私の作品を見て影響を受け何か作品を作り、面白いものが作られれば幸いです。
自分だけの聖杯戦争をみんなが作れば・・・皆が喜ぶと思います。
オリジナルキャラ。
他作品のキャラ。
憑依系。
並行世界系。
自分の考えた聖杯戦争がより多く投稿される状況になれば良いと思いました。
では皆様・・・不定期になりますが楽しみに待っていてください。