それでは、どうぞ!
そして、少し時が過ぎ……。
「皆様、夕食の時間ですよ。」
紫蘭がそう声をかけてきた。紫蘭曰くここが最後のようで、他は既に移動しているらしい。それを聞いた四人は、出来るだけ早めに移動した。やがて、食堂へと着くと、まず気づいたのは霊夢だ。
「思ったよりも遅かったわね。」
霊夢が言った。そして、紫が、空いてる席の方を指で指してるのも見えた。どうやら、座るよう合図しているようだ。四人は、その空いてる席へと座る。
「はい、それじゃあ、しっかり食べるのよ。皆、手を合わせて。」
全員揃ったのを確認した紫が言った。そして、パン、という音と共に、全員が手を合わせる。
「それじゃあ、いただきます。」
紫の声に続き、全員が、
『いただきます!』
と言って、食べるのを始めた。
ここで、僅かな違いが出てきた。ルーミア等は、とても食べるスピードが速い。すぐに皿が空になっていく。それとは逆に、そのルーミアの友人である大妖精等は、少しずつ食べるようにしていた。なら、零達は、というと……。速くもないし、遅くもない、といった感じであった。
やがて、全員が食べ終えると――
「皆食べ終わったわね。それじゃあ、手を合わせて……。ごちそうさまでした。」
紫が指示をして、全員が合わせるのを確認したら、そう言った。そして、全員が続き、
『ごちそうさまでした!』
と言った。すると、紫蘭が、
「今、お風呂の準備をしています。もう少しで、入れると思いますよ。」
と言ってきた。紫は、「分かったわ」と言うと、全員に、
「もう少しでお風呂に入れるみたいだから、それまでは部屋でゆっくりしたり、お土産を買ったりしてちょうだい。」
と指示を出した。すると、全員が席を立ち、行動を開始する。
「それじゃあ、どうせならお土産を見てくか。」
正義が言った。すると朱鷺宗が頷き、零の手を引く。零は驚いて朱鷺宗を見た。すると朱鷺宗は、
「せっかくだから、一緒に行こう。何かあるのなら、話は別だけど……。」
と言った。零は首を振り、
「別に、何かある訳ではないのです。ただ、迷惑になるんじゃ、と考えてしまって……。」
と言った。すると、朱鷺宗は笑って、
「大丈夫だよ。多い方が楽しいし。そうでしょ?兄さん。」
と言って、正義の方を見る。すると正義が、
「ああ、そうだな。だから、一緒に行こうぜ。」
と言った。零は、少し黙っていたが、やがて口を開き、
「……ありがとうございます……。」
と礼を述べ、二人に着いていった。
そして、お土産屋にたどり着いた。皆、やることがないのか大体の人がお土産屋に来てるようで、なかなかに賑わっていた。
「……さてと、何を買ってくかな。」
正義が言った。すると、朱鷺宗が、
「定番は多分こういうのだよね。」
と言って、キーホルダーを手に取る。正義は、
「そんなもんか?」
と聞く。すると、零が、
「あとは、お菓子とかみたいなのも定番と言えば定番ですが……。」
と言った。すると、正義は、
「成る程なぁ……。」
と言って、色々手に取っている。朱鷺宗も色々見ており、零は、目に付いたものを確認して、買う物を選んでいた。そして、三人とも選び終えた。すると、
「あ、正義さん!」
文が近づいてきて、声をかける。正義が、「ん?」と言って、文の方を見ると、
「これを同じので揃えよう、という話になってるのですが、正義さんもどうです?」
と文が言った。すると、朱鷺宗が、
「いいと思うよ、兄さん。お揃いのを買って、更に仲良くなるのも。」
と言った。すると、正義は、「そうだな」と言って、
「分かった。お揃いの物を買う、でいいんだよな?」
と聞く。すると、文は頷いて、
「それじゃあ、こっちです!」
と言って、歩いていく。正義も、それに着いていった。そして、零と朱鷺宗が残る。そこに、
「みーつけた!」
という声が聞こえた。零は、その声がどこからしたのか、と考え、辺りを見回す。すると、朱鷺宗が、
「その声……。こいし?」
と言った。すると、すぐ目の前に少女が現れ、
「正解!」
と言った。そして、そのこいし、という少女は、
「用件はねー、さっきの人と一緒!」
と言った。すると、朱鷺宗はそれで察したのか、
「うん、分かった。……それじゃあ、ちょっと別行動だね。」
とこいしの方を答えた後に、零に言った。すると、零は、
「僕の事は良いので、付き合ってあげてください。」
とこいし達の方を優先するよう言った。朱鷺宗は、その言葉に頷き、こいしに着いていった。
やがて、全員がお土産を買い終わった。それと同時に、
「お風呂が沸きましたよー!」
という紫蘭の声がする。そして、全員が風呂の準備をするために、一度部屋へと戻った。
はい、という訳で、次はお風呂と、出来たら就寝の時をやりたいと思います!
それでは、次もお楽しみに!