それでは、どうぞ!
そして、テスト当日――――――
「それじゃあ、今からテストを行う。」
そう言って入ってきたのは、一人の少年だった。
「そういえば、最初のテストは地理だったな。」
魔理沙がそう反応を示す。それを聞いた正義は、
「て、ことは……。地理の先生か?」
と魔理沙に聞いた。魔理沙は、こくりと頷くと、
「守森秦羅っていう名前の先生なんだけどな、ちょっと見た目は女っぽいけど……。あれでも実力は間違いないから、ケンカを挑もうっていう生徒はいないんだぜ。」
と大まかに説明した。零は、ケンカを挑もうという生徒はいないと聞いて、なんでケンカを挑むのか、というのを少し突っ込みたかったが、恐らくここは殺したりしない限りは問題ないところなので、だからケンカは特に問題ないんだろう、血の気が多いのも居るのだろう、ということで自分の中で終了させた。
「全員、ちゃんと席につけよ。あと5分でテストが始まるからな。勿論、テストが始まっても席についていない者は、不正とみなすからな。」
秦羅が、そう全員に言った。すると、全員やはり追試は嫌なのか、席についた。
「それじゃあ、問題と解答用紙を配るからな。開始と言われてから始めるように。」
秦羅はそう言うと、紙を配った。そして、それが全員に渡ると、すぐにチャイムが鳴る。
「それじゃあ、開始!」
秦羅が大きな声でそう言うと、全員鉛筆を動かし始めた。
やがて――――
キーンコーンカーンコーンというチャイムの音が鳴り響いた。そして、それが鳴り終わると、
「それじゃあ、後ろから回収してくれ。」
と秦羅が言った。すると、一番後ろの席の人が、テストを回収する。そして、秦羅へと渡した。
「……よし、それじゃあこれで地理のテストは終了だ。」
秦羅は、静かにそう言ったあと、「解散」と続けて言って、教室から出た。
「なかなか、難しかったわね。」
霊夢が伸びをしながらそう言った。すると、朱鷺宗が同意するように頷いて、
「今回のは、なんとか勉強していた範囲だったから良かったけど……。あれ、勉強してなかったら結構辛かったね。」
と苦笑いをしながら言った。その二人のところに魔理沙がやって来て、
「これは、私の予想でしかないんだが――多分、次のテスト、もっときついのが出てくるぜ。」
と言った。霊夢が、「次、なんだっけ?」と魔理沙に聞くと、魔理沙は笑みを浮かべたまま、
「次は、理科……。つまり、あの先生なんだぜ。」
と霊夢に答えた。霊夢が、「あの先生?」と呟いて、少し考え込むと、魔理沙は、
「特徴的な帽子をかぶってる、あの先生なんだぜ。」
と霊夢に言った。そして、霊夢はようやく思い出したのか、「ああ。」と呟いて、ポン、と自分の手を叩いた。
「ん、なんだ?厳しいのか?」
正義がそう聞くと、魔理沙は首を振って、「いや、違う。」と言った。零は、それを疑問に思ったのか、首を傾げながら、
「それじゃあ、何がきついんですか?」
と魔理沙に聞く。すると、魔理沙は帽子を押さえ、一度息を吸うと、
「あの先生はな、ちょっと意地が悪――」
「誰が意地が悪いって?」
と言いかけたが、途中で邪魔をされた。全員が前を見ると、そこには、一人の少女が立っていた。
はい、というわけで……。今回は、「東方翔霊録」のシリーズより、守森 秦羅さんに出てきてもらいました!とても面白い作品なので、皆様も一度見に行ってみて下さい。
それでは、次もお楽しみに!