私の知り合いが変人と狂人ばっかりな件。byリズベット   作:黄金馬鹿

5 / 6
完 全 な 悪 ふ ざ け

まぁ、この小説自体悪ふざけの結晶だからいいよね

あ、何ヶ月も更新止まっちゃってすみません。この小説は不定期更新ですのでこんな事が多々あります


キチガイが暴れるかと思ったらニンジャが暴れた件。byリズベット

ズルズルと麺を啜る音が店に二つ、響く。

音源の一つは白と赤の甲冑に身を包んだ少し老けた男。もう一人は赤と白のエプロンドレスに身を包んだピンク髪の少女。

 

「うむ……あまり美味しくはないな……」

「もうちょっと醤油の味が再現されないと醤油ラーメンとは言えないわね……」

 

そう、我らが苦労人、リズベットことリズと、全ての元凶、茅場晶彦ことヒースクリフだ。

この日はユイをシノンに預け、ストレアをフィールドにほっぽり出して、ヒースクリフから連絡のあったラーメン屋で待ち合わせてラーメンを食べに来たのだ。

が、現実世界のラーメンとは程遠いラーメンしかこの仮想現実にはないので、ラーメン好きなのにそこら辺をカーディナルに任せたヒースクリフと現実が恋しいリズベットは微妙な顔でラーメンを啜っている。

 

「やはりラーメンだけは全力でプログラミングしておくべきだったか……」

「それやったら何でそこを重点的にプログラミングしたのかと呆れられるわよ」

 

既に麺を食べ終え、スープを飲み干したヒースクリフは両肘を机について溜め息をついている。そんなヒースクリフを見てリズは呆れた顔をしてズルズルと麺を口に入れていく。

 

「そういえば、最近キチガイ達はどう?私の店では暴れまくってるわよ」

「こっちもフィールドで暴れまくってるさ。彼等はやはり頭のネジを産まれた時から殆ど欠損させていたらしい」

「あんたも十分欠損させてるわよ」

「そんなキチガイを相手にしている君もキチガイだ」

「うぇっ、マジ?知らない内にキチガイの思考になっちゃったのかなぁ……」

 

そんなこんな話している内にリズはラーメンを食べ終わり、ふぅ。と一息ついて水を飲んだ。

 

「そうだ。重要な事を忘れていた」

「重要な事?」

「明日、笑う棺桶(ラフィン・コフィン)討伐作戦を行うから、リズベット君に剣と盾の整備をしてもらおうと思っていたんだ」

「へぇ……ラフコフねぇ……って、はぁ!!?」

 

サラッと重要な事を言ったヒースクリフ。だが、言った本人は特に何も思ってないらしい

 

「一応、あのソロのキチガイ達と血盟騎士団、それと聖竜連合と勇士数名での戦いになっている」

「ディアベル達も?」

「この事を話したら快く了承してくれた。ラフコフは全プレイヤーの敵とも言えるからね」

 

ちなみに、ラフコフはこの時点でユニークスキル持ちが少なくとも三人(内二人はキチガイ)、そして鬼神に辻斬り、さらにはあの狂人まで相手にしなくてはいけないという事になっている。逃げて、超逃げて。

 

「あと、何故かストレアまでがこの話を聞いたらしくてアスナ君からストレアも戦わせるようにと言われたよ」

「ヒースクリフ?ストレアに何かあったらその頭カチ割るから」

 

一瞬でリズがどこからか片手棍を取り出す。しかも、ヤケにゴツい形をしている。

 

「ま、まぁ彼女の安全は確保しよう。と、言うかキチガイが暴走するから大丈夫だ。作戦はキチガイを前面に、逸般人を中間に、残りは後ろにだ」

 

そんなリズを見て感じない筈の寒気を感じた。

 

「逸般人もキチガイに入ると思うんだけどなぁ……」

「君ももう逸般人だよ……」

 

ヒースクリフの言葉は聞こえず、ただズルズルと麺をすする音だけがラーメン屋に響いた。

 

 

****

 

 

「野郎共ォ!!その股間についている粗末な『バキューン』を潰されたり捻じ切られたり使う前に機能停止させられたく無かったら死ぬ気で戦えェ!!ってか私のタメに死ねッ!!私が生きるために盾になりやがれ!いいなァッ!!?」

『サー、イエッサー!!』

「アア!?だれが男だゴルァ!!」

『イエスマム!!』

「それでいいんだよ、それで!」

 

ラフィンコフィンがアジトにしてるらしき洞窟の真ん前でそんな恐喝にも似た作戦が血盟騎士団に伝えられた。そして女として言っていいのかどうなのか分からない言葉を叫んだのはご存知の通り、我等が鬼神、アスナである。いや、デスナである。

そして返事をしたのは勿論血盟騎士団の皆さん。最早この恐喝はいつも通りで、一部の人間は恍惚の表情を浮かべている。誰か病院を連れてこい。精神病院を。

そして他の方では。

 

「そ、その……私は戦えませんが…………あの、死なないように頑張ってくださいね!」

『ウオォォォォォォォォォォォォ!!』

「…………ふっ、ちょろい」

 

こんなもう詐欺にしか見えない応援を送ったのは中層のアイドル(とは名ばかりの攻略組顔負けのレベルを持ったキチガイ)であるシリカだ。恥ずかしがるようにソロプレイヤー及び聖竜連合及び少数ギルドの皆さんの前から立ち去った後、シリカはゲスイ笑みを浮かべて横の方で待機しているエギルの後ろに隠れてそんな事を呟いた。エギルは今回、シリカの護衛として雇われたという体で来ている。

 

「詐欺師みたいだな、お前」

「馬鹿な男からは毟れるだけ毟り取ればいいんですよ。髪の毛の先からケ○毛の先まで毟り取って後はポイです」

「詐欺師に失礼だった。お前は悪魔だ」

 

誰かこの子を精神病院に隔離して性格を直してください。

何故、シリカがこんな所まで来たかというと、勿論アイテムを貢がせるためだ。しかも、ラフィンコフィンが持っている結構強力な武器や防具の数々を。

今回の作戦は奪ったラフコフメンバーの装備はその人の物に出来るため、奪ったはいいが使えない武器を貢がせてそれを金に変えようという魂胆だ。そんなシリカの1番の狙いはラフコフリーダー、PoHの持っている短剣、メイトチョッパー。これさえあれば暫くは武器を変えずに済むだろうし、使えなくなった所でリズに引き渡してインゴットに変え、作り直したら強力な武器になるかもしれない。既にキリト達ソロキチガイ同盟とアスナ、ヒースクリフ、クライン、風林火山メンバー、ディアベル他聖竜連合幹部組には話を通してメイトチョッパーを奪えたら格安で融通してもらう事になっている。

 

「くふふふ……」

「こいつ、現実でも同じ事をやってるんじゃ……」

「やってますよぉ?すっごく楽しくてやめられなくて」

「地獄に落ちろ悪魔っ子」

「閻魔様の物毟り取るのも面白そうですね」

「その発想はなかった」

 

そして一方、ソロキチガイ同盟こと、キリト、リーファ、シノン、ユウキ、ストレアは。

 

「お兄ちゃんお兄ちゃん早く行きたい早く斬りたい」

「まぁ待て妹よ。俺より先に行くな。俺が斬る。俺が斬ヒャッハァァァァァァァァ!!」

「はいはーい、落ち着けキチガイ」

「ぐえっ」

「あ、落っことしたエリュシデータもーらいっと」

「返せキチガイ!それかお前のマクアフィテルと交換だ!」

「おらよ!!」

「誰が投げて渡せと言った貧乳男女ァ!!」

「胸か!?お前の判断基準は胸かススワタリ!!」

「だぁれがススワタリだ貧乳腐女子チビロリボ!!」

「これでも胸は結構あるし声はボーイッシュでちっちゃくて腐女子でロリボなのはどっちかと言ったら中の人だトトロの付属品!!」

「お前まっくろくろすけナメてんじゃねぇぞ!!あれでもちゃんと働いてるし老若男女どの世代からも人気な超国民的アイドルだぞ!!単体でも人気なまっくろくろすけをトトロの付属品とか言ってんじゃねぇぞゴルァ!!」

「そこまでまっくろくろすけについて熱弁できるキリト気持ち悪っ!!」

「誰がヒキオタキモニートだァ!!その通りです!!」

「あーあ、だぁめだこりゃ」

「わー、みんな楽しそー」

「ストレア、早急に眼科に行きなさい……ってリーファ確保ォ!!」

「うげっ!?弓の弦が首にィ!!?」

 

あーもう滅茶苦茶だよ。

 

「はぁ……これで強いから困る」

 

ヒースクリフは胃薬を飲んでいた。

 

 

****

 

 

ラフコフメンバーはアジトの中で武器を構え、ニヤニヤと気味悪い笑みを浮かべていた。理由は簡単。今日この日、アジトに襲撃をかけてくる攻略組の面々を殺せるからだ。

既にメンバーの中でも隠密に優れた者が偵察に行って情報を持って帰ってきた。既に奴等は目の先鼻の先。奇襲したつもりが奇襲されて驚き悲鳴を上げ無様に死んでいく様を思い浮かべると笑いが止まらない。

 

「くひひひ……楽しみだなァ……」

「ほう、何がだ?」

 

声は、自分の上から聞こえた。

 

「何がって……攻略組の奴等を殺す事……」

「そうか。ならば、ラフコフ殺すべし!!」

「あ?」

 

その瞬間、そのラフコフメンバーの首にサクッと何かが刺さった。

そう、視聴者の方ならご存知だろう。スリケンだ。

 

「イヤーッ!!」

 

その瞬間、ラフコフメンバーの頭が上から降ってきた何者かに蹴り飛ばされた!

 

「グワーッ!!」

 

ラフコフメンバーは勢いよく吹っ飛び洞窟の壁に激突!

 

「な、何だ!!?何者だ!!?」

 

先手を打った者がその声に答えるようにラフコフメンバー達の前に姿を現す。

 

「ドーモ、ラフィンコフィン=サン……ニンジャです」

 

見よ!我等が殺伐者のエントリーだ!その服はまさに全身に返り血を浴びたようなアトモスフィアを醸し出し、その口元を覆うマスクには忍殺の二文字が刻まれている!

 

「に、忍者だぁ!?」

「ラフコフ殺すべし!慈悲はない!!」

「アイエッ!?」

「イヤーッ!!」

 

ニンジャの強烈なる飛び蹴りがラフコフメンバーの一人に突き刺さる!

 

「アバーッ!!?」

「イヤーッ!!イヤーッ!!イヤーッ!!」

「グワーッ!!グワーッ!!グワーッ!!」

 

ゴウランガ、何たるワザマエか!吹き飛んだラフコフメンバーにマシンガンのように何個ものスリケンが突き刺さり、追い打ちをかける!かのミヤモト・マサシならこの状況でもスリケンを全て弾いてみせただろう!

 

「イィィィィィヤァァァァァァァァ!!」

 

そして立ち上がろうとした最初に吹き飛ばされたラフコフメンバーの一人を掴んで飛び上がる!あ、あれは!暗黒カラテ技の一つ、ヘルホイール・クルマだ!!

 

「グワーッ!!サヨナラ!!」

 

ワザマエッ!!ラフコフメンバーの一人は哀れ爆発四散!!

 

「な、何だアイツ!?ほ、本当にニンジャなのか!?えぇい、殺せ!!全員でかかれば仕留めれる!!」

「無駄な事よ!!イヤーッ!!イヤーッ!!イヤーッ!!イヤーッ!!イヤーッ!!イヤーッ!!イヤーッ!!イヤーッ!!イヤーッ!!イヤーッ!!イヤーッ!!イヤーッ!!」

『グワーッ!!』

 

ニンジャは何個ものスリケンを一気に投げ放つ!!なんというワザマエか。その全てのスリケンはラフコフメンバーの喉に寸分の狂いもなく突き刺さった!コワイ!!

 

「ニンジャが先に行ってやがったか!オイ野郎共!!ニンジャに手柄取られてんじゃねぇぞ!!」

『オーッ!!』

 

その時、攻略組の面々が到着した。人数的には互角だが、こちらにはキチガイとニンジャがいる。ラフコフに勝ち目はない。実際コワイ!




ちなみに、ニンジャはもう出てきません。単発キャラです

なんで出したかって?だってユニークスキルに手裏剣術があるんならニンジャ出してもいいじゃないですかヤダー!!あ、忍殺語は適当なのでツッコミはノーセンキュー……

????「作者殺すべし!慈悲はない!!」

アイエエエエエエエエエエエエエエ!!?ニンジャ!?ニンジャナンデ!!?

????「イヤーッ!!」

アバーッ!!?サヨナラ!!
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