私の知り合いが変人と狂人ばっかりな件。byリズベット   作:黄金馬鹿

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これを書き始めてからSAOLSでストレア使い始めました。両手剣使いやすいですね

あと、エクスキャリバーゲットしました。グラムもゲットしました

あと何かやることあるかな……?全キャラレベルマ?


ダンジョンのキチガイが短剣買い占めてった件。byリズベット

はい今日もリズベット武具店開店!!

 

「それじゃあユイちゃん、店番よろしくね。ストレアも行ってらっしゃい。死ぬんじゃないわよ」

「はい分かりました!」

「リズの武器と防具に身を包んだ私に死角なんてないよ!行ってきま~す。」

「さぁて、私も作りますか」

 

最近売れ行きもいいから結構数揃えないと駄目なのよね~

あの真っ黒くろすけも定期的に剣を大量購入するから沢山作らなきゃ。

 

チリンチリン。

 

あら?まだ開店数分後なのに。ストレアが忘れ物したのかしら?

まぁ、それならユイちゃんに任せておけばいいか。それじゃあ私もお仕事お仕事。

 

「リズさん。お客さんです」

「えっ?お客さん?」

 

何ともまぁ……店の前で張ってた様子もなかったし……偶然かな?

 

「はいはい、今行きますよ~。ユイちゃん、こっちで素材の整理頼んでいい?」

「はい、分かりました!」

 

いや~、ほんとユイちゃんはいい子やで~

私もリアルで娘を持つことになったらユイちゃんかストレアみたいな子に育てよう。そうしよう。

それにしてもほんと、あの子見てると、何と言うか……母性がふつふつと湧いてくるわ。ユイちゃんマジ私の娘。

おっと、とっととお客さんの相手しないと。

 

「あっ、来た来た。久しぶり、リズ。」

「は!?フィリア!!?」

 

ってフィリア来た!?マジ!?めっずらしい!!

 

「何カ月ぶりよフィリア!!」

「ざっと二、三ヶ月?はいこれダンジョン直送品」

 

と、オブジェクト化して渡してきたのは……ラグーラビットの肉、一ダース!!?あ、でもフィリアからしたらこれでも少ないくらいか……

 

「いや~、昨日の真夜中にダンジョンを二、三ヶ月ぶりに抜け出してきたらやっぱり新しい層が開放されてたね」

「あんたくらいよ……二、三ヶ月もダンジョンに篭もれるのは……」

「そう?休憩ゾーンで十分置きに起きておけば死ぬ事なんてないよ」

「あんたに関しては最早攻略組や上層プレイヤーは手を出してはいけないっていう暗黙の了承すらあるのよ?別に寝てても殺される事なんてないわよ。」

「そう?」

 

そうそう、この子はフィリア。自称、トレジャーハンター。攻略組や上層プレイヤーからはダンジョンのキチガイと言われている。

その理由は、この子、なんと月単位でダンジョンか迷宮に篭って狩りや隠し宝箱を見つけてるのだ。

だから、この子が圏内に来るのはかなり珍しいし、S級食材も腐るほど持っている。

そして、何故この子を襲ってはいけないという暗黙の了承が出来てるかというと、この子はトンでもなく幸運の女神に好かれてるらしく、しかもついてくる者ほぼ拒まず、フィリアが要らないアイテムは全部他のプレイヤーに譲ってくれるため、殺してアイテム得るよりも、ついていった方が経験値稼げるしアイテム譲ってもらえるし、自分のゲットしたアイテムに関しても特に何も言わないので、殺さずに一緒についていった方が効率がいいのだ。

しかも、何時間も潜って一体出たらいいくらいのモンスターもポンポン湧いてくるのでこれはもう殺さないでついていった方がいいと暗黙の了承が生まれたのだった。

ちなみにこの暗黙の了承、なんと笑う棺桶(ラフィンコフィン)ですら守っているのだ。理由は勿論、フィリアを殺せばおこぼれを狙っていた攻略組、上層プレイヤーがレイド単位で襲ってくるからだ。ラフコフが壊滅するまで。

一度フィリアを殺そうとしたラフコフメンバーが居たらしいが、フィリアが運良くそこで覚醒、さらにたまたまそこに攻略組が通りがかり、ラフコフメンバーは返り討ち、さらに攻略組の人達が次やったらレイド単位でお前ら襲うぞと言ったらしい。

本当にこの子はついている。

 

「で、ここには顔見せに来ただけ?」

「いや、違うよ?ちょっとこれを買い取って欲しくてさ」

 

と、フィリアが取り出したのは……弓!?

 

「これさ、なんか装備不可なんだよ。要らないからついてきてたプレイヤーの人達に装備してみてと言っても誰も装備できなくてさ。結局私が貰ったんだけど、これじゃあ宝の持ち腐れだって思ってさ」

「そりゃそうよ。これ、ユニークスキルの専用武器だもの」

「えっ!?これユニークスキル無いと装備できないの!?」

「えぇ。ビーストテイマーの子にも装備させようとした事があるんだけど、出来なかったしね。シノンって覚えてる?その子が弓のユニークスキル持ちだからその子に買わせるわ」

「いや、タダでいいよ。知り合いだし、なんか、狩り続けてたらコルが一兆超えちゃってさ」

「ブッ!?ひ、一兆!!?」

 

そ、そんなにお金あったらなんでも買えちゃうじゃない!!

 

「なんだか私だけ最高金額でお金が入ってきてさ。そろそろ一層に篭ってる人達に1000コルずつくらいあげようかなって思ってる。」

「それは止めときなさい。何時かタカられるわよ」

 

あ、でもこの子のことだし何とも問題なさそう。でも、それやると本当に調子に乗る奴出てくるから止めた方がいいわね。

その内調子に乗った馬鹿が攻略組や上層プレイヤーや中層プレイヤーは俺達に金を寄付する義務があるとか言い出しそう。同じプレイヤーだから財産は共有すべきだとかなんとか適当なこと理由にして。

まぁ、そんな事言われてもこちとら命懸けで稼いでんだしお前らも命懸けで稼げやで終わるんだけどね。

 

「それじゃあ、私は食料と水買い込んでくるから。あと、そこの棚の短剣全部頂戴」

「うぉっ、それやられると辛いんだけど、まぁ何時もの事だしね。全部でこんだけよ」

 

料金を書いた紙を渡す。

 

「安いね、流石リズ。はい」

 

いや、別に安くないんですがそれは。平均的だよ、平均的。性能から見ればね。

 

「よっと。」

 

短剣を抱えてフィリアの前に差し出す。フィリアも何の確認もせずに短剣をストレージに入れてお金を払う。うん、ピッタリ。

 

「それじゃあね。また数ヶ月後に来るから」

「あんま心配かけるんじゃないわよ~」

 

フィリアが手を振ってリズベット武具店から出ていった。あのキチガイがこの先ここに来る事はあるのだろうか?

先にゲームクリアされそうだなぁ……

さて、ユイちゃんに店番変わって私は短剣作らないと。置いてあったやつ全部買われちゃったしね。

 

チリンチリン。

 

あっ、ヤバッ、お客さん来た。

 

「リズ~?いる~?」

「あれ、シノン?」

 

と、思ったらシノンだった。いや、お客さんっちゃあお客さんだけど、気の知れる人だしね。それに、シノンは今短剣を使わないし。

 

「短剣ない?適当なのでいいから」

「うげっ……ごめん、さっきフィリアが来て全部買い占めちゃった」

 

シノンは私の言葉を聞くと、あ~……と納得したような声をあげた。

フィリアは武器を使い捨て同然で使っていくから大量にいるのよね。魔剣クラスとかはちゃんとメンテしてるらしいけど。

 

「でも、なんで?シノンには弓があるじゃない。」

 

確かに短剣もたまに使うけど、シノンは基本的に弓(CQC混じりの近接戦)だから要らない筈なのに。

 

「そのね……ちょっと無理をさせたらこうなっちゃって」

 

と、シノンが弓をオブジェクト化して見せてくる。

うっわぁ……これは……

 

「真ん中からポッキリと……さらに弦も切れてるし……」

 

耐久度尽きちゃったのね……

 

「まさか弓が作れるなんて思ってないから……でも短剣もないのなら困ったわね……」

 

確かにね……ならちゃっちゃと短剣を作って……って、そうだ!

 

「じゃあ、これあげるわ。」

 

さっきフィリアから貰った弓をオブジェクト化してシノンに渡す。

 

「えっ?なんで?」

 

シノンは手に取り重さとか振り回しやすさとかを調べているだから弓はそんな使い方しないってば……

 

「フィリアがね、使えないからシノンに渡してって置いていったのよ。」

「うっそ……あ、でもフィリアなら有り得るわね。幾ら払えばいい?」

「タダでいいってさ。でも、それちゃんとメンテしなさいよ?もう壊れても変えはないからね」

「分かってる。昨日はちょっとボスが相手だったから酷使しちゃっただけ」

「へぇ、ボス?」

「えぇ。黒いキチガイと辻斬りと病人(笑)と鬼神と一緒にね。なんか90層クラスのボスモンスターが一層に新たに出来たダンジョンに出てきてね。ちょっとそれを狩ってたの」

「うっわぁ……よく死ななかったわね」

「え?HP0って幻じゃないの?」

「そう言える時点でアンタらはキチガイだ」

 

ちなみに、病人(笑)とはユウキの事だ。なんか現実だとエイズ患ってるらしいけど……うん、あいつが死ぬのなんて想像できないわ。何気にあいつ、運はいい方……いや、産まれてくる時にエイズにかかった時点で相当運は悪いけど、ここでは何故かいい方だから死ぬ間際に治療法確定したりして。

……なんかフラグ建った気がする。

 

「さて、この弓の性能は~…………ブッフゥ!?」

「え?どうした……ファッ!!?」

 

あの~……キリトのエリュシデータ並の性能持ってるんですがそれは。

 

「……まぁ、フィリアだし」

「フィリアだしね」

 

その一言で納得できるあら不思議。

その内スナイパーライフルとか見つけてきそう。いや、見つけても使える人いないか。

 

「いや~、いい買い物したわ。」

「買い物っていうか取り引き?」

「ま、そうとも言うわね」

 

シノンは戦い方以外は常人だからね。数少ない(人格が)まともな知り合いよ。

 

チリンチリン。

 

ってまたお客さん?

 

「やぁ、リズベットさん」

「あ、ディアベル!!?めっずらしい!!」

「ははは、聖龍連合の方が一息ついたから武器と盾のメンテを頼みに来たんだ。」

「あ、ついでに鎧もメンテするわよ?最近始めたの」

「なら頼もうかな」

「へぇ、ディアベルが出てくるなんて珍しいわね。今頃モグラに転生してるかと思った。」

「もうモグラと大差ない生活してるのは事実だけどね」

 

こいつはディアベル。聖龍連合の団長をしている凄い奴。

一層で死にかけたって聞いたけどキチガイに助けられたらしいわ。こいつはちゃんとした常識人よ。私の数少ない常識人の知り合いでもある。

ヒースクリフのチートユニークスキル、神聖剣とまではいかないけど、盾と剣を使った戦い方が上手いのよね。さらに人を惹き付ける力もある。女性プレイヤーからの人気も高いらしいわ。

 

「リズさん、素材の整理終わりました~……ってあれ、まだお客さんいましたか?」

「あ、ユイちゃん。じゃあ、暫く仕事ないからこの人達と話してて?」

「はい。」

「リズ?この子は?」

「この子はユイちゃん。まぁ……なんやかんやあって引き取った子なの。ストレアって子もこの子と一緒に引き取ったの。」

「へぇ……まぁ、深くは聞かないよ」

「さんきゅ。そんじゃ、メンテしてくるから鎧脱いで」

 

ディアベルが鎧を装備から外しオブジェクト化する。ちゃんとその下には服着てるから問題無し。

この剣と盾は私のオーダーメイド品なのよね。でも、一般的には秘密。じゃないと聖龍連合のやつらが俺のも作れと押しかけてくるから。まぁ、一度本当にあったし……血盟騎士団で。そんじゃ、工房に持ってってカーンカーンカーンと。

あの時はアスナが黙らせて裏でヒースクリフがメモリー消去してくれたから助かった。まさか血盟騎士団専属の鍛冶屋になれとか言われるとは本当に予想外だったわ

でも、今は腕がいい鍛冶屋として記憶されてるから血盟騎士団からも結構お客が来ていたり。

まぁ、ランベントライトのような魔剣クラスの武器を作れる鍛冶屋だったら誰でも欲しがるのは当たり前よね。素材があれば、だけど。

さてさて、そんな事思ってる間にメンテ完了。でも表面に傷もあるわね……こんなんじゃダメよね。ちゃんとそこも治さないと。そんな訳でカーンカーンカーン。

で、直ったところでワックスかけて……完成!

どうよこの輝き!まさに新品同様!!え?見えない?そんな事は私の管轄外よ!!

 

「ほら出来たわよ~……って何してるのよ?」

『はっ!?』

「飴美味しいです~」

 

シノンとディアベルがユイちゃんに飴やらお菓子やら与えてた件。

いや、分かるわよ?ユイちゃん可愛いし。母性や父性駆り立てられるし。

なんか、シノンとディアベル、最早孫を可愛がるおばあちゃんとおじいちゃんみたいな顔してたわよ。

 

「ほらディアベル」

「あぁ、ありがとう……おぉ!新品同様ピッカピカだ!」

「もっちろん!私がメンテしたのよ?その程度サービス内よ」

「やはり、持つものは気の置ける仲間と友人と鍛冶士だな」

「鍛冶士だけはSAOに限るけどね。」

 

はははと笑う私達。ユイちゃんは飴を舐めるのに夢中。

 

「何味なの?」

「外道神父の麻婆豆腐味」

「……辛いの好きなのね」

 

なによ外道神父の麻婆豆腐って。ヒースクリフは何を考えて作ったのよ。

馬鹿と天才は紙一重とか言うけど、あいつは馬鹿寄りの天才ね。いや、変態か。変態に技術力と知識持たせた結果がこれね。

 

「それじゃ、私はまたレベル上げに出かけてくるわ」

「俺もそろそろ帰らないとヤバイな」

「そう。じゃ、またのご来店をお待ちしておりま~す」

 

チリンチリンと音をたてて二人は店から出ていった。

 

「さて、ユイちゃん。店番よろしくね。私は短剣作ってるから」

「はい!頑張ってください!」

 

さぁて、この後も頑張ってお仕事お仕事!




新たなキチガイ、幸運の女神の使者フィリアとまさかの生存者ディアベルの回でした。多分、フィリアの出番はもう無いと思います

次回辺りから一層辺りからのキチガイ共の回想かな?
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